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2006年05月03日
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カテゴリ: 政治について

 理想というものは、実現し、定着するまでに多大なエネルギーを労する。まして、暴力を抑制しようというのは。どこかの暴力団員が、一般論とことわってこう言っていた人がいた。
「暴力を使えば仕事がやりやすい、と言う事はありえる」
 と。暴力は目に見えるもの。それに「仕方ない」と思い、それとうまく付き合っていきましょうか、と言う人も少なくない。軍事的な事となると、これだけ「韓国が~」「中国が~」「北朝鮮が~」「テロ勢力が~」という情報が、洪水のように流されていると、余計そう思う人も多いだろう。

 だが、ちょっと待てよ。極端な論調になると「特定アジアが連合を組んで日本を占領する」等というが、冷静に考えてみよう。韓国と中国に関しては、日本を占領する、という事はないとみていいだろう。これだけ影響力のある国になった以上侵略行為をしたら、それ以上のダメージを食うのが目に見えている。一部領土問題は「まずテーブルに。解決するまで悪化を招く行動はしない、武力行使は厳禁。」でのぞんでほしい。間違ってもこれが「最悪のスタート」にはしないでいただきたい。

 北朝鮮はどうか。確かにこの国は、世界有数の問題国家と言うのには間違いない。これまでとってきた態度には、私も少なからず怒りを感じる。他人の骨を送っといて「これが横田めぐみ(さん)だ」という態度に納得した日本人は一人もいない。
 だが、武力行使でめぐみさんをはじめ拉致された人を救えるのか?救援活動の一部に見られる、この類の「自己満足」的な行動もいい加減にしてもらいたい。あの国のように、首領の言うことが全ての体制の場合、なるだけ実権を握る人間を、交渉の場に引きずりだす工夫もしなきゃならない。とにかく、癇癪起こして「交渉やめた、制裁だ」は避けてほしい。解決へのチャンネルを閉ざすマネはよしてほしいところだ。

 テロ勢力にしても、軍事力では解決できないのは9・11以降一連の結果が示すことだ。警察権を行使して、捕まえて、何で悪い事をしたのか、を気付かせる方が先だ。そこを軍事力を前面に出すと、相手に「理由」を与えてしまうのだ。

 ここまで話したこと全部理想論だ、と片付ければ簡単かもしれない。でも、 暴力に暴力で反す「暴力の連鎖」そして、それに伴う人心の荒廃。それを止めるためにも「問題解決への新しい道」を探求することが必要だ。 私たち護憲・活憲派にはその道を示す責任があるな、と感じている。第9条には「国際問題を解決する手段としての武力行使を放棄する」と書いている。だったら、それ以外の手段をフルに使えばいい。政治家が「9条があるから国際貢献が出来ない」なんて言うのは、怠け者の逃げ口上でしかないことを指摘しておきたい。
(一度ここでアップします。携帯からの更新、意外と苦労します。その後、共産党が提示した『9条完全実施の方策』を追加します。)

 日本共産党は、2000年に行われた党大会で以下のように「憲法9条の完全実施に向けての段取り」を提案しました。以下、決議案から抜き出して掲載します。

『――第一段階は、日米安保条約廃棄前の段階である。ここでは、戦争法の発動や海外派兵の拡大など、九条のこれ以上の蹂躙を許さないことが、熱い焦点である。また世界でも軍縮の流れが当たり前になっている時代に、軍拡に終止符をうって軍縮に転じることも急務となっている。

――第二段階は、日米安保条約が廃棄され、日本が日米軍事同盟からぬけだした段階である。安保廃棄についての国民的合意が達成されることと、自衛隊解消の国民的合意とはおのずから別個の問題であり、自衛隊解消の国民的合意の成熟は、民主的政権のもとでの国民の体験をつうじて、形成されていくというのが、わが党の展望である。この段階では、自衛隊の民主的改革――米軍との従属的な関係の解消、公務員としての政治的中立性の徹底、大幅軍縮などが課題になる。

――第三段階は、国民の合意で、憲法九条の完全実施――自衛隊解消にとりくむ段階である。独立・中立の日本は、非同盟・中立の流れに参加し、世界やアジアの国々と、対等・平等・互恵の友好関係をきずき、日本の中立の地位の国際的な保障の確立に努力する。また憲法の平和原則にたった道理ある平和外交で、世界とアジアに貢献する。この努力ともあいまって、アジアの平和的安定の情勢が成熟すること、それを背景にして憲法九条の完全実施についての国民的合意が成熟することを見定めながら、自衛隊解消にむかっての本格的な措置にとりくむ。』


 この一文が発表になったとき、私は驚いた一方で「これは、護憲・活憲の運動に大きな武器になる」と思ったものでした。現実語れば、第一段階すらまだ遠い、というのが現状ですが、ただ夢想的に憲法を守れ、といっているわけじゃないということを分かって頂ければと思い、全文を掲載しました。
 さて、次はいよいよ最終章。「びーいとうの思う9条と平和」について、好き勝手に書かせていただきます。





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最終更新日  2006年05月15日 12時12分51秒
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