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September 6, 2008
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カテゴリ: 音楽
ミュンシュミュンシュ

最近、ずっと ミュンシュ の録音を聴いています。もともと、ミュンシュの録音は大好きで、ボストン交響楽団との サン・サーンスの交響曲第3番『オルガン付き』 や、 ラヴェルの『ダフニスとクロエ』 をはじめ、フランス国立管弦楽団とのライブ録音で、ブラームスの交響曲第2番やベルリオーズの幻想交響曲などはよく聴いていましたが、先日、1947年にニューヨーク・フィルと録音した『オルガン付き』を聴いて、1950年前後のミュンシュはおもしろそうだなぁ…と思ったのがきっかけです。この1947年の録音、1959年の録音のイメージとはずいぶん違う演奏なんです。ミュンシュの本当の姿って、わかってるようで、実はわかっていない、そんな気がしたんですよね。

で、さっそく、West Hill Radioというレーベルから出ている、ミュンシュ&ボストン響ライヴ録音集5枚組(WHRA6017)を聴いてみました。 このセットには、シューマンの交響曲第4番や、ブラームスのヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲、交響曲第2番、ルドルフ・ゼルキンをソリストに迎えたピアノ協奏曲第1番などに加えて、R・シュトラウスの『英雄の生涯』が入っていました。ミュンシュの『英雄の生涯』って、結構珍しくないですか?

さて、実際の演奏ですが、これぞミュンシュといった感じで、すごくエネルギッシュです。演奏中、少なくとも3回はミュンシュが「ヘ~イ!」と叫んでいるのが聞こえます。絶好調だったんでしょうかね。 しかし、叫んだそのあと、英雄のテーマが再現され、『ドン・ファン』や『ツァラトゥストラはかく語りき』、『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』のテーマが登場する部分は、脱力感が漂ってしまうなんていう微笑ましい部分も。なんか、とっても人間らしくていいんですよ。

 でも、こんなところがおもしろいんですよね。これって、変ですか?? ミュンシュは、興奮してくると、よく、右手をグルグル回す動作をしますが、このブラームスの映像を観ていると、まるで、オーケストラを引っかき回すだけ引っかき回しているようにも感じます。

それにしても、ボストン交響楽団にせよ、フランス国立管弦楽団にせよ、ミュンシュのハチャメチャにきちんと答えているところが凄いですよね。巨匠だから許されるんでしょうか?? まさか、奥さんがネスレの社長令嬢だからってわけではないでしょうね。そんな大らかな時代だったってことでしょうか。 先日、TVで、パーヴォ・ヤルビの指揮も、本番中何が起こるかわからないといっていましたが、ミュンシュのハチャメチャに比べたら、「別に」って感じかもしれません。

最近NHKのアーカイヴからリリースされた ベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』 は、エネルギッシュで、猛烈に輝きのあるサウンドですが、「立派な演奏」でとどまってるんですよね。自分は、ハチャメチャなミュンシュの方が、やっぱり聴いていておもしろいかもしれません。

探したら、こんなおもしろい録音、まだまだあるのかもしれないですよ。

そんなミュンシュですが、知る人ぞ知る『指揮者という仕事』という著書があります。これは、「キャビン・アテンダントになりたい」とか、「パティシエになりたい」といった夢見る子供たちのための「○○という仕事」シリーズの1冊だそうですが、そのなかで、指揮者の心構えをあれこれ語っているのがシビれます。ミュンシュ本人は、指揮をすることに対して、結構ストイックな考えも持っていたようです。説得力があるのか、ないのか、よくわからないですけどね。 興味のある方はぜひ読んでみていただきたいと思います。原題は、確か『Chef d'orchestre』。フランス語で指揮者のことはこういうそうですが、ミュンシュには「シェフ」という言葉がとてもよく似合うと思うのは自分だけでしょうか。


サン・サーンス:
交響曲第3番『オルガン付き』
 
ラヴェル:
『ダフニスとクロエ』



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最終更新日  September 6, 2008 11:32:26 PM
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