地球人スピリット・ジャーナル1.0

地球人スピリット・ジャーナル1.0

2007.06.17
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カテゴリ: マルチチュード

「物理学者、ゴミと闘う」
成瀬立成 講談社 2007/04

 日々憂いているわりには、私のゴミ対策など微々たるものだ。それで効果があるのか、独りよがりなのではないか、むしろ間違った努力をしているのではないか、そういう疑問がいつもつきまとう。

 数ヶ月前から自宅への朝刊配達をストップしてもらった。インターネット以前は、地方紙、全国紙、業界紙、あるいは日曜紙など、数種の新聞を読むことが業務の一貫だったのだが、ネット以後、特に最近は、SNS情報やポータルサイトで各新聞の見出しなどで、大体の世の中の動きがわかるようになってきた。どうしても必要なものは図書館で読む。だから、我が家から出る「ゴミ」のうち、古新聞は多いに減った。日常的に目の中に飛び込んでくるオブジェクトが一つ減っただけでも、すこしすっきりしている。

 さて、この古新聞は本当に「ゴミ」なのであろうか。我が家で、数ヶ月に一度づつ地域の子供会で主宰するごみ収集に古新聞をだしていた。じつは、これ子ども会の活動資金の大きな支えになっているのである。合計すると数万円になるらしい。だから、私が新聞をよまなくなったことは、子ども会へのカンパが少し減ったことになる。

 子ども会が集めた古新聞は、どうなるのだろう。一部業者にわたり、リサイクルされるはずなのだ。古新聞は再利用率の高いものだと聞いた。つまり、古新聞は、ゴミはゴミでも持続可能な社会の中にあっては、決して悪玉ではないのではないか。だから、新聞をよまなくなったことは、私の家計にはやや良かったが、環境全体では、あまり効果てきめん、ということでもなさそうだ。

 さて、次。近年、 ある
河原清掃のグループ 活動に参加させてもらっている。真冬以外の一年間を通して、川岸の清掃をつづけている。といっても、月に一度、土曜日の午前中に一時間だけ、周囲のゴミを拾うだけだ。だから、ビニール袋に半分くらいゴミを拾うのが精一杯なので、参加者が3~40人いたとしても、環境全体に対する良い影響は微々たるものなのかもしれない。

 しかし、流れのある河原の岸に形として残っているのは、ジュース缶、発砲スチロール、ペットボトル、タバコのフィルター、ゴム、プラスチック、お菓子袋などだ。流れてしまうもの、腐れてしまうもの、消えてしまうものは、すでになくなっていることが多い。残っているのは、やはり石油系のものだ。いつまで経っても大地に戻らないもの。自然の中でリサイクルされないものが多い。

 地域での活動のかいあって、本当にポイ捨てされるものは少なくなっている感じがする。しかし、大水がでた時に、上流から流れ着いて、岸の木々の小枝に引っかかったりしているものも多いので、今後もゴミがゼロになることはないだろう。集めるゴミはそれほど多くはないが、私たちの下流へ漫然と流れていくのを止めることはできる。すくなくとも、ごくごく一部の地域エゴ的な清掃活動ではなく、地球環境にわずかながら深く関わる内容であるだろう。

 また、最近、マイ箸を作った。割り箸の消費量は、日本人年間平均、ひとりで300膳使っているらしい。そしてこの割り箸は再使用されることはなく、新たな「ゴミ」となって新たな処理をされることを待つことになる。ところが、これだけの木材を使うと、平均的な日本家屋を数万棟建てることができるというのだから、驚きだ。

 そしてさらに問題なのは、この割り箸は、かつては日本山林の間伐材などでつくられていたのだが、最近では、中国の山間の木々が伐採されて、専用に割り箸がつくられているということである。これがひいては中国山地の山間の砂漠化を促進させ、下流地域に洪水をもたらし、日本にも黄砂となって飛来してくるということになる。割り箸ひとつで、環境問題を考 えるというのもすごいことだと思う。
野球の折れたバットで箸をつくる ということも 流行っているらしい。

あるいは、
チーム・マイナス6% なんてのにも 登録している。クールビズでネクタイをはずすなんてのは大歓迎だが、やはりこれからの季節、エアコンの過剰使用には留意しなくてはならない。設定温度、27度、28度、29度で、こんだけ違うのか、とデリケートに感じるようになった。27度だと涼しいのだけど、28度だと、ちょっと暑いぞ、なんて正直感じる。だけど、この夏は28度で、あとはノーネクタイや団扇(?)でなんとかやりくり。などなど・・・。

 さてさて、この本、非常に面白い。物理学で原子核などを研究していたおじさんが、今は町田市ごみゼロ市民会議代表などに担ぎ出され、その過程でいろいろ考える。その中で、やっぱり原子力発電や石油文化が、いかに持続可能社会に対立しているものかをわかりやすく説明してくれる。2004年にノーベル賞平和賞を受賞 した
ワンガリ・マータイ女史 の「もったいない」精神 を幾度も引用しながら、ゴミ問題の難解さと、本質について、さまざまなわかりやすい角度から、きちんと根拠をしめして説明してくれる。

 ルー大柴も最
「MOTTAINAI もったいない」 で再 ブレークしている。マジで紅白出場を目指しているようだが、それも面白いかも。 





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Last updated  2009.02.08 21:49:17
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