泡雪の日記

泡雪の日記

2005年03月31日
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自慢をするわけではないが。
私は、プロポーズされた回数が多い。

結局、飛び込まなかったのは。
形の上で、結婚はした事が有るが。
世間でいう、ロマンチックな段階を経ていない。

生活の必要上、結婚した。
家族からの精神的自立。
と言う両者の共通項で始めた結婚。

良くある、独身同士経済的独立していた者が片方に転がり込む形ではなく。


同居に際して、同棲は女の私に不利だったので、一緒に居る間籍を入れるの初めから約束して、同棲に踏み切った。

私のほうの財産処理、が済む時期が3ヶ月後に入籍。

同棲期間は3ヶ月だった。

両親は、事情が重なって、生涯入籍をしなかった。
私にとって、入籍は経済の問題で愛情問題ではない。

共通の場を持つに当っての、責任問題であって、愛情を図る問題ではない。

見込みとして2年。

実際、入籍してみると、お互いの関係が変わった。
喧嘩が激しくなった。

面白いことに、同棲の場合は、一緒に居る理由はお互いの意思。
結婚は、お互い共有する立場。


その安心感が喧嘩を激しくした。

入籍前は、「じゃ、出ていくわ。」
は有効な攻撃で有った物が。

結婚後は、「好きにすれば~。」
自分の場の「放棄」になる。

必ず、現在の場所としてのお互いの「生活」が有る場所に変わる。

私と接触して、人生の誤魔化しが聞かなく人が多い。
最近。
話をした人で。
今の家族の鉄筋コンクリートアパート(集合住宅・通称マンション)
を建てる時。
建築会社の社長と、家族が度々食事を共にして。
顧客サービスには、随分個人的な接触が多いと感じていたが。
やたら、社長が私に、子どもが欲しい話をしていて。
私は、そんな話し私にしないで欲しいと剣幕で怒っていたが・・・・。

十年後。
やはり、留学中から、家族と社長との間で、私が結婚の相手のターゲットにされていたことが判明。
どんなにいい人でも、その人の過去の女性との関わり方が私には不憫に感じて、私にとってその人との結婚は有り得なかった。

諸々の、周りからの圧力が、私を家出結婚に駆り立てた理由だ。


愛情を多くの人は、結婚と考える。
人生の墓場と言ったり。

1つの結婚の形態ができて。
個人の生活環境を決定した後で、愛情を経済単位の外に求めると。
不倫。
複数の家庭を持つと妾。
子どもは多くの場合。
家族形態を保つ人質。

お金が優先する世界では。
そうした、経済活動に愛情を図る基盤がある。

既婚男性と独身女性に、
経済的な負担を男性が背負わないと。
純愛・愛人と言われ尊重され。
(単に男性側の負担が無いので、独身女性本人の意思での繋がり)

果たして本当にそうなのだろうか?
現実逃避の場が『愛情』なら。
そうかもしれない。

多くのプロポーズ。
恋愛の中で。

私を繋ぎとめるものは無かったのは。

私の中に愛の原型が有って。
その中に当てはまらなかった。

不思議と、事情のある時期一致した結婚相手とは、それなりに縁が有ったのだろう。
一緒に居ると、柔らかい空気が有った。
家の中に限らない。
ある種お互いを繋いだ何かが有ると生じる空気なのだ。
それ故。
離婚には苦労した。

浮気とかドロドロしたものが離婚の理由ではなかった。
離婚した時は未だ住所が一緒。
別居の為に
離婚してから、お互い別れる為にひと時のパートナーを作った。
それでも、精神的な繋がりを断ち切るのに一年掛かった。

お互いの兄弟が間に入って。
裁判所で、お互い口をきかない取り決めに合意をして完了した。

男女の愛とは違う「何か」が私達を繋いでいた気がする。

「愛の原型」の知っているものと少し異質な柔らかい空気。
宗教的な何かを共有する兄弟愛に近いものだった。


私にとって、「愛の原型。」

私を育んだ、両親の間に流れる空気。
「アマ~く、くすぐったい。暖かい空気。」

いつでも、そんな物が間に流れているわけではない。
ふとした時に流れるのだ。

私は何故か、父親の膝を枕にしているときがある。
とても安らかで心が和む。
目を伏せている。
傍らの母親が私が眠ってしまったと思ったらしい。

母親は『この子は誰に似たのかしら?』
と父に問う。
瞬間、その独特な空気が流れ始める。
私はその母から生まれていない。

私はその中に、私に対する愛情と共に父との間に流れる信頼感の空気を感じていた。独特な質量を感じる空気なのだ。
父『さあ?誰だろうな~』
母『おじいさんかしら?』

私の鼻は家族とのだれとも似ていない。
顔の雰囲気は、育ての母親とそっくり。
パーツは違うのだが、言わないと血の繋がりが無いと判らないほど、母に似た顔付き。

温かく、くるおしいその空間の中で。
私は、何時起きた振りをするのかタイミングに困った。
壊してはいけない何かの空気の中で。

私の特技は狸寝入り。
この眠ったかの様な膝枕状態で、多くの人の心の内を耳にする事が多かった。

姉の膝枕で、姉の私に対する独特な風変わりな思慕の思いも。
私を愛する者達。

そうした、空気にに触れて。
私は「愛」とはどこか違う「何かの都合」と最終的に別れを告げて来たのだ。

愛してはいけない相手と愛し合ってしまった時にも。
一瞬(地球の時間ではひと時の期間。)
相手が不都合でも、互いに愛し合うと天が開ける。

天が開いた事を感じていた。
その瞬間をすてる時。

私を記憶を失くすしかなかった。
もう一度、相手を選び直す為に。

お互いの間に横たわる現実の違いは何だったのか?
探す旅の始まりだった。


私のところに、ある女性の「愛の妄想」の形見がある。
既婚男性の「愛人生活」から
男性に、「必ず迎えに来ます」と実家に戻され捨てられた。

十年間、実家で、恋もせずに待ち続けた悲しい形見。
一分銀の貨幣のペンダント。

彼女はその愛の呪縛から離れる前に。
不思議な事を私に言っていた。

私は周りの愛と称する呪縛に悩んでいた。
そんな私に、彼女は何を誤解したのか?

『私が貴女を愛してあげる。それでは駄目?』
私は聞きながら、大粒の涙が落ちた。
私の心に感じたのは。
≪この人は愛を知らないのだ≫それで、大粒の涙が落ちた。


彼女は結婚の経験が有る。
学生の時に妊娠して、結婚。
幼い子どもを相手に残し離婚。
お水の世界に愛する相手を求め。
愛人になった。
そこから、実家に戻っていた。
十年後。

彼女は、再び不毛な不倫に嵌った。
昼、夜の食事を捧げた。
体を開く空間を提供していた。

それから、何年経っただろう。
結局、離婚の奥さんとの事業を清算し準備をしていた男性は、ある時期結婚生活のバランスがとれて。
離婚もしなかった。

そして彼女はお給仕と愛をささやく空間の提供を飽き始めた。
食事、セックス、少しの経済的かかわり。
結局時間だけが、消費して愛の妄想の昇華だけが残った。

私の所に、彼女の昔の愛の妄想の形見がある。
そして彼女は相変わらず、愛を求める事に疲れている。





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最終更新日  2005年03月31日 08時51分21秒
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