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昨年は食べずに夏が終わった。今年も食べられるかわからない。
姑が健在の頃はお盆が近付くと親戚の誰かが大玉のスイカを「仏様に」と言って持ってきてくれた。
姑も夫もスイカを食べない。姑は特に理由は聞かなかったが、夫は子供の頃食べ過ぎてお腹を壊し、それ以来食べないと言っていた。
子供達が自宅にまだいた頃はそれでも消費できたが、独立してからはスイカを食べるのは私一人。
あの大玉を一人で食べるのはいくら好きでも限界があった。
無理して消費して夫と同じようにお腹を壊したら元も子もない。
それでなくても冷蔵庫は中身が沢山入っていて、切ったスイカを冷蔵庫に入れるのは至難の業。
ボウルに氷を入れて水浴させたこともあった。
あれから10年近くなり、遠い思い出になった。
親戚づきあいも段々略式になり、スイカを持ってきてくれる親戚もいなくなった。
あの瑞々しいスイカをこの暑い日に食べられたらどんなにスッキリできるだろう。
買うとすれば一玉ではなく、半分や4分の1に切ったもので充分。
お店では売っているけど値段を見て手が出せない。
件のスイカは皮を除いて小さく切った物で値段が70%引きで200円ほど。ちょうど私一人で食べ切れる量。
しかし、水分が飛んでそうで食べたらがっかりしそう。
それを買うのは諦めて、あとで4分の1に切られたものを買って今年の夏を味わうことにしよう。
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