泡雪の日記

泡雪の日記

2004年10月07日
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テレビで、記憶することが出来ない病気なので、テープレコーダーや日記で記憶を補助している男性の物語を見ました。

心理的な葛藤があったのでしょうか?
でも、記憶が甦ったようでまずはよかったですね。
それがための問題もあるでしょうが。

人間は現実に満足できない時は、夢や夢想・想像で代償できることもできますね。


アレックスさん。
記憶をなくすこと。
確かに、葛藤が原因に成りました。


自責の念が強かったと思います。

自分自身を、守りきれなかった自分。
自分を傷つける場に身を置く自分自身の選択。

そうした自分に対しての不信感が、自分の進路に関係する、記憶を取り出すことを無意識に阻害し始めたのだと思います。

そうした症状を、治すために、多くの心理学に関する記事を読んでいました。脳に引き出しのようなものがある事に気がつき始めました。

まず第一に、却下したのは、フロイトの精神分析です。
彼は、全て、過去の心の傷や、性の衝動を動機に、心を分析しているのが、自分の体験と重ならなかった事。

最終的にフロイトの本を放り投げたのは、

フロイトの経験で、奥さんの贈った本が、引き出しの中に有って、長年見えていなかったのが、ある時、その本を思い出したら、引き出しの中で見つかった。

彼の出した結論は、
見えるのも、幻覚なら、見えないことも幻覚。


それと、彼の夢判断の類の物は私は見ないことです。

空を飛ぶ夢は、5・6歳迄見ました。
同時に、落ちる夢もその頃悩まされましたが・・・。
性と結びつけるのは、その夢の状況がかけ離れていました。

ただ、彼の治療法で、有効なのは、暗示に掛かった、時点を思い起こすと、暗示が溶ける。



19歳の頃の健忘は、
不思議なのは、自分に進路に関係しない、学習は記憶に取り入れるのです。

学校の学習は覚えたつもりでも、試験で浮かばなくなってしまうのに、他校の学生の代筆レポートの内容は、かなり記憶できていました。

代筆請け負った、友達の学校は日大の歯科。
心理学の教科書が「宮城音弥」先生の本を使っていて、彼の著書に驚きました。

その本の内容は、「人の言葉の裏側の心理」でした。
この科目は、当時、日大の教科書に使われただけなのか?
宮城音弥先生が、教鞭をとっていたかは、判りませんが・・。

この科目だけ、代筆がばれない、内容を書く自信がありませんでした。その科目だけ代筆レポートを断りました。
そして記憶に強かったのは、本文よりも、その先生が心理学を研究する目的でした。

時代は、まだUFOを見たというだけで、変人扱い。
まして、心霊はタブー。

彼の心理学の研究目的は、「虫の知らせ。」
「枕元に死に際に知人の元に夢枕に立つ。」

など、心霊現象を科学するすることでした。

今日でも、子どもの教育書にアドラーやユング、フロイトを読む人が居ますが、
日本に、「宮城音弥」と言う優れた、精神医学者が居るのに、
心理学を学んだ人達には知られていますが、
一般にこの先生の知名度が低いのが疑問です。

あれから、27年経って、彼の著書はかなり優れています。

記憶を直すのに、症状の1つとして現れていた聴覚が選択的にしか、音を拾わなくなっていた難聴を治すのに、耳を鍛える為に英語の専門学校に行ったりしました。

両親が旅行中に、昔の感覚が一部戻った時に、兄弟に精神病院に入れられた事がトラウマになり、再び自分の感覚に蓋をしてしまいました。

完全に取り戻していたら、避けられた事です。
子供の頃から、他人と少し違う自分に自覚が有って、他人に
自分の思ったことは殆ど口にしませんでした。
母親はある程度、普通より感が良いのを認識していて、人の道に外れる事は大変厳しく、戒められて育てられています。
母親以外には、自分の思ったこと等は、正直に話したことがありませんでした。

精神病院を3ヶ月の観察の後、兄弟の思う異常は発見されず、わからないと言う診断を出された後。

偶々、行った慶応病院の皮膚科の予診で、バイトしていた、医学生とお付き合いするようになり、精神科に偏見の無い人で、結婚話まで、発展したのですが・・・。

相手の家庭に、突然の経済危機が起きました。
その事は、私としては大きな問題ではなかったのですが、
相手の口から、『お前の家がもっと金持ちだったらな~。』

と口から漏らしたときに、目の前が暗くなりました。
一瞬体が強張りました。


若いの頃は、経験が少なくって、少しの事で全てを判断します。

結婚を決意するほど、相手を受け入れた後に『この結婚は不幸』と判断しました。

その瞬間。
身を裂くような、別れに耐えて、生きる自信が無くて、自分に記憶を失くす暗示をかけてしまいました。

数字を逆から、数えて、1つづつずらしていく。

わたしは、当時の理解には、記憶と言うのは、引き出しのように成っていて、その引き出しの蓋をずらして、開かないようにイメージしました。

実際それは成功して、字も読めず、意志の疎通が出来無いほどになりました。

ただ、自分のかけた暗示の解き方がわからないのが不安でした。目の前にあった、黄色とオレンジのゴルフボールに出来れば、是をみて、戻れるよう、祈りながら・・・手に握り締めていました。
何年も、そのゴルフボールを見ながら私は何を忘れたのだろう?
と問いかけていた事があります。

どうして、そうしたのか判りません。

だた、子供の頃から、無意識に訓練していた事があります。

コインのチョコレートを10枚。
お留守番した時には、必ず親がくれた物です。

そのチョコレートを
最初、10から、数えるのですが・・・。
途中から、1つ数を飛ばし自分を騙します。

最後、もう無いはずなのに一枚現れる。
と言う楽しみ方をしていました。

テレビで取り上げられる、記憶を失った人たちは、脳の損傷による障害が多いです。

私の場合、心理的な自己防衛がモタラシタ、記憶のブロック。

最近、コンピュータを使っていると、脳の機能の故障がどうして起きるのか、理解しやすくなりました。

別れた夫が、良く打鍵が早すぎて、PCが二度と作動しなくなり、入力したデータが全て引き出せなくなる事がありました。

人間の脳の似た事が有るのではないかと思います。
容量を超えた状態になると、フリーズしてしまう。
問題処理の許容量の問題が有るのではないかと・・・。

話はすこし、飛びますが・・・・。

宮城音弥の本で紹介されている、例として、
狼に育てられた、少女の話です。
狼の母親の乳で育てられた姉妹。

発見された時、4本足で逃げて、捕まえるのが大変だったそうです。
妹の方は、人間界に戻れず、死んでしまったそうです。

姉の方は、徐々に人間界を理解するようになったそうですが・・・。どんな人生を送ったのかは公開されてないようです。まだ生存しているのかも・・・。

人間は生まれながらに、人間に成るわけでない事。
人間の世界を学習して人間に成っていく。

その過程で、色んな情報の整理や、適合を学習していく。
私が、記憶を取り出せなくなったのは、病気なのか?
私という成長の過程なのか判りません。

ただ、そうした事が生き方を作り出したのは確かです。
いつの時も、その時の自分を楽しむ。

「私は、そう感じるのか~。」
「さて、この事態をどうするか?」
と常に、新しい自分の発見を楽しむように成りました。
早い時期に、死ぬまで生きる事以外自分に重荷を課して居ません。

若い人を見ると、若さの美しさには、みんなと変わらず、羨ましさを感じます。

でも、その美しさと引き換えに、もう一度悩み苦しむか?
と訊かれると、「NO」です。

生きるごとに、楽しみ方や問題回避が上手になっています。
やっと、ここまで来たのに。

若者よ、頑張りたまえ!君たちはこれから。
とエールを送りたく成ります。

記憶を取り戻す事は、生き方が楽に成ります。
より自分自身に合った物事の選択ができる様になりました。

そうして、昔の出来事は、自分で有って、自分で無い、過ぎた日の思い出。
出来事でしか有りません。
今は辛くないのです。
そしてお陰で今の自分がある。

取り戻したのは、自分自身の本来の感覚。
25歳の別れ以来、人を愛した事は有りません。
愛する心を探す旅をしてきた気がします。

今、自分の取り戻して、自分が何が好みか判る様になって来ました。

「お帰りなさい。自分。」と喜んでいます。
大切に隠しておいた、「たった1つの本当の自分」が残っていた感じがします。





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最終更新日  2004年10月07日 07時41分30秒
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