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2010.02.22
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カテゴリ: ワイン
 飲みごろど真ん中と予想されるザ・ファクター[2002]を飲んだ。

 トルブレックは、裾物の ウッドカッターズ・シラーズ でさえ毎年90点以上を獲得するパーカーお気に入りのオーストラリアの生産者。
 フラッグシップの ラン・リグ はもう何回も99点を獲得している。
 このザ・ファクター[2002]も、初リリースからわずか5年目でなんとパーカー・ポイント99ポイントをたたき出したモンスター・ワイン。
 パーカーってローヌといいオーストラリアといい、グルナッシュやシラーズが好きだねえ。

 ウッドカッターズ・シラーズは高評価につられて何度も飲んだが、胡椒のようなスパイシーさが喉を刺激して今ひとつ好きになれない、濃いワイン好きの僕にして相性の悪いワインの一つで、オーストラリアのシラーズはこんなものなのだろうかと少々残念に思っていた。



 室温15度の部屋で1か月ほど立てておいたものを、冷蔵庫で2時間ほど冷やし、飲む2~3時間前に抜栓。
 コルクには2mmほどワインが染みた後がある。
 コルクについた色は真っ黒に近く、香りはいたって健全。
トルブレック ファクター [2002]
 色は、グラスの向こう側が透けて見えないほど黒々として濃い。しかし、エッジは8年経過したものとは思えない綺麗な赤いルビーで、まるでリリース仕立てのように若々しい。

 熟した黒果実、スパイス、ハーブ、黒砂糖、ビター・チョコなどの複雑かつ力強い香り。後半はねっとりしたバターのような香りも出てきた。

 味わいは一言で言えば、濃厚だが尖がったところが無く円やか。ただ濃いだけではなく味わいに高級感がある。
 適度な熟成でタンニンがこなれ、全体がよく調和している。
 複雑さと余韻もあって濃くて美味しいワインだ。

 噛み応えのあるダーク・チェリーやブラックベリーやデーツなどのドライフルーツ、リキュール、シラーズ入りのビター・チョコのような濃く甘い果実味と黒砂糖のように甘いタンニンがぐんぐんと押し寄せてくる。
 凝縮感のあるリキュールのような甘さが口全体に広がった後、程よく綺麗にまとまった酸と、滑らかなタンニンが感じられる。
 すべての要素が高い次元で調和している。

 高級ワインを飲んだ経験が少ないので「美味しい」という以外にうまく味わいを表現できないのがもどかしい。
 というよりも分析するより楽しむ方を優先してしまう。
 ワインはそれでいいと思う。

 濃厚なワインの一つの究極に近い・・・かな。
 現時点でも濃くてむちゃくちゃ旨いが、まだまだ向う10年は美味しく飲めそうなポテンシャルがある。

 だけどもう少しエレガンスやフィネスがあってもいいかな・・・。そこがフランスワインとの大きな違いか。

 ともあれ、19日に飲んだジャン・ルイ・シャーヴのサン・ジョセフといい、このファクターといい、シラーズという品種を見直すいい機会になった。

 もしかしたらウッドカッターズも数年寝かせると実力を発揮するのかもしれないが、2千円ぽっちのワインを寝かせる余裕がないのが悩みの種だ。
 トルブレックは、上下の差が少ないそうだから、僕のようなプアマンズは、迷わずウッドカッターズを買った方がいいんだろうけどなあ。

 濃厚な赤ワインを好む方は一度は通るべき道・・・というといかにも大げさだが、試す価値は十分にあり。
ken2137さん もたぶん大好きな味だと思う。
[2003] も評価が高く価格がこなれているので、試してみてはどうかな(笑)
 コメントを聞いてみたい。

■2002ヴィンテージコメント
 <ワイン・アドヴォケイト誌155号より>

 ファクターは際立って、見事な出来の2001よりも素晴らしい。
 ブラックベリーリキュールのような濃厚な味が、ブラックベリー、ラズベリー、チェリーをともなうリッチなチョコレートと混ざりグラスから溢れ出す。
 滑らかな質感、爽やかな酸、そして甘いタンニンがこの驚くべきワインを形作っている。

■過去の『ザ・ファクター』の評価ポイント。
2005 年 97点
2004 年 97点
2003 年 96点
2002年 99点
2001年 98点
2000 年 95点
1999 年 97点
1998年 93点
 毎年95点以上って・・・凄いね。





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Last updated  2010.02.23 19:04:36
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Re:トルブレック ザ・ファクター[2002](02/22)  
フガ男  さん
一時、シラーブーム、っていうのがあって、いろんなワイン雑誌がこぞってシラー特集をしていましたよね。6~7年くらい前だけれど、確かにその時のシラーは良かったですよ。
今のシラーはどうなんだろう。
興味はあれど・・・。(泣) (2010.02.23 22:02:09)

Re[1]:トルブレック ザ・ファクター[2002](02/22)  
noir-fun  さん
フガ男さん
 そういえばシラーブーム、ってありましたね!
 その頃はまだ意識してシラーを飲んだことはありませんでした。
(2010.02.23 23:39:37)

トルブレック  
ken2137  さん
甘味の絡むタンニンが主体の味はまさに大好物ですw。
スパイスの香りがうるさくなければ、アルゼンチン・マルベックよりも気に入ったかもしれない土地と品種でしたね。

4000円台の「ステディング2005」は2月12日のワイン会で飲ませて頂きましたが、すごい圧力と重厚感でした。
このシリーズを飲む時は闘いを挑む位のつもりで体調を整え、口直しの料理も準備してから抜栓しないと押し潰されそうです。(現に南さんは味が重すぎてグラス1杯で喉が締まった、みたいな事をブログに書かれてたと思います)
その気持ちも理解出来なくはない圧倒的パワーでした。

遅かれ早かれ「ウッドカッターズ・シラーズ」は飲んでみようと思ってるのですが、セパージュ的にはさらに1ランク下(?)の「オールド・ヴァイン・GSM」の方に興味が惹かれます。
個人的にはシラーよりもグルナッシュが好みなので。
(2010.02.24 01:01:25)

Re:トルブレック(02/22)  
noir-fun  さん
ken2137さん
 でしょう?だと思いました。
 スパイスは気になりませんでしたよ。これも熟成のなせる技でしょうか。

 「ステディング2005」はまだ若いのかもしれませんね。
 最近は強すぎるのはちょっと・・・他の先輩方に嗜好が近づきつつあります。
 僕もシラーよりもグルナッシュが好みです。
 ヌフ・デュ・パプ大好きです。 (2010.02.24 12:54:16)

Re:トルブレック ザ・ファクター[2002](02/22)  
南喜一朗  さん
ウッドカッター寝かせると良くなります。見違えますよ。スクリューキャップで更に強いワインですから、日々の温度変化が少なく比較的涼しい場所なら4年は持ちます。セラー以外で靴箱とか玄関脇とか床下収納庫とかで十分です。3年寝かせて飲んでみて下さい。 (2010.02.27 00:49:28)

Re[1]:トルブレック ザ・ファクター[2002](02/22)  
noir-fun  さん
南喜一朗さん
 ありがとうございます。
 見違えますか。
 もう一度試してみます。
(2010.02.27 13:03:17)

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