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先日感想を書いた本、
「その日」はいつなのかー。死刑囚長谷川敏彦の叫び
に出てくる死刑囚 (執行された後の呼称は元・死刑囚なのかしら?)
の執行前後に関しての詳細、2年ほど前に感想を書いた
元刑務官が明かす死刑のすべて
という本に出ていましたのを発見。
元刑務官が明かす死刑のすべて
本人の日記が執行の直前の日まで公開されています。
12月に入りそろそろか・・と毎日遺書を書く死刑囚。
でもクリスマスを迎え通常ならクリスマス後はお正月明けまで
執行がないためクリスマスを迎えた当たりから安心し、
「わたくしにとって今年のクリスマスほど嬉しいものはありません。すっかり(執行があると思って)あきらめていたのですから。(中略)お与えいただいた今生での時間をさらに有意義に使いたいと思います。」
とお正月用に読む本の準備までしていたのに
27日に執行されたとのこと。
死刑囚とは言え毎日関わっていた職員の方たちは
そんな彼に”いや、君はお正月を迎えられないんだよ”
という思いを飲み込んで接しなくてはいけなく
どれだけつらかったかと。
たまたま読み直したのですが数ある死刑囚関係の本でも
この本は逸品
だと思います。
執行人も死刑に関わらざるを得ない人たちも
被害者であるという視点は部外の人間には目からウロコですが
深くうなづかせられるものがあります。
支援者が多い”有名”な死刑囚だったそうですが
やはり関連本も多いのでしょうか?
機会があったら他の本も読んでみたいと思います。
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