乱読・積んどく・お買い得!?

乱読・積んどく・お買い得!?

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.01.11
XML

 「文系」の人も、読む価値が十分にある一冊。
 研究者として生きていく上での指針が、豊富に示してあるが、
 研究職以外の職業に就こうとする人にも、たいへん得る所が多い。

 著者は、「人生設計」をするため必要なのは、まず、自己分析だと言う。
 自分が何に対して価値を感じているか(バリュー)を見つめ直し、
 自分がやりたいこと、目指すべき方向(ミッション)を明らかにし、
 それらを具現化するための道筋(ストラテジー)を考えること、だと。

確かに、これらを明確にして、目標をもって生きていくのと、

一日一日の過ごし方や、色んなこと・ものへの態度に大きな違いが出てくるだろう。
そんなことを考え直させてくれただけでも、私にとって、この一冊は価値があった。

そうやって、自分の心の中に「成功するストーリー」が描けたら、
次のようなことを踏まえつつ、研究者としての人生を歩んでいく。

生活を成り立たせるため、研究を続けていくためのお金を、どうやって捻出するか。
人的ネットワークを増やし、世界でも認められるようになるには、どうすればよいか。
自分の業績を向上させ、目指すポストを獲得するために、自分をどう売り込めばよいか。
研究を続けていくために必要なインフラは何で、それをどのように整えていくか。

本著では、これらのポイントを、著者の実体験を基に、
たいへん具体的に、そして、分かりやすく説明してくれている。
ここまで理路整然と、人生のチャートを示してくれた本に、


人的ネットワークを拡大し、それを活用して情報収集に努める。
そして、それらを自分の仕事に生かし、業績を積み重ね、自分を売り込んでいく。
そのことで、より仕事をしやすい環境を創り出し(ポストをつかむのも、その一つ)、
仕事を継続していくためのインフラも整えていく。

私が、本著で最も得る所が多かったのは、

著者の言うように、定年後の人生は長い。
その時間を、どのように過ごしていくのかは、きちんと考えておく必要がある。

そして、定年後を過ごしていくために必要なインフラは、
早い時期から、計画的に整えていく必要がある。
定年間近の、その時になって、何とかしようと思っても、
短期間に、納得いくものを造りあげることができるとは、到底思えないからだ。

ましてや、この不景気。
定年前に、現在の職を失う可能性だってある。
それ以外の、突然の事態で、職を失う可能性もある。
その時に備えて、インフラ整備は、一日も早く取りかかるべき課題だと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.01.11 11:50:57 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: