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2008年10月29日
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カテゴリ: 日記
日本人は変わったか?


一般市民と言われている人々の変わり様です。
私も若い頃はよく、年輩の方々が、「昔の日本人はこんなでは無かった・・・」といったことをお話しされるのをよくお聞きしていました。
その時は、「そうなんですか・・・」みたいな相づちを打ったものの、心の中では「昔のことなんかわからないし、今とそれほど変わったとも思えないなぁ」なんて思ったものでした。
皆さんも、そういう経験はないですか?

でも、最近、自分自身が「昔の日本人はこんなではなかった」と思うことが多くなってきました。それだけ自分も年齢を重ねたのだと言えばそれまでなのかもしれませんが・・・・。確かに、まぁ、すべての日本人、100歩譲って、多くの日本人の反応を見てきたわけではないので、必ずしも「昔の日本人」がどのような対応をしていたのか知らないので、自分が思うほど「昔の日本人はこんなではなかった」のかどうかは正直言ってわかりません。
でも、そのように「感じる」ことも多いのは事実です。

ではどういうことに対して、「昔の日本人」と「今の日本人」は違うと感じているのか?そのあたりを今日のブログの内容として取り上げてみたいと思います。

自己主張
最近の日本人は自己主張が強い傾向があると思います。日本人の気質に年月による変容がないのであれば、この自己主張の強さは、昔も今も変わらないはずです。ただ、昔は自己主張を押さえることが美徳として讃えられていた文化風俗的な素地が大きかったのではないかと思います。今の日本では、自己主張をすることが返って讃えられるような風潮があります。
「物言わぬ日本人」「いつも笑ってばかりいて、何を考えているのかわからない日本人」などと、世界から冷ややかに見られていることを紹介する書籍が多々出たことも、日本人の自己主張の強さを発揮させていることに関わりは大きいでしょう。

でも、決して自己主張をすることは間違ってはいないと、私は思います。しかし、自己主張は相手があっての自己主張です。相手と自分の距離をはかり、その間をいかにして埋めていくかの呼吸のわからない自己主張は単なる強弁にすぎません。耳に多少聞き障りのある言い方をすれば、相手との距離感をはかることのない自己主張は単なる「わがままの主張」だと思うのです。

クレーマー
先日「となりのクレーマー」という本を読みました。

なかなかおもしろい本でした。
大手のデパートで「お客様相談室」にいらっしゃった方で様々なタイプのクレーマーの方々が登場し、その対応の顛末が描かれています。いわば、わがままな顧客の顛末記です。いろいろなクレーマーがいるものなんだなと思いましたが、読み終わって、ここに登場してくるクレーマーは実は自分の周りにいるかもしれないと「はっと」しました。
自分は、お客様と顔をつきあわせてお話しする機会の多い仕事についているのですが、最近、とみにこの「となりのクレーマー」に出てくるような人と同類項の人々が多くなったと痛感しています。
この「となりのクレーマー」という本を読んでも痛切に感じたことなのですが、クレーマーは「自分は正しいことをしている」と信じているのです。自分は正しいのだ。相手が間違っているのだ。だから自分の言うことを聞かない店側は反社会的な存在なのだ。担当者は無能だし、店も何の改善の手だても取らないのは、社会的に糾弾されるべきものだ。

このような、思考回路しか無くなっているクレーマーに何を話しても無駄です。自分がルレーマーであるなんて誰も思いません。正しいことをして何が悪い!自分に文句を言うのが間違っている!・・・そんな思考回路になっているのではないでしょうか?

何故?
ではこのような思考回路はどこから来ているのか?
私は、日本人の完全主義から来ているのではないかと思っています。
完全主義・完璧主義については、「完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のことである。このような思想を持ったものや、そのような心理状態の者を完全主義者、もしくは完璧主義者(perfectionist)と呼ぶ。その程度によっては、精神医学では精神疾患のひとつともされることも多い。参加する活動が重要度の低い活動や娯楽であっても、自分なりの最高峰・理想を作り追い求める傾向にある。具体的な例としては、以下のようなものがある。(テスト等点数化できるもので、90点や95点でも満足せず、100点を目指す。)(芸術(音楽、小説)などの作品を、ほどほどの程度で世に送り出すということをせず、あくまで自分が納得する状態にまで仕上げることにこだわる。)(人生設計の上で理想の仕事を具体的に考えるのだが、ひとつに絞ってしまい、他は受け入れない。)」などとwikipediaには書かれています。
自分は完璧主義で、いままで、何事にも完璧を期してきた。だから、他人にも完璧を求める。あるいは、自分は何事にも完璧に対応してきたので、自分には非はないはず。だから相手が悪い。
そんな風に思う日本人が多くなったのではないでしょうか?

そして、この完璧主義者の多い日本人に、「相手の気持ちを考えない」「相手の気持ちになれない」「相手の立場を尊重しない」「相手の気持ちが理解できない」といった同感能力の欠如があいまって、「昔の日本人」と「今の日本人」の表面的な違いが出てきたのではないかと思うのです。





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最終更新日  2008年10月29日 09時45分55秒
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