小村和也の建築家日記

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住宅建築の玉手箱 第三章 職人文化 現代の名工  特別公開



小樽 東京 福山

今週は小樽と東京と福山へ行く。
小樽に2日間、東京1日、福山1日という行程だが、そろそろ雪のシーズンも
終わりにしてほしい。久々の北海道はどんな様子だろう。楽しみだ。

東京では、またまた御茶ノ水界隈の定宿だ。聖橋の屋台の連中とも再会だ。
とにかく今週も気合を入れて日本列島縦断だ。

動けば動くほど無駄も多いかもしれないが、積み重なっていくものも多い。
それにやりすぎるくらい情報発信しなければすぐに忘れ去られてしまうのも
事実だ。世の営業職が、物が売れない、相手にされないとぼやいている。しかし

一度や二度訪問したくらいで物が売れる訳ない!相手の脳細胞に印刷されるため
には、相当関わらなければならない。営業素人の私にでもわかることだ。

とにかく職人は情報発信がヘタだ。ま~しょうがないことだし、いつも気を
集中させて仕事をしているからいたし方ないのだろうが・・・。

社会の一般の方々の記憶に職人のことがインプットされていない事態になって
いる。これ以上、下請けという元請けの影に隠れる存在に甘んじていたら、
いよいよもってとんでもないことになる。公共工事もいよいよなくなり、もは
や自動的に仕事が入ってくる時代ではなくなる。元請けは危機的状況だ。これ
以上下請け根性にひたっていると、元請けの崩壊にまきこまれて沈んでしまう。

今こそ情報発信の時が来てることを職人はめざめなければならない!

私は先月から本格的な情報発信をはじめた。メルブックや会報の発信は職人文化

かけて「職人文化~!」と言って全国を走り回るぞ~!と覚悟を決めた。
以後3日とあけずにメルブックを配信しているのぼせものの建築家。いや~大い
に結構なことだ。

誰もやらないから俺もやらない、ではなく、誰もやらないなら俺がやる!

20世紀初頭、産業革命期のイギリスは、環境と文化を破壊しながら文明を築い

を興し、ヨーロッパの職人文化、芸術の復興運動を行い、ヨーロッパ全体の動き
となった。あの時代でも職人文化は危機的状況だった。今はそれ以上の危機だ。

30年前の安藤忠雄も一人のぼせもののように情報発信をしていた。都市ゲリ
ラと称し、アウトローを貫いた。なぜなら体制が破壊の方向に向かっていたか
らだ。かれは体制側につかず、芸術復興に向かっていった。世界的に人間のコ
ミュニティ力と芸術館が薄くなっていく現状に猛烈に情報を送りつづけている。

これは非日常的なことを言っているのではない。すべての社会システムこそ
芸術観やコミュニティ力がなければ維持できないものであり、日常的に感じて
いなければならないことだからだ。

職人が確固たるプライドをもって発信していく!今こそそういう時代だ。
私は建築家という職人として、これからも臆面もなく情報発信していくぞ!









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Last updated  2006/04/02 05:37:42 PM
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