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実は眼科は気が重い。
視力検査があるから。最近視力が落ちたと自覚しているのでそれを指摘されそうだから。
指摘されて新しくメガネを作ったとしても大して視力が回復しない心配もある。
そうすると運転免許にも影響が出てくる。
なので視力が良くなる体操を眼科に行く前にいつもしている。と言っても簡単なもの。
目玉を上下、左右にグルグルと回し、目をギュッと閉じてぱっと開ける。
それと遠くの景色を眺める事。
無駄な抵抗かもしれないけど、なんだか少し視力が良くなったような気もして気分が軽くなる。
そして実際の視力検査は前回と同じ。
しかし、白内障が少し進んだと医師から言われた。
確かに目が霞む。新聞の活字も見えづらい。
以前は白内障はあるもののまだ初期だから薬で進行を遅くしましょうということでその薬使用していたのだけど。
医師から「手術しますか?」と聞かれ、反射的に「いえ、もう少し様子を見ます」と答えた。
手術の話が出たのは驚いた。
身近な人の白内障手術はみんな80代になってからだもの。まだしたくない。
もう少しお薬で何とか引き伸ばしたい。
待合室で待っていると高校生位の髪の長い頭の小さな最近よく見る均整のとれたスタイルの女の子が母親と来ていて受付で話していた。
「〇〇医大で精密検査をした……」と話していた。こんな美しい子が何かの目の病気?
容姿の美醜は関係ないけれど、そんな日常から逸脱した出来事を経験したんだ。かつての我が娘も同じ事があったので胸が痛んだ。我が娘と同じように普通の当たり前の生活ができますようにと祈った。