泡雪の日記

泡雪の日記

2004年08月29日
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最近、鬱はやり。
振り返って、私が欝を体験したと思われるのは、19歳から、20代前半だと想う。
その頃の日本の精神科は未だ信頼するほどに至っていなかったと思う。
原因に成った事件は有るけれど、問題は原因を掘り起こしても解決にはならない。

当時、通っていた学校が、養護教諭、歯科衛生士等の資格を取得する学校で、病院実習の時に、3日も遅刻した事から、実習先病院に行ったとき、学校のボスから、大学に戻るよう指令が有って、大学の内科に回された。

当時難病奇病に数えられていた、血液の溶連菌感染だった。
短大の学長と内科の先生は銀座のクリニックで、難病奇病を扱う病院を開いていた。

学校では、君は病気ではないと言う学生部の部長の励まし。
認定されて居ない病気は病気と見ない。

(頑張れば、応援するから、学校を卒業するようにと言う)

大変落ち込んで、悩み深い私に対して、
体が治れば、心も治る。
とする学部長の考え。
具体的な体の治療する事で、今を打開する。
健全な体に健全な精神が宿る考え。
登校拒否の60%は潜在的な病気を抱えているという考えを持っていた。
歯医者になる事を考えて育った私に、
衛生士の学校で歯医者は自分に不向きと悟った事が、悩みの主な原因。
生き方に迷っていた。


どちらの方も、卒業を支援してくれた。必要な補講を個人的にしてくれる申し出を受けていた。

考えた末、卒業マ直に、卒業試験・国家試験前に中退した。

それは、病気がちな自分が医療系の資格を得ると、それに縛られる事で、苦しくなると考えたからだ。

その感覚は、振り返ってみると正しかったと想う。
鬱病が治ってしまったのは、これまた偶然の事件。

新聞に「おはよう強盗」と載ってしまった、早朝の事件がきっかけ。


一瞬悲鳴を上げたが、土壇場で冷静になるのが私の特殊なところ。
ストッキングを被った、犯人が枕元に居た。
その顔を見て、少なくても知り合いでない事に安心した。
「怨恨ではない。」と確信した。
『見るな!』と言われた。
そして、後ろでに手を押さえられたが、
説得し始めた。
「靴のまま、上がってきたの?今だったら誰にも言わないから出て行きなさい。」

その時、私の脳裏には、自分の幸せが頭を過ぎった。
親の勧めで、気分転換にパチンコ屋に行く事も出来る。
この人は、ストレスをこうした形でしか発散できない。
犯人は、震えていた、初犯だと感じた。

しばしの沈黙の内、私が抵抗を示さなかったので、包丁を置き、今度は、両手でスカーフを首に巻きつけ始めた。
その時、私の中で、怒りが持ち上がった。

「いい加減にしなさい!」と言う言葉と同時に跳ね起きて、玄関向かい走り逃げた。

入り組んだ、自宅は他人には動きにくいが、住み慣れた我が家。当然私のほうが動きが早かった。
『待て~!』
心の中で、「待てるか~」と思いながら、裸足で隣人に助けを求めた。

隣の人は事態が飲み込めず、逃げた男を指差して、『逃げて言ったよ。』と間抜けな返事をしている。

その時、思ったのは、きっと、男女のもつれの痴話げんかと思われているな。と感じた。

他人の目は、そんなものだ。

警察に届けるにしても、犯人が割れたら、因縁が出来てしまう。
私は、犯人が逃げる時間を10分待ってから、警察に連絡をした。
わずか、5分ほどの出来事を、細かい動きまで、再現させられる警察の事情聴取には、3時間を要した。

幸い警察犬が車酔いで役に立たなかったので、犯人の足取りは追えなかったのと、聞き込みで、どうやら私は街では目だって居て、私の知らない、私を知っている人が多く居すぎるので、絞り込めないと言われた。
このような理由で、私は仕事以外のときに化粧をするのを、20歳で辞めました。

この事件がきっかけで、血液に示された、難病も半年の投薬治療も手伝って、全てマイナスに転じた。

鬱も直ってしまった。
当時抱えていた悩みが消えたわけではない。

病気なら治る。
病は気からというけれど、鬱病も又病気。

その時私の中で大きく変わったのは、
「私って意外と強い。」という自覚を持った事。

19歳の時、友人との間に起きた、事件がきっかけで、極端に自己の知的能力が落ち、学校でも、午後は横にならないと授業が受けられない状況が自信を失わせた。

自分の強さの再確認は、回復力を一気に高めた。

この件を書いたのは雅子様の治療方針が効果を上げない理由とどういう関係が有るか。

病は気から。
医者はそれを助ける補助的な役割しか持って居ない。

今の治療で何が問題か。
正子様の周りには健常人しか居ないこと。

鬱病の薬が効かない事で、鬱病ではないと診断されている。

私は家族にも医者にも理解できない症状で、3ヶ月観察の為に入院した。

それが、結果的に実際婚約者と別れた時の発病時に、すんなり、精神科の門を開かせるきっかけになった。

そして、当時治療法が確立されて居ない病状が、医者も偶然直ってしまった。と言う経緯で退院する事になる。


自律神経。精神病。
神経過敏捷。
ワーカーホリック。
鬱病。統合失調症。
全ての薬を体験したと想う。

そうした経験から感じた事は。
医者は病気に詳しくない。
薬には詳しいが、病気の治るプロセスが判って居ない。
が治療方法は知っている。
開放病棟と言う状態で患者同士の交わりが病気を治すプロセスに役に立つ事は、事実として知っている。

意外にも、病気の時助けになるのは、同病の病人なのだ。
私の知るところ、医者として、有効なカウンセリングをしたの医者は二人。

病院との付き合い方と教えてくれた先生が一人。
この先生は、見守る立場を貫いた。

自分が意識的に医者を変えたのは一度だけ。
24歳から、28歳まで、7人のドクターと会っている。

42歳の時再び医者の助けを求めた時から、今日まで、8人の医者の手を渡っている。

合わせて、十五人。
これは、結構凄いかもしれない。

家族からも医者からも、不明とされた症状の時、色んな神経科に兄弟に連れて行かれた数はその内に入って居ない。
「神様と聖霊についての話が、周りを恐れさせた」
最近まで神仏について語ることを避けてきた。

病人が病人を癒す。
これは、癌センターでも感じた事だ。
実は、癌も経験している。
今の所再発はして居ない模様。
もう十年経つ。

癌センターでは、癌の患者ばかり。
同じ病気の人たちが一様に感じる怒りが自分だけに起こることでは無いことを知るのも、1つの治療効果。
互いの情報が意外な幸運を引き寄せる。

手遅れと判断された人が、生き延びてしまった話とか、奇跡的な事が癌との付き合い方の指針を教えてくれる。

病気は克服した場合、逆に免疫を得てしまう気がする。
病気慣れ。

何が身につくかと言うと、≪病気なら治る≫と言う信念が生まれる。そのメソードも、意外な事に、病気によって違いが有るわけではない。

他人を見て、自分の症状を自覚する事が、治癒の近道。
病気は薬で治るわけではない。
あくまでも助け。
自己回復機能で直る。
身体の機械的な故障のときに、痛みを感じるのは、その場所に回復機能と集中させる為の目印として、痛みを感じる。
誤診から、死ぬ寸前を体験した私の経験から言うと、
激痛は3日以上続かない。
その後は、脳内麻薬の為か、ジョジョに痛みを感じなくなる。死ぬ寸前だったといわれた頃は、痛いような気がする程度。薬物で抑えると、薬物効果が薄れると、激痛が戻るらしい。
歯医者の父が実験的に私の神経を麻酔無しに抜いた事がある。信頼感は、痛みを和らげ耐えうることが出来るが、
神経から感じる痛みは、恐怖感で何倍にも膨れ上がる。
父以外の人に、麻酔なしで神経を触られたときは、心臓が止るかと思うほど、痛く感じた。


今私の症状は生憎病気の域を超えたところが有る。
機能障害を起こしている。
これは、薬で治療をしているというより、障害を補っている状態。

障害は慢性的な状態。
糖尿病の人が、インスリンを補給する状態に似ている。

以前、鬱が事件のショックで直ってしまったような、偶然の働きで、障害が取れるかもしれないが、病気と考えないで、障害と付き合う心構えで生きる事を最後に信頼していた、若い先生の有効なアドバイス。
私の使っている薬を飲みながら、医者や、弁護士をしている方々がいるらしい。

2ヶ月程先に、一日のリズムを作る為に入院を計画している。
環境は余り良くないが、この際贅沢は言えない。
現在、薬を飲まないと眠らない事で、好きなことをしていると、何時間経ったか忘れる状態に居る。
眠ると、疲労度で、何時間で起きるか計算が立たない。
3度の食事が体内時計を整える話は最近定説になっている。
気ままな生活で、一年間の間に、薬の使用量を、14分の一まで減らした。これ以上減らせない最低限。
禁断症状は無いが使用を辞めると、耐性を持って、効かなくなる恐れが有る。

癌でも、どんな病気でも直す時は、最終的には自分との賭け。

治療方法を自分でデザインする。
医療の現場の力を借りる時、病気の自覚と治療計画を自分で立てることもある程度必要だと想う。



今の皇后様の病が治ったのは、ある時、モータボートを自分で、運転した時がきっかけだ、と言う手記を読んだ人から聞いた。

雅子様も、何かの拍子に自己回復機能が巧く働きかけるきっかけを見出すかもしれない。

それは、医者の治療が良かったというよりも、何が良い事に繋がるか判らない、時間の癒しと偶然の神様の働きが雅子様の自己回復機能とリンクした時に起きる。

健常人に囲まれる状況では、それ自体が比較のストレスに晒される。
御同情申し上げます。
学校の学友と同様。
他人が自分の鏡の効果をして、何が病気かを客観的に見れる。
(ストレスで落ち込んだり、気の塞ぎは、健常人でも起こる。病気はそうした状態ではない。)
病気の時の同輩も病人には大切な癒しの効果が有る事。
意外にも知られて居ない。

最近寝起きの気分が優れない。
天候の所為かもしれない。
心理学の本を読むと、私は、癲癇質、躁鬱質、分裂質、全てを万遍無く持っている気がする。

ふと、雅子様に関連した記事の載っている、買い置きの文芸春秋を手にした。
未だ開いてなかった。
最近私が気にしている、擬態うつに関しても書いてあった。
病気は薬で、助ける事は出来ても、
性格の良くなる薬はない。
鬱の人は怠け病ではない。
鬱病以外の病気でも鬱症状はある。
雅子様の症状は、脳内物質の為ではなく、状況に対応して、学習された記憶のカードが巧く開かない症状な気がする。

HPを読んでいて逃避癖の人が、うつ気分を装う我侭をよく見かける。
何でも、鬱病にすると、本来克服するべき問題は解決されないどころか、無為に若い時期を過ごしてしまう。

自殺の原因は、鬱とは限らない。
極端な逃避が自殺に繋がる。自分に向かわない場合は他殺をする。(短絡的な結論付けの癖。)
性格の癖を精神科の薬で直す事は無理だと想う。

今日の気分で
ダイソウで買った、芥川の小説を読む。
教科書のダイジェストでしか読んだ事がなかった。

芥川龍之介の場合、お母さんが精神科の発病をしていた事がトラウマに成っていたようだ。

死にたくなる気持ちも判る。
優秀な作品を読んで、自殺を防げなかった事が悔しい。
一時、芥川龍之介の苦しみを理解できる人が傍に居たら、
助けられたかもしれないと時代を超えて、愛しく想う。
「漠然とした不安。」それは何度も襲って、必ず過ぎていく。河童が精神病を扱った作品だとは知らなかった。

落ち込んだ気分の時は、から元気な物より、そうした作品が意外にも自分に気力を与えてくれる。
人間を斜めから見る太宰イズムと違って、
純粋に人間の心の襞を感じる。

ほんと、生きるって大変よね!





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最終更新日  2004年08月30日 03時11分55秒
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Re:雅子様の治療方針が余り効果が無いと言った理由。(08/29)  
cozycoach  さん
おはよう強盗の時の冷静さ強さには、驚きの脱帽。『待て~!』心の中で、「待てるか~」と思いながら逃げたところなんか、ほんとにそんなこと考える余裕があるの?と感じた。そうやって自分の強さを再確認したことで、鬱が治ったわけだ。僕などは、これを読んで、自分の弱さを再認識して、鬱になるな。薬と付き合っていくというのも、冷静な強さの表れですね。 (2004年08月30日 07時24分22秒)

Re:雅子様の治療方針が余り効果が無いと言った理由。(08/29)  
泡雪さん、こんにちは。
苦しみって意外とシンプルだったりします。
自分が気がつけばね、
本当の自分、本当の自分の気持ちに気づき、それをいったん肯定してやるととけっこう楽になりますよね。
私の場合ロックがやはり救いでした。
(2004年08月30日 08時16分03秒)

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