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ふろぷしーもぷしー
突然ですが、ファンタジー小説、始めちゃいました。
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2011.01.12
カテゴリ： カテゴリ未分類
そのとき、下方から飛んできた何かが、勢いよく、がん、とレグルスの腕にぶち当たり、レグルスの手をドアノブから弾き飛ばした。
驚いて顔を上げると、そこに、鬼のような形相のアンタレスが立っていた。
いつのまにか引き返してきたアンタレスが、どうしても扉を開けさせまいとレグルスの腕を思い切り蹴り上げたのだ。
「いいかげんにしろよ！ あきらめの悪い坊やだな！」
もう何度飲み込んだかわからない怒りが、ついに、レグルスの中で爆発した。
激昂のあまり、頭がぐらぐらしてもう言葉も出ない。 レグルスは、わなわなと震える手を、再びドアノブに伸ばした。
意地でもこいつの言うことなんか聞きいれるものか、と思った。
徹底的に、逆らってやる！と。
ドアノブにかけたレグルスの手に、アンタレスも感情をむき出しに、無言でつかみかかってきた。
アンタレスの手が、レグルスの目を狙って鷲のように伸びた。
その細い腕を一撃で振り払い、横っ面を張り飛ばした。
アンタレスの膝が、レグルスのまたぐらを蹴り上げた。
その膝を足で押さえ込んで、髪の毛を引っつかみ、顔を床に血がにじむほどごりごりこすりつけた。
「やめろ、ふたりとも、子どもみたいに！ 喧嘩してる場合か？！」
遅れて駆けつけてきたベテルギウスが、レグルスを無理やりアンタレスから引き剥がした。
それでも怒りはどうしてもおさまらす、レグルスは悔し涙をにじませながらベテルギウスの腕を振り放そうともがいた。
「放せ！ もうまっぴらだ！ なぜいつまでもこんなやつに鼻面引き回されなきゃならないんだ！ こんなの、戦士になって人のために戦う気もない、ただの意気地なしじゃないか！ いくら剣の腕が立とうと、それだけじゃ何の価値もないだろう！ 虫けらと同じだ」
床にこすり付けられた額に血をにじませて、立ち上がったアンタレスが、燃えるような赤い瞳でレグルスを見下ろした。
が、その目は、怒りに燃えている、というよりはむしろ、妙に冷静に澄みきって、ある種悲しみの色さえ宿しているように見えた。
「そんなにこの扉を開けたいか。 だったら俺が開けてやる」
はっとする暇もなく、アンタレスがその扉のノブに手をかけ、くるりと回した。
レグルスを押さえ込んでいるベテルギウスも、呆然と口をあけたまま、小さく息を飲む。
扉を引き開けた、そのとたん、アンタレスが小さくうめいて床にうずくまった。
「アンタレス！ どうした？！」
驚いて顔を上げると、そこに、鬼のような形相のアンタレスが立っていた。
いつのまにか引き返してきたアンタレスが、どうしても扉を開けさせまいとレグルスの腕を思い切り蹴り上げたのだ。
「いいかげんにしろよ！ あきらめの悪い坊やだな！」
もう何度飲み込んだかわからない怒りが、ついに、レグルスの中で爆発した。
激昂のあまり、頭がぐらぐらしてもう言葉も出ない。 レグルスは、わなわなと震える手を、再びドアノブに伸ばした。
意地でもこいつの言うことなんか聞きいれるものか、と思った。
徹底的に、逆らってやる！と。
ドアノブにかけたレグルスの手に、アンタレスも感情をむき出しに、無言でつかみかかってきた。
アンタレスの手が、レグルスの目を狙って鷲のように伸びた。
その細い腕を一撃で振り払い、横っ面を張り飛ばした。
アンタレスの膝が、レグルスのまたぐらを蹴り上げた。
その膝を足で押さえ込んで、髪の毛を引っつかみ、顔を床に血がにじむほどごりごりこすりつけた。
「やめろ、ふたりとも、子どもみたいに！ 喧嘩してる場合か？！」
遅れて駆けつけてきたベテルギウスが、レグルスを無理やりアンタレスから引き剥がした。
それでも怒りはどうしてもおさまらす、レグルスは悔し涙をにじませながらベテルギウスの腕を振り放そうともがいた。
「放せ！ もうまっぴらだ！ なぜいつまでもこんなやつに鼻面引き回されなきゃならないんだ！ こんなの、戦士になって人のために戦う気もない、ただの意気地なしじゃないか！ いくら剣の腕が立とうと、それだけじゃ何の価値もないだろう！ 虫けらと同じだ」
床にこすり付けられた額に血をにじませて、立ち上がったアンタレスが、燃えるような赤い瞳でレグルスを見下ろした。
が、その目は、怒りに燃えている、というよりはむしろ、妙に冷静に澄みきって、ある種悲しみの色さえ宿しているように見えた。
「そんなにこの扉を開けたいか。 だったら俺が開けてやる」
はっとする暇もなく、アンタレスがその扉のノブに手をかけ、くるりと回した。
レグルスを押さえ込んでいるベテルギウスも、呆然と口をあけたまま、小さく息を飲む。
扉を引き開けた、そのとたん、アンタレスが小さくうめいて床にうずくまった。
「アンタレス！ どうした？！」
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ええ～！
千菊丸2151
さん
千菊丸さま☆
ふろぷしーもぷしー
さん
あっ
噴き出して下さって、ありがとうございます！
本人たち本気になってにらみ合ってるのに、
それをユーモラスに書くのって難しいです。
笑ってくださってよかった♪
とても嬉しいです☆
(2011.01.13 20:08:54)
噴き出して下さって、ありがとうございます！
本人たち本気になってにらみ合ってるのに、
それをユーモラスに書くのって難しいです。
笑ってくださってよかった♪
とても嬉しいです☆
(2011.01.13 20:08:54)
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