太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2014.09.30
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カテゴリ: 社会人の勉強とは
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白居易(白楽天)が鳥彙和尚の噂を聞いて出かけ、「仏法の大意とはつまるところ何か?」と問い掛けると、「諸悪莫作・衆善奉行(悪いことをするな、善いことをせよ)」と返してきた。
「そんなことは、三歳の童子でも知っている」と言い返すと、鳥彙和尚は動ずることなく「三歳の子供が知っていても、八十の老人ですらこれを実行することは難しいぞ」と応じます。

事上錬磨して悟った人の言葉は簡潔明瞭なものだが、その真意を理解し、自分の身の上に当てはめて実践するとなるとなかなかできるものではありません。
エベレストに登頂するにしても、コンビニ行くのと同じで、足を一歩、一歩前に出し続けることです。
でも、その一歩のためには厳しい鍛錬が必要です。
何事も突き詰めれば簡単なことだが、その真意を理解した上で、自らの生き方や仕事に柔軟に活かすことができなければ何の意味もありません。

例えば、お茶の心「利休七訓」も次のように解釈することができます。
茶は服のよきように点て(相手の立場に立って気持ちを考えて行動する)

冬は暖に夏は涼しく(相手が快適に振る舞えるように最大限に工夫する)
花は野の花のように生け(物事の本質を汲み取ってそれを簡素に表現する)
刻限は早めに(時間には余裕を持って行動する)
降らずとも雨の用意(何が起きても柔軟に対応できるように準備を怠らない)
相客に心せよ(同席者全員に心を配る)
これは、おもてなしの基本であり、サービス業などにも通じることです。

経営にしても同じで、経営成功の唯一の秘訣は「お客様にとって 新鮮な価値を 絶えず提供し続ける」ことに尽きます。
だが、お客様の心は絶えず変化し続けるので、「お客様にとって新鮮であり続ける」ことは難しく、それにつれてお客様の心は離れていき、会社を維持するのも難しくなってきます。ダイエーやソニーしかりです。

ある老舗の主人は「暖簾にぶら下がったら、暖簾は切れてしまう」と言うが、大切なことはお客様の一歩前を歩んで、新鮮な価値を絶えず提供し続けることです。
あるオーナーパティシエは、お客様を飽きさせないために、多いときは年間100種の新製品を開発するそうです。
そして、お客さまを飽きさせないためには、まず自分が飽きないことが大切と言います。





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Last updated  2014.09.30 11:39:37
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