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a 辛うじて勝利を収めたマーべラスは妹・レピアをバードベースへ誘い、ジョー達五人もバードベースへ帰還した。到着後、マーべラスはレピアをエース司令官の個室へ案内した。「何しに地球へ来たのかね?」とエースが来訪目的を尋ねた。レピアはマーべラスらに父・エイメラスと宇宙帝国ザンギャックの関係を打ち明けた。「お兄ちゃんと私とワルズ=ギルははとこ同志であり、お父さんとゴモラズ=ギルはいとこ同志です。」という言葉にマーべラスの心は揺れ動いた。b 女性皇帝だった大叔母・ビクペラー=ギルは争い事を嫌悪し、平和を唱えていた。祖母(ビクペラー=ギルの妹)シンディ=ギルは祖父のダグラス=キャプテンと結婚し、長子・エイメラスを出産した。エイメラスは学校でも成績抜群だったが“変な子”として異端児扱いされていた。それでも彼は両親と大叔母に可愛がってくれた。ザンギャック帝国大学を首席で卒業した。化学・医学・生物学・遺伝子工学・機械工学・電子工学から政治学・経済学・社会学・心理学まで学問分野の枠を超えて多彩な知識を持っていた。c 大学卒業後、エイメラスはザンギャック科学大臣の座に就き、ミリィというお妃と結婚した。だが彼はミリィの前で小学校時代から疑問視していた“変わり者”であることを打ち明ける。こうして平和な夫婦生活を送っていたが、平和な夫婦生活に陰りが見えて来た。d ザンギャック帝国第122代皇帝・ビクペラー=ギルは異母弟(第121代皇帝ともう一人のお妃の皇子)のチャック=ギルに譲位し、上皇になる。だが第123代皇帝・チャック=ギルが皇子を残さぬまま在位2年で崩御し、皇位継承問題が起こった。皇位継承順位第一位のゴモラズ=ギル王はエイメラスの聡明さと陽の当らない傍系一族にいたことで嫉妬していた。それは日本の旧皇族と同じような存在であったからだった。そこでザンギャック王族のゴモラズ=ギル家は猛烈に王位を我が物にしたい勢力であり、暗躍を始めた。対する皇位継承順位第二位のエイメラスは先々代皇帝の遺志を受け継いで次期皇帝を目指した。そして「ザンギャック帝国は争いを決して犯さないように永遠に和平の国を目指す。」とエイメラスは永劫平和を誓った。e 戴冠式の日、ビクペラー=ギル上皇が崩御され、同時にマーべラスとレピアの祖父・ダグラス=キャプテンが急逝した。しかし二人の死は口実であり、ゴモラズ=ギルがスゴーミン兵士に命じて殺害されたのだった。これでゴモラズ=ギルがザンギャック帝国第124代皇帝に治まった。先ずザンギャック王族にいるギブケン・ミルフィーユ・ドッコイヤー三王家を臣籍降下させ、次にエイメラスの妻・ミリィを殺害した。f 即位10年後、エイメラスの運命を左右する出来事が起こった。地球では核兵器を巡る軍拡競争が展開され、ゴモラズ=ギルは宇宙帝国ザンギャックの軍事力を強化する道具として核爆弾をあと四十発用意しなければならないと考えていた。残りの十発は実験用として既に完成していた。早く完成しなけねばならないとゴモラズ=ギルは焦っていた。それにはエイメラスの優秀な頭脳がどうしても必要だった。ゴモラズ=ギルはエイメラスに大臣の地位をちらつかせたがエイメラスはそれを断った。利用されるだけ利用されて、あとは酷い目に遭う危険性が充分にあった。怒りを露わにしたゴモラズ=ギルはエイメラスを処刑台に立たせた。g 処刑前の見せしめとして近隣の小惑星・ペテロ星に核兵器の実験を開始した。運良く核兵器は作動せず、ペテロ星は救われた。原因は機械の故障だった。さらに反乱に出たギブケン・ミルフィーユ・ドッコイヤー三伯爵に救われ、処刑は中止になった。マーべラスは自分にもザンギャックの血が流れていることに鳥肌が立つように驚愕していた。
Aug 27, 2011
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次回予告 遂にマーべラスは妹・レピアと再会。レピアはマーべラス達の前で自分と兄のマーべラス とワルズ=ギルは遠い縁籍関係があると言い漏らす。レピアはザンギャックの過去を語り、 マーべラスは驚く。 次回海賊戦隊ゴーカイジャー「父・エイメラスとザンギャックの秘密」にご期待下さい。 鋼獣メカファイル ウラトム インサーンが占領した陸前原子力センターでマーべラス処刑作戦の為に出撃した。 上空5000mで待機し、両腕から放ったミサイルを火の弾に変えて落下したが レピアの小型戦闘機から放射された熱線によって妨害。両腕と両脚に刃が仕込まれ 手裏剣と駒に変形してゴーカイガレオンを追い詰める。口から小型ミサイルを発射。 レピアの小型戦闘機の熱線によってコンピューター機能が麻痺し、海賊戦法シュート クロスによって粉々になる。
Aug 27, 2011
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a ゴモラズ=ギルはワルズ=ギルからの報告を聞くと「ペテロ星は滅んだ筈だ。お前の見当違いじゃないか」と言い、ワルズ=ギルは「いいえ、これは明らかです。」と確信を持って応えた。そこでゴモラズ=ギルは「まあいい、ワルズ=ギル、今度はマーべラスを殺せ!」「ははっ、どのような方法で殺せばいいのですか」「原子力発電所を乗っ取って原子ウランを横取りせい、原子ウランがあればソーラーウェポン計画が上手く運べる。早速行動に移れ!」と厳命し、司令室に戻ったワルズ=ギルはインサーンに原子力発電所を利用したマーべラス処刑作戦を命じた。b 原子力工学の権威・洛北大学工学部小見山教授からの依頼を受けたエースはマーべラスに陸前原子力センターへ送り込む。陸前原子力センターに足を踏み入れたマーべラスは第一・第二原子炉の凄絶な残骸に言葉を失う。小見山教授到着後マーべラスは彼と合流し、センター長室へ向かう。二人はセンター長に会い、回復状況を聞く。「回復の目処が遅いと日本は崩壊します。もっと早く修復できないのですか?」と問い質す小見山教授。センター長は言葉を濁し、「うむ、先生のおっしゃることはよく解ります。でもこの陸前原子力センターは首都電力の管轄下にありましてね。首都電力の会長さんと社長さんと話し合ったんですよ。」「それでどんな事おっしゃてました?」とマーべラスが尋ねると「マスコミに散々叩かれていましたから会長さんと社長さんはだんまりですよ。」という首都電力上層部とセンター長の無責任さに小見山教授の怒りが募った。「では、第一原子炉へご案内致します。」ヘルメットを用意し、小見山教授とマーべラスを第一原子炉へ誘った。第一原子炉の建屋に入った途端、厚いシャッターが下りて二人を封鎖した。c 突然、インサーンが入り込み、「何しに来た!」「ゴーカイレッド、貴様をここで死んでもらう為よ。貴様をここで生け捕りにし、鋼獣ウラトムのミサイルで地球を粉々にするのよ。」とねちりとした言い方で本来の目的を応えた。マーべラスと小見山教授は驚愕し、「悪魔だ! 止めたまえ!」と叫ぶ。マーべラスは「くそぉ」と歯ぎしりした後ゴーカイレッドに変身しようとすると「お止め、こいつがどうなってもいいのかね」と偽のセンター長に変装していたオンミズムは小見山教授を盾にしながら「本物のセンター長と首都電力の会長と社長は俺達が殺した。諦めろ!」と本物のセンター長・首都電力会長と社長の暗殺を吐露し、変身を阻止した。「マーべラスを建屋の鉄筋部分に縛って処刑の準備をしろ」とオンミズムに命じ、小見山教授を海底要塞ミケニカへ誘った。建屋内に拉致されたマーべラスは「何する気だ!」とオンミズムの行為を尋ねた。「素晴らしいショーの準備だ。わくわくするぜ」オンミズムは100gのプルトニウムを原子炉の両脇に備え、作業が終わると姿を消した。d インサーンは鋼獣メカ・ウラトムを出撃させた。マーべラス救出に駆け付けたゴーカイガレオンはウラトムに遮られ、陸前原子力センター手前の処で墜落する。第一原子炉の建屋に到着するなり「あ、あれは―――」とハカセは空の雲から落下してくる火の弾を発見した。その火の弾は第一原子炉の建屋に向かって落下していく。手に汗を握る表情で見つめるジョー・ルカ・アイム・ハカセの四人。それをよそにマーべラスと小見山教授救出に暗躍する鎧。計算通りに滞りなく進行し、マーべラスの死を海底要塞ミケニカ操縦室内で待ち望むインサーン。室内に監禁されながらはらはらした表情で見届ける小見山教授。「インサーン様、地上1500mの上空から細い物体を発見」というスゴーミンからの連絡に「何!」とインサーンは躊躇う。その細い物体は強力な熱線であり、火の弾に的中した。おかげで第一原子炉の建屋落下は免れた。さらに小型戦闘機が出現し、第一原子炉の建屋の前に到着した。同時にインサーンが出て来て、「ええい、何者だ! 降りて来い!」と脅した。それでも小型戦闘機から細い熱線がマーべラスを束ねている鎖に目掛けて照射し、鎧の両腕に収束された銀色の光が彼を捕えた。そして鎖がほどかれマーべラスは解放された。鎧は姿を現して「あんた、相変わらず先の先が読めねぇ奴だね。まさに策士、策に溺れるだよ。あれを見ろ」とインサーンを貶めた。インサーンは顔を後ろへ振り向いた。「ば、馬鹿な!」と喚き、小見山教授は鎧が助けてくれたのだった。「ええい、何処まで運のいい奴だ。ウラトム、行け!」と上空5000mで待機中のウラトムを呼び寄せ、マーべラスはジョー達五人と合流してゴーカイガレオンで迎え撃つ。そして小型戦闘機は再び空を駆け巡った。e 上空5000mからウラトムが出現した。両腕・両脚に刃が仕込んでいて、手裏剣型に変形してゴーカイガレオンを襲う。ゴッドブーメランでさえ弾き返され、苦戦が強いられる。さらに口からの小型ミサイルでゴーカイガレオンを追い詰める。そこでウラトムは駒型に変形し、止めを刺す。しかし小型戦闘機の細い熱線が駒型に変形したウラトムに命中し、内部のコンピューター機能に支障を来たす。「さあ、今の内だよ!」という叫び声に疑問を感じながらマーべラスは海賊戦法シュートクロスでウラトムを倒した。f ゴーカイガレオンは海上、小型戦闘機は地上へそれぞれ降下した。マーべラス達が一足早く現場の地に立った。「さっきの声、一体誰なんだ?」とマーべラスが尋ねると一人の若い女性が小型戦闘機から降りて来た。「お、お前は、レピア!」とマーべラスに激しい衝撃が降り注がれた。明石暁が宇宙へ旅立つ時に言い残した言葉が予想だにしなかった現実として出て来たからである。レピアは優しい微笑みを交わして「お兄ちゃん、久しぶり」と兄妹の再会を心から喜んでいた。
Aug 21, 2011
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ワルズ=ギルは『ソーラーウェポン計画』を進行させる為原子ウランに眼を付けてインサー ンに原子ウラン収集を命じた。インサーンの巧妙な罠に嵌ったマーべラスを救ってくれた女 は彼の妹であった。兄妹揃ってインサーンの作戦を阻む。 次回海賊戦隊ゴーカイジャー「地球を汚す原子力鋼獣」にご期待下さい。
Aug 15, 2011
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a ワルズ=ギルが「どうだ、これで白状する気になったかね」と脅かすとエースは「ええい、何処まで卑怯な奴だ」と悔しそうに言った。「はっははは、卑怯は我々にとって美徳だ。さあ、白状せい」「ようし、お前がそこまで知りたいのなら言ってやろう」とワルズ=ギルの脅迫に観念するエース。「アンデスは私の友人だ。それにバードベースの着工に協力してくれた人だ。」という言葉がマーべラス・ジョー・ルカ・鎧の四人だけではなくバードベース隊員まで衝撃を与えた。「なるほど、友人同志という訳か。貴様等をこの世から葬ってやる!」と言い残し、ぷつんと消えて行った。b 「ふふふふ、ペテロ星の王様のアンデスとエースは友人でバードベース建設の協力者だったとはな。」とワルズ=ギルは妖しげな表情に変えてアイムの方へ振り向いた。「ゴーカイピンク、これで貴様の身元は暴かれた。」と達成感を募らせるように言った。「ゴーカイピンク、ゴーカイグリーン、それにガキども、残りのゴーカイジャーとエースをじわじわと痛めてやる! ようく見ていろ」とワルズ=ギルは身体をアイム達五人の捕獲処からモニターの方へ向きを変え、「戦闘機部隊、目標はバードベースのみ! 出撃! 海中魚雷、発射!」ストーンタワーの地下からザンギャック戦闘機部隊と海中を渡る海中魚雷がバードベースを襲う。c 国連軍の戦闘機部隊とランチャー部隊がザンギャック戦闘機部隊の猛攻を阻み、国連軍戦艦部隊の魚雷がストーンタワーの海中魚雷を喰い止める。「司令官、二時と十時の方向から戦闘機部隊が襲来してきました!」「それでどういう状況だ!」とエースは焦り、隊員はテレビに視線を凝らして「現在国連軍と格闘中です!」と応え、他のオペレーターは「司令官、地下500m先からミサイルらしき異常物体発生! かなり早い速度で来ています。」と報告した。「速度は?」「毎秒500mの速さで来ています。」と応えるといきなり海中魚雷がバードベースの下部に的中したが、バードベースは無事だった。「敵の戦闘機部隊が近づいて来ます!」「ようし、戦闘機部隊はレーザーとミサイルで牽制、海中魚雷は魚雷で対抗だ!」とエースは無防備でレーザー砲・ミサイルランチャー・魚雷で攻撃を仕掛けた。焦るマーべラスは「司令官、発進させて下さい!」と血気に奔った。「待て、ここは敵が去っていくまで堪えろ。」とザンギャック戦闘機部隊と海中魚雷の完全退治を最優先に考えてマーべラスの要請を拒んだ。d難攻不落のバードベース攻略に手間取るスゴーミン兵士に「ええい! 何をしているんだ!」と喚くワルズ=ギル。ダマラスは彼の様子を伺い、「殿下、お気を確かに」と彼の心を鎮静させた。そして「お前ら、まだバードベース破壊出来ないのか!」と兵士の手際の悪さを咎めた。モニターからスゴーミン兵士の戦闘機部隊隊長の姿が映し出され、「はっ、申し訳ございません。戦闘機が次々と減っていくばかりです。」「あとどの位だ」「あと半分、いえ三分の一です。」と戦闘機部隊隊長は早口で戦闘機の数を曖昧に報告した。ワルズ=ギルは「仕方ない、退き上げろ」と戦闘機部隊を遺跡基地へ戻らせた。「殿下、こいつらをどうしますか?」とスゴーミン兵士がアイム・ハカセと少年達三人の処置を求めて来ると「地下の牢屋へぶちこんでおけ」「はっ」と了解し、スゴーミン兵士はアイム・ハカセと少年達三人を地下牢へ送り込み、アイム達は地下牢に幽閉された。e 一方、ザンギャックの猛攻を守り抜いたエースとマーべラス達四人は遺跡基地の概要が描かれたスクリーンに視線を投じ、遺跡基地攻略とアイム・ハカセ救出法を考えていた。「司令官、アイムさんからの連絡です。」「何だ?」「地下牢に閉じ込めらているそうです―――」とオペレーター担当の隊員は新しい情報を報せたが、「もしもし、もしもし」と声を掛けても音信が途絶えた。「待て、兵隊に嗅ぎつけられたかもしれない。ここは連絡を待つより他が無い。」と情報交換を一旦中止して、「エネルギー光線の現在地点は?」「あと1000mでバン=アレン帯に達します。」「速度はどの位だ?」「マッハ6です。」と隊員がエネルギー光線の光速度を算出するとエースは「あと1000m――― 速度がマッハ6か――― 随分遅いな」と疑問に附していた。「司令官、何か欠陥があるんじゃないですか」とジョーが穿鑿するように尋ねて来ると「うむ、ストーンタワーの何処かに欠陥が生じたか、それともエネルギー光線の照射にそろそろ限界が生じているのか、二通り考えられる。」「そうなると私達に勝ち目がありますか?」とルカが切迫感張り詰めた表情で聞いてくるとエースは一時、間を置いて「うむ、この状態なら我々は勝てる。」と勝利を確信した。f 鎧は「でも、周りのバリヤーがあると攻めようがないぜ」とスクリーンに視線を向けてから攻略の難しさを唱えた。エースはスクリーンに眼を向けながら「お前さんの言うように一見バリヤーに囲まれていて攻めようがない。しかし―――」ストーンタワーの頂点を中心に概要図を上に傾けてズームアップした。「良く見ろ、ストーンタワーとバリヤーの間に半径10m前後の隙間がある」「本当だ!」とマーべラスは愕き、四人は身体を前へ押し寄せ眼を丸くして眺めた。「知らなかった。」とルカが言い、「じゃあ、この隙間にミサイルを撃ち込めばストーンタワーは崩れるという訳ですね。」というマーべラスからの問いにエースは「その通り、今度は地下の部分だ」と今度はストーンタワーの地下を大幅に拡大した。「見ろ、ストーンタワー地下一階は空洞で地下三階に地底魚雷の倉庫がある。」「そこにアイムとハカセが監禁されているんですか」「うむ、そう判断してもおかしくない。地下二階にストーンタワーの変電所がある。そこも叩けばストーンタワーは無用の長物になる。」「でも、バリヤーが―――」とジョーが不安な言い方をすると「いや、大丈夫。変電所を破壊すればバリヤーは消滅する。いいか、良く聞け。ルカと鎧は地下から侵入して変電所を破壊して、バリヤーを解除しろ。ジョーは超ガレオンミサイルで司令本部を狙え、マーべラスはゴーカイランサーでダメージを与えろ」「はい!」「よし、作戦開始!」とエースは反撃且つアイム・ハカセと少年達三人の救助命令を下した。マーべラス達はストーンタワーへ向かって発進した。g ストーンタワー一階にある地下侵入口へ辿り着いたルカと鎧。「ルカ、俺は変電所を一か所破壊してから誘導装置を付ける。お前はアイムとハカセ達を救出しろ」「OK」と銀色の光の鎧とルカは早速行動に移った。アイム・ハカセと少年達三人を無事救出したルカと銀色の光から元に戻った鎧は「さあ、これからが見所だぜ、奴さん吠え面画くだろうな」「ほんとだね。」「さあ、司令本部へ行こうぜ」「うん、ワルズ=ギル慌てるだろうね」一同は密かに司令本部へ急行した。ワルズ=ギルはグラスを片手に豊穣たっぷりの葡萄酒を咽喉元に潤した。「この作戦は確実に成功する」「おっしゃる通り作戦成功は陽を見るより明らかです。」とダマラスはワルズ=ギルに誇張を合わせて喋った。そして「おい、バン=アレン帯に貫通するまであとどの位だ」とエネルギー光線とバン=アレン帯までの到達時間とバン=アレン帯までの到達距離を確認し、スゴーミンは早速調査した。「殿下、バン=アレン帯まであと1200m、速度はマッハ4です。」という意外な結果にワルズ=ギルとダマラスは首を傾げた。「ダマラス、貴様は一体何やっているんだ!」「申し訳ございません。何をしているんだ! もっとエネルギーを上げろ!」ダマラスは失敗の雪辱を晴らす為スゴーミンにエネルギー光線の更なる放出を示唆した。スゴーミン兵士がエネルギー光線放射のダイヤルを最大限右へ回した途端にエネルギー光線のダイヤルから煤けた黒煙が発生した。「どうしたんだ」とダマラスが突然の不祥事を問い質すと「はっ、機械に支障が生じたみたいです。」と抽象的に報告するスゴーミン。「ただちに修理に取り掛かれ!」「はっ!」スゴーミンはエネルギー光線装置の修理に勤しみ修理が終わると「ええい! じれったい! 貸して見ろ!」とワルズ=ギルがスゴーミンに代わってエネルギー光線のダイヤルを最大まで回すといきなり右側の機械装置が爆発した。h 混乱している状況の中から銀色の光が刺してきてその正体である鎧の姿を現した「残念だったね、ワルズ=ギルさん」「何!」「変電所をぶっ壊してやったのさ。破壊するのは時間の問題。」「おのれ! よくも小賢しい真似をしてくれたな、でもこっちはゴーカイピンク、ゴーカイグリーン、それにガキどもが牢屋にいる。」とワルズ=ギルはまだ諦めきれず、「私達はとっくに牢屋から脱出しました。」「そ、その声は―――」と声を詰まらせるとアイム・ハカセと少年達三人の姿がルカの隣に現した。「私がアイム達を牢屋から出してやったのさ。スゴーミンが立っていなかったのが幸運だね。」とルカが満悦するように言って来ると「よくも・・・」とワルズ=ギルは歯を噛みしめた。「さあ、逃げるぞ」と鎧とルカ達は救出したアイム達五人を連れて脱出した。i マーべラスがゴッドブーメランでストーンタワーの尖端部を切り裂き、同時にジョーがゴーカイガレオンの艦首部から30分後に爆発するようにセットした超ガレオンミサイルを司令本部に狙撃した。鎧達がゴーカイガレオンに戻り、ストーンタワーの全壊を楽しみにしていた。一方、ワルズ=ギルとダマラスは司令本部内に突き刺さった超ガレオンミサイルを必死に除去しているスゴーミンを見捨てて専用の小型戦闘機でストーンタワーを去って、それを捨てた。発射から30分経過するとストーンタワーは木端微塵に崩壊した。「ばんざーい!」とマーべラス達六人と少年達三人は両手を上げて勝利を凱歌した。そして少年達三人と別れてバードベースへ帰った。マーべラス達六人は手を重ねて団結を改めて誓い合った。鎧とマーべラス達五人の間に生じていた壁が崩れ、お互いの友情が芽生えた。
Aug 13, 2011
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遂にストーンタワーからエネルギー光線が発射された。しかもエースはアイムの父・アンデ スと交友関係があり、バードベース建設の協力者であることをマーべラス・ジョー・ルカそ してモニター内のワルズ=ギルまで喧伝する。アンデスがバードベース建設の協力者である という情報を元にワルズ=ギルはバードベースを攻撃。エースはアイム・ハカセ救出と同時 に金城鉄壁のストーンタワーの急所を狙って破壊する戦略を繰り出す。 次回海賊戦隊ゴーカイジャー『ストーンタワー作戦・後篇』にご期待下さい。
Aug 7, 2011
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a ワルズ=ギルと幹部達はザンギャック宮殿の会議室で一同を会してザンギャック強化会議が開かれていた。テーマは「ソーラーウェポン計画」。その第一段階としてオンゴル大陸の荒原に眼を付けて遺跡基地を建設し建設現場には戦車部隊を配備する。それは完成後見せしめとして人類を抹殺することである。b バードベース内のアイムの部屋内でアイムは自ら携行しているペンダントにじっと視線を凝らしていた。ペンダントに亡き父且つ母星の王・アンデスの写真が入っていた。父上は生きているのか、それとも死んでいるのか、消息不明の父の行方が気になっていた。トントンと扉を叩く音が聞こえて扉を開けるとハカセが来ていた。彼を部屋の中に招き入れ、「どうしたの、元気ないね」とハカセはアイムの顔を覗かせるように尋ねた。「何か今までのお宝探しが空しいわ」とアイムは本音を吐露した。さらに「私達にとって本当のお宝探しって何なの」「そ、それは――― 何だろう。」とハカセは言葉を詰まらせるが「でも空しいことってないよ。 元気だそう。」気弱なアイムを優しく励ました。「ハカセ―――」とアイムはハカセの身体を大きく抱いた。c 「ソーラーウェポン計画」遂行者のワルズ=ギルは遺跡基地建設現場の巡回を余念なく行い、遺跡基地建設現場担当者のダマラスに現場の状況を問い質した。「こちらは全く異常ありません。」「気を抜くなよ。失敗したら只では済まないからな」と念を押すように言い残し、ワルズ=ギルは現場から離れた。d バードベース司令室にマーべラス達五人と伊狩鎧が集結し、エースはボードの傍に立ってオンゴル大陸の地図を眺めながら遺跡基地建設現場の在りかについて説明していた。そこでエースはマーべラス・ジョー・鎧の三人に戦闘機部隊駐屯地、ルカ・アイム・ハカセの三人は遺跡基地の二手に分かれて調査を命じた。建設現場の調査に向かったルカ・アイム・ハカセの三人は戦闘機好きの少年達三人と出会う。eハカセは少年達が写した写真に眼を凝らすと戦闘機内にワルズ=ギルがいた。ルカとアイムに見せると彼女達も驚き、ルカは調査の決め手になると思い、少年達に深々と感謝した。ゴーカイガレオンへ戻ろうとした途端にジョーからの連絡がルカの耳に伝わった。ルカ・アイム・ハカセの三人は救助に向かうが遺跡基地建設現場から戦車部隊がルカ・アイム・ハカセの三人と少年達を襲う。一方、マーべラス・ジョー・鎧の三人は前後から戦闘機部隊の挟み打ち攻撃に遭い、鎧一人で後ろの戦闘機部隊を蹴散らす。マーべラスは前の戦闘機部隊をゴーカイガレオンで対抗する。f 遺跡基地の本体がルカ・アイム・ハカセの三人と少年達の前に姿を現した。すなわち石の塔でカモフラージュしていたのだった。ルカ達は逃げようとするが、戦車部隊に遮られ、アイム・ハカセと少年達の五人は大型マジックハンドに捕まって拉致される。ルカは運良く大型マジックハンドに捕まらず、戦車部隊の猛攻に苦戦する。戦車部隊はルカの救助に向かったゴーカイガレオンによって退けられる。ルカはアイムとハカセを置き去りにせざるを得なかった過ちをマーべラスに謝った。「もういい、気にするな。」とマーべラスは許すが「だらしねぇなぁ、お前は」と鎧は許す筈がなかった。「何よ、私は必死に逃げたのよ!」「ほう、あんたは腰抜けだな。これでゴーカイイエローだからなぁ、はははは」「そんな言い方しないでよ!」と自らのプライドを傷けられ、声を荒らげるルカ。ゴーカイガレオンはひとまず基地へ退却した。g 遺跡基地司令本部で囚われの身になっているアイム・ハカセと少年達三人の前にワルズ=ギルとダマラスがいて、「ほう、今日は可愛いお嬢さんが来てくれたわね。」とワルズ=ギルはアイムの顔を覗くように見ながら人を貶める言い方でわざと歓迎した。ハカセと少年達の姿を蔑む視線で見つめ「海賊戦隊のバカまで来てくれるとは」「バカとはどういう意味なんだよ」「バカはバカなんだよ」とワルズ=ギルは抑え込むように応えた。そしてアイムのペンダントがワルズ=ギルの眼に止まった。「ほう、このペンダント、何かあるようだね」「その手放して」「放す訳には行かないんだよ。貸せ」とワルズ=ギルはアイムのペンダントに興味を持ち、毟り取った。ペンダントを開けると「これは―――」と言葉を詰まらせた。h ワルズ=ギルは捕えられているアイムの方に身体を向け「おい、この男は一体何者だ!」と先程とは打って変わって語気が荒らげ、ペンダントを右手に持って拐した。隣りにいるハカセは顔をアイムの方へ向いて「言うな! 言っちゃ駄目だ!」と口止めした。「そういう訳には行かないんだよ、さぁ、言え」と迫っても「言えないわ」と抗弁するアイム。「仕方ない、ダマラス」「はっ」とスゴーミン兵士達に拷問機の用意を命じて、アイム・ハカセと少年達三人に拷問を掛けた。「きゃーっ!」等の悲鳴が喚くアイム・ハカセと少年達三人。「これで言える気になったね。言ってみろ」「知らない・・・」とアイムは必死に堪えた。「ええい、しぶとい女だ! やれ!」と再びアイム・ハカセと少年達三人に拷問を掛けた。拷問機を止めるとアイム・ハカセと少年達三人は萎むように縮こまり、ワルズ=ギルはアイムの前に寄って「さあ、この男は誰かね?」と執拗にアイムのペンダントにある写真の人物を問い質した。「わ、私の――― 父―――」とアイムはこれ以上堪え切れず、ほろりと喋り出した。「何! お前の父! それで名前は?」と切羽詰まるように尋ねると「アン――― デス――― ペテロ星の――― 王―――」と観念して息を切らしながら応えた。「何! ペテロ星の王・アンデス!」とワルズ=ギルは声を上げた。「ははっはは、何で俺様に立て衝いたんだ」「父の敵討ちの為です。」「ほぅ、親父の仇打ちか」とワルズ=ギルはにやりと笑い、「ダマラス、バードベースにモニターを映せ!」とダマラスに命じて映像をバードベースに切り替えた。i アイムとハカセの行方を心配していたマーべラス・ジョー・ルカ・鎧の四人とエースの前に遺跡基地司令本部で拉致されているアイム・ハカセと少年達三人の姿がモニターに映し出され、驚愕する。「はははは、何故この小娘とガキどもをひっ捕えたか解かるか?」「我々を制圧する為の有利な道具として利用するからだ、違うか?」というワルズ=ギルの問いにエースが毅然とした態度で応えた。「ほう、結構いい処に眼を付けたな、お前ら、これを見ろ!」とアイムのペンダントをかざして写真にズームアップさせると「こ、これはアンデス!」とエースの顔に衝撃の色が奔った。「アンデスとお前と何か関係あるのか?」とワルズ=ギルは声を上げてエースとアンデスの関係を追求すると「知らぬ!」「知らないと言うのか、今に見ていろ」とワルズ=ギルの姿がぷつんと切れた。j「ダマラス、エネルギー光線を発射しろ!」「はっ、エネルギー光線発射用意!」「エネルギー光線発射!」というスゴーミンが発射宣言すると遂にボタン一つでエネルギー光線が太陽に向かって発射され、「辞めてくれ! 辞めてくれ!」と残酷な光景を見せ付けられたハカセは悲鳴を上げた。エネルギー光線とは地球のマントルエネルギーを利用した凄絶な光線であり、エネルギー光線は今バン=アレン帯に向かっている。果たして地球の運命は如何に・・・
Aug 7, 2011
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次回予告 総勢20万人もの人々が突然死亡するという怪事件が発生した。ゴーカイジャーは二手に分 かれて調査を開始する。謎の電波の発信源ストーンタワーズを発見したアイムとハカセは早 速そこへ向かう。一方ワルズ=ギルは自己改造鋼獣メカ・メカドムを造り上げてマーベラ ス・ジョー・ルカの三人を襲う。突如遺跡の中からザンギャックのメカが出現し、不覚にも アイムとハカセは捕えられてしまう。 次回海賊戦隊ゴーカイジャー「ストーンタワーズ作戦・前篇」にご期待下さい。
Aug 2, 2011
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次回予告 総勢20万人の人々が突然死んでいくという怪事件が発生した。ゴーカイジャーは二手に分 かれて調査に向かい、アイムとハカセは謎の電波の発信源・ストーンタワーズへ向かうが、 ストーンタワーズ自体ワルズ=ギルが製造した変身鋼獣メカであり、不覚にも二人はワル ズ=ギルに捕えられてしまう。 次回海賊戦隊ゴーカイジャー「ストーンタワーズ作戦・前篇」にご期待下さい。 鋼獣メカファイル カイナイト ルカの旧友・マイが操縦したロボット。先制攻撃でゴーカイジャーを仕留めることが目的。 両手の甲に装着している銃からレーザー砲を発射する。マイが鎧に説得されて謀反を仕掛け た為ミケニカのミサイル群とレーザー光線によって爆砕される。
Aug 1, 2011
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