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「 一冊目に読みたいDXの教科書
」(荒瀬光宏、SBクリエイティブ)
まさににわか勉強をしようとしていた私のために書かれたような本です。1冊目なのでわかりませんが、たぶん要点がまとまっていて、効率的に学べたと思います。最初に目次をザーッとみて、わからない言葉を付箋にリストアップしました。たとえば「超高速PDCA」「顧客体験価値」「データドリブン」「リーンスタートアップ」「ビッグデータ4V」「ディスラプター」「エコシステム(生態系ではない)」などです。
まずDXとは何かを把握。2004年にエリックストルターマン教授(インディアナ大)が提唱した概念で、「デジタル技術が生活のあらゆる側面に変化を与え、リアル空間にデジタル技術が浸透することにより、組織・個人・社会に起こる変化」と定義されています。なんとなくのイメージはあっていましたが、荒瀬によると、人々が「デジタルデータを活用できる状態になる」ことだけではなく「価値に変換する準備ができていること」が必要だそうです。つまり、実際にデジタル化されたものが経済的効果をもつということでしょう。
続いて、リストアップした言葉に注目して説明を理解してゆきました。実際のプロセスは、(1)対象(顧客とか)からデジタルデータを取得⇒(2)価値をもつ情報をセレクト、あるいは変換⇒(3)顧客が求める価値(顧客体験価値)を提供、という流れになるかと思います。このプロセスのうち(2)を瞬時に行うのが「超高速PDCA」であり、(3)を人の主観ではなく、アルゴリズムに基づいて行うのが「データドリブン」です。
AmazonでもYahooショッピングでも買い物をしようとすると、クリックしたデータが利用されて提示されます。うっとおしいと思いつつ、なんとなく気になるのは、自分の好みが反映されているためですね!日本ではITインフラが世界的に進んでいる一方で、DXでは後進国なのだそうです。同調意識は強い国民なので、メタバースとか進み始めると一気に動く気がします。
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