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2007年01月11日
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 今年の冬はそれほど寒くないなと思ったら、ここに来て朝晩はグッと冷え込んできましたね。

 でも、子供の頃の記憶からすると、東京はもっと寒かったような。

 正月過ぎてから小学校に登校するとき、皆、吐く息が白くなっていたり、水溜りが凍っていたりして、よく転びました。

 去年の暮れから今年にかけて、氷はおろか、吐く息が白くなることもなかったです。

 ユニクロのエアテックコートだって、一度も着ていないのですよ。

 あれだけ苦労して覚えたヨン様巻きだって、もう忘れそうだし…。

 やはり、地球温暖化が確実に進んでいるのだと実感される今日この頃。

 おととしだったか、雪女の伝説は、東北の寒村ではなく、東京の青梅市が舞台だと聞いて驚いたのも、記憶に新しいところです。



 あと、何十年かしたら、冬に蚊取り線香やごきぶりホイホイのお世話にならなければいけないかも、と思ったのでした。


 さて、昨年、ノミネートまでしておきながら、発表がそのままになっていた「私が面白かった小説ベスト5 ( 2006年 )」。

 そろそろ書きませんと、読んだ本の中身を忘れてしまう。

 と言っても、ずいぶん前でしたから、何を読んだのかさえ忘れているのでした。

 ちなみにオイラが去年読んだ本をもう一度あげますと、以下のとおりです。


 1月
  龍臥亭事件(下)  島田荘司
  真田太平記 11  池波正太郎
  真田太平記 12  池波正太郎
  弥勒  篠田節子


 2月

  雨月荘事件  和久峻三
  エトロフ発緊急電  佐々木譲
  絆  小杉健治


 3月
  マレー鉄道の謎  有栖川有栖



 4月
  生きる  乙川優三郎
  山妣  坂東真砂子


 5月
  石の中の蜘蛛  浅暮三文
  四日間の奇蹟  浅倉卓弥
  片想い  東野圭吾


 6月
  孤島パズル  有栖川有栖
  いま、会いにゆきます  市川拓司
  ネバーランド  恩田睦
  反自殺クラブ  石田衣良


 7月
  渇きの町  北方謙三
  背いて故郷  志水辰夫
  胡蝶の夢 (4)  司馬遼太郎


 8月
  大誘拐  天藤真
  天山を越えて  胡桃沢耕史
  対岸の彼女  角田光代


 9月
  深重の海  津本陽
  天使のナイフ  薬丸岳
  鳥類学者のファンタジア  奥泉光


 10月
  古代天皇の秘密  高木彬光
  暗黒館の殺人(上)  綾辻行人
  暗黒館の殺人(下)  綾辻行人


 11月
  自家製文章読本  井上ひさし
  真説宮本武蔵  司馬遼太郎
  千曲川のスケッチ  島崎藤村
  ダヴィンチ・コード(上)  ダン・ブラウン
  ダヴィンチ・コード(下)  ダン・ブラウン


 12月
  幕末  司馬遼太郎
  傷ついた野獣  伴野朗
  私家版日本語文法 井上ひさし



 うぬぬ、この中から5冊というのはホントに難しいっす。

 世界的ベストセラーをはじめ、巨匠や直木賞、推理作家協会賞受賞作が目白押しですからね。

 プロだったら、こんな神をも恐れぬ所業はできないかも。

 やはり素人はいいと思いました。

 それはともかく、上記の本の中から独断と偏見で、オイラが去年読んで面白かったベスト5を選ぶと次のようになります。

 ちなみに読んだ順番ですよ。




● 四日間の奇蹟  浅倉卓弥

● 対岸の彼女  角田光代

● 深重の海  津本陽

● 鳥類学者のファンタジア  奥泉光



 もちろん、去年ブログで取り上げたダヴィンチ・コードは期待にたがわぬ面白さだったのですが、それ以上に上記の5作品が面白かったというか、印象に残ったというか。

 ほかにも、去年読んだ中で、上記の作品に勝るとも劣らないくらい面白い作品はありました。

 たとえば、「雨月荘事件  和久峻三著」は、新しい試みのミステリー作品として素晴らしかったです。

 裁判記録ファイルそのものを、元裁判官が講師を務める「市民セミナー」の講義にそって読み進めるという魅力的な趣向。日本のミステリーでは例を見ない形式だそうな。

 読者は実際に裁判を傍聴し、参加しているような気分になる。

 もうすぐ陪審員制度がはじまるみたいだから、その前に全国民はこの本を必読のこと、なんて法律が改正されたりして。

 そのときの購入費は、もちろん公費でお願いしたいところですが…。

 実際の裁判と同じように、公判調書には起訴状、公判調書、証拠等関係カード、実況検分調書、証人尋問調書、逮捕状、弁解録取書、勾留状、供述調書、解剖結果報告書、鑑定書、被告人供述調書等、必要な書類がすべて収められ、しかも最後のどんでん返し部分は袋とじ。

 ちなみに、この本が日本推理作家協会賞受賞作なのは異論のないところです。

 リアルミステリーの好きな方は是非どうぞ。

 それから、「山妣  坂東真砂子著」も、一風変わった独自の世界を持っている小説でした。




 明治末期、東京からやって来た旅芸人が静かな越後の山村に嵐を巻き起こした。その男の肉体に隠された秘密、そして地主の若夫婦との間に芽生えた密やかな三角関係が、伝説の中から山妣の姿を浮かび上がらせる。明らかになっていく山妣の凄絶な過去。そして熊狩りの日、山神の叫ぶ声が響き、白雪を朱に染める惨劇の幕が開いた―。

 …と紹介文にある。

 書評を読むと、ホラー・伝奇小説の枠を破ったとあるけれど、確かにそのジャンルには収まらない。

 それほど怖くはないし、伝奇というほど古めかしくはない。生きるということの悲しさみたいなものを痛切に感じさせてくれる小説と感じましたね。

 正直言うと、この小説のテーマがよくわからないのですよ。

 ひと言でいうと、心の奥の部分に溜まるものがあって、それがなかなか取れなくて妙にセンチメンタルな気分になる。

 ただ悪い気分ではありませんので、念のため。

 ちなみに直木賞受賞作なのでした。

 それからもう一冊。

 「天山を越えて   胡桃沢 耕史著」




 こちらも推理作家協会賞受賞作だけあって、ミステリーの枠組みを備えています。

 最後でそれがわかるのですが、それを書くとネタばれになるのでこの辺で。

 でもこの作品は、ミステリーというより冒険ものですね。

 特に旧満州からモンゴルや旧ソビエトと接する中国奥地までらくだに乗って延々と苦しい旅をするシーンのリアル感はなかなかです。

 著者自身も、戦争中は中国で苦しい思いをしたようなので、その小さなエピソード一つひとつに惹きつけられました。

 「アラビアのロレンス」の映画の砂漠のシーンだけ忘れられないように、天山の砂漠のシーンはきっとこれからも頭に残りそうです。

 …と言いながら、ベスト5以外の作品に触れていたら、長くなりすぎてしまいました。

 これからベスト5の感想と、この中から、「私が、今年読んで面白かった小説大賞2006」を発表していたら、とんでもなく長くなりそう。

 なので、去年の総決算は、また次回に発表いたします。

 さて、皆さんだったら、どの作品を大賞に選びますか?





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最終更新日  2007年01月11日 14時08分54秒
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