2003年06月23日
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ほとんどの場合、勘違いされていることだと思うが、
自分で選択してやっているのではない仕事などない。
無理やり押し付けられただとか、
命令だからとか、決まりだとかは単なる言い訳にすぎず、
現にその仕事をやっている以上、それは自分で選んだ仕事だ。
そう。きっかけや理由がどうだろうとそんなことは関係なく、
やりはじめた以上、それは仕事をしている人の選択によるもので、
まずその選択にはきちんと責任をもつ必要がある。

とはいえ、通常、使われる意味での、

好きなことをやりたい=得意なことをやりたいという意味で
理解できるし、実際、それができるようになることは重要なことだ。
なぜなら、そのほうがその人個人にとっても有益だろうし、
成果も最大限になるはずだから、組織にとっても有益だからだ。

では、
「納得できないまま選択し行なっている仕事」と
「納得できてやる好きな仕事」のギャップを埋めるには
どうすればいいのだろうか?

まず最初から自分の好きな仕事ができるということはまずないし、
本当に自分が好きな仕事が何かをわかっている人も多くはいないはず。
好きなことが何かわからないが、嫌なことだけはわかるという人が

それに対して何もおかしいと思わなかったら、ギャップは絶対に埋まらない。
嫌なことを嫌だと思うことなど、誰にでもできる。
必要なのは自分が好きなことは何かを明確にし、好き=得意を確立することだろう。
そのためにはまず嫌な仕事の嫌な部分に目を向けるのではなく、
嫌な仕事の中でも有益と思える部分に目を向ける意識を養うことが必要だ。

自分がどんなものを「いい」と思うか、さらに「好き」と思うかが、
明確になってくる。
それが明確になってきたら、それが本当かどうか、実際にすこしずつ試せばいい。
試してみて「あれ?やってみたら違う」ということもあるだろう。
ようは仮説を立て、検証をするのだ。
自分の中で、自分の好きなもの=得意なものを知るためのPDCAサイクルを
まわすのだ。

ギャップはおそらくそうやって埋めることができる。
それは短期の視点でなく、中長期的な視点でなければできない。
中長期的な視点において重要なのは意識をもつことだ。

現在の日本の企業は短期的な売上ばかりに目を向ける傾向があり、
中長期的な視点で投資や改善を行なえないところが多いが、
これも同じように意識のなさによるものだと感じる。
企業にとって意識とは、全社に共有された
「ミッション-価値観-ビジョン」のトライアングルだろう。
そうした視点をもたない企業は結局、
好きな仕事ができず、好きでもない仕事を嫌々行なうしかないという
悪循環にはまり、さらに業績を悪化させるのだろう。





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最終更新日  2003年06月23日 16時09分09秒
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