小村和也の建築家日記

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住宅建築の玉手箱 第三章 職人文化 現代の名工  特別公開



築百年の古民家 出雲大社の家

昨年はじめからの懸案だった築百年の古民家 出雲大社の家のリニューアル
の設計作業を開始することとなった。

今そのままを新築すれば、おそらく1億円でも建たないだろうと思われる。
それは見事な住まいだ。明治のころは養蚕業を営んでいて、そのしつらえ
が施された住まいは、通常の出雲地方の住まいとは少し趣が違う。
おそらく学術的にも価値あるものだと思う。

当初は増築ということでお話いただいていたが、どうしても建築家の回路
が働かなかった。抵抗しているわけではないが、「ほんとうにそれがやり


昨日、久しぶりにお会いし、いよいよ考えが一致した。増築ではなく内部
の改造を行うことになった。平屋建てではあるが、養蚕業を営んでいた
家屋は、小屋裏に2階の部屋をはめ込むスペースがたっぷりある。

ダイナミックな小屋組み。今まで小屋裏に隠れていた。松江の築百年の
商家のように、見事なまでの職人技でかけられていた小屋組みがそこに
ある。

蔵もほとんど痛みのない状態であった。

方針が決まったとたんに、私の頭の中に完成した姿が明確に浮び上がった。

樹齢300~400年ものの木がふんだんに使われている。木は切って
家として使われてからは、樹齢分の寿命があると言われている。
築百年の古民家は、百年しか経っていないと言える。今回のリニューアル

だろう。






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Last updated  2006/04/02 08:52:34 AM
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