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「 さて次に、荒尾市平山の光徳寺に在る二つの石造物について話を移す。
まず、年代の古い『154 平山広徳寺笠塔婆(石幢)』で、この石造物の年代は文明十二庚子(1480)年願主加賀守藤原忠弘とある。このことにより、小代加賀守の実名は『忠弘』ということがわかる。
次の『162 広徳寺阿弥陀如来立像板碑』の年代は、延徳元(1489)年乙酉初冬十六日・・・と板碑正面の左枠にあり、下部右側に、宗鎮、左側に妙泉の法名が残り、正面右枠に願主加賀守忠弘とある。このように願主名に加賀守忠弘と残されているので、上の石造物と同一人物が建立したことがわかる。
それでは、宗鎮、妙泉の法名の人物は誰なのかということであるが、『荒尾の文化遺産』によると、小代泰弘のこと、妙泉はその妻のこととしている。つまり、「一念弥陀佛即滅無量・・・」の碑分から加賀守忠弘が、自身の両親である宗鎮、妙泉の現世安穏と後世往生を願った板碑であるとのことである。
これにより、『通史編』には系図が載せてあり、加賀守の小代氏における位置がわかった。」
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