On the Sunny side 誰にでも居場所がある

On the Sunny side 誰にでも居場所がある

2007/06/09
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カテゴリ: 障害者と働く
いつまで、続くんです。
可哀想な後継者をめんどくさいのでこれから山田と呼びます。
「M君なんですけど、最近テンション上がりっぱなしで、僕しんどいんですけど」と山田が言ってきた、<自分でまいた種だろ>

「そうですけど、一ヶ月も前からですよ」 <まあしょうがないな、本人は命がけなんだから>

「分かってますけど、こんな事いつまで続くんですか」(いつもの愚痴がはじまった)

「だってそうじゃないですか、毎日おなじことを指導してもちっとも進歩しないし」 <ほんとに進歩してないか?>

「いや、みんなちょっとは進歩してますけど」  <してるんだろ、でも完成されない>

「はい、もう無駄だと思うんですよ。どうでしょう」 <君は完成されてるのか>



「少しはしてると思いますけど」  <でも完成されない>

「人間、完成することはないですよ」 <自分に出来ないことを彼らに求めるのか>

「それとこれとは問題が違います」 <どう違う>

「だから成長が遅いと思うんですよ」 <つまり成長が遅いが成長はしてる>

「まあそうです、いつまで待てばいいんですかね」 <M君が36歳としてあと33年だな>

「またですか、その根拠は」 <ない>

「だれが確認するんです」  <君だ>

「そんな」  <毎度、同じ事を言うが、進化しないコはいない、そうだよな>

「それは認めます」  <彼らに必要なものは>

「悠久の時間と間断ない支援、受け売りですけど」  <受け売りは余計だけど、否定するか>

「それはしません」  <雇用するということは、彼らとの接触時間に関してそれまでに接触した誰よりも確実に長くなる>


「はい、はい」 <原点としてのルールは人類が文字を知る以前からある>
「この話な長くなりますか、しんどいんで帰りたいんですけど」 <倦まず、飽きず、唯続けて指導すれば進化する>

「もういいですM君のことなんです」  <M家の出したSOSに、山田先生が気がついた>

「先生は辞めて下さい」   <その手を振り払うのか>



「約束って」  <同じ船に乗ると言う、そういうことだ>

「いつから乗ったんです」 <君が入職し彼らが入職した日からだ、同じ会社、同僚とはそういう物だ。彼らが俺たちの指導を比較的聞くのは運命共同体の意識が伝わるからだぞ>

「彼らに解るんですか」 <どう思う、おれは解ると思う、障害のレベルに関係なくね>

「最近は解ると思うようになりました」  <そりゃあよかった、でどうする>

「M君とやります」  <それが君とM君が選択した道だ>
           <そもそも人は約束と @ : \ & % # >
「もう帰ります、お疲れ様でした」  <山田、に逃げられた。>

少なくとも納期に間に合わせようと、MAXで仕事をしている時はほぼ全員が、ひたすら仕事をする。
普段とはあきらかに違う、彼らが同じ船に乗っていると思っているからだと思うのだがどうなのだろう。

                   そんな今日この頃です。






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Last updated  2007/06/09 07:49:02 AM
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