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2017.01.18
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カテゴリ: 探訪 [再録]

今回はこの 「竹田城址」の石標 が下山の起点のようなものです。登山道を下る景色を逆順から眺めていただくと登る行程が想像いただけるでしょう。いよいよ今回でJR竹田駅に無事帰着です。

下山のプロセス、景色はこんな感じです。













その近くに、下山からでは右側に「屋敷跡」の一角が広がっています。


地図を確認すると、 寺町通りにある4つのお寺の丁度裏手の山側 です。



緩やかな坂道を下ると、 「竹田城趾登山口」の石標が法樹寺の傍に建てられています。
ここが 駅裏登山道の入口 なのです。

観光案内所で入手したリーフレットによると、但馬には江戸期に建造されたとされる石橋が7つあるそうです。なんとそのうちの5つがこの竹田地区にあり、さらにそのうちの4つがこの寺町通りに隣り合う4つのお寺の門前の石橋なのです。


法樹寺 (見星山、浄土宗)                                                   
赤松広秀の供養塔 があるとか。 (残念ながら今回拝見する時間なし)
そして、 このお寺の丁度裏側が赤松広秀の居館跡(国史跡) なのです。
つまり、このお寺の場所が城主・赤松家の屋敷跡だったようです。
平成18年年度から20年度にかけて、この地点の発掘調査が実施されたそうです。「ここには大堅堀とそれに続く谷状地形に挟まれた区域となり山上の城郭と一体となった位置関係をもつ。・・・・館に伴う遺構や虎口石垣を確認した。いずれも16世紀後半から17世紀初頭にかけての時期のものである。」 (朝来市教育委員会発行のリーフレット「竹田城跡」)

この寺の白壁に鉄炮狭間が設けられている
城主の屋敷があった時のイメージを復元されたのでしょうか。

門前から本堂前の可愛らしいお地蔵様が見えました。


寺町通りのこの白壁と堀のある景色がいいですね。
元はこのあたり、武家屋敷地だったのでしょう。その跡地に寺々が順次建てられたようです。 (補遺をご参照ください。)

順次南隣のお寺を資料を参考にご紹介します。

勝賢寺 (虎城山、真宗西本願寺派)
この境内には、 桑山一重夫妻五重双塔 があるとか。


常光寺 (黒田山、真宗東本願寺派)
通りの線路側に、左画像の案内標識が出ています。 竹田城の初代城主 です。

善證寺 (慈雲山、真宗西本願寺派)



この寺の山門越しに、 竹田城の石垣 がその勇姿を見せています。

そして、この寺の向かい側が 虎臥公園 (平成5年完成)です。



この公園も通りに面しては白壁の塀であり、通りの風情を醸し出す役割を果たしています。寺町通りの南方向(民家が写っているところから左側)は 殿町 という地名です。城主の居館の傍には上級武士の屋敷が配されていたのかもしれません。
この公園の南面の道が踏み切りに繋がり、踏切を渡り左折するとすぐJR竹田駅です。


 ↑ 竹田駅のホームから見た竹田城          ↓ 駅裏登山道の入口の石標

帰路は播但線で姫路に出て、姫路から新快速に乗車し、帰途につきました。



入手したリーフレットから、いくつか引用して、ご紹介しておきましょう。
竹田城跡はオールシーズン、城や城下町の姿を味わえそうです。

*竹田地区の伝統的な家屋は、切妻造り、中2階建て平入り、虫籠窓で一階は格子といったものが多い。
*「わだやま竹田」お城まつり(4月上旬)、立雲峡まつり/朝来山(4月上旬~中旬)、竹田寺町通り花しょうぶ祭り(6月上旬~中旬)、愛宕神社松明祭/朝来橋下流(7月23日)、竹田秋まつり(10月の体育の日前の土・日曜日。「やっさ」と呼ばれる屋台大小22台の練り回しだとか)、そして秋、10月下旬~11月、雲海に浮かぶ竹田城、冬は積雪の竹田城・・・・
                      と四季折々の風情あり、ですね。
*円山川の堤防沿いには桜が植樹され、散策道路になっているとか。お城まつりの頃には武者行列と桜並木が楽しめそうです。

これで竹田城跡探訪記を終わります。
ご一読ありがとうございます。

参照資料
*「歴史と文化が薫る日本一の山城の城下町『竹田』へようこそ」
    (2007年3月 竹田地区まちづくり推進協議会作成)
*「但馬和田山 竹田城跡」 A4サイズ両面刷
*「国指定史跡 竹田城跡」 朝来市教育委員会社会教育課発行 A3サイズ両面刷

【 付記 】 
「遊心六中記」としてブログを開設した「イオ ブログ(eo blog)」の閉鎖告知を受けました。探訪記録を中心に折々に作成当時の内容でこちらに再録していきたいと思います。ある日、ある場所を訪れたときの記録です。私の記憶の引き出しを兼ねてのご紹介です。少しはお役に立つかも・・・・・。ご関心があれば、ご一読いただけるとうれしいです。

補遺
但馬・竹田城  :「邪馬台国大研究」
 今回私が探訪できなかった場所、あるいは違ったアングルからの写真など、異なる季節の写真が掲載されています。詳細なご紹介で参考になります。この第5回をまとめている過程で知ったページです。 (ここに掲載されている資料が、上記教育委員会発行のリーフレットです)
太田垣氏  :ウィキペディア
桑山一重夫妻
 「竹田 ”天空の城”を訪ねて」というサイト記事で見つけました。
 桑山一重は竹田城主・桑山重晴の長男だとか。

 :「但馬情報特急」(但馬事典)
勝賢寺  :「但馬情報特急」(但馬事典)
常光寺  :「但馬情報特急」(但馬事典)
善證寺  :「但馬情報特急」(但馬事典)

第13回「わだやま竹田」お城祭り :YouTube
竹田祭り 小学校前にヤッサが集結☆ HD高画質 :YouTube
2009竹田秋祭り練り合わせ  :YouTube
竹田花しょうぶ祭  :YouTube
愛宕神社の松明祭りその1 :YouTube
愛宕神社の松明祭りその2 :YouTube
立雲峡 微速度  :YouTube
立雲峡桜まつり  :「但馬情報特急」

兵庫県但馬の観光マップ  pdfファイル 7.20MB  :「朝来市」

   ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)


探訪 [再録] 但馬・竹田城跡 -1 城下町筋・観音寺山城跡・北千畳 へ
探訪 [再録] 但馬・竹田城跡 -2 北千畳・三の丸・弐の門 へ
探訪 [再録] 但馬・竹田城跡 -3 二ノ丸・本丸・天守・南二の丸 へ
探訪 [再録] 但馬・竹田城跡 -4 南千畳 へ





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Last updated  2017.01.18 21:48:45
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