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昨日疲れって強制終了してしまいましたが、中国映画製作の中で、今すごくその動向が気になっている作品があります。 昨日書いた補助金を受ける監督にも選ばれた、陸川(ルー・チューワン)監督の新作『南京!南京!』です。 題名を聞けばピンと来るでしょう。1937年「南京事件」を描く作品です。 来年、その70周年を迎える今年、「南京事件」をテーマにした映画製作の話があちらこちらで聞こえてきています。その中には、クリント・イーストウッドが監督するだの、チャン・ツィイーがオファーされただの、様々な話が出ては消え、消えては出ています。 自分も中国語を勉強し、かつて中国でも生活していた、ひとりの日本人として興味というか、知りたい事件ではあります。ただ、この事件に関して、日中両国はおろか、両国内でも様々な意見があり、徹底的に検証する価値があると思っています。 なので、偏った見解に基づき映画化され、しかもハリウッド資本で製作された場合、史実がどうであるかにせよ、その映像的インパクトは強烈で、世界中にその認識が広まってしまうのは危険だなという気もしています。 そんな中、中国人監督が撮る「南京事件」はもちろん外せませんし、それが陸川監督と来れば注目せざるを得ません。 陸川監督と言えば、『ミッシング・ガン』で衝撃的なデビューを果たし、『ココシリ』では東京国際映画祭審査員特別賞を受賞し、両作品ともSPE(ソニー・ピクチャーズ)が日本で配給しました。 両方ともそのクオリティーは言わずもがなですが、特に『ココシリ』はすばらしい作品です。チベットカモシカを捕獲しようとする密漁団と、それを阻止する為に民間に組織されたパトロール隊との戦いを描いた実話を基にしたドラマです。 自分は東京国際映画祭で見逃してしまい、去年ソニーがやっと日本公開することになり、ちょっと裏技を使い、マスコミ試写に潜り込ませてもらったのですが、90分弱の短い尺の作品なんですが、大げさではなく息をするのも忘れるくらい、画面に噛り付いてみた記憶があります。 そして砂漠という過酷な状況の中、スタッフや役者さんたちはどんなにか苦労したかと想像するだけで、敬意を払わずにはいられない、そんな作品でした。 この作品の素晴らしいところを挙げればキリがないですが、僕がいちばんいいな、と思ったのは、この手の作品って密漁団vsパトロール隊とし、善悪をはっきりつけた方が分かりやすいはずです。でも、陸川はきちんと両方の視点に立ち、単純な勧善懲悪ではなく描いたおかげで、作品に深みが増しました。 そんな監督が「南京事件」を描くのだから、きっとよいものができるに違いないと思っていました。 しかし、最近製作中止のニュースが新聞に出て、ネットで騒がれたかと思えば、監督自らそれを否定し、2月末にはクランク・インすると否定報道したりと、話が二転三転してます。脚本審査が通っていないのでしょうか。 陸川監督はこの『南京!南京!』をフィクションで描くと言っているようですが、この手の作品を中国側の視点ではなく、両国の視点に立ち描こうとすると、その審査通過は容易でないのは想像できます。 抗日戦争を描きながら、中国側のみの視点に立たず作られた、チャン・イーモウの『紅いコーリャン』やチャン・ウェンの『鬼が来た!』などが中国では上映禁止となったこともあります。 いろいろな横槍が入り、監督のモチベーションが下がらなければよいのですが。 中国映画、がんばれ!
January 31, 2007
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昨日深夜まであちこちネットを見てたら、電影局が映画制作補助金を出す監督を発表したニュースを見つけました。 ある程度実績のある若手監督(45歳以下!)16名が選ばれており、ジャ・ジャンクーや陸川(『ミッシング・ガン』、『ココシリ』 )、寧浩(『クレイジーストーン』)、シュー・ジンレイ、王小帥、張一白など、既に国際映画祭の常連となった監督や若手実力派が名を連ねています。 50万元が補助されるようで、デカイですし、よいことです。 と、思う反面、もちろん映画だけではありませんが、中国政府の表現者に対する干渉はかなり問題があると常々思っています。 そんな中、かなりびっくりしたのは、去年カンヌ映画祭のコンペに参加し、かなり気になっていたロウ・イエが『頤和園』(summer place)を中国政府の許可なくカンヌに出品したという理由で、5年間の映画製作禁止の処分にしたことです。(これ、有名なんですかね。去年の6月のニュースでした・・・。全然知らなかった・・・。トホホ。) 『頤和園』は天安門事件の時代を舞台に、都会の青年と田舎から出てきた女性を主人公にしたラブストーリーらしく、かなり過激な性描写があるらしい、天安門事件をテーマにしてるわけではない、というのは聞いたことがあります。どうしてこのような処分になったのか詳しくは知りませんが、ひどすぎる処分です。 そういえば、主演の青年役が郭暁冬という若手の俳優なのですが、彼は『故郷の香り』(原題:暖)の主演の青年でした。昔の会社が『故郷の香り』の権利を取得し、配給先がまだ決まっていない時に東京国際映画祭のグランプリを取ったんです。当時宣伝部だった自分は彼の取材をアレンジしました。当時は日本はもちろん中国でも無名に近い役者だったのですが、今北京ではなかなか人気があるようですね。テレビでもちょくちょくイケメン俳優として取り上げられてますし、雑誌などの表紙もしており、ちょっとうれしいです。 おっと、話がずれました。 でも、過去にもジャン・ウェンの『鬼が来た!』や張元の『ただいま』(原題:過年回家)(大傑作です!日本でもビデオ出てるので是非見てください!)なども同じ理由で政府より処分を受けていますが、何となくなし崩し的に処分が解かれてました。そういえば、張元といえば、今回の補助金対象者に選ばれたシュー・ジンレイの『ウォー・アイ・ニー』(これ見ると、結婚したくなくなります。)という大傑作もありましたね。 またまた、ずれてしまいました。 ロウ・イエは『ふたりの人魚』(原題:蘇州河)というジョウ・シュン(『ウィンター・ソング』)が主演した映画があるのですが、自分はこの映画が大好きです。3年ぶりにとった映画、チャン・ツィイーと仲村トオル主演の『パープルバタフライ』にがっかりしてしまったので、かなり期待していた新作なのでショックです。 しかもこの映画に対し共産党がかなり激怒してるらしく、中国でも海賊版も出回っていないそうです。あー見たい。 あれ、またずれちゃいました。もう書くの止めようかな。 でも手が止まらないっす。 でも、何を書きたいのか分からなくなってきました。 日本では映倫がありますが、中国は国が映画の製作をコントロールしており、脚本の段階からチェックが入ります。当然脚本の審査を通過しなければ、製作することも上映することも出来ません。 中国は今回の補助金制度のように、国が映画製作に対し応援しようとしている姿勢はよいと僕も思います。 でもその一方で厳しい審査を行い、表現を規制しています。 国内の芸術が衰退するという理由で、外国映画の普及や最近はテレビでもゴールデンタイムでの外国製番組の放送を規制しています。 中国にはもちろん才能のある監督が多くいます。チャン・イーモウやチェン・カイコーなどが90年代国際映画祭で認められ、中国映画が世界を席巻しました。かくいう自分も中国語を勉強しようと思ったきっかけは、チャン・イーモウの『秋菊の物語』でした。 せっかく世界に認められる才能が集まっているのに、それを無駄にしてしまい、いったいぜんたいどうなっているのでしょう。 非常非常に嘆かわしい、これぞトホホなことです。 がんばれ!中国映画!(もちろん日本映画も。) 強制終了。
January 30, 2007
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風邪が一向によくなりません。咳はほんのちょっとだけよくなったかと思えば、のどが痛くなり、また帰ってくる途中に咳がひどくなりました。 そっか。地下鉄の中なども至るところで、「ゴホンゴホン」。しかも奴ら、手をしないんすよ。「手をしろよ。ウツルじゃんか、ボケ」とイライラするので、余計具合も悪くなる。 嫁はこんな時間にパソコンに向かってるのが悪いと言うんですけど・・・。 一理あるかもw 今日、日本より送られてきました。 「ジャーン」 ↑おっしるこデース。 同封してあった小手紙に、 「ブログで、おしるこを食べておいしかったと書いてあったので・・・。」と。 そんなこと書いたっけー。覚えてないんだけど・・・。 うれしいっす。その気持ちが。 昔、アイドルがテレビや雑誌で、 「ワタシは○×が好きです!」 と言ったら、ファンから山ほど送られてくるというのをよく聞きました。 そっか。本人は何気に、無意識に書いたことでも、誰かが見ててくれて、送ってくれたんだー。 ま、自分の場合はファンじゃなくて、ただの友だちだけど。 本当にサンキューです。 おかげで、アイドルみたいな気持ちになりました。 今度は何が好きって書いてやろうか。ウシシ。 調子に乗ってると刺されるので、止めます。 で、感動したのが、餅です。 ↑分かります?小さくて見えないかな。この餅、切り目がついていて、手で割れることが出来るんです! すっげー。 って、普通なんすか?これ。餅に切れ目入ってんの。 知らないけど。感動しました。 割れてると、おいしく食べれるし、きっとおしるこのように小さく切って食べる消費者のことも視野に入れての、切れ目ですね。これは。 日本ってすごいっす。やっぱり。 この、何ていうか、消費者の目線に立った商品というか、細やかさとか、これこそ日本が世界に誇れるものなんですね。きっと。 自分、別に日本大好きとか、中国嫌いとか、そういう感情をあまり持ってないつもりです。そりゃ今中国にいて、イライラすることもあるけど、それが中国、中国人のすべてだと思ってないです。 「日本ってさー、。」 とか、 「日本人ってさー、。」 とか、 「中国人ってさー、。」 とか、 「中国ってさー、。」 とかとか、語るのもあまり好きではありません。 そんなの簡単に分かるわけねーじゃんって、実は思ってたりします。 そもそも自分は自分だし。日本人だけど。でも自分だし。 でも日本を離れてみて、ちょっとこういう日本のよさみたいなものを再認識することができたのは、ちょっとうれしいことでした。 で、肝心のおしるこですが、 ↑ うまかったっす!!! あざーす。
January 29, 2007
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せっかくの土日も寝て過ごしました。 さすが中国です。風邪もなかなかしぶとく、簡単には諦めてくれません。もうこれだけ苦しんだのですから、いい加減見逃して欲しいです。 木、金と2日会社を休み、昨日も泥のように眠っていました。熱があるわけでなく、ただの咳なので、別に大丈夫ちゃー大丈夫なんですが、口を開こうとすればすぐさま 「グォホン」、 と咳が出てきて、 しかも連続で、出てきて、しまいには、 「ゲボ」 と咳が出すぎて吐きそうになるので、しゃべる気もうせます。 ベッドから起き上がる気力もありません。何もする気も起きません。トイレに行くのさえ、面倒です。なので、寝ていました。何をする気力が湧いてこないんです。自分は大丈夫でしょうか。咳はともかく、自分で自分が心配です。 今日嫁がちょっと散歩でもして気を紛らわそうと言ったので、夕方やっと起き上がる気になり、外へ行きました。頭はフラフラしますが、何とか外へ出ました。たった4日ぶりですが、外は気持ちよいです。だいぶ気分も晴れました。 ブラブラ近くのスーパーへ買物に行きました。 そこで見た光景はいつもの光景でした。 1.クチャクチャ大きな声でおしゃべりに夢中の店員。 2.お客が来ると「これでもか」というくらい遠慮のない視線を向けてくる店員。 3.壁に寄りかかってボーっとしてる店員 ・・・。などなど。 ま、どうってことない、いつもの光景です。 レジに行くと、そこはまた行列が出来ています。これもいつもと変わりない光景です。 しかも今日は1つしかレジを開けていません。 ここは紛れもない中国の首都北京です。来年オリンピックが開催される、今世界中から注目を集める、中国の首都北京です。 目をつぶり、そんな夢のような理想の北京を頭に思い浮かべ、目を開けてみましたが、そこにあるのは、いつもと変わらない現実だけでした。 トホホ。 大人しいのように列に並びました。 ふと、声がし、後ろを振り返ると、目に飛び込んできたのは、上で挙げた、店員の姿でした。レジに行列が出来ていようと関係ありません。彼らの仕事は、「レジ」ではないからです。 はい。キレチャイマシタ。 「おい!誰かレジをしろ!!!!」 店に響き渡るほどの大声でぶちかましました。 が、残るのは、何事かと振り返ったお客さんと、止めてと言わんばかりに袖を引っ張る嫁。そして、「ポカーン。」とアホみたいに(失礼)口を開き、ボーっと自分を見てる店員の姿でした。 3秒後、何もなかったように、時間が流れ出しました。 おいおい。 仕方ないので、いちばん悪ふざけをしてた店員グループのところへ怒鳴りに行きました。 でも、もちろん返ってきた返事は、 「はー。何言っちゃってんのこいつ?」的な顔で、 「レジは私たちの仕事ではない。」 でした。分かっていましたが。 最悪です。もう日本に帰ろうと思いました。 こんなことでストレスが溜まっているので、きっと病気になるのだと勝手に決め付けました。今咳が出てつらいのはこいつらのせいだと思いました。 自分はノイローゼなんでしょうか。 ひとしきり文句を言い、ちょっとすっきりしたので、列に戻ると、しばらくして、おばさんの店員がやって来て、レジを開けました。 何のこっちゃ分かりません。ま、店側にも怒りが通じてよかったです。 せっかく外に出たのに、トホホです。 というか、こんなことで腹を立てている自分こそ最悪です。彼らにどう言っても絶対変わらないのです。腹を立て、怒り、ストレスをためるだけ損なのですから。 帰りの道すがら、 「今日は夕食の用意したくなくなった。」 と嫁が言いました。嫁にまで不愉快な思いをさせて、まったく自己嫌悪です。今日の定例のひとり反省会は長引きそうです。 とにもかくにも、嫁に 「ごめん。」 と素直に謝りました。 でも嫁も 「自分こそ申し訳ない。同じ中国人として本当に恥ずかしい。この国はおかしい」と言いました。 何だかとても悲しかったです。 夜、気を取り直し、今我が家でお気に入りの、「柚木屋」のお弁当を出前することにしました。 ここは電話の応対もなかなかよいですし、弁当ひとつでも出前してくれるので、最近家事をサボり気味の嫁も重宝しているようです。 早速頼みました。 ↑嫁はえんどう豆弁当小(20元) ↑自分はホイコーロー弁当小(19元)を頼みました。 梅干もなかなかうまく、ニクイです。 「やっぱり家で食べるのがいいね。ストレスも溜まらないし。」と言って、ゴキゲンに食べてるときでした、 「イタッ!」 と聞こえたかと思うと、嫁が、 「ご飯の中にこれが入ってた。」と手を出しました。 ↑はい。ガラスです。 幸い、飲み込まず、口の中も切りませんでした。 早速店に電話をかけ、ガラスが入ってたことを嫁が説明すると、(*スピーカーにしていたので、やり取りも聞こえていました。) 「不会バ。」(「そんなわけないでしょう。」) と聞こえてきました。 はい。キレチャイマシタ。今日2度目です。この対応は大きく(NG)です。NG大賞ものです。審査委員長のまちゃあきもイスから転げ落ちます。 「オメーじゃ話にならないから、老板(社長/経営者)にかわれ。10分待つから、電話をしろ!」 と言い、電話を切りました。 すると、すぐ電話がかかってきました。店長でした。 「申し訳ありません。すぐ新しい商品に取り替えて、お金も返金します。」 ・・・。 素直に謝られたので、許しました。まあ、中国にしては合格な対応だったと思います。 なかなかちゃんとしてるじゃん。 と変な感心までしてしまいましたが、やはりご飯にガラスはまずいです。もうここで食べるのは辞めることにしました。せっかくの貴重な店がまたひとつ減りました。 咳は相変わらずですし、2度の怒りのせいで、疲労困憊です。 明日からまた月曜日だというのに、また休んじゃおうか。などともうひとりの自分が囁いています。 何だか落ち込むとかと言ったことと違うのですが、気分が優れない1週間でした。 明日からはまた気分を入れ替えて頑張るしかないですね。 にしても、今日はトホホでした。
January 28, 2007
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実は先週よりずっと体調が悪い。 流行の風邪です。 病院にも早めにかかり、薬も飲んでいるのに、何だかどんどん悪くなる。 今週から咳が特にひどくなり、先週末から夜ほとんど眠れません。おとといとうとうダウンしてしまい、昨日と今日とうとう会社を休んでしまいました。 おととい病院から睡眠薬をもらった為、眠れる、眠れる。 でも咳はあまりよくなりません。どうしたのでしょう。困ったもんです。 で、今日この病院に関して、ムカつくことが起こりました。 ムカつくのであえて実名を出すと、行った病院は、ケリーセンター地下1階にあるVISTAクリニックです。外国人やもちろん日本人も対応してくれ、日本語対応のスタッフも多くいる病院です。態度もよいし、保険で予約でき、また何より自宅から近いので、特に嫁はよく行っていました。 そして、ムカつくというのは、その嫁に関することでした。 嫁も数週間前、自分と全く同じ症状、つまりひどい咳に悩まされ、VISTAクリニックにかかりました。そこで、もしかしたら肺結核かもしれないと診断され、レントゲンと痰を取る検査をしました。幸いレントゲンよりその疑いは低いと診断されたのですが、痰を3日間採取し、検査することにしました。 その結果について、病院より連絡が来るとのことだったのですが、なかなか来ないため、嫁は何度も病院に電話をしましたが、その医師でないと診断結果を言えないと言われ、なかなかその医師と連絡をつけることが出来ませんでした。 その時点で自分はおかしいと思い、「カルテがあるのだから、他の先生や看護婦さんでも分かるか聞けば?」と嫁に言いましたが、病院からの回答はやはり同じでした。 今日嫁は改めて病院にかけると、その先生がやっと対応してくれたようです。 ですが、何と先生曰く、 「3回目の痰を受け取っていない。」 とのことでした。 嫁は確かに渡したと言うと、 「でも受け取ってないので、2回目までの結果しか分からない。」と病院より言われたそうです。 それを聞いた自分はあまりにもひどいと思い、病院に電話をし、その医師と話しました。 まず、なぜ再三の問い合わせにも関わらず、電話をしてくれなかったか、という問いに、その医師は、 「日本に帰国してると思ったから。」 と信じられないような言い訳をぶちかましてきました。 検査物を失くしたことに対する責任を問うと、「渡した看護婦の名前を覚えてるか?」と聞いてきます。そういう問題じゃないでしょ?しかも謝罪の言葉が一切出てきません。 「これは大きな問題ですよ。然るべきところに訴えますので。」というと、 「どうぞ。」と言い、その医師から電話を切りました。 あまりにもひどいと思いました。 検査物を失くす看護婦も看護婦なら、それに対しての対応もこれです。 しかも、再三問い合わせした嫁の伝言も一回も病院側には伝わっていませんでした。 今後この病院に対してどういう対応を取ろうか考え中ですが、北京に住む皆さんもこのVISTAクリニックと、この医師(名前はwu(上が口に、下が天と書きます。中年の女性です。)には十分に気をつけてください。 病気になり、病院にかかり、検査を受けているというのに、こういうことが日常的に行われてるのであれば、大きな問題だと思います。 もちろん今後はこの病院にかかるつもりはありませんが、きっとどこの病院も似たりよったりなんだろうなと思ってしまいます。 外国人対応可だとか宣伝しまくってますが、全くひどい病院だと思いました。
January 26, 2007
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「牡丹と薔薇」見てます。 はい。大丈夫です。今は2007年です。これは昔に書かれた日記ではありません。 自分は自他共に認めるドラマ・オタッキーです。ゴールデンで放送されるドラマはほとんどチェックします(した)。で、2話目まで見た後、見続けるかどうかを決め、それ以降放送が終わるまではリアルタイムではそのドラマを見ません。なぜなら先が気になるので一気に見たいからです。もちろん、テレビデオとハードディス併用により、同時間帯にドラマが重なった時も対応可能です というような、ちょっとイカレ気味なくらいドラマを見まくっています。もちろん映画も好きですが、ドラマの好きとはちょっと種類が違う感じがします。 ま、でもそれは子供のときからで、あまり友だちもおらず、極めて内向的だった自分は、家に帰ると本を読んでるか、映画の脚本を読んでるか、ドラマを見てるか、そんな生活をかれこれ小学生の時からずっと続けているような気がします。 そんな自分も昼ドラと朝の連続テレビ小説、海外ドラマは制覇しきれていません。明確な理由はありません。そこらへん、まだまだツメがアマイのです。つまり、アマちゃんなんですね、きっと。 話が少しそれました。 ↑、なので、当時「牡丹と薔薇」はもちろん知っていました。そして話題になった小沢真珠さんの演技はよくバラエティで見ていました。 ある日テレビをザッピングしてると、 ジャ、ジャーン!という音楽と共に、 「牡丹と薔薇」が。しかもCCTV(8)で。 いやー。懐かしい。しかも何とも「濃ゆい」キャスティングです。川上麻衣子さんに、北原佐和子さん、神保悟志さん、そして一柳みるさんや新藤恵美さんといった2時間ドラマの影の女王も出てるじゃないですか。オタク心を十分に刺激してくれます。さすが東海テレビさん。これは外せないな。と思って見始めました。 どうやら1回目は見れなかったようです。姉妹の泥沼劇くらいしか予備知識がなかったので、何が起きているか理解しようと、久しぶりに脳が活発に動きました。 ですが、しばらくすると、妊婦らしい主人公の川上麻衣子さんが、 ↑恋人のネクタイピン(かなんか)を ↑飲み込んで、 さらに・・・ ↑うきゃきゃ、ウキャキャやってると、(しかも川上さん、「おいしい」って言ってるし) ↑お腹から水がジャっボーン。 うホッ。これはすげー展開っす。 やはり何かが起こるだろうと、カメラを構えていた自分の期待を裏切りません。 これは明らかにコメディですね。いや、サスペンスでしょうか。 放送中度々流れる、「牡丹と薔薇は~どちらがきれい~」とかいう、昔子供のときに流行った「泳げたい焼きくん」を歌ってた人の声に似てる、ヘンテコリンな歌にも、 ↑歌詞内容、とついて、訳が流れます。これはやはり紛れもなく歴史に残るケッサクドラマです。 話も中盤になり、主役の大河内奈々子さんと小沢真珠さんが出てきたらどんなに面白くなるだろうと、かなりワクワクしました。 が、正直期待はずれでした。 ヒロインの行動に説得力がないし、牡丹の受けの芝居がよくないので、小沢さんの演技も空回りしてるように感じました。 ううむ。いやいや。演技の問題でしょうか。いや、脚本の問題でしょうか。それとも演出の問題でしょうか。 小沢真珠さんの演技もそれほど強烈には感じられません。吹き替えだからいまいち伝わらないのでしょうか。まだ物語が終了していないので何とも言えませんが。 オカシイ。 変だ。 解せなかったのですが、 ふと中国人の評判はどうなのかと思い、ヤフー(雅虎)で調べてみました。 「牡丹与薔薇 日劇」で検索すると、7万ちょっとでした。昨日ブログで書いた「故宮 スターバックス」が確か130万くらいだったので、あまり話題にはなっていないようです。「私は論争」もないようです。 ただ、なるほど。 http://news.163.com/07/0122/10/35EG20B600011229.html ↑内容が過激過ぎるとかで、内容を10%カットしてるそうです・・・。 CCTV放送の日本のドラマと言えば、最近「白い巨塔」があったそうですが、「牡丹と薔薇」は反発があるようですね。「暴力あり、変態あり」と紹介されています。変態って・・・。 自分がいまいち中国放送版「牡丹と薔薇」にはまれなかった理由が分かった気がしました。 ちなみに、日本版を見ていないのですが、このドラマ、ケンカや罵るシーンが多いので、かなり勉強になります。有名になった、小沢真珠さんの 「このメス豚!」というセリフも、 見事そのまま、 「母豚!」と訳されていました。 あと、関係ないですが、中国のドラマは毎日放送してくれるので、ストレスが溜まりません。製作側は大変でしょうね。 気になるのはスタート時間がやけに中途半端なことです。「牡丹と薔薇」も22時8分からです。なんで、8分なのでしょう・・・。なぞです。誰か教えてさい。 それはいいとして、しつこいですが、「牡丹と薔薇」本当に勉強になります。ケンカ言葉の。 日本にいるとき、嫁がテレビで見たり聞いたりした悪い覚えたてホヤホヤ言葉を駆使し、自分をバカにして、それがかなり頭に来ていました。いま、セコセコとメモを取り、復讐の機会を待っています。 ウシ、シシ。 でも、 きっと百倍になって言い返されるんだろうな。 トホホ。
January 23, 2007
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熱いですね。 故宮のスターバックス論争。 さすが議論・討論好きの中国人っす。ネットのあちらこちらでがついているようですね。 ご存じない方のために、こちら↓。 http://blog.cctv.com/common/articleShow.do?id=13198 おい、中国語かよ! と言う方のために、簡単に訳すと、 CCTVのアナウンサーが自己のブログで、故宮(紫禁城)の中にあるスターバックスに、「出て行ってください。」と書いたところ、「そうだ、そうだ!」や「いやいや、今さらなにを!」「俺はこう思う。なぜなら・・・」、「私はこう考える。なぜなら・・・」、私は、私は、私は、・・・ というような、いつもの彼らにありがちな、自分の理論を自分の都合で、極めて自己中心的な論点から論ずる、名づけて「私は論争」があちこちで起きてるというわけです。 よく分からねーな。 と言う方は、 これで、↓どうだ! http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070120k0000e030004000c.html なんですよ。 このアナウンサーの「私は」的発言はつい最近のことですが、故宮内のスターバックスに対して、そもそも前からこういう意見があったのでしょうか? それとも、みな前から何となく不可解だったのが、CCTVのアナウンサーのこの発言をきっかけに火がついたのでしょうか? またまたそれとも、別に何とも思ってなかったのに、ここになって批判が集中してるのでしょうか? ↑の事情がいまいち分からないので、自分はこの論争に参加できないのですが、そもそも故宮って国の財産ではあるはずだけど、安くない入場料を払って、「営業」してるわけだし、そこに外資であっても企業が参入したのであれば、故宮側の了承は得てるはずなんですよね。きっと。 議論が過熱するのは別に構わないと思うのですが、なぜ故宮側はそれに応じ、看板を外したり、撤退を検討したりしてするのでしょうか。当初よりこういう批判は当然少なからずあったはずで、でもなぜ今になって、その批判を受け入れることにしたのでしょう。裏があるのでしょうか。 ふぅむ。 ただ、ふと自分も日本に置き換えた時に、皇居内にマック、金閣寺内にケンタッキー、大阪城内にドトール・・・うーん。確かに違和感はあるかな、と。でも、例えそれがあったとしても、日本ではこういう議論は起こるのでしょうか。 機会があったら周りの中国人にどう思うか聞いてみようと思いました。 手短にそばにいる嫁に聞いたところ、 「どうでもいいじゃねーか。」 と変なムカつく日本語で答えが返ってきました。 ↑こういう意見もあるんですね。 中国は広い。 確かにどうでもいいっちゃいい話ではあるけど。 ちなみに↓の写真は、前海にあるスターバックスです。 スターバックスは中国語で「星巴克」と言います。 どうでもいいついでに言いたいですが、中国、コーヒー高すぎです。 トホホ・・・。
January 22, 2007
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ブログ開設60日目にして、アクセス数3000突破しましたぁ そう言えば、最初の1ヶ月は一日のアクセス数が4とか5とかだったなー。最近ちょっとだけ伸びてきて、平均50~60、多いときで100くらいにはなった。よし。頑張るぞ。何を頑張るか分からないけど。 先週末地安門うまいもの通り(勝手に命名)で、ナツメ菓子などを買い食いしていた時のことでした。 通りに、↑こんな人だかりが出来ているのを見かけました。(実際はもっと多かったのですが、写真を撮るときに限って人が少なくなってしまいました。) 何、何? 近づいて行って見てみました。すると、 ↑こんな張り紙が貼ってありました。 要約すると、 「私たちは○×に住む住民です。最近私たちの地区の住居が取り壊されることになりました。でも取り壊しが決まる前から、政府はこの地区の水道や電気を止め、トイレも取り壊してしまいました。その為、住宅の周りには尿や糞のにおいが充満し、また至る所にレンガやガラスの破片が散漫し、生活できる環境でなくなってしまいました。これにより、地区の住民2人が入院してしまい、行くところがなくなった住民1名が自殺してしまいました。政府はこの取り壊しに対し、きちんと対応するという約束でしたが、全くなされていません。どうか可哀相な一般庶民を助けてください。」 というような内容でした。 この手の話は新聞やニュースで見たことはありますが、実際にこの目で見ると、迫力というか、ずっしりと内容が伝わってきました。 さもありなんだなという思いと、北京は大丈夫なんだろうかと心配になりました。 2007年になり、これからきっとオリンピックに向けて、どんどん開発が進んでいくことでしょう。でもその裏で、昔から北京で生活していた住民がどんな仕打ちを受けているのか。 フートン面白い。などと自分も浮かれて遊んでいますが、北京政府の対応如何によっては、とんでもない歪みを生んでしまうのではないかと思いました。
January 19, 2007
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突然ですが、果物ってみんな好きなんですかね。 自分は好きじゃないです。 いや、「好きじゃない」という表現は少々誤りがあります。そんな積極的な感情を果物に抱きません。要するに、どうでもいい存在です。例えて言うなら、もしこの世から肉がなくなったら、きっと自分はになってしまうでしょう。死ぬでしょう。でも、果物がなくても、別にいいです。 よく食事とかに行って、食後に果物が出ると、特に女性なんかは、 「ワーイ!」とかこれ見よがしに言いますが、自分にとってはワーイでもなんでもありません。 よくレストランなんかで、「食後のフルーツ付き」などとこれ見よがしに書いてありますが、自分にとってはどうでもいいです。 ただ、食べ物でしつこくなった口の中を、果物を食べてさっぱりさせる効果と言う意味では、なかなか役に立つヤツだな、という印象ではあります。 前置きが長くなりました。要するに自分にとって果物は全く興味の対象外だったのです。「食べるけど、好きじゃない。」そんな存在でした。 が、北京に来て、ちょっと変わりました。 嫁が日本に来ていちばん嘆き悲しんでいたことが、日本に売ってる果物の種類が少ないことでした。確かに以前自分がいた地方都市も南方だったので、日本で見たことのない果物がたくさんありました。 北京に来て、南方ほどではないにしろ、毎日嫁が見たこともない果物を買ってきます。そして、強制的に食べさせられます。その中で、なかなかハマッてしまったものがあります。 1位は何と言っても、 ↑火龍果と言います。または、紅龍果と言います。 こぶしほどの大きさなのですが、これを初めて見た時は、何かの球根だと思いました。 見た目、色共にインパクト抜群です。なかなかグロテスクで、スーパーに言っても、ひときわ目立ってます。 ↑中身はこんな感じです。 味はキュウイみたいな感じです。 「栄養あるの?」と嫁に聞いたら、 「肯定!」(「もちろん!」)と自信満々に答えましたが、 「ビタミン何があるの?」と聞いたら、 「それは知らない。」と言ってました。相変わらずいい加減なやろうです。 ネットで調べたら、http://www.by-health.com/contentshow.asp?id=294 だそうでした。 2位は、 ↑龍眼です。 これも見た目は別に何てことないんですが、中を開けると、 ↑こーんな感じです。ちょっと写真では分かりにくいんですが、透き通っていて、なかなか見ためもイケてます。あまり甘くなく、すっぱくもなく、個性がないですが、なかなかウマイです。 3位は、 ↑サトウキビです。 前に南方にいる時に、道端で売っていました。そういえば、北京ではあまり見ない気がします。そして、それをかぶりついてる中国人をよく見かけました。 これは、まず、外の皮を口で剥くと、 ↑こんな感じになります。 で、この黄色い中の身を食べ、蜜を吸うだけすって、吸ったら吐き出します。 昔いた都市で、よく中国人が道端で、サトウキビにかぶり付き、皮を口で剥き、吸い取った身を「ペーッ」と吐き出すのを見て、何て野蛮なんだろうと思っていました。女性が食べてる姿は、特に野性味が増して、百年の恋も冷めるほどです。 今は食後によく食べています。でもこれは当たり外れがあるようで、すごくマズイ時があります。 今までどうでもよい存在だった果物を見直すきっかけとなった、北京に感謝です。
January 18, 2007
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昨日今日はちょっとした忙しさでした。 日本から某雑誌社の方がいらっしゃると本社の部内の方から聞きました。本社の社長や専務も懇意にされてる偉い方でした。 と言うことで、案内させていただきました。 その方は金曜に北京に入られ、自分にもその旨連絡が来たのですが、自分はてっきりコーディネーターの方が同行してるものだと思い込み、土日は全く無視し、月曜日約束の時間にひょこひょこお会いしに行きました。そして、そこで初めて通訳など一切同行していないことを知りました。 マジで、でした。 何で言ってくれないんすか!!! 何て、突っ込めることが出来るはずもなく、恐縮と、申し訳なさに汗が早くもビチョビチョです。 汗っかきの自分が嫌いです。 着替え持って来ればよかった。 で、土日は本当にいろいろ大変だったようです。 そりゃそうです。英語もろくに通じないこの国です。容易に想像できます。 「いやー。こんなことでお手間を煩わすのも悪いと思って。ハハハ。」とその方。・・・。 逆に気を使わせてしまい、本当に恐縮し、さらに汗びしょびしょになってしまいました。もう服はぐちょぐちょです。 本当に汗っかきの自分がムカツキます。 でも、お歳を取られてもなお、自分のような若輩者に気を使う、そんなお人柄がいいな、と思いました。自分もそういう人になりたいとつくづく思いました。生意気ですが。 知り合いの配給会社に行きたいと仰ったので、伺うことに。そこから、突如コーディネーター兼通訳に。トホホ。大変でした。 昔ながらのボロい感じと最新の映画館を見たいと仰ったので、急遽映画館の方に連絡を。フー。北京に来てちょっと必死にいろんなところに顔出しておいてよかった。国貿にあるオープンしたての万達をご案内できました。 よかった。ちょっと中国語がしゃべれて。きっと日本じゃ相手にもされないだろう方に、中国語がちょこっとしゃべれるだけで、頼りにしてもらえるんだから。これからもっと頑張ろうと思いました。 そして、業界の大先輩のお話はやっぱりかなり面白かったです。 でも、そんな忙しい中にも会社から連絡が。 「ちょっと急用なんだけど、会社に戻ってこれるか?」 「無理。明日にして。」と言うと、 「でも今日じゃなきゃ困る。」 ただでさえ、テンパリ気味なのに、この仕打ちかよ!と理不尽さに、 「いつも自分の都合ばかり優先するな。こっちにもこっちの都合があるだろ。!明日にしろ、ボケ!」と言い放ち、携帯の電源を切ってしまいました。 今日じゃなきゃいけないわけじゃないのに。全く奴らはこっちの都合も考えねーな。とムカつきました。 でも夜、布団の中で、「今日の定例のひとり反省会」実施中に、 今日のこの予定は急遽決まったことで、本当は会社に出勤してなければいけなかった。 →つまり、自分が悪いということに気づき、猛反省。自分の精神的な未熟さに悔しく、なかなか寝付けませんでした。 今日もかなりヤバイスケジュールだったのですが、意地でも会社に顔出してやると思い、でも手ぶらじゃ合わす顔がないですよね。 ということで、「よし。今、人気のブログ、北京のジウ。トホホの日々で話題沸騰中のナツメのお菓子を買って行こう。」と思い立ち、朝からナツメお菓子の店へ。 リッチにタクシーでナツメ菓子屋に乗りつけ、ふと見ると、通りの向かいに行列が・・・。 吸い寄せられるように見に行くと栗屋です。栗かー。珍しいな。 ↑こーんな行列できてるしなー。 と言うわけで、並ぶことにしました。 朝なのに老若男女が。不思議です。出勤前に栗買ってんのかな~。ま、いいや。 んんん? 待っても待っても前に進みません。 痺れを切らし、ちょっと前のおばちゃんに聞くと、 「今作ってるのよ。」と。 へー。 オイ!!! で、結局40分以上待ちました!!! 今振り返ると途中から意地でした。いや、無心でした。無の境地でした。 忙しいと言いつつ、こんなことしてる自分はイカレテます。 つくづく思いました。 でもおかげで、会ったときに「おはよう」と言った顔が怒りで強張っていた同僚の顔も、栗で和みました。ホッ。許してくれてありがとう。心が広いです。中国人のこんなところ好きです。 で、肝心の栗のお味ですが、うまいです。甘いです。これはなかなかです。さすがの行列でした。 ↑中国の栗って皮がうまく向けなくいつもイライラしますが、この栗はツルツルっと剥けます。 もちろん、よき夫である自分は嫁の機嫌を取るのも忘れません。 ↑1斤(0.5キロ)10元でした。 ↑「遅い。まだまだ?」とブツクサ言ってたら、前に並んでたおじいちゃんとおばあちゃんが栗屋で売ってる、ひまわりの種をくれました。懐かしくなって、買っちゃいました。 にしても、栗といい、ナツメのお菓子といい、焼き芋といい、この通りはヤバイです。ちょっと真剣に開発してみようと思いました。 ちなみに、今日の昼は栗でした。トホホ。
January 16, 2007
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今日は嫁とデートでした。今週ずっと忙しく、ろくに家にいなかったので、家族サービスです。 朝昼兼用の飯をいつも通り近くのパン屋に行こうと外に出ると、珍しく風も吹いておらず、暖かく、そんじゃどこか散歩しようか、ということになりました。 昨日書いた「北京メディアの会」で出会った方が鼓楼の近くで杏仁豆腐屋を経営されているのを思い出し、ブラブラ行くことにしました。 例の如くバスで降り、この前と同じく焼き芋を食べました。ブラブラ歩いてると行列を発見しました。確かこの前も行列が出来ていたなと思い、見ると、ナツメのお菓子を売ってる店でした。 途中で売り切れてしまい、新しいのが出来上がるまで結構待ちました。 なので、横にある、臭豆腐を食べて待つことにしました。 これ、その名の通り臭い豆腐なんです。自分が前に湖南省で働いてた時の臭豆腐は真っ黒のやつでした。マジで真っ黒。しかも匂いが本当に強烈なんです。トイレみたいな。でも、これは結構アリな味でした。3元(約45円)でした。 ナツメのお菓子はかなり待ちましたが、おかげで出来たてをゲットしました。ホカホカでした。 これが、 ぅうまい! 全然期待していなかった分、喜びも倍増です。小躍りしたくなる旨さです。これは絶対おススメです。北京っ子の舌も侮れません。さすがの行列の味でした。 ちなみに、1斤(0.5キロ)6.8元(約100円)で、1斤買うと半斤サービスなので、周りの中国人はたくさん買っていました。僕らは1切れ買い、3元でした。 ブラブラ歩き、また前海にやって来ました。今日は暖かいからか、前より人が多いです。 そして、 ↑こんなフートンや、 ↑こんなフートン、 ↑こんなフートンをブラブラして、 やっと見つけました!杏仁豆腐の店です。 ジャーン。 雰囲気もとてもよい感じです。本当は2階に行きたかったのですが、いっぱいでダメでした。 これが待望の杏仁豆腐です。調子に乗って、ジンジャーエールとシフォンケーキも頼んでしまいました。 このジンジャーエールマジでウマイです。一気飲みしてしまいました。ご主人が仰るには、生姜を煮て作った本物の、ジンジャーエールだそうです。 そして、待望の待望の杏仁豆腐です。 ウッマーイ。 柔らかい!トゥルントゥルンです。これはヤバイです。一気食いしてしまいました。 いやー。大満足でした。 食べたことない方、是非おススメなので、是非行ってみてください。 ↑場所はここです。 夜もこの通りで食べました。 北京初のカレー屋発見です。インドカレーです。 カレーって、不思議です。 「今日カレー食べる?」と思った瞬間、頭の中にはカレーしかなくなります。まさに今日がその日でした。そして、本当に偶然カレー屋を発見したので、これは入るしかありません。 雰囲気はとてもよいです。店員もすごくいい感じです。 さてさて、カレーは・・・ う、っまーい!カメラがターンすると香取慎吾(*スマスマのビストロスマップのつもりです。)が出てきそうです。 やっと見つけた。カレー屋。ここは絶対常連になります。 よし。今後のコースが出来た。 焼き芋→ナツメのお菓子→カレー→杏仁豆腐 北京スペシャルコースの出来上がりです。 にしても、今日は食べまくりでした。嫁曰く、「豚みたいに食べた」。名づけて、豚食いした。 豚にならないように、ジム行くか!とやる気になってふと、時計を見ると23時でした。こうして減量の道が遠のいていく・・・。トホホ。
January 13, 2007
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今日は以前知り合った方から聞き、「北京メディアの会」というのに参加してきました。 幹事の方から予め出席メンバーのメールが来たのですが、報道の方(テレビ、新聞)、雑誌の方、広告代理店の方、カメラマン、クリエーター、美容師の方・・・。錚々たるメンバーだったので、行く前からかなり気後れしてしまいました。同じ業界の方もいました。 今日は午後から駐在所の方で雑務処理をしなければならなかったのですが、駐在事務所から会場も近いのでよかったです。でもここは遅れてはいけないと思い、気合を入れてかなり早めに出たのですが、迷ってしまいました。店に電話しても長いこと話中だし、今日出席する方の携帯番号もまだ登録していないので、な感じで歩き、やっと見つけました。時はすでに時間を過ぎてました。トホホ。 集まった方たちは今まで自分が参加した会で最大規模の人数でした。皆至る所で名刺交換をしています。こんなに日本人の方って北京にいるんですねー。それが、単純に、でした。 すっかり気後れしてしまった自分は、部屋の隅っこの方にちっちゃくなってました。が、頑張ってご挨拶しました。でも途中でやっぱり疲れてしまい、また隅っこに戻りました。やはり隅っこは落ち着きます。 今日は人数も多く、名刺交換をして、少し話して、「はい。チェンジです。」みたいな感じだったので、少し残念でした。が、その中でもいいなーと思う人たちに出会うことが出来、少しずつではありますが、話が出来てすごく面白かったです。こういう場で自分のことを話すのは本当に苦手なので、相手に自分のことを理解してもらうのはなかなかままなりませんが、この北京で、第一線で働く方たち、しかも職種も遠からずの方たちなので、すごく刺激になりました。 初対面の人と話をし、いろいろ語り合う。 自分が最も苦手とすることのひとつを、ここ3ヶ月で、人生今までにないくらい経験しています。これが荒療治となって、克服できるのでしょうか。でも、あれこれ考えず、いろいろな人の話を聞いて楽しんだり、考えたりさせられれば、それでよいのだと思いました。
January 12, 2007
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昨日の続きです。早く書きたくてウズウズしてきたので、昼ごはんをさっさと切り上げ、書いています。 「喜ばせ組」の演出にすっかり酔いしれ、ぐっちょりになった汗を拭いしばし休憩していると、出席者のひとりである、ワハハ本舗所属の芸人さん「ねんど大介」さんがネタを披露してくれるとおもむろに席を立ちました。曰く、しばし用意が必要とかで、部屋の外へ出て行ってしまいました。 何が始まるのか、ドキドキわくわくしていると、幹事さんの携帯が鳴り響き、それに合わせ幹事さんが音楽を流し始めると・・・ ど、ドッピャーン。 度肝を抜く女装での登場です。 驚きすぎてしばらくは撮影するのを忘れていました。 そんな一同驚愕のリアクションに我関せず、ねんどさんのネタがジャンジャン進んでいきます。 しばらくしてようやく落ち着きを取り戻したので、撮影しました。 ↓サランラップ越しによる、ねんどさんキスの大サービスです。みんな積極的にサービスを受けていました。(うそ) みんなさっきと同じくらい、いやさっきのとは違う、「爆笑」という種類の笑いで、次は誰がキスのサービスを受けれるか期待しながら、事の成り行きを見守っています。 風船を使った芸はサイコーでした。自分もねんどさんにハートをぶち抜いてもらいました。(写真ではよく分かりづらいですが、ハート型の風船に、同じく矢の形をした風船でぶち抜く。という芸です。) 衣装チェンジを行い、いよいよ本格風船芸のスタートです。しかも、ねんどさんによる「喜ばせ組」いじりの開始です。 どうなるのかなとちょっとドキドキしながら見ていましたが、 ↑こんなに、 ↑こんなに、 大喜びでした!!! スゴイっす。ねんどさん。自分、文才がなく、面白さがきっと伝わりにくいと思いますが、マジ最高でした。「喜ばせ組」のも間違いなくがっちり掴んでいました。 いやー。 何かいいですね。 お笑いにしも、音楽にも、本当に国境はないんだなと思いました。 自分は普段決して何も考えず、お気楽ご気楽に過ごしているわけではありませんが、ここで、朝鮮と日本の関係について語りたくありません。もちろんこの場で朝鮮がやってきたこと、やってるだろうことに対し、あれこれ意見を述べるつもりもありません。それは全く別次元の問題だと思うからです。なので、彼女たちの思想がどうとか、朝鮮人はこうだったとか、朝鮮の方全体を分析するつもりも、もちろんないです。 「喜ばせ組」などとちょっとおふざけした書き方をしてしまいましたが、お互い別の国から来た外国人同士が、中国語を使って話をし、同じものに対し、同じように笑った、ということを書きたかっただけです。 ただ、歌や笑いを通じて、今まで全く未知の国だった方たちと一緒に笑ったりすることができたのは、素晴らしい体験だと思ったのです。 ふと見ると、いつの間にか、部屋の中やドアには店の子でいっぱいになっていました。 そこには日本人も、朝鮮人も関係ありません。ただただ「笑い」に包まれていましただけでした。何とも言えない、幸せで、暖かい空間がそこにありました。 ちなみに、素顔のねんど大介さんは こんな方です。↓ 中国人の可愛い行動を真似たネタ、「可愛的中国人」も最高でした。 自分はお笑いは大好きですが、語ることは出来ません。 お笑いのネタもテレビの収録現場で何度も生で見たことはありますが、いつもあくまで仕事で、だったので、プライベートで、しかもこんなに近くで、しかも自分たちをいじってもらいながら見たのは初めてでした。 かつてお笑いの芸人さんと映画で一緒に仕事したことはありましたが、総じて感じたのは普段はびっくりするくらい大人しく、でもカメラがまわると本当に驚くくらいの瞬発力を発揮し、一気にテンションが上がるということでした。それは役者さんのそれとは全く違う種類のもので、毎度ただただ感心し、驚くばかりでした。役者さんも、もちろんそうですけど、きっと集中力が尋常ではないのですね。 ねんど大介さんはかつて上海で活動されていたようですが、これから北京でも活動していくそうです。 女装というビジュアルでの面白さ、風船で披露した器用なネタ、上で書いた「可愛的中国人」というべしゃりでのネタも全く嫌味や批判のかけらもなく、素直に大笑い必ずや中国人の方々にも受け入れられることを信じています。中国のテレビで、ねんどさんのネタが見られる日が楽しみです!ねんどさん、ありがとうございました~! とてもヤホホな、夜でした。 ちなみに、今回紹介したお店の詳細は下記です。 銀畔館 朝陽区芳草地西街11号 TEL010-8562-4929 あまりにも楽しすぎてメニューを見て帰るのを忘れてしまいました。が今度改めて行った時には、犬肉の鍋と冷麺が食べてみたいです。
January 12, 2007
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昨日は「北京70年代の会」の新年会でした。 北朝鮮料理屋でした。 実は2度目です。赴任前の7月に出張で北京に来たときに、同行した総務部の上司が「肉が食べたいな。」と言い出し、もちろんそんな店は知る分けもなく、タクシーの運転手に聞いたら、望京に連れて行かれ、「ここ有名だよ。」と言われたところが、朝鮮料理でした。でも正直あまりうまくなかったので、これは1回にはカウントしません。なので、字もちっちゃめです。 と言うわけで、気を取り直して、新年会@北朝鮮料理屋!でした。 いやー。サイコーでした。 怒涛の←3連発です。 この店、何と家から徒歩で10分くらいでした。しかもここ、朝鮮大使館のすぐ近く、だそうです。全く知りませんでした。こんな自宅の近くに朝鮮大使館があったんですね。驚きです。 しかも、前日にマイミクの方から、まったく偶然この店のことを教えてもらい、期待に胸は膨らみっぱなしでした。 同じマンションに住む、同じく今日の出席者の方と偶然道端で会い、一緒に向かいました。 店に入ると、「ニーハオ!」ではなく、 「@#$%*+”^>:!!!」 うぇ。朝鮮語だ。何て言ったの?何て言ったの? テンション状態の自分は、すでに汗びっしょり。脇の下が気持ち悪いです。 部屋は意外と普通の感じ、でした。 まだメンバーが揃っていないので、とりあえず席に付きました。 ふと見ると・・・。 うぉ!お姉さんが超かわいいじゃないですか!肌も雪色で、モチモチしています。一気にテンションっす。ここでも怒涛の←3連発です。もちろん汗はビチョビチョです。 必死で汗を拭いてるうちにメンバーが揃い、開始です。 うん。うまい!料理いい感じです。 ↑マツタケでした! ↑焼き魚も出ました。 「こういうのは普通に朝鮮の人も食べるの?」と聞いたら、食べると言っていました。でも味は普通の焼き魚でした。 今日のは日本語のフリーペーパー「スーパーシティ」編集部の方もいらしていました。で、コース料理でした。コース名は「スーパーシティ・スペシャル」だそうで、そう言えばこれから行っても注文できるそうです。「スーパーシティ」最高です。(訂正:「ピョンヤンに行ったつもりコース」by KYOKOさん。) 特にこの牛尾湯(テールスープ)が気に入りました。 ちょっと塩辛い感じがしましたが、自分は大好きです。肉も柔らかくて最高でした。 ちょっとお腹もいい感じになったので、先ほどの女の子をいじってみることにしました。 彼女は23歳だそうです。胸にはもちろんあのバッジが。でも白髪が生えていたので、「んんん?」と思ったら、あの方のお父様だそうです。ある方が前に「これは私の心臓です。」と言われたことがあるそうです。住んでるところはこの店から徒歩ですぐのところだそうです。つまり大使館か?と聞いたら、違うそうです。後の答えは見事かわされました。 そしていよいよステージが始まりました。 さっきと違う女教師風の方が入ってきて、歌を歌い始めました。 さすが女教師。教科書のお手本のような素晴らしい歌声です。でも彼女は1曲でフェイドアウトしてしまいました。 おい!と思ったら、次々に始まりました。 しかもみんなニクイです。中国語の歌ですが、「時の流れに身をまかせ」、「月亮代表我的心」、「甜蜜蜜」など、中国にいる日本人なら恐らく誰でも知ってそうな歌を選曲します。 そして何気なくマイクを渡し、一緒に歌うよう勧めます。みんな恥ずかしがってる感じでしたけど、何かに吸い込まれていくようにマイクを握り締め、歌い始めます。しかも誰もが満面の笑みです。 自分も、もちろんお気に入りの彼女とデュエットしました。 にしても、本当に盛り上げ上手です。 ふと舞台袖、いや部屋の隅を見ると、彼女がリモコンを手に持ち何やら操作をしています。 うん? しばらく見ると、彼女がボタンを押した直後に、カラオケから「パチパチパチ~!」という拍手の音が・・・! なるほど。彼女は曲の盛り上がりの合間や客が熱唱した合間に、巧みな指先操作で、拍手の音を出していたです。 これはかなりテクニシャンと見ました。 もう盛り上がりまくりで、最後は、 あんなことにも、 こんなことにも、 の大フィーバーになっちゃいました。 誰もが汗びっしょり。でも満面の笑顔。 すごい。彼女たちは、正直「喜ばせ組み」です。 怒涛の←5連発です。 うぅー。暑い。すでに半そでTシャツ姿になっている方もいます。 窓を開けよう。 とすると、窓だと思って開けたところは、 ↑ただの白い壁でした・・・。 いやー、楽しかったねー。 と今日はこれで終わりだと思いました。 でも、今日のスペシャルナイトはこれで終わったわけではなかったのです・・・。 明日に続く。
January 11, 2007
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今日家に帰ったら、 ↑が、ソファーに置いてありました。 ど、ドーン。と。ど真ん中に。 おう!これがうわさの「春節赤赤セット」(勝手に命名)か! ふと背後に殺気、いや気配を感じ、後ろを振り返ると、嫁がドアの隙間から顔だけ出し、 「買了。開心不開心?ウシシ」(「買っちゃった。ウレシイ?ウシシ)と聞きました。 「う、う、うん。ありがと。」 と言うしかないですよね。 「春節になったら履こうね。」 ホラ、と自分の春節赤赤セットも・・・。 前買ったじゃん。と心で突っ込みを入れつつ、と思いきや、なるほどお揃いなのね・・。 ハー。 このパンツいつ履こう。人前でズボン脱ぐときには絶対履けないや。(注:ジム、温泉などですから。誤解しないでください。) しかもよく見ると、このパンツ、豚がいるじゃん。 こりゃまたメデタイは! 「歓歓(ファンファン)↓も守ってくれたし(注釈1)、これ履けばもう絶対安心よ!」 注釈1:このオリンピックキャラクターが赤で、炎が頭にあるから、悪いことを燃やしてくれると嫁は解釈している。(注釈2)そのため、自分の携帯のストラップもこれ。ソファーに陣取るこの人形も我が家にいます。 注釈2:ちなみに、この赤は、オリンピックの聖火をモチーフにしてるそう。なので、悪いことを燃やしてくれるための赤では決して、ない。が、その事実は嫁に、言って、ない。 こんな赤、赤、ばっかりで目がチカチカするなー。写真では伝わりにくいですが、このパンツの赤、すっごいです。 中国では今年、豚年なんです。そう言えば、7年前に中国にいるとき、中国人の友人に干支の話をして、いのしし(野豚)年と言ったら、笑われたなー。 にしても、結婚してかれこれ5年目になりますが、やつの行動はまだまだ読みきれません。アナドレません。 トホホ。
January 9, 2007
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今日は正月休暇最終日でした・・・。トホホ。 マイミクのゆりママ経営のお店である「Liu」の新年会に行ってきました。前からずっと行きたくて、でもなぜか機会がない店だったので、とても楽しみにしていました。 店の雰囲気もよく、料理もとてもおいしく、しかもおしるこまで出て、かなり感動でした。ついつい食べ過ぎて、マジで満腹になりました。 食事券はゲットできませんでしたが、今度マンガも読みたいですし、また行こうと思いました。ゆりママの、オリンピック前に起こるだろう、北京の現象の話など、いろいろ考えさせられる話あり、楽しかったです。 にしても、本当にこの歳になって情けないですが、自分は初対面の方と話すのが本当に苦手で、仕事なら何とかなっても、プライベートだととても大変です。でも北京に来て自分なりに積極的に外へ出て行こうと努力し、今日も緊張しまくりでしたけど、少しずつこのダメダメからも克服できればと思いました。まったくもって日々精進です。 本当に10代の頃は、30過ぎの人なんてかなり大人だと当然のように思っていましたが、今自分がこの歳になると、まったくそんな理想の大人像からはかけ離れています。いったい自分はいつになったら成長しきれるのでしょう。世の中の30過ぎの人はもっと違うはずです。情けない限りですが、そんな自分をまずは受け入れるしかないです。仕方ないです。まったくもって、日々精進です。 夜はまたまた初対面で、同じマンションに住んでる方とご飯を食べに行きました。家から近いところなのですが、北京料理の店で、雰囲気もすごくよく、味もおいしかったです。まだまだ自宅近くで未開発の店はありますね。反省です。すっかり知った気になっていました。まったくもって、日々精進です。 ここも近いうち必ずまた行こうと思います。 今日食事した方も、同じ業界ではないのですが、エンターテインメントという大きな括りからいうと同じ業種の方なのですが、それでも全く知らない世界の話なので、いろいろお話が出来て、すごく楽しかったです。 北京に来てやっとまる3ヶ月になり、つくづく思いますが、ミクシィのオフ会やいろいろな食事会、飲み会で出会う方と、「北京で生活している」という単純な共通点だけで、日本では絶対知り合えないだろう方たちと、食事したり、話をしたりするのは、本当に貴重で、有意義な時間だと思います。自分も早く成長し、そういう方たちに面白いネタや役に立つ話が出来るようにならたらサイコーです。まったくもって、日々精進です。 最後に今日ゆりママのお店で、「JYONGRI」(ジョンリ)という12月にデビューしたばかりの新人歌手のCDがエンドレスで流れていました。「Possesion」と「MyAllForYou」という曲です。とてもよい曲です。自分は「Possesion」がマジで大好きになりました。「日経エンタテインメント」1月号の「ネクストブレイク10代の肖像」で、蓮佛さんと共に紹介されていますので、要チェックです。今日一日中この曲が頭で回っていました。日本の曲はすっかり知らず、カラオケに行ってもきっとついていけませんが、この曲はマスターしました。(はずです)ゆりママの親戚だそうです。 さあ、明日(今日)から会社です。 トホホのホ。
January 7, 2007
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今日本当は郊外にある漢方のテーマパークに行く予定だったのですが、思わぬ強風の為即中止にしました。 北京の風、マジ強すぎます。 ちょっと身体もダルかったので、家でゆっくりすることにしました。「プリズンブレイク」のシーズン1を見ました。見終えました。 なんじゃこりゃ! これ、ひどくねー?後半になればなるほど、ガタガタじゃないですか。所長があっさりと閉じ込められたり、最後の最後で、マイケルが「逃げろ。」って、笑っちゃいましたよ。正月ずっと見まくったのに、時間返せ!と言いたいです。 さて、昨日書けなかった温泉ですが、昨日龍頭マンションと藩家園の帰りに、コンシェルジュの温泉特集に載ってた摩力聖匯北京温泉会館に行ってみました。 中に入ると、ありがちな豪華衣装を身にまとったお姉さんが迎えてくれました。施設もなかなかゴージャスで、ホールは高級ホテルのようです。 更衣室に入ると、またもやありがちなたくさんの係員が迎えてくれます。 服を脱ぎ、風呂場へ向かうと、係員が大声で、「お客さん入りマース」的なことを言うと、風呂場にいる係員がまたもや大声で、「いらっしゃいませー」と言い、こちらを見るので、素っ裸で無抵抗な自分はちょっと恥ずかしいです。 金曜の夕方だというのに、中はまあまあ人がいます。中国人はどういうお風呂の入り方をするのかと観察しようと思っていましたが、意外と普通でした。 お風呂に入り、2階の休憩室に行こうと思い、お風呂の脇にあるタオルと部屋着が置いてあるところに行くと、またもや係員がいて、パンツを渡してくれます。しかも、広げてすぐ履けるように、です。「ん?」と思い、横を見ると、跪いた係員の方におじさんが手をかけ、パンツをはかせてもらっていました。もちろんおじさんの股間は係員の顔の目の前です。 さすがに恥ずかしいので、自分で履きました。 にしても、サービスが過剰です。1.タオルで身体を拭いてると、すぐさま係員が寄ってきて、 「背中を拭きましょう。」とか、2.シャワー室にあるケースに入った新しい歯ブラシを取ろうとすると、すぐさま係員が寄ってきて、 「空けましょう。」とか、 3.のどが乾いたので、飲水機の水を飲もうとすると、すぐさま係員が寄ってきて、 「冷たい水ですか、熱いお湯ですか、ぬるま湯ですか?」 とやってくれようとします。 うーん。 うれしいけど、ウザイ。サービス良いのは悪いよりも当然いいけど、でもウザイなー。中国人はこういう分かりやすいサービスが好みなのでしょうか。いくらなんでも過剰すぎます。奥ゆかしいサービスと言うのは、この国では通用しないのでしょうか。 自分は何とも言えない落ち着かなさを絶えず感じていました。風呂に入ってのんびりしたいのに。妙にソワソワ、キョロキョロしてしまいました。 そしてやっとこさ雰囲気にもなれ、のんびりと安らかな気持ちと、温泉の雰囲気を見事にぶち壊してくれるのは、彼らの所構わぬ大声の話し声と、「クゥワー、ペッェ」という痰を吐く音でした・・・。 2階に上がると、これまたいい感じです。休憩室のソファーや、ちょっとしたスクリーンがあるビデオルーム、アロマが焚かれひとりひとりのソファーにテレビがついた休憩室・・・どれも無料で使えます。インターネットは1時間10元で有料でした。 時間により映画が上映しているのですが、『満城尽帯黄金甲』がやっていました。ありえません。上映中なのに。権利問題はどうなっているのか、気になりました。 5時半になると夕食があり、これもすべて入場料込みで食べ放題のバイキングです。味は正直普通でしたが、不味くもありませんでした。蟹や北京ダック、ローストビーフなどもありました。圧倒的に蟹が人気のようでした。 にしても、バイキングの食べ方は彼らの国民性が出ているように思えました。どのテーブルも皿に乗り切れないくらい一度に食べ物を乗せていました。見てるだけで食欲が減退しそうです。そんなに食べきれないだろうに。また他のお客さんもいるのに。みんな先を争って皿に山盛りの食べ物(特に蟹)をよそっていました。 どうして平日の夕方に人が多いのかと周りの話に耳を傾けてると、 なるほど。きっと彼らは商談や接待でここに来てるようです。仕事の一環で温泉、なのですね。面白いと思いました。 お腹いっぱいになったので、アロマ部屋で少し仮眠を取り、お風呂に入って帰りました。 何だかんだ言ってもかなり大満足でした。 女風呂はどうだったかと嫁に聞くと、お風呂が小さいのしかなかった、とのこと。男風呂は大きな風呂がいくつもあったのに。そしてお湯も入っていなく、湯船に入りたいと係員に言うと、お湯を入れてくれるそうです。周りの女性も足湯しかしていなかったそうです。どうしてなのだかは分かりませんが。 でもこれも何だか中国の商売の仕方を垣間見れた気がしました。 日本ならこういう温泉は必ず女性向け、というか、女性にターゲットを合わせ、女性の集客を目的とするはずです。映画館でもどこでも、女性が来るところには男性も来るが、男性が集まるところに女性が来るとは限らないと、映画館で研修してる時に教わりました。 でもここでは明らかに男性を意識した施設のようでした。これがここだけのものなのか、他の温泉施設もそうなのか、他も見てみないと分かりませんが、決定的に日本と違うなと思いました。 北京初めての温泉は、分かりやすい過剰なサービス、男性向けの市場を十分に意識し、体験できました。また行こうと思います。
January 6, 2007
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今日もまた北京を散策しました。 最近我が家(と言っても嫁は元々なんで、自分が新たに)では漢方が流行しています。酒の飲めない自分は、会社ではもちろん、家に帰ってからも晩酌代わりに漢方のお茶を飲みながら、ブログを書いたり、本を読むのが癒しの一時となっています。 で、以前龍頭マンションの御源堂に、中医の診療所があって、中医の体験治療が出来たり、中医の学校もあったり、漢方のお茶も売ってると聞き、行ってみました。 家からはお馴染みのバスで、多少遠かったですが、40分くらいで着きました。昼時だったので、以前北京の先輩ブロガーが紹介していたパン屋に行きました。なかなかおいしかったです。が、自分としてはいつものQSカフェの方が食べ慣れてるせいか、個人的には好きです。でも、日本語表示もあり、値段もそんなに高くなく、家の近くにあれば常連になったのにと思いました。 パンを食べ終わり、目的の診療所に行きました。今までは中医と言うと、暗く、怖そうな感じだと勝手に想像していましたが、とても明るく、きれいなところでした。さすが、日本人ばかり住んでいる超高級マンション内にある病院だと思いました。 いろいろ紹介して頂き、自分は胃腸系と血液がサラサラになるお茶の2種類処方してもらいました。同仁堂などでも処方してくれるようなのですが、自分はここのアットホームな雰囲気がとても気に入りました。 壁にある引き出しには無数の漢方があり、いちいち空けて覗いてみましたが、見た目がみなかなりグロテスクで、いかにも苦く、でも、いかにも見るからに身体に良さそうです。 もちろんこの引き出しを開けながら、目の前で秤にかけ、処方してくれるので、あれこれ質問したら、ちょっとウザがられてしまいました。反省。 用意している間、せっかくなので中医の体験治療をしてみました。 抜カンというのをやってみました。先生の説明が難しくて、ところどころ聞き取れなかったのですが、ガラス玉を身体につけて、吸引することで、身体の中の澱んだ血液の流れをよくしたり、体内にたまった毒素を吸いだすことができるそうです。(たぶん) 頭痛や肩こり、冷え性などの治療にも即効性があるそうです。 悪い血や毒素がたまっている箇所は、その吸引した皮膚の色が紫になったりするそうです。また、何ともないところは全く変化が表れないそうです。 このガラス球が真空に近い状態になり、筋肉を吸い上げるのですが、想像してたより痛くなかったです。 痛き気持ちいい感じでした。 自分は特に首の下と腰に毒素がたまっていると言われました。後でこの写真を見たら、本当に首の下が紫になっているので、驚きました。 球を取った後ももちろん跡は消えません。家に帰ってきてから見てみましたが、もちろん残っていました。トホホ。 今日はこの後、温泉に行きましたが、今日はちょっと疲れたので、続きは明日書きます。
January 5, 2007
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今日も昨日に引き続きインドアのオタク夫婦が外に出かけました。 この頃すっかりお馴染みになったバスに乗り、故宮まで行きました。今さらですが、バスは本当に便利です。北京に来たばかりの頃、財布をすられるというトホホもありましたが、自分の家の近くにはあらゆる方向に出るバスがたくさんあり、便利です。しかも1元。嫁は節約節約と大喜びですが、ワタクシは二度とすられてなるものか、と神経を張り詰め、少しでも誰かが触れるものなら、「キッ」と睨み付け、かなり危ない奴になっちゃってます。 今日は故宮(紫禁城)と、とその周りへ行きました。 うーん。ぶっちゃけ本来あまりこういうお寺とか(故宮は当然お寺じゃないけど、ま、歴史とかそういう系)あまり好きじゃないんで、いまいち盛り上がりに欠けました。 しかもチケット売りのおばちゃんが態度悪しで、最悪でした。お釣りとチケットをポイっと投げられました。ので、「お前が投げたお釣りはいらないから、新しいお金でお釣りをよこせ。」とキレてしまいました。前に湖南省にいた時は日常茶飯事でしたが、あれから7年も経ってますし、しかも北京でまだそんな人がいるとは驚きでした。たくさん人がいて、恥ずかしかったですが、観光客が多く来る、しかも外国人が多く来るところでこんな態度ではいけません。中国が好きなひとりの外国人としてそれは強く主張しようと思います。 と出鼻を挫かれトホホで始まりましたが、でも嫁は奇声を発するほどまたもや大喜びでしたし、あーでもない、こーでもないと見学してる周りの中国人を見つけて観察したりして、自分もそれなりに楽しみました。北京に来てから、怒ったり、楽しんだりの起伏が激しくて疲れます。また、前に浅田次郎の本で読んだ珍妃の井戸を見れたのはよかったです。結構感動しました。 とは言っても、4時間以上は故宮をブラブーラしました。 そして景山公園に行きました。時はすでに4時をまわり、かなり寒かったです。今日も最高気温は0度、最低気温は-7度です。でも日本人観光客の団体に混ざり、頑張って上まで上りました。日本人観光客団体のガイドの方が、「景山公園の上からは北京の街並みが一望できますよー。」と言っていたので、自分もワクワクしながら上まで行ったのですが、霧でほとんど見えませんでした。がっかりです。また日を改めて来ることにします。 夜は鍋を食べたくなり、以前コンシェルジュの鍋特集にあった韓国鍋を食べに行きました。コンシェルジュに、「中国国家が味、サービス、衛生面すべてにおいて最高基準を満たしていると認定した、唯一の韓国料理店」と書いてありました。「寿福城」という店です。 はい。うまいっす。 まず、味ですが、韓国料理お馴染みのキムチ他セット(無料)は普通にうまいです。 あまりお腹がすいてなかったので、チヂミと牛の尻尾の煮たヤツを頼みましたが、両方ともうまかったです。 で、期待のうどんすき鍋ですが、これは絶品でした。あっさりで、でもコクがあって、無料のおかずの食べすぎでかなり満腹になっていましたが、気づいたら完食してました。うどんすき鍋は店の人が目の前で作ってくれ、見てるうちに、写真を撮るのを忘れましたが、ごま、ニンニク、胡椒、唐辛子の粉を鍋に入れてくれたおかげで、味がかなりしっかりしてました。 次にサービスですが、これもかなり合格点でした。まず驚いたのが、僕らが席についてメニューを見てるとまもなくして、中国人のグループがやって来て、自分らの近くに座りました。そのうちひとりが毎度のごとくかなりデカイ声で携帯で話しており、僕は後ろを振り返り、「チッ、うるせーなー。ボケ。」と中国語でつぶやきました。すると、すぐに服務員が僕らのテーブルに来て、「個室にご案内しましょうか?」と言ってくれました。こんなのは初めてで、感動しました。 無料に出てくるキムチ他セットも、自分らが食べ終わると、絶妙のタイミングでやってきて、すぐに新しいものを持ってきてくれます。おかわり自由でした。このタイミングのよさもグットでした。出すぎず、でも手を抜かず、これぞサービスだと思いました。メニューも日本語表記があるし、おススメです。 衛生面ですが、もちろん申し分ありませんでした。これなら日本から来た人もきっと満足できるでしょう。今の仕事の影響で、映画館やレストランに行くとトイレを観察する癖がついてるので、今日もじっくり見ましたが、大の個室に雑誌が置いてあり、驚きました。またおしゃれ系の体重計もあり、つい計ってしまいました。70キロの大台に乗っており、史上最高の&でした。 と今日もご機嫌な一日でしたが、最後の最後の体重計で、テンションっす。北京に来たばかりの頃、すぐ痩せたはずなのに、気づかぬ内にブクブクと成長してたようです。元通りどころか、激しくリバウンドしてました、とさ。(他人事)めでたしめでたし。 トホホ。
January 4, 2007
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今日は我が家インドアのぐうたら夫婦にしては、超活動的にがんばりました。昨日朝方5時過ぎまで「プリズンブレイク」を見たのですが、頑張って10時過ぎに起床。行き着けのパン屋でさっと食事を済ませ、前海へ行きました。 家の近くのバス停から北海公園北門まで直通のバスが出てる為、タクシーに乗らずバスで行きました。10何駅+激混みでしたが、途中から座れたので快適でした。1元(15円)ですし、かなり節約できたと嫁は大喜びでした。 バスを降り、近くをフラフラしてると、待ち行く北京っ子が焼き芋を食べています。しかも何かちょっと高級そうです。早速聞くと、すぐ近くにあるので行ってきました。前にネットで路上の焼き芋は気をつけろ、と書いてあったので、それを見て以降焼き芋は自粛していました。でもここは行列が出来ています。しかも箱入りでたくさん買っている人がいます。店には説明書きもあり、ここなら大丈夫そうです。試しに買って見ました。3元でした。ちなみに1斤(0.5キロ)4元でした。安いです。 ぅ、うまいぃっ!甘いし、ヤワラカイ!これはいいです。来て早々ご機嫌になりました。 食べながらブラブラしました。ここは北京らしいというか、中国らしい町並みで、フートンもたくさんあるし、地元っ子がたくさんいる感じでした。普段自分が住んでいるところとは全く違った印象でした。普通に道端にシーツを干してたり、中国人のおじさんたちがマージャンやトランプを楽しんでいました。とてものどかでした。 早くも小腹が減ったので、面を食べました。ここは入る時に入り口で兄ちゃんが、「ドーン」とシンバルみたいなのを叩いてくれ、とても気持ちよかったです。みんなチャイナ服を着て、雰囲気もとても良かったです。北京名物のジャージャー面を初めて食べました。10元でした。なかなかおいしかったです。 その後前海と後海をブラブラ散歩したり、買物をしました。面白いものをいろいろ見つけました。 スターバックスは驚きました。でも中に入ると普通のスターバックスでした。雪だるまもはじめてみました。不恰好です。中国のはこういう形なのでしょうか。不思議です。 煙袋斜街であれこれ買物して、鼓楼の周りをブラブラしました。ここはゲーム街なのでしょうか?海賊版のゲーム機やソフトがたくさん売っていました。PS3やWILLも売っていました。ゲームはほとんどやらず、かろうじてDSを持ってるくらいなので、よく分かりませんが、ちょっとでした。 フートンをブラブラしながら、前にこういうフートンの店に食べに来たことがあるなどと話していたら、いかにもな店を見つけました。入ってみると、雲南料理の店でした。とても雰囲気のよさそうな店なので、いったん予約して来ることにしました。 今日の収穫は何と言ってもこの店でした。 ここはメニューがなく、ひとり100元or150元or200元の予算で、その日のコース料理が決められているのだそうです。ウェイターに嫌いな物などを言い、あとはお任せです。魚はなし、辛め、香菜はダメで、注文しました。 今日2発目のぅうまい!です。最高です。どれも大当たりです。 コースはソーセージと春巻きの前菜に始まり、きのこが上に乗った茶碗蒸し風の豆腐、バナナの葉で蒸したきのこ、鶏肉の炒め物と豚(排骨)のから揚げ、スープ、ごはん、デザートに甘い餅でした。ボリュームはかなりあり、満腹になりました。途中で猫も乱入し、なぜか僕の膝の上に乗り、ずっとどいてくれませんでした。 最近ぶらりと入った店がことごとく外れで、外食恐怖症になりかけていたので、今日はかなりの収穫でした。200元のコースだと100元のコースより材料がよいようなのですが、自分は100元でも十分過ぎるほどだと思いました。雲南料理は初めてでしたが、辛くておいしいです。また是非行きたいです。 やはり外へ出て遊んだ方がいろいろ楽しいですね。インドアではダメです。 北京に来て3ヶ月。今日初めて「北京を歩いた」と思えました。 買ったばかりの耳あてをなくすというハプニングもありましたが、新しく5元で買ったのでよしとします。 という、今日はトホホではない、ヤホホな一日でした。 今日の買物(除く嫁の服とかアクセサリー)↓ 耳あて5元。手袋30元。豚12元。猫20元。帽子30元。 以上。
January 3, 2007
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昨日は上映中である中国の巨匠の作品を2本見に行きました。 まずは一本目。念願のチャン・イーモウの『満城尽帯黄金甲』を見に行きました。やっと、です。僕の周りでは「黄金甲は見たか?」と言うのが、挨拶代わりになるほど、盛り上がっていました。でもそれはこの業界だけではなく、一般の人の間でも同じで、間違いなく社会現象となっている作品だと思います。そして、作品自体に対する評価の低さも、こういった大作や大ヒット作にありがちなもので、どうしても見なければ、というよりは、見ておかなければならない、という作品になっていると思います。 結論から言うと、自分は好きでした。確かにもうこういう宮廷ものというか、コスチュームものには飽きているというのも分かります。話も予定調和に進んでいきます。でも、それさえも飲み込んでしまう勢いや気迫がこの映画からは感じられました。 色彩感覚のすごさはさすがでした。どのシーンを取っても、まるで一枚の絵画を見ているようでした。これだけでも高いお金を払って大スクリーンで見る価値はあります。もしかしたらこの映画を悪く言う人は、海賊版のDVDをテレビ画面で見てるのかもしれません。話の内容がない、という人もいますが、映画は決して話があればよい、というのではないと思います。自分はこういう映画も当然あっていいと思いますし、この映画の内容が評価ほど薄いとは思えませんでした。 主役はジェイ・チョウなのか、と思っていましたが、タイトルロールは間違いなくコン・リーでしょう。素晴らしい演技でした。チョウ・ユンファも昔では考えれらないような役をよく引き受けたなと思いましたが、さすがでした。ジェイ・チョウは想像していたより浮いていませんでしたが、どう見てもこの面子に囲まれては不利なのは言うまでもありません。また、これは彼自身の問題ではないのですが、せっかくのクライマックスの戦闘シーンでもいちばんの見せ場がスローモーションになってしまい、台無しでした。きっと殺陣の稽古が間に合わなかったのでしょう。ここでビシっと決まっていればかなり印象に残っただろうに、監督はやはりジェイ・チョウを主役と考えていないのだ、と思いました。 ラストも、チャン・イーモウ監督らしい不条理で、結論を示さない、余韻のあるよい終わり方でした。 次にジャ・ジャンクーの『三峡好人』を見ました。この物語は16年前に分かれた妻の子供を探す男と、2年以上会っていない夫を探す妻の、2人の主人公の物語を平行に描いていくロードムービーです。ジャ・ジャンクー監督らしく、プロの役者か素人か分からない演者オンパレードでした。脇の方の人が時にカメラ目線になったり、セリフを言っていない時に手をブラブラさせたりと、普通の映画というか演出ではありえないのですが、それでも何と言うか迫力が尋常でないというか、物語は淡々と進み、映画の中にも悪人らしい悪人は出てこないのですが、緊張感がある、そして監督の批判や考えが強く出ている、素晴らしい作品でした。別れを決意する人と、復縁を決意する人、それぞれの主人公の心の動きが、どうしようもないくらい巨大な自然をバックに、そして政治とは関係のないはずの庶民が、その最大の犠牲になっている、という監督のメッセージがとても強く伝わってきました。 今日は、朝からずっと「プリズン・ブレイク」を見ています。邦画、日本のドラマ好きである自分は、アメリカのドラマなどはほとんど見たことがありません。思い出しても「ツイン・ピークス」くらいです。「プリズン・ブレイク」は周りの中国人の同僚がみなあまりにも面白いと言うので、そんなに言うなら、と思い、シーズン1のboxを買いました。これってシーズン2まで出てるんですよね?ということは、大風呂敷広げて、ずっと終わらないパターンですか?嫌だな。と思いつつ、見事はまってしまいました。面白いっす。まだ終わっていないのですが。 正直物語の進め方もかなり予定調和で、ははーん。こうなってこう進んで、これで1話終わりでしょ?みたいな。これってもし毎週放送だったら、きっとノイローゼになってたかも。DVDでよかった。 ということは、きっとシーズン1の終わりもそうなのかも・・・。シーズン2買ってないな、と思いつつ、見まくっています。 というわけで、またこれから見始めます。 という昨日、今日でした。
January 2, 2007
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