太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2015.03.17
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第1仮説:生涯続けられる仕事は幸せな老い方を約束する

平均寿命が40歳に満たない戦国~江戸時代(約39歳)に、驚異的な生命力を備えた集団が存在していた。
それは、戦や決闘に命をかけ己の武術を磨くことのみに明け暮れていた武芸者、剣豪です。
飯篠長威斎102 歳:伊藤一刀斎 94 歳:愛洲移香斎 87 歳:塚原卜伝 83 歳
柳生宗厳 80 歳  :柳生宗矩 76 歳 :宮本武蔵 60 歳

・生涯現役であるためのパタン1:好奇心が旺盛であること
 基本的に何でも引き受けることで天職に巡り会い、とことん突き詰めていくことで現役を続ける。
・生涯現役であるためのパタン2:ひたむきな向上心があること
 決して現状に満足せず、常に成長する努力をしているので、まったくヒマがない。

 どんなに失敗し逆境にあっても、目の前のことを楽しんでいるのでくじけない。

この3つのパタンにより一生続けられる仕事を見つけた先人たちは、例外なく幸せに生きていると言えます。
つまり、誰もが思わず敬意を表したくなるような「老い方」に必要なものは仕事なのです。

注)被災地の生き甲斐プロジェクトの内容を見てみると、就労支援・手仕事(手芸など)訓練と販売・伝統文化の継承など、「やるべきこと」があるということを作り出すことが眼目になっています。


第2 仮説:第2の人生のための隠居もまた幸せな「老い方」に通じる

江戸時代では、ほとんどの人がずっと仕事を続けていたわけではなく、40代半ばから50歳頃に現役から引退し、隠居してからもう一仕事をし、老後を楽しんでいたそうです。

伊能忠敬は50歳で家業を息子に譲ると、それまで抑えていた好きな天文学の研究を始め、55才のとき日本地図制作のために日本全国を歩測する旅に出発しました。
そして、精巧な日本地図を完成させたのは実に15年後の70歳の時でした。 

神沢杜口は、40歳で与力職を娘婿に譲り、娘一家と暮らさず都会派老人として京都に住み念願の執筆活動に入っています。
杜口は執筆中の原稿の大半を78歳のときに大火で消失させるが、再び筆をとり3年半後にライフワークとなる大著「翁草」を完成させた。
年齢80歳を超えるころに、年間900ページずつ書き上げている計算になります。


マズローの法則によれば、現代の年寄りをはるかに凌駕した段階に達しているのではないでしょうか。
隠居しても、第2の仕事というべきものを新たに持つことが大切。





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Last updated  2015.03.18 04:44:59
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