プロ野球セ・リーグで4年ぶり8度目の頂点に立った中日ドラゴンズの優勝パレードが20日、名古屋市中心部であった。沿道にはファン約50万人が集まり、選手たちに声援を送った。パレードに先立つ優勝報告会で、落合監督は「今年ほど選手をほめてあげたいと思ったことはない」と選手たちの活躍をねぎらい、「来年は自分たちの手で日本一を味わいたい」と日本シリーズでの勝利を約束した。
(毎日新聞)
■先日のブログでロッテ時代の 落合博満
と 稲尾和久
監督の 逸話
を書いた。今日、稲尾さんの著書にもうひとつ2人のエピソードを見つけた。それは、落合の人となりが分かる興味深い話だった。以下、 『神様、仏様、稲尾様』
(私の経歴書、日経ビジネス人文庫)より。
昭和59年、私(稲尾さん)はロッテの監督に就任した。そしてコーチなど新陣容の発表会見後、首脳陣が集って銀座に繰り出すことになった。そこに選手でただ一人、「私も行っていいですか」という者がいた。それが落合博満だった。昭和57年には史上最年少の28歳で歴代4人目の三冠王に輝いていた。練習も契約更改も「オレ流」で、扱いにくい男だよ、と私に注意を促す人間は少なくなかった。
杯を傾け始めた時、落合がすっと隣に寄ってきた。
「ひとつ聞きたいことがあるんですが、監督は管理野球ですか、それとも選手に任せるんですか」
「管理野球って、何だ」
と私。
「(西武の)広岡さんがやっている管理野球です」
「残念ながら、オレは西鉄ライオンズで育ったものだから、管理されたことがない者が管理する。これは難しい。だからオレは管理しないよ」
「わかりました」
と安心したように言って、落合が席を去ろうとするのを呼びとめた。
「ちょっと待て、オレもお前に聞きたいことがある。これに勝てば優勝という試合で、9回裏ノーアウト一塁、1点取ればサヨナラの場面だ。そこでお前が打席に立ったら、どうする」
「そりゃあ、バントでしょう」。
こともなげに落合は即答した。
「おまえ、4番やぞ」
と重ねて問いただしたが 「1点取りゃあ勝ちなんですから、バントです」
と答えは変わらない。
外から見たり、なじみの記者たちから聞いた落合のイメージは 「絶対、打ちですよ」
という答えが返ってくるはずだった。しかしバントだという。マスコミで伝えられる像とはまったく印象が違っていた。予断で人を判断するものではない。 「フォア・ザ・チーム」
をどう考えているか。それを確かめる質問への回答に、私は「この男は使える」と確信した。そして 中西太
さん、 豊田泰光
さんといった、西鉄の野武士たちが発していた懐かしい匂いを、私は落合にかぎつけた。
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