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大正14年 5月1日 刊行 第5版
志賀直哉『雨蛙』
志賀直哉の作品としては「暗夜行路」と並んで何かと引き合いに出される『雨蛙』。
時任謙作とは真逆の状況を作り出したという主人公賛次郎。
妻を姦通されて、なおもその妻を愛しく思う男。
小品ながら非常にレベルは高いと思う。
この作品集は
2.冬の往来 ..................大正13年(1924年、41歳)
3.濠端の住ひ ...............大正13年(1924年、41歳)
4.偶感 ........................大正12年(1923年、40歳)
5.轉生 ........................大正13年(1924年、41歳)
6.梟 ...........................大正13年(1924年、41歳)
7.断片 ........................明治42年(1909年、26歳)
8.子供三題 ..................明治42年(1909年、26歳)
9.震災見舞 ..................大正12年(1923年、40歳)
10.甘代一面..................明治45年(1912年、29歳)
11.或る男、其姉の死 ......大正9年 (1920年、37歳)
と若い頃の作品から壮年期までの作品の力強さを感じるものだ。
厚紙に和紙を貼り付け背の題字を一枚ずつ貼り付けた外箱は美しい。
本自体はクロス装、見返りに和紙。
お気に入りの一冊である。
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