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2026.06.05
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カテゴリ: 荒尾の城跡
大園山館(おおぞのやまかん)跡は有明小学校内です。

 大園山館跡は荒尾市の西域・中央部にあたり、標高13~19mで、現在有明小学校の運動場の一部になっている。
 昭和52年に発掘調査がおこなわれたが、その遺構は完全に埋め戻された。校門の西側には二重土塁が残っている。
 ここの領主は、重俊の六男・資経と言われているが、系図によれば、五男・資重が領したといわれている。
 有明小学校の西南部1/4および校区西側50mx100mの範囲に内堀と土塁が巡っていたが、校舎敷地工事のため、上記の二重土塁を除いて、殆んど消滅した。内堀の外側に、さらに外堀が巡り、二重の堀を形成していた。この東側一部が二重土塁として残っている。この状態は、原万田の田次郎丸館の構成と同じである。蔵満城にも二重の堀(内側は崖下、外側は増水川)があったといわれている。
 有明小学校の西、道路を挟んで、畑地になっており、その下に大園新一氏宅がある。大園氏によれば、数十年前まで、畑の中に掘跡が残っていたが、畑造成のため、消滅したそうである。
校門を入った左手に案内板があります。




(現地の説明板)

大園山居館跡 おおぞのやまきょかん あと
(1)位置  荒尾市一部宇大崗山
有明海をのぞむ、高さ約二十四の増水台地には昔から「大園さん屋敷」とよばれる高地があり、その場所を「大園山」ともよんでいました。
この地が有明小学校の新しい敷地となり、市教育委員会が昭和五十二年に調査し、「大園山居館跡」が発掘されました。また杉谷地区では弥生時代や中世の墓地もみつかりました。大園山の土塁などの一部は保存されていますので、皆さん大事にして下さい。
(2)遺構  館の東の部分に二重の堀と二重の土塁が良く残り、北の部分には帯状の溝(幅二十四)がありました。この溝は堀切に伴なう土塁を壊して堀を埋めた結果と考えられ、発掘によって二重の堀がみつかりました。
南と西の部分は段落ちで、南の部分の東側半分には、かなり壊れた状態で二重堀が残っていました。西の部分は、現在の道路部分が堀跡と考えられています。
 堀の大さとは北の外堀(幅二~六、深さ一~二)を除いて、 幅四~五、深二m程度で、土星の大きさは幅四~五、高さ二m前後でした。
その他、館内部からは土器溜やビット(柱穴) 群がみつかりました。
(3)出土遺物   土師器(約九割)の皿・坏。瓦器の埦。瓦質のスケ鉢片。土師質の土鍋片・火舎片。須恵器。中国竜泉窯系の青磁片など
出土遺物の時代は十三世紀代のものが中心です。
(4)館が造られた年代  館中央部のビット群、土器溜は、館がっくられる前のの十二ー十三世紀代の小土豪(名主)の生活の跡で、館そのものは、十三世紀代に小代氏(一部氏)によって造られたと思われます
     参考文献「大園山,杉谷道點」(荒尾市教育委員会 昭和五十三年)
   昭和五十五三月
                荒尾市教育委員会
                荒尾市文化財保護委員会







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最終更新日  2026.06.11 14:50:39
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