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過去のない男 公式HP アキ・カウリスマキ監督作。ようやく観ることができました!2002年カンヌ国際映画祭グランプリ/主演女優賞受賞、 サン・セバスティアン国際映画祭国際批評家連盟賞、 ハンブルグ映画祭ダグラス・サーク賞受賞。総天然色カウリスマキ色!もう痺れます。―人生は前にしか進まないのキャッチフレーズ。主人公は、暴漢に襲われ、一文無しになり、記憶を喪失したにも関わらず、なんて淡々とした物語なんだっっ。カウリスマキ監督作の登場人物は、暗く悩んだりしない。その反対に、手放しですぐに喜んだりもしないけれど(笑)「俺はこんなに不幸でね」なんて一言も言わず、「まぁ、じゃあ生きていくか」ってな感じ。でも、誰にも頼らずという意固地な人間なんていなくて、自分のできないことは素直に相手に打ち明けて、やれることはやります。やれないことはやってもらいます。そこが素敵。大好きな雰囲気が画面からこぼれてくるんですよ。フィンランドの底冷えする空気や、枯れ果てた草々、強靭な(失礼)女性に失業者。そこで進む一人の男の毎日。えぇい涙もこぼれやがるぜ!●見所●女優犬:ハンニバルアキの作品には必ずと言っていいほど、犬が登場。彼女は二世女優ですのよ。犬は「幸せの証」☆●見所 その2●日本大好き、カウリスマキ。演歌が流れる&主人公が寿司を食べる場面あり。というか、全編に渡って「夜霧よ今夜もありがとう」的(笑)
Mar 23, 2007
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毎日、春が近づいていることが感じられて、嬉しくもあり、なんでだか切なくもあります。 昨夜、突如として思い出した風景がありました。私は、ある男の子のことをとてもお気に入りに思っていて、でも、まだ「好き」だという明確な感情はない...と思いたかっただけかもしれない、とにかく、私は突っ走るところがあるので、「いいなぁ」と微笑ましく想うだけにしとこう!と強く心に決めていたわけです。で、ある日曜日の午後。学校の美術室にみんなで集まることになりました。その男の子も来ることを知った私は、少しだけいつもと違う服装で出かけました。13時、初夏。昼下がりの学校に集まったメンバーの中に彼はいませんでした。遅れてくるとのこと。私を入れて友達5人で、模写用のギリシア胸像を適当に並べて、イーゼルを各々引っ張り出した後、美術部の2人が「これは○○という名前で、□□時代の英雄なんよ。」と説明してくれました。正直、私は彼女たちの講談をちっとも耳に入れていなくて、窓際に腰掛けて、彼が自転車でやってくることばかり気にかけていました。30分後、校門に彼の姿が見えました。私はあまりに嬉しくて、そこが4階だということをすっかり忘れて、「おーい!!」と彼に向かって大声で叫び、手を振っていました。彼は少しびっくりして、恥ずかしそうにしながら、小走りで玄関に向かいました。 メンバーがそろったところで、光を受けた静物の描き方とか、白い彫刻をどう立体的に描くかといった真面目なお話になりました。「それでは鉛筆をとって、模写をしてみて。」そう言われて私は、一番無骨な胸像に決めました。「まるで勝新太郎のようだ」と、そこが気に入ってどこかの国のどこかの時代のあまり偉くはない人物のスケッチに取り掛かりました。しかし、真面目にやらなきゃと勝新と対面しつつも、私の目には、彼しか映っていませんでした。自転車で息せき切ってやって来た彼は、シャツの袖を無造作にたくし上げていて、その腕はギリシア彫刻なんざよりも何倍も美しくて、私は、見惚れてしまいました。「好き」だとかいう、きれいなものでも、「恋」だとかいう、淡いものでもなく、ただただ私は、彼を誰にも渡したくないと思いました。そして、彼が私を好きでいてくれたらどんなに素敵なんだろうと思いました。・・・・・・っだぁぁぁ!!!!!!(ここまで息を止めていた)なんて恥ずかしい。だって思い出しちまったんだもの。仕方あるめぃ!!未だに、油絵の具の匂いとか、黒鉛の匂い、夏の日差しと、ギリシア彫刻、そして彼の腕をはっきりと思い出すことができるんですよ。これが。
Mar 22, 2007
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明日はお休みっ☆何しよう何しよう!春めいているので、猫と日向ぼっこをしたいと思います。それからお布団を干しまして、ウクレレとピアノの練習をしまして、「死刑台のエレベーター」を観て、『いしいしんじのごはん日記』を読んで、なにか素敵な晩御飯を作ろう!そうして夜にはお日様の匂いのする布団で眠ろう。そうしようそうしよう!
Mar 17, 2007
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解説いたします!私はよく、「ブログに変なタイトルをつけているが、あのタイトルはどういう意味だ?」と聞かれます。だけど、実は書いている内容に全く関係のないことではなくて、“分かる人には分かる”というちょっとだけ捻ったタイトルにしておるのです。そのまんまなタイトルでは満足しない雨なんです。タイトルでも楽しんでもらいたい。 ですが!このおかしげなタイトルが誤解を招いてしまたのです!先日、ムービーウォーカーの方にメッセージをいただきました。>ameさん(ムービーでのニックネーム)のお父さんはラテン語ができるのですか?あちゃー!!!これは3.13の日記の不思議タイトル「ラテン語なら父さんが教えてあげるよ。」を見てくださった方からのメッセージでした。えー、タイトルの解説をいたしますと、日記の一番下に挙げている【今読んでいる本】である、スコット・フィッツジェラルド『マイ・ロスト・シティー』所収の短編「哀しみの孔雀」での登場人物の台詞を略したものなんです。 最も切ないシーンでの、印象深い台詞だったので使用しました。・・・とメッセージをくださった方にお返事しますと、この部分をご所望とのこと!了解いたしました☆よって、以下はその「哀しみの孔雀」の引用になります。[妻が病気で入院し、生活費もままならなくなったジェイソン。家族は自己破産の道を歩み始める。一人娘のジョーは、私立校からの転校を余儀なくされ、公立校で新たな生活をスタートさせるが、同級生から罪をなすりつけられ、放校処分を言い渡された。父は娘を自らの手で育ててゆくことを決意する。その場面...] 「もういい、何も話さなくていいよ、ジョー。君が何をしようと、私は責めやしない。いつだって君を信じてる。何も聞き出そうというわけじゃないよ」彼女は顔を上げ、泣きはらした目で父親を見た。「本当?本当にそう約束してくれるの?」「もちろん本当さ。そうだ、良い考えがあるんだ。ゲイルボウムとの取引が上手く行かないと・・・・・・、いやつまり上手く行くまではということだが、私は午後がずっと暇なんだよ。だからその期間、君の個人教師をしてやろうじゃないか?これでも昔はラテン語と代数は得意だったんだよ。外国語の読書リストは図書館で手に入れればいいさ」彼女は大きなクッションに顔を埋めてまた啜り泣き始めた。「いい子だから泣くのはやめなさい、ジョー。私たちは敗残者じゃないんだ。さあ、お風呂にでも入ってきなさい。それから一緒に夕食を作ろう」(中略)「お父さん・・・・・・、本当に私に教えてくれるの?」「教えてくれるかって?もちろんさ。知ってることは何もかも教えてあげるよ」「うん」しかし灰色の夕闇の迫る頃になっても、ジェイソンはぼろぼろになった教科書に上にじっとかがみ込んだままだった。「シーザーか」彼は一冊めの教科書にかかりきっていた。「いまいましいスイスの話だな」彼は訳した。「スイスの人々は神や人間を抱いた・・・・・・」「なあに、それ?」「ちょっと待ってくれ。スイスの人々は神を抱き、そして人間を抱き―すっかりなまっちまったな―ラテン語は昔はもっとできたんだがね」 ジェイソンは言いわけしながらジョーの方を向いた。「練習用の例文はないのかい?"Helveti qui nec deos nec homines verebantur"これは『震える』という意味だったと思うな、"magnum dolorem."これは深い悲しみのうちに終る、ということだね。どうして一番最初にこんなものを私に訳させようとしたんだい?」「私が頼んだわけじゃないわ。だってそこの部分はもう習ったんだもの。こうよ。『神をも人をも恐れぬヘルウェティー人は四方を山に囲まれていた故に受難の悲劇にあった』」彼は読み進んだ。「"Patiebantur quod ex omnibus partibus."これは十フィートの塁壁ってことだね」 彼は顔を上げ、ランプごしに得意気そうにそう叫んだ。「あら、脚注をのぞいたでしょ」「のぞいたりはしないさ」彼はごまかした。「誓って?」「いいから別の話をしよう」「まったく先生気取りなんだから」 それが最初の夜のラテン語の授業の終わりだった。引用文献: スコット・フィッツジェラルド著/村上春樹訳 『マイ・ロストシティー』(S59.6.10初版 中央公論社)より「哀しみの孔雀」
Mar 17, 2007
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ずちゃっちゃららら~♪っちゃちゃららら~♪ (「地下室のメロディー」)てぃてぃってぃーーーー!えーと・・・誰が呼んだか知らないが、呼ばれなくても出てやるぜ。(棒読み)誰ハズ映画だぃ!!! (昔々、ほんにぼっけぇ昔に、「雨の映画館」ではこのようなコーナーをやっていたのですよ。えぇ、あの頃は雨も若かったんじゃけん。詳しくは過去ログを~)今日の映画は...「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」なんって素敵なタイトルだろう!!!!この並びは最強です。だって、この3単語って互いに関連して、意味を成しあっているじゃない。既に。タイトルだけで物語を作ってるじゃない。俳句の域に達してるね!こりゃ。今まで観た映画作品の中で最も好きなタイトルです。正直、タイトルに一目惚れして録画予約をしました。ジャケ買いに近い(笑)でもでも!大成功でしたよ☆おじいちゃんとおじいちゃんの友情物語。全く性格の違う二人がふと出会い、友情を育むやさしい映画です。右)ウォルター (リチャード・ハリス)破天荒な元船乗り。身長はかつて190cmあり、今なお腕立て伏せを日課とする筋骨隆々さ。酒と女に目がない、派手なおじいちゃん。左)フランク (ロバート・デュバル)内気な元理髪師。馴染みの店の馴染みのベーコンサンドが主食。好きな女性をダンスに誘うこともできず、毎日海辺でクロスワードを解いているおじいちゃん。この二人が少年のように、人生を謳歌する。性格が全く違うから反発し合い、でも、等しく「老い」という現実を持つ身として分かり合い、分かち合い、かけがえのない存在になる。夏の海、潮風のさわやかな香り、貸し切りの映画館、いつものベーコンサンド、2時間本屋に居座って読むヘミングウェイ。さっぱりとそれでいて切なくなるおじいちゃんの夏休みをどうぞ。
Mar 16, 2007
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昨日に続き...観た映画を! とうとう観ました。。「ソウ SAW」 (小さめで)痛いよ怖いよ、、おかあさ~~ん!!!!!!!ということで、二週間ぐらい引きずりました・・・血液が逆流して、体が冷えていくのが分かるくらい「怖かった」。夜中の2時くらいに観て、寝られなくなりました。もう、暗闇にいられない始末。「ソウ」という単語すら口にできない。「そうみたいね。」というのも無理。思い出すから(笑)ほんっとうに私は極度の怖がりで、かの「シックス・センス」ですら、3ヶ月引きずった人間です。。もうホラーは絶対!・・・観ないです。と言いつつもまた怖いもの見たさで観たくなるんでしょう。一緒に観る人がかわいそうです(笑) 「ダーウィンの悪夢」 後輩と封切りを観に行きましたが・・・重過ぎました。「ここは本当に地球か?!」というぐらいの地獄絵図。インパクトの強い映像ばかりで、「うっ」と呻くほどでした。しかし、どうも充分な検証がなされていないように思えて、因果関係とか繋がりがイマイチ不鮮明。それを覆い隠すかのように、象徴的な映像の切り取りが多数あって、少々抽象的なドキュメンタリーになっていたように思います。きっとタイトルが効いているのだろう、岡山でも映画館が満席になるほどの盛況ぶりでした。 「ユージュアル・サスペクツ」 (※ネタばれあり!)ごめん・・・私にはどうしても分かってしまってたよ。だって彼だもん。この面子の中、どう見ても異彩を放っているんだもの。もうちょいウネリとかヒネリとかが欲しかったかな?と。でも、濃い顔●ガブリエル・バーン●ケビン・スペイシー●スティーブン・ボールドウィン●チャズ・パルミンテリ●ベニチオ・デル・トロ●ピート・ポスルスウェイトがたっぷりと見られて大満足でした。確かに、映画版「アクロイド殺し」ですね!残すところあと1本!この1本は、伝説のあのコーナーでお披露目です☆
Mar 14, 2007
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うわぁ!久しぶりの更新です。なんだか嬉しい。春も近づいてきて、文庫片手にお散歩日和ですなぁ。わくわく。ブログを書かない間に、かなり映画を観ましたよ☆忘れてしまわないようにキチンと、ムービーウォーカーにメモしていってるので大丈夫です。ではでは、どどん!といきますよ。 「エターナル・サンシャイン」 このフランクな感じ、いいですねー。素晴らしき脚本は誰だ?と思ったら、カウフマンでした!YEAH!大好き。最近はMPV上がりの監督さんがどんどん出てきて、映像がキレイで面白いです。もうラストの“OK”のとこったら。言われたいやっ!クレメンタインの刹那的な気分も良く分かるし、彼女と一緒にいる男の子のハラハラな気持ちも良く分かる。男の子にゼヒみてもらいたい恋愛SF映画でした。「リトル・ダンサー」 よっ!「バレエ界のジーン・ケリー」これは久しぶりに良物でした。泣いた、泣いた。巧いんだ。配役も、展開も、音楽も。素晴らしい!!主役のジェイミーの最新出演作は「父親たちの星条旗」みたいです。どんなに大きくなってるのかしら?! 「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ」 お恥ずかしながら私、「ウォレスとグルミット」をちゃんと観たことがなかったんですのよ。プッチンプリンのCMやら、キャラグッズの店なんかでしか見たことがなかったんですのよ。今回、初めて観た訳ですが・・・面白いっ☆この面白さは幼い頃大好きだった「サンダーバード」に匹敵しました。わくわくして、「次どうなるの~??」と待ちきれない。しかし、ちょっぴりヘビーだったり、皮肉っぽいところもあるんですね。美人の設定のはずの淑女が、びっくりするような顔だったし(笑)いやはや、グルミットは良くできた犬。日本の猫村さんも負けてないけど!ではでは、続きをお楽しみに♪【おまけ】今読んでいる本バックの中のお供は・・・スコット・フィッツジェラルド 「マイ・ロスト・シティー」 この冬の最高傑作は「氷の宮殿」で決まり!今冬はちょっと陰鬱で重苦しい本ばかり読みすぎた・・・
Mar 13, 2007
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