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お金の賢い減らし方 90歳までに使い切る (光文社新書) [ 大江英樹 ]価格:924円(税込、送料無料) (2023/12/2時点)楽天で購入アマゾンへ行く第1章 ホンネ、タテマエ、そして勘違い□ 仕事や生活において判断を下す場合に「自分で考える」というのは鉄則です。これは資産運用や投資の世界でもまったく同じです。□ 日本では最高神ですら肉体労働をしている第2章 お金について少しだけ潔く考えてみよう□ お金が持つ3つの役割1)取引決済機能2)価値尺度機能3)価値保存機能□ 貨幣は信用から生まれた□ 通貨に最も価値の裏付けを与えることができるのは、「それを使って税金を払うことができる」ということなのです。□ お金は感謝のしるし□ 感謝のやり取りだと考えると、心の痛みが和らぐ□ 可愛い子には旅をさせろーー成長して戻ってくる第3章 「お金を増やしたい」という呪縛□ 介護にかかる費用は600万円□ 選択肢を広く持ているようにするための手段の一つとして、資産形成を行っていることに過ぎない□ 「貯める」という行為を「使う」より先に行うこと□ 市場全体に投資するというやり方が、最も無難な方法なのです□ 資本主義経済では利益を求める人類の経済活動が続く限り、投資を続けていけば報われることになる□ 道徳的であることが一番儲かる。□ 企業は永続的に活動を続ける「ゴーイングコンサーン」を守り続けルべきです□ 「想い出」を得るためにお金を使う第4章 お金の使い方、減らし方1)自分の好きなことにお金を使う2)思い出にお金を使う3)人のためにお金を使う4)無駄を楽しむ□ 欲しいものはなんでも買えばいい、でも必要なものとか、あるいは自分はしたいことは何かということを徹底的に考え、突き詰めていくと、自然に無駄はなくなると言います。□ サラリーマン脳は上からの指示がないと、自分からは能動的には行動できなくなってしまう。□ いくら経営者の視点を持っても、それに見合う権限は与えられていません。第一、それほど給与はもらっていません。□ 判断力は経験でしか得られないと思います。□ 人間が賢くなる方法は「人」「本」「旅」□ 旅の最中に非日常を味わう□ 旅の最大の楽しみは「思い出」□ビジネスで必要なのは「顧客」□ 用だけ済ませて生きていると、真実を見落としてしまう。□ 貯金を持っていれば、医療保険は不要□ 「コスパの良さを求める」ということが、日本人をますます貧乏にしていっている。□ 弔事への参列は、人のためにお金(時間)を使うということ第5章 お金より大切なもの□ お金は1)自分にとって必要なものを手に入れること2)お金よりも大切なものを守りためお金よりも優先すること1)時間2)信用3)健康4)幸福感□ 年齢に関係なく、誰も今日が、残りの人生で一番たくさんの時間資産を持っている□ 健康を失わないうちにお金を使う、という発想□ 「職業の道楽感」と「努力の娯楽化」
2023/12/02
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警視庁公安部・片野坂彰 紅旗の陰謀 (文春文庫) [ 濱 嘉之 ]価格:847円(税込、送料無料) (2024/11/9時点)楽天で購入アマゾンへ行くプロローグ□ 同じ家畜泥棒でも俺たちのように繁殖させて事業にするのとは全く違う。第一章 京都の情報□ 親が教育もできひんとなったら、子供はますます善悪の判断ができひんようになるな。□ 警視庁のような大きな組織には、案外、空白区間が出てくるものです。□ 視点の高さが変わると人も育つものなのです。第二章 長官官房総務課□ 証拠隠滅は中国共産党支配下の中級共産党員の悲しい性ですね。第三章 情報確認□ 出来の悪い経営者は何でも自分でやろうとして失敗してしまっています。第四章 視察視点第五章 組織改革□ 身の丈を知らない人はどんな分野であろうとも潰されてしまいます。□ 資質とフットワークか・・警視庁公安部といえども、そうはいないだろうな。□ 遊び心か・・それはまさに情報マンとしての資質の問題だな第六章 EU異変第七章 新型コロナウイルス禍第八章 片野坂の暗躍□ 日本の国政と地方政治の最大の違いは外交、防衛の有無という点があるからです□ 謙虚さを失ってはならないという、ある意味で躾教育も含まれるのですね□ 違法取集証拠は法的には使い物になりませんが、実態調査としては最高の結果を示してくれます。第九章 収穫□ サメの脳みそ、ノミの心臓第十章 海外出張□ 長江の水質は、どれだけ逆浸透膜濾過装置を使っても、日本では飲料水には到底ならない状態です□ 共産主義というのは、資本主義を否定するところから始まるわけです□ セグメンテーションのグレードアップ化□ 「自分が正しい」という考えに固執して、他の人の意見を聞き入れない。自分の深淵や行動が、他者よりも優れているという感覚なんですね。第十一章 ルガノ潜入□ 適材適所という言葉があるだろう。本当は今の倍くらいの人材を揃えたいところなんだが、なかなかいないものだ。□ 情報は人だからな第十二章 強制捜査□ 知らんでいいもんに知らせんほうがよかですもんねエピローグ□ 人は多ければいいというものではありません□ 実力ならばいいのですが、政治判断では困りますね□ 情報も人、捜査も人□ 警察官に最も足りないのは幅広い教養だと思います。⭐️ こちらもどうぞ私の読んできた濱嘉之さんの本
2024/11/09
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ザ・クラッシュ―暴落から資産をどう守るかザ・クラッシュ著者:マーティン・D.ワイス価格:1,680円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る第6章 安全な投資□ 「低いけれども保障された利回りと、株式あるいは長期国債の大きな損失と、どちらをお選びになりますか?」 「もちろん低い利回りよ。でも永遠に低い利回りでは満足できないわ。何が利回りを引き上げるの」第8章 債権市場のバブル□ 「赤字を抱えたまま政府が存続する唯一の方法は、借金です。政府が借金をする方法は、国民に各種の国債を売ることしかありません。以前より多くの国債を、人々に納得して買ってもらうためにはどうしたらよいでしょうか?金利をどんどん上げるのです」□ 金利が急上昇すると、低い固定利率の既発債の価格は下がります。債券価格は、株価の暴落と同じくらい激しく暴落することがあるのです。第11章 借金は財産ではない□ 私が会社に入社したとき、将来の世代が国の巨大な借金、前の世代が生み出した借金を一生懸命返さなくてはならなくなるだろうと話していました。その将来が来てしまったのですね。将来の世代と呼んでいたのが、実は自分たちのことだったとは、これは大変な驚きです。□ 経営不振の銀行はそのまま放っておけばよい。落ち込むべき経済は落ち込めばよい。暴落する株式市場はそのまま暴落すればよい。もちろんこれは厳しいことだ。しかしそうすれば、若い世代がお金の本当の価値を理解し、家族が大切だと知り、一生懸命働いて自分を犠牲にする意義もわかれば、貯蓄することの必要性も理解するだろう。第15章 行動への訴えかけ□ より9正確性を追求し、そのうえで、誤差がありうると覚悟することです第17章 大型救済□ 巨大なバブルはほとんど会計操作が引き起こしたということか?□ 選択肢は二つです。債権市場を殺すか、経済を殺すかです第20章 非難ゲーム□ 「経済の観点から考えて、誠実さとはどんな定義になるのだろう」 「人口と価格が安定しているなかで長期的に成長することです。実体のないお金や信用ではなく、実質的な富を創出することです。しかしそれを実現するためには、良い時代であることと厳しい自己犠牲が同時に存在することが必要です。ここでは、個人としての誠実さがテーマになります。つまり、一生懸命働き、支出を抑え、貯蓄を増やします。価値や習慣、倫理の根本的な転換です。これは格別新しいことではありません。」第21章 大底□ 通常、よくある市場の底で考えると、株価が一株当たりの売上高の0.7倍以下であればその株は安くてお買い得と言えるでしょう□ あなたは「大底」を探していますね。大底というのはないのですよ。□ たとえば、最初にくるのは短期MMFでしょう。次が国債。その次は、格付けの高い社債や、強固なバランスシートと高い企業価値を持つ企業の優先株式でしょうか、その後に同じ健全な企業の普通株式です。投機的なもの、たとえばジャンク債や低位株が最後になります。
2012/11/17
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ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す [ 山口周 ]楽天で購入アマゾンへ行くはじめに□ ビジネスは、その歴史的使命を既に終えているのではないか?□ メッセージサマリー1.私たちの社会は、明るく開けた「高原社会」へと軟着陸しつつある2高原社会での課題は「エコノミーにヒューマニティーを回復させる」こと3実現のカギとなるのが「人間性に根ざした衝動」に基づいた労働と消費4実現のためには、教育・福祉・税制等の社会基盤のアップデートが求められる第一章 私たちはどこにいるのか?□ ここ30年で、私たちの社会は「高い満足度を感じる人を大きく増やす」ことには成功したものの「低い満足度を感じる人を大きく減らすこと」には失敗してきた□「経済」と「幸福」にもはや大きな関連性は無い□ 私たち人間は「意味」をエネルギーにして生きていますから、意味も意義も感じられない営みに携わって生きることはできません。□ 私たちが何かを測ろうとするとき、そこには必ず「図る目的」が存在します。□ そもそも「問題」とは「ありたい姿」と「現状の姿」とのギャップとして定義されるものです。□ 心は、正しい目標を描くと、偽りの目標にはけ口を受ける□ アメリカに通底する「他国が得意な競技では、決して戦わない」と言う強い選択的意図が読み取れます。□ 科学的にあり得ないことを信じることを「信仰」と言います。つまり、「成長・成長」と叫ぶ人たちというのは、これを一種の宗教と信じている。□ 社会システムやプラットフォームは「成長が当然の前提」となっている1960年代にかけて形成されたものだからです。□ 利子とは「資本の価格」なのです。遅まり利子が「ほぼゼロ」になりつつあるということは、「資本に価値がなくなった」ということを意味しているわけです・。□ 社会システムは「時間によって資本の価値が増殖する」ということを前提にして構築□ 将来のために今を手段化する□ 経済以外の何を成長させれば良いのかわからない第二章 私たちはどこに向かいのか?□ 「経済性に根ざして働く社会」から「人間性に根ざして働く社会」へと転換させる□ ソリューションは「誰にでも受け入れられる」もの□ 市場とは「利益が出る限り何でも行うが、利益が出ない限り何も行わない」□ モチベーションの源泉は「人間性に根ざした衝動」□ 北欧型のそれに近いような社会民民主主義の方向へと、大きく社会ビジョンをシフトするべき時に来ていると思います。□ ある人の支出はある人の収入である□ ケインズの指標1)ニーズには「他人に関係なく必要な絶対的ニーズ」と「他人に優越するために必要な相対的ニーズである」2)「絶対的ニーズ」は近いうちに解決するが「相対的ニーズ」には限りがない □ 人々が、本格的な意味でより豊かに。瑞々しく、それぞれの個性を発揮して生きていくためには、各人の個性に根差した衝動を解放しなければなりません。第三章 私たちは何をするのか?□ バタフライ効果とは、腸の羽ばたきのような小さな撹乱が、遠隔地におけるハリケーン効果の要因となりうる可能性がある。□ 「他者を変える」という発想イニシアチブ1:真にやりたいコトを見つけ、取り組む□ イノベーションを起こそうとしてイノベーションを起こした人はいない。□ 私たちもまた自身お衝動に突き動かされるようにして各自に携わろうということです。□ 「労働」のない社会には「余暇」もない□ 「未来のために、苦しい今を頑張る」というインストロメンタルな思考形式から、「この瞬間の充実のために今を生きる」というコンサマトリーなそれへ変換することになるでしょう。□ 自分の仕事に強い愛情を持っている□ 仕事自体が好きなのです。結果に関係なく、仕事に打ち込みます。□ 創造的な人々は、豊かな「幸福感受性」を持っており、興味や喜びを感じることに「関わろう」とする一方で、仕事に退屈を感じると「素早く荷物をまとめてその場を立ち去る」のです。□ 私たちはあまりにも長いこと「辛く苦しいことをガマンすれば、その先に良いことがあるよ」と学校や職場で洗脳されて来てしまったために、「今、この瞬間の幸福」に関する感受性を著しく摩滅させてしまっているのです。□ とにかく、なんでもやってみる□ 「浪費」や「無駄」が、人生には必要□ なぜなら「人生」は理性的に、先見的、効率的に見つけることができないからです□ キャリア形成のきっかけとなるもの・好奇心・粘り強さ・柔軟性・楽観性・リスクテークイニシアチブ2:真に応援したいモノ・コトにお金を使う□ 応援したい相手にお金を払うイニシアチブ3:ユニバーサル・ベーシック・インカムの導入□ とにかく「取り組みの絶対量」を増やしていくしかありません。□ 「宇宙から贈与を受けた」ということなのですから、受けた贈与をまた社会に贈与し返すのが礼儀補論□ ホンネでは誰も個性的な人材など望んでいないから □ 「ある局面に向き合った時、どのようにしてその問題を処理しようとするか」という思考特性・行動特性を測ることで人材を選抜すること□ 今現在の世界の悲惨さを生み出しているのは、当の自分自身であるという意識は、本書において筆者が示したすべての改革案の根っことなるもの。
2023/06/26
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異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実 [ 宇都宮 徹壱 ]価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/7/13時点)楽天で購入アマゾンへ行くプロローグ□ 村井は、ビジネスの世界で成功した上で、Jリーグのトップの地位の担うことになった、初めてのケース。それゆえの「異端のチェアマン」なのである。□ 当時のJリーグ本体にはカネがなかった。□ 本質や理念よりも、さらには選手や不安・サポーターの心情よりも、目先の10億円を手にしなければならないーー。□ トップの人事について「時代背景によって人材要件は変わる」□ これからはチェアマン自らが最前線に立ち、自らの責任を持って決断しなければならない□ 組織と魚は天日干しにさらすと日持ちが良くなる□ 情報統制や隠蔽を繰り返す組織は、必ず腐敗してゆく□ 激動の時代をいく抜いたJリーグ第1部 試練01「JAPANESE ONLY」事件お試練(2014年)□ 「逃げちゃダメだ」というのが私の信条□ 村井の決断力とスピード□ 何よりも優先すべきはスピード02「5つの重要戦略」と禁断の組織改革(2014年)□ 勢いだけでやってきたツケが回ってきた□ またひとつ、ひとつ、できることから始めるしかない□ 2万人のサポーターがいる前で、クラブのビジョンや自分の夢を語ることができるか□ どれだけ大きな志や夢を抱けるか03 水面下で進められたDANZとの交渉劇(2016年)□ 経営基盤をの安定した体制を築くために、一度「迂回する」□ なんだ、自分たちで作って、著作権を持てばいいんだ04 悪夢でしかなかった2ステージ制(2014年〜2016年)□ 変えたほうがよければ、躊躇なく変える第2章 結実01 DANZ元年に起こった引きこもごも(2017年)□ 市場そのものの大きさ。それに加て、多くの日本人がスポーツ好きであること。ITスキルが総じて高く、インフラが整っていること。それでいて、有料放送の視聴環境が昔のままだったこと□ なるべく早くメディアの前に出て、オープンに話をしよう□ わからないことはわからないと正直に伝えて「誠実に調査中」を強調□ 「絶対逃げては駄目だ」という覚悟02 ナンバー3の辞任と統合プロジェクト(2017〜18年)□ 私は組織というのは、社会にとっての公器であり、人にとって成長の場である□ ソフトの部分(人の気持ちなど)でも改革の必要性を感じていた□ とにかく、いろんな人から話を聞く□ 社員の心の悲鳴□ みんな全力疾走しているんだけど、向かっている方向がバラバラ□ 発想力と行動力、組織内の人材育成□ 上の人に何も言えない風土□ 内省なき組織とは付き合えない□ クラブや選手たちは、あの空間を作っています。ならば、ここに集まるマネージャーに、できることはなんだろうか?□ 選手にしても、スタッフにしても、Jクラブの人たちはヒリヒリした感覚で毎日を生きている。Jリーグも現場や選手に恥じない、プロ組織にしなければという使命感がありましたね。03 Jリーグ百年構想とシャレン!の誕生(2019年)□ 25年前は、Jリーグが社会貢献できるなんて・・・想像もしなかった。□ Jリーグを使おう□ 2011年以降は、ファン、サポーター融資による被災地支援活動も定着している04 パワハラ問題とイレブンミリオンと鳥の会(2019年)□ 村井さんは、Jリーグで初めての「サポーター出身のチェアマン」だったんですよね□ パワハラという行為自体、決して許されるものではない。しかし、だからといって、ひとりの指導者の未来を閉ざしてはならない。リクルートでの30年で学んだこと□ 従業員のベクトルさえ合っていれば、会社は倒産しない。そういった確信が得られた時、人事と言える仕事に対してやりがいを感じられるようになりました。第3部 危機01 忍び寄る新型コロナウイルスの危機(2020年)□ Jリーグの経営課題を整理して人材要件を定義する□ 少しでも「おかしいぞ」と思ったら、即対応02 「Jリーグ4月きき」の真実(2020年)□ われわれが責任を持って、リスクマネジメントをします。 専門家との役割分担を明確にした上で、リスクマネジメントについてはJリーグがしっかりと引き取る□ 突破力03 コロナ禍で達成した1103試合開催(2020年)□ 明治安田生命は、Jリーグのために、そして村井さんのために何ができるのか□ 激しく本音でぶつかり合って、お互いの主張を尽くした末に着地点を見出した時、そこに深い信頼関係が生まれます04 報われなかったオリンピックへの貢献(2021〜22年)□ ひとりひとりのスタッフが、それぞれの強みを発揮できているからこそ、優れた指導者たり得ている。□ 虫の眼、鳥の眼、魚の眼、コウモリの眼□ 決断できるトップの有無
2024/07/13
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