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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.08.25
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カテゴリ: 文芸
『半沢直樹』 を見た。
 評判に違わず、面白かった。
 そして、本著を購入し、早速読書。
 原作も、スピーディーな展開で、とにかく面白い。

 銀行という組織の中で生き残り、さらに上を目指すことの難しさ。
 そこに生じる様々な対人関係と、繰り返される理不尽な人事。
 読んでいて背筋がぞっとするほどのリアルが、そこにはあった。
 これも、銀行出身の池井戸さんだからこそ、描くことが出来たものだろう。


  相手が善意であり、好意を見せるのであれば、誠心誠意それにこたえる。
  だが、やられたらやり返す。
  泣き寝入りはしない。
  十倍返しだ。
  そして、- 潰す。
  二度とはい上がれないように、
  浅野にそれを思い知らせてやるだけのことさ。(p.290)

勧善懲悪的なストーリーの明確さが、今回ドラマがヒットした大きな要因だろう。
半沢を取り巻く銀行上層部の面々は、時代劇の悪代官そのものである。
そして、その横暴に耐えに耐え、最後に大逆転、相手をギャフンと言わす。
見る者が、溜まりに溜まったふっぷんを晴らし、爽快な気分になるのは必然。


亜細亜リゾート開発への振り込み依頼票は偶然発見したものだが、
白水銀行梅田支店の通帳は、支店長室に忍び込んだ上、
浅野のカバンの中から抜き取ったもの。

また、ニューヨーク・ハーバー証券が東田に発行した証明書のコピーは、
板橋を脅迫し、未樹に持ち出させたもの。

しかし、これがなければ、半沢の行員生活は万事休すだったはずなのも事実。

銀行員とは、そしてサラリーマンとは、
このような恐ろしき世界に生きている面々なのである。





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Last updated  2013.08.25 12:18:46 コメントを書く


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