延長12回一死の場面で、リーグ戦初打席の代打・渡辺憩(1年、慶應)がレフトスタンドにサヨナラ本塁打を放ち、慶應が勝ち点を挙げた。
これは、例年ほど戦力が安定しない堀井監督のやりくり上手がもたらした勝利でしょう。
渡辺に限らず、昨日までリーグ戦通算1打席しか経験ない真田壮之(3年、慶應)もスタメンに起用されると、5回表に先制の適時二塁打を放ち、また直後の5回裏にはレフトへの難しい打球をスライディングキャッチするなど攻守に活躍した。
一方の法政は、9回に粘りを見せ同点に追いつくも、延長12回、ついに力尽きた。渡辺のサヨナラ本塁打が飛び出した瞬間は、サードの松下歩叶(3年、桐蔭学園)がその場に突っ伏した。そして、呆然と立ち尽くす投手の宇山翼(3年、日大三)。歓喜の慶應選手たちとは対照的に、まるで東都名物の入替戦クライマックスの様相だった。
結果、勝ち点を失ったことで、優勝争いから一歩後退した。投手陣が充実し「今年優勝できなくて、いったいいつ優勝するんや?」という声も聞こえそう。
あ、そうそう。慶應の最後の投手である木暮瞬哉(3年、都小山台)と森村輝捕手(3年、都小山台)は高校時代もバッテリーを組んだ。サヨナラ本塁打を被弾した法政・宇山翼(3年、日大三)とは、4年前の秋季東京都大会3回戦で対戦し0-1で敗戦した経緯があり、今回は2人のバッテリーにとってリベンジとなった。
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