太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2014.06.30
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「無常」「如幻」「三世不可得」の三つの観が、人間の執着を打ち破る一番確実な方法だと清水寺の森清範貫主は言われました。

「無常」観とは、「ゆく河の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」で、喜怒哀楽も、お金の有る無しも、幸せも不幸せも、時々刻々変化して瞬間も止まることなく彼方へと流れていく世のはかなさを達観することです。

「如幻」観とは、秀吉の辞世の句「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪華の事も夢のまた夢」の如く、人間の一生は夢、幻のごとしと悟ることです。

「三世不可得」観とは、「今」という一瞬が昨日となり明日となるのであって、昨日も今日も明日も一体であり、白隠禅師の師正受老師が「一大事と申すは今日只今の心なり。
それを疎かにして翌日あることなし」と言ったように、今という一瞬を大切に生きる心です。

人間の一生なんて、はかない幻のようなものです。
そのはかない一生を、お金や地位、名誉にこだわってあくせく生きるのは愚かなことに見えてきます。
この三つを体得したら、いま現在の苦労も幸せも、金持ちも貧乏も、いつかは流れ流れて変化していくもので、すべて小さなことのように思えてきます。





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Last updated  2014.06.30 04:29:45
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