明日もいい風が吹きますように…

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July 20, 2004
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テーマ: 視点の変化(10)
カテゴリ: カテゴリ未分類



『傷つける人はいなくても、傷つく人はいる。
傷つけようとする人はいても、傷つかない人がいる。』

これを聞いたときは、なに言ってんだろうこの人、と正直思った。
傷つける人がたくさんいるから、傷つかないようにしているのに…
人のちょっとした言葉に傷ついてしまう自分がとても嫌だった。
別に悲劇のヒロインになろうとしていたわけじゃない。
言われた言葉を引きずってしまう自分のこころの弱さも嫌だったし、
言い返した後に残る罪悪感も嫌だった。
だから、こころにいくつもの防波堤を作っていた。

私のことを傷つけてやれ、と思って何か言ってくる人には、
覚悟も出来ているし話半分で受け取れるから、確かに私は傷つかない。
何気なくポンと言われた言葉は、油断しているし、
ピンポイントで突き刺さってくるから、傷つく私がいる。
後からじわじわきたりする。
こういうことなのかもしれない、と思う。

傷つけるつもりで言ったことじゃない言葉の方が、後々まで残ることがある。
言った本人はケロッとしていて、言ったことさえ忘れている。
言われた方だけ、こころに隅に隠しておく。
そんなもの持っていてもろくなことないのに、後生大事に取ってある。
どうしてそうなってしまうのだろう…

私の場合は、「言われた」という言葉がポイントだったような気がしている。
言葉を発した人は「言った」だけなのに、
受け取る私のほうは「言われた」になってしまう。
「あの人がこう言った。」
「あの人にこう言われた。」
どちらも同じ言葉に対してのレスポンスだが、受け取る側の気持ちがだいぶ違う。
同じ言葉でも、尊敬している人からと、馬鹿にしている人からでは
だいぶ違う受け取り方をする。
そして確実に言えることは、どういう受け取り方をするかは自分で選んでいる、ということ。
自分で無意識のうちに選び、思い込み、決め付けてから、それから受け取る。
回りくどいことをする生き物ですね、人間ってやつは。

「言われた」を「言った」のまま受け取っていくと、その言葉と少し距離ができる。
自分の中に取り入れる前に、眺めることができる。
「ふ~ん、この人は私のことこういうふうにみているんだ~
 ほんとの私はそうじゃないところもあるんだけどね~」
ちょっとゆるい感じで、受け取れることが出来るし、自尊心が傷つく必要もない。
こうなると、だいぶ楽になれる。
人の些細な言葉にいちいち動揺していた私はいなくなった。





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Last updated  May 18, 2005 01:04:59 AM


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