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子供時代、暴力を振るう親のもとで育った子供は気の毒だ。
幸い私の父は暴力は振るわなかった。それが当たり前の生活と思っていた。
しかし、考えてみると怖い父親は周辺に沢山いた。あの当時、父親のような非暴力タイプは少なかったのかもしれない。
一番身近な親戚。父と母の実家は跡継ぎの叔父さんはどちらも厳しくて体罰もあったらしい。
私自身、叔父さんが怖くてあまり近付かなかった記憶がある。
友人でも父の酒癖が悪くて結局両親が離婚した人、機嫌が悪いと食卓をひっくり返すんだよと笑いながら教えてくれた人、中学で不良グループに入ってグレてしまった男子の一人は、父親が原因で悪くなったと彼の友人がクラス会で話していた。
恐怖の中での生活は幼い子がその後の人生にも影響することや、そこまでいかなくても心の傷が残ってしまう。
実際いとこの一人は昔のことを話していて父親の話は避けていた。
そんな事を思うと、仕事で沢山の仲間達から慕われることもなく、地域の名士にも縁遠く、なにも表彰されたこともないけど、家族の為に穏やかに細々と自分の仕事を全うした父はなんて優等生なんだと改めて思った。
そして私の夫もそれを見て育った息子も非暴力タイプ。
孫達もそれが当たり前と思って生活できることは幸せなことだ。