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2015.03.14
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生き甲斐は、老若男女にかかわらず、幸せ感を感じるための大きな要因の一つです。
そればかりか、「生きがいを持っている人たち」と「自分の人生を暗く無為なものだと感じている人たち」を比較した場合、「自分の人生は無為である」と答えた人たちは、アルツハイマー病の発症確率が2.5倍も高かったそうです。そこで、生き甲斐について少し考えてみたいと思います。

あなたは、次のA/Bどちらのタイプですか?

Aのタイプ 「ネガティブ・マイナス思考」などといったものが特徴
・すぐに機嫌を損ねる 
・不安感が強い 
・心配性である 
・悲観的な考え方        

Bのタイプ 「ポジティブ・プラス思考」など前向きな性格

・社交的 
・明るい 
・楽観的な考え方

この性格の違いで「アルツハイマー病」にかかる確率に差が出ます。
性格がAタイプに近いと、アルツハイマー病にかかりやすくなるのです。
高齢者の方の性格と認知症の関係を調べた調査の結果では、マイナス思考に陥りやすい人たちは、プラス思考の人たちと比較して、アルツハイマー病の発症確率が5割高くなってしまうという結果が出たそうです

◆(参考)2010年報告 
シカゴ周辺に住む高齢者で、ベースラインで認知症がなく,最低1回の追跡調査が可能であった951人(女性74.9%;平均年齢80.4±7.4歳)を、最大7年間(平均4年)追跡調査したところ,期間中に151人(16.3%)がAD(アルツハイマー症)を発症した。

ADを発症した人は,発症しなかった人と比べ高齢で(84.7歳 対79.5歳),生き甲斐尺度得点が低かった(3.7点対3.4点)。
年齢,性,教育歴を補正したモデルによる解析では,生き甲斐尺度得点が高い人は,ADのリスクが有意に減少した。

性格傾向,社会ネットワーク,慢性身体疾患など他の因子を共変量としたモデルを用いた場合でも、生き甲斐尺度得点とAD発症との関係は続計学的に有意であった。


高い生き甲斐を持っている高齢者,すなわち人生経験から意味を見出し,志向性や目標志向性がより高い高齢者は,ADのリスクが低下し,認知機能の低下速度がより緩徐になることが示された。
生き甲斐は極めて個人的なものではあるが,生き甲斐を高めるために行動技法的な介入を加えることで,その人にとって意味のある活動を増やしたり,目標に向けた行動を増やすことができるかもしれない。 
身体的な不自由さが増した場合でも,心理的な働きかけが効果を発揮する可能性もある。

いろんな調査で共通しているのは、悩みやすい性格、そして現在の生活が虚しいと感じている人たちは、認知症にかかりやすいという結論です。
特に「エピソード記憶」という言葉やイベント事の詳細を思い出す能力が、著しく低下していることが判明しました。





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Last updated  2015.03.14 05:30:13
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