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2008.01.02
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カテゴリ: 読後感あれこれ
□読了2冊

 『ブックストア・ウォーズ』

27歳の亜紀は、大手出版社の編集者と結婚して幸せいっぱい、仕事も楽しくてたまらない。
文芸書はもちろん、コミック、ライトノベル、ボーイズラブにも気を配り、売り場改革案や
人気漫画家のサイン会など、ユニークな企画を次々打ち出している。

ところが、40歳の独身副店長・理子とは、ことごとく衝突続きの日々。
その理子が店長に昇進した直後、6ヵ月後に店が閉鎖されると知った二人は…。
恋愛、失恋、結婚、離婚、たまには嫉妬や喧嘩だってある。

ワーキングガールズの世界は、幸せ色のピンクや涙色のブルーで彩られたビックリ箱。
この本は、働く女性たちへのリアルな応援歌。


週刊文春の書評で見て興味を持ち、図書館でリクエスト。
年を挟んで2008年の栄えある読了第1冊(意味不明)

女の職場ってこんなに意地の悪いものだったかな・・・と、女の私でも思うような
結婚する同僚に対するネチネチした意地悪が容赦なく描かれる。
男性が読んだらびっくりするんじゃないだろうか(笑)

しかしイジメられる女性は負けていない。
書店の仕事が好きなのだ。年の割には客観的な視線も持っている。


女性社員すべてへの蔑視と受け取って言い返してしまう正義感。

そして店の業績が悪く閉店の危機と聞けば、まっすぐに副店長の女性に協力を申し出る。
全員で一致団結して店を存続するべく働きまくるのだ。

男性社員や上司の嫉妬・意地悪、書店と出版社と作家との力関係、新婚夫婦の軋轢など
業界内の内輪話も登場して盛りだくさん。

こんなに意地悪や対立をしていて、幾ら客観的な人であっても
現実ならそうは上手くいかないだろう、出来すぎだよ・・。と思うけれど、
テンポが良いのでどんどん読んでしまう。

どこの職場にもありそうなことでもあるし、書店が舞台と言うのも読ませる要因だと思う。
これがブティックやスーパーの話なら少ししらけるかも、その点上手い。
時流を掴んでヒットの1冊




「今夜も、そして、明日も、あなたとこうしていたい」。
ただ、本能の赴くままに、天衣無縫に生きる一人の女。そして翻弄される男たち。
その行く末はあまりに惨く、悲しい結末だった。


これは新聞広告で見た本。知らない作家だが「現代版マノン・レスコー」なんて見出しにつられ。
“男を翻弄する魔性の女”なんてコピーは、男性ならずとも一度は女性も関心を持つはず。
特に若い頃はね(笑)

昔その「マノン・レスコー」を読んだ身としては(どれどれ)
同じような関心を持った人がいたのか、リクエストする前に所蔵済だった。


女性作家が男性の立場で女性を描くことの難しさ・・・。

本能の赴くままに生きる女、の性格が書けていない。
この女のために罪を犯す男性の告白が、古臭いことば遣いで現代の男性にそぐわない。
何を参考にしてこんな古い文章にしたのかと思う。

今の20代の男性が「肉欲」とか「性愛の門」とか言うだろうか。
戦前の青年ならいざ知らず。  はあ
ラストも魔性の女としては情けない終りだ。

マノン・レスコーは一作しかない。
現代のマノンはもっと強く、小説より数奇な人生を生きているはずだ。







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最終更新日  2008.01.02 23:54:40
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