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黒子@ 強そうですね!! ハンデスを作ろうかなぁーと思いました。…
thiaary@ お久しぶりです チャミリアは白黒緑系で活躍を見せてから…
Beholder @ Beholder >りょうさん ありがとうございます。 …
りょう@ Re:カード大量に委託で売りに出しました コメントでは、はじめまして、 ずっと前か…
2008.07.17
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カテゴリ: 考察
プレイングマナーについて引き続き。 前回の記事はこちらです。

■まずは概論から
マジックのプレイングマナーをたたき台に、DM用のプレイングマナーを考えていく上では、下で取り上げたシールドとスリーブの関係のように、個別のシチュエーション、事象を取り上げていく事になります。具体的には ルールページ から、 フロアルール 、 汎用トーナメントルール 、 DCI懲罰指針 など。そしてもちろん、プレイングマナーに触れた 多くの記事 などです。

しかしながら、そうした作業に取り掛かる前に、済ませておくべき事柄があります。それがDM用プレイングマナー概論になります。マジック用のそれは、前々回に紹介した
哲学と実践

プレイヤーとプレイヤーの関係
プレイヤーとトーナメントの関係
プレイヤーとジャッジの関係
などなど、DMとマジックは、全てのシチュエーションが同一ではありません。概論の段階で2種のゲームの差異を明らかにしておきます。その上でようやく、個別シチュエーションにおけるプレイングマナーの考察が可能になります。

■イカサマはゆるさない
俺達はマジックのゲームを可能な限り自然な結果になるようにすべきだと考えており、そしてイカサマというのは不自然な結果を導くものである。単に許さないというだけでなく、イカサマは厳しく罰せられるべきである。


今回の記事では考察しませんが、DMにおけるプレイングマナーは、イカサマの防止機能を内包すべきです(この点について議論のある方は、別記事をお待ち下さい)。DMにおけるプレイングマナーは、プレイヤーが面白くプレイするための物です。DMをプレイする上では、ある程度までのイカサマは許容される/許容されるべきであるとする意見を、私は受け入れる事はできません。DMのルールシステム、カードデザイン、プレイヤー層、ショップでの取り扱われ方、宣伝方法などにイカサマを発生させる、誘発させるような要因が存在していると仮定しても、イカサマは許容しません。あらゆる種類のイカサマは、「面白くプレイする」というDMをプレイする目的そのものに反します。そしてもちろん、プレイングマナーに反する行為でもあります。

トーナメントは法廷ではない。ジャッジは検事や判事に求められるような厳密な証明を必要としない。自分の経験と教育に頼ればいい。一般論として、魚臭ければそれは魚なのだ。


★前回例示しましたので、マークドスリーブを例に話を進めます

DCI懲罰指針 によれば、マークドスリーブの使用は、 区別できるカード ─ パターンがある場合 という規定に違反すします。マークドスリーブによって、シールドトリガーのカードの判別を裏面からしていた場合、すなわち、ついている目印から利益を得たとジャッジが判断した場合 不正行為 ─ ゲーム物品の不正操作 となります。この違反は、楽しくプレイする事に主眼がおかれた一般イベント(デッキチェックも認定ジャッジも不要)、においてさえも、注意、警告、試合の敗北を飛び越えて、『失格』となります。そのトーナメントから排除されます。ボルバル時代に某緑橋のショップ公認大会で、裏スリ使用者が即失格になっていた例が思い出されます。

さて、上記マークドスリーブの例で、非常に重要な判断が下されています。 一般論として、魚臭ければそれは魚なのだ。 ジャッジは検事や判事に求められるような厳密な証明を必要としない。 という点です。

DMプレイヤーに占める、大会に参加するようなコアプレイヤーの割合は10%ほどだとされています。そうしたコアプレイヤーの間であっても、裏スリーブの使用者は散見されます。これはすなわち、裏スリがマークドスリーブであると扱われ、そしてそれがマッチの敗北程度では無く、トーナメントの『失格』に繋がるかもしれない行為である、という事を認識していない事を意味します。裏スリは、失格のリスクを犯してまでして使用する意義は存在しないでしょう。

実生活においては、『厳密な証明』、分かりやすく書くなら『証拠』が無いままに、こうした極端に不利益を受けるような取り扱いをされる場面はあまりありません。

「お前が盗んだんだろう!」
「証拠は?」

疑わしきは罰せず である事が、子供の頃から刷り込まれ続けます。もちろん実生活では、『世間(せけん)』という存在があり、マナー規定に大きく関わっているだけでは無く、証明できない罪を罰する機能を持っていますが。この 疑わしきは罰せず という価値観は、ありとあらゆる場面で取り上げられ、善の価値観として扱われ、教えられ続けています。

上記裏スリーブ使用者に、裏スリーブの使用者は 魚臭い、だから魚である として、失格を告げた場合、彼等の多くは自分がイカサマをしていた事の『証明、証拠』を求めるでしょう。『証拠』も無しに処罰を受ける事の不当さを訴える事でしょう。この行為は、ゲーム内に現実世界のルールを適用しようとする試みです。過去何度も書いてきたように、ゲーム内世界には、現実世界で行動する為のどんな種類の規範であろうとも、理由無く持ち込むべきではありません。裏スリーブ使用者は、現実世界のルール、 疑わしきは罰せず が、DMというゲーム内でも適用されると考えているプレイヤーなのでしょう。これほどのリスクを犯すには、自分が罰せられないという確信があると考えざるを得ません。そうしたプレイヤーは、他のあらゆる種類の現実世界のルール、マナー、常識を、ゲーム内に持ち込む可能性のあるプレイヤーなのです。

■こうすればイカサマが減る
マジックが採用している

トーナメントは法廷ではない。ジャッジは検事や判事に求められるような厳密な証明を必要としない。自分の経験と教育に頼ればいい。一般論として、魚臭ければそれは魚なのだ。


という考え方は、イカサマの抑止に大きな力を発揮します。 裏スリーブが魚臭い となれば、マークドスリーブによるイカサマによって利益を得ようとするプレイヤーは、裏スリーブ使用者の群れの中に隠れる事ができなくなります。まっとうなプレイヤーは、ジャッジがイカサマを告発するには厳密な証明が不要であれば、裏スリーブの使用を止めるでしょう。イカサマプレイヤーの隠れ場が減ることになります。

手札を握った手をテーブルの下へ持っていく行為、試合に使用しているデッキ以外の物をテーブルの上に置く行為、マナをタップしない事、墓地とマナの位置を混合する事、マナゾーンのカードを手札に触れさせる行為等々。こうした種類のイカサマに繋がる行為全ては、 ジャッジは検事や判事に求められるような厳密な証明を必要としない というプレイングマナーに従ってプレイする事で、減らす事ができます。まっとうなプレイヤーは、イカサマと判断される可能性がある行為を行わなくなります。

もう一度書きます。

ジャッジは検事や判事に求められるような厳密な証明を必要としない というプレイングマナーに従ってプレイする事で、イカサマが減ります。

なぜこれがDMにおいてはルールでは無く、プレイングマナーなのかと言うと、DMのジャッジはこうした判断を行わないからです。
厳密な証明を必要としない という考え方は、 疑わしきは罰せず にどっぷりと浸かってきたプレイヤー、その父兄には受け入れるのが難しい考え方です。彼等の多くは、現実世界とゲーム内世界とを区別する考え方に慣れていません。現実世界におけるルールやマナーや常識を、ゲーム内世界に何の疑問も無く、何の裏づけとなる理由も無く持ち込みます。彼等との間に生じるトラブルを避ける最上の方法は、理解するのに論理性を必要としない、肌感覚で理解可能な、生理的に理解可能な、現実世界におけるルール適用と似た物を提示する事です。DMの大会運営は、まさにこうして行われています。公正さと快さの比較で、公正さが重視されることはありません。

一般論として、魚臭ければそれは魚なのだ。 という考え方は、DMにおいては、プレイヤーグループ間で、プレイングマナーとして導入されるべき考え方です。こうした考え方がDMプレイヤー間に普遍的に受け入れられる事は無いでしょうし、それを目指すべきだとも私は考えません。自らの所属するプレイヤーグループのレベルから、大会開催ショップレベルから、プレイングマナーとして浸透させていくべきであると考えます。

一般論として、魚臭ければそれは魚なのだ。 というジャッジングを行う 仮想ジャッジ が存在するかのように振舞うというプレイングマナーです。店舗の大会運営責任者が、こうしたジャッジングを行う事は無いでしょう。ですが、プレイヤー間で、あたかもこうした 仮想ジャッジ が存在するかのように、イカサマを疑わせるあらゆる種類の行為を排除するようなプレイングマナー。こうしたプレイングマナーでプレイする事で、イカサマは減らす事ができるでしょう。





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Last updated  2008.07.17 14:21:33
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