2004年03月08日
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授業中、クラスの電話が鳴った。
いつものように、
オフィスに誰々をよこせ、
あるいは、
カウンセラーによばれてる、
あるいは、
親が迎えに来てるから早退?

どれだろう?

サンディエゴからだった。

あ、この前アメリカに帰った子だ!
まさにその子がいたクラスの授業中。
指折り数えてこの時間を狙ってきたな。
やるのぉ~。
彼、帰ったの1月の上旬。

両親が自分を置いてラスベガスに遊びに
行ってしまったと。

先生、ボクだよ、覚えてる~?

忘れるワケがない。
すご~くいい子なんだけど、
気分によっては授業をカナリ妨害された子だ。


調子に乗って怒られると、イッキに機嫌が
悪くなり、サ~ッと無表情になる。
すげ~わかりやすい性格っつーか、こ・ど・も。

ちなみに彼は芸。
じゃなくて、ゲイ。

とあるローカルな新聞にも載った。
それを放課後うれしそうに
先生、見て見て~って持ってきた。

そんな彼、ジム・キャリーのマスクを
思い出させるようなしぐさをしたり、
それを言っってしまったら、もう大変!
ホントに授業中マネしやがって、
教室を踊りまくった。
Somebody, stop me !
とか言いながら。

こうなったら何を言ってもとまらない。
中には、きもいよ、オマエ!って
日本語で叫ばれていた。

その直後、なぜだかワタシは抱きつかれ、
逃げたんだがほっぺにキスされた。
生徒がみんな引いていた。

で、このキス、すっげ~甘い香り。
ん?このニオイは。。。
チョコレート!!!
ヤツが舌を出してみせた。
うわっ、真っ茶色。
まさか、ほっぺたについたんでは。。。

彼は18歳にして糖尿。
やたら水を飲みに行きたがる。
トイレにも行きたがる。
インシュリンの注射をいつも持ち歩いているのだ。

最初、ウソついてるのかと思った。
でも生徒の細かい情報の見方をいろいろ
教えてくれたのも彼だった。
で、ホントに糖尿だった。

他の授業がつまらないから抜け出して、
レベル1(ド初級)のクラスを手伝うという
名目で荒らしに来てくれたのも彼だった。
ま、彼は人生の大半を日本で過ごしているから、
彼の方が日本や日本語についてわかりやすい
説明ができたりする。

ワタシが好きな食べ物も飲み物も
覚えていれくれて、たまに差し入れて
くれたのも彼だった。←これってワイロ?

なので、彼と仲の良かった数人に、
授業中だけど変わってあげた。
次々3人くらいと替わって、30分くらいは話したか?!
一番最後に話した女の子が、
ふ~、彼、相変わらずよく話すワ。

ま、たまにはいいよね、こーゆーのも。





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最終更新日  2004年03月10日 21時31分21秒
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