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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.09.22
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カテゴリ: 文芸

 その第一部は「最後のローマ人」。
 その主役を務めるのは、将軍スティリコ。
 半蛮族の彼を、著者は「最後のローマ人」と呼ぶ。

 紀元395年、皇帝テオドシウスが、激務の果てに48歳で病死した。
 後を継いだのは、長男・アルカディウス(18)と次男・ホノリウス(10)。
 先帝は、死の床で軍総司令官・スティリコ(35)に息子二人を託し、
 長男が帝国東方を、次男が西方を担当することになった。

それから3か月を経ずして、アラリック率いる西ゴート族が大挙して南下。

宰相ルフィヌスの差し金だったが、彼は帰還兵閲兵式中に兵士たちに殺される。
そして、危機を脱したアラリックは、翌年に再び行動を開始したのだった。

スティリコは今回も勝利するが、
コンスタンティノープルでは、彼に対する非難が湧き起こる。
彼が蛮族出身であることが、その理由であった。
その後、アラリックは、公式のローマ帝国軍司令官に任命された。

そして5年後、アラリックは、西ゴート族を率いてイタリア北部に侵攻。
スティリコはこれも勝利し、404年には凱旋式がローマで挙行された。
以後、スティリコは、ゲルマン系蛮族の侵入を、奴隷の徴兵で撃破。
ブリタニア駐屯ローマ兵進入に際しては、アラリックとの同盟交渉を開始。

ここに至って、スティリコに対し、元老院が敵意を剥き出しにする。

そして最後には、皇帝・ホノリウスに、反逆罪で死刑宣告を下される。
その後、アラリックがイタリアに侵攻し、ローマを封鎖する。

多額の賠償金や物品の支払いで、封鎖は解除されたものの、
410年には、ローマ劫掠(ごうりゃく)に至るのである。





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Last updated  2013.09.22 16:04:26 コメントを書く


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