2019.07.07
XML
カテゴリ: マンション騒音

なぜ足音が聞こえるのか?床衝撃音の伝播経路






こんにちわ〜引越し初心者です!

ある日どこからか聴こえてくるドシンという音。その日から悪夢のように騒音に悩まされる日々が続きます。

せっかく引越ししてきた夢のマイホーム。
楽しい新居での生活のハズが、
天井から突然降り注ぐ、音、音、音。

気になり出したら気になります。

『また聞こえた!』
『こんな時間に何やってるんだ?!』

そんな思いに変わるのも時間の問題では



実はそんな音が階上から聞こえてくると考えがちなのですが、隣戸やそのまた隣の隣から響いているケースもあります。

『ちょっと毎日うるさいよ!』
なんてクレームをいれる前に
確認しておきたい知識をご紹介します。

苦情やクレームを管理会社に入れる前に、
その音は一体どこから発生しているのか原因を考えてみたいと思います。

その音は階上なのか?隣戸なのか?


図のように隣戸との壁がコンクリートの躯体ではなく、乾式戸堺壁による場合があります。

引用

最近の集合住宅では,床スラブ構造や住戸プランが多様化しており,図に示すように,乾式の戸境壁を介して同一の大梁スパン内に異なる住戸が位置するようなケースもある。
このようなプランでマンションが建設されている場合は要注意です。

重量・軽量床衝撃音とも,直下室よりも同一階の隣戸の方が大きくなるケースがあることが報告されているからです。

(日本音響学会誌より 集合住宅における隣戸への床衝撃音の伝搬)



コンコンと叩けば、目の前の壁の中が空洞なのか、あるいはコンクリートかはすぐに分かります。

空洞だと叩いた時に独特の響きがあります。コンクリートだと響かず中身が詰まっているような感覚を受けます。

感覚は人それぞれですが、
何かの参考になればと思います。



騒音の発信源が中々特定できないことが集合住宅での音の問題の厄介なところであります。

極端に言えば一番端の音が、躯体を通じて逆側の一番端のお宅まで聞こているという可能性もあるわけです。

引用

戸境壁がコンクリート壁の集合住宅での測定事例を図–18 に示すが,2 経路とも隣戸の方が直下室よりも床衝撃音レベルは小さくなっています。

戸境壁がコンクリート壁の場合,低音域での空気音遮断性能が石膏ボードによる乾式壁よりも大きいことや,戸境部でスラブ内を伝搬する振動の低減効果も得られるため,隣戸間の重量床衝撃音の伝搬には,乾式戸境壁の場合よりも有利な条件になっています。

(日本音響学会誌より 集合住宅における隣戸への床衝撃音の伝搬)


戸境壁が乾式戸堺壁である場合はコンクリートの躯体でできている壁よりも、重量衝撃音の伝播が空気伝播により聴こえやすいということが分かります。

これは重量衝撃音の伝搬が壁の密度によって低減されることを示してもいます。

足音問題に直面した時の対策





足音の悩みは、たかが足音、


毎日毎日聞かされる方としては
たまったものではありません。

勉強や仕事で集中したい時に
(コツン、ドン、)

不条理にそれは突然やってきます。

そんな騒音主に対しては
どのような対策をしたらよいのでしょうか。

まずは怒りを抑えて、
感情的にならず、客観的な材料を集めることが
解決の近道です。

〇騒音源の特定
足音が聞こえる可能性を考えます。
ウォーターハンマーかもしれません。
上の階なのか?隣の階なのか?
騒音源の特定は解決への近道ですが、
集合住宅の構造上、思いもよらぬ場所から、
伝搬してきている可能性もあります。
真上にクレームを言っても、音は解決せず、
まったくの空振りに終わる可能性もあります。
集合住宅での騒音源の特定は
とても難しいのは現状であります。

〇管理会社に相談する
証拠や記録を元に管理会社に相談します。全戸に向けて手紙を出してもらう方法もありますが、騒音主が特定できていれば、直接連絡してもらった方が効果的です。

また、管理組合を通して音を配慮して過ごすように全戸に向けて案内することが効果的です。


まとめ


重量衝撃音は程度の差こそあれ、空気伝播でも伝わる可能性もあり、また固体伝播でも当然躯体を通して響く可能性を持っています。
騒音の中でも特に解決が難しい問題です。

そして当然マンション、マンションで
色々な人や生活スタイルの方が居られるわけで
やはり居住者、居住者によっても違います。

同じ程度の騒音の大きさでも、居住者同士のいわば相性によって全くと言っていいほど問題にならないケースもあれば、

管理組合を巻き込むほど大問題に発展することもあります。結局は当事者同士の相手への思いやりが大事で、

お互い人間ですから虫の居所が悪い日もあるでしょう。居住者のその日の心理状態によっても、
トラブルになるケースとならないケースもあります。

またタチの悪いことにこのような騒音問題の多くは当事者同士が双方とも被害者意識を抱きやすいことにも注意が必要です。

騒音計で測った場合、明らかに問題にならない数値以下のケースも多いようですが、聴覚は人によって異なり、また人によっては特定の周波数帯の音がよく聞こえてしまう人もいます。

やはり、集合住宅に住む場合は、
お互いに配慮し合いながら、日々の音には気を付けて日常を過ごすことが大前提です。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。本日もよい一日をお過ごしください。



















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.08.29 01:24:17
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Free Space

最近のテーマ


















にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

Archives

2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: