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こんにちは。
久しぶりになりましたが、本日は、既刊「
怖い上司とやさしい上司 どっちがお得? -会社を辞めたくなる超怖い上司に対処する法-
」からのネタです。
今回、ご紹介するのは、「はじめに」と第1章「 過去になれば懐かしい怖い上司」の冒頭の部分。
これまではツイッターで、本の内容の一部をご紹介していたのですが、メッセージを伝えるのは一定の文章量が必要だと思いました。
他の本についても、これから少しずつアップしていこうか、と。
すべての記事は、 こちら ですよ。
是非、本書もご覧いただければ幸いです。
はじめに
もし上司を選べるなら、怖い人とやさしい人のどちらを選びますか。突然、あなたが、そう聞かれたら、どう答えるでしょうか。
若手社員にこの質問をしたら、やさしい上司を選ぶ人が多いかもしれません。良きにつけ悪しきにつけ、部下がもっとも大きな影響を受けるのが上司の存在。特に若い社員は、仕事はもちろん、社会人としての振舞いなど、すべての面で上司に頼らざるを得ません。こんな状況で、怖い上司に一挙手一投足を管理されたら、職場生活はかなり苦しい状況に陥るからです。
ただ、職場に慣れ、社会人としての経験を積むにつれ、怖い上司も悪くないと思う社員の割合が増えていきます。注意しなければいけないのは、ここで選ばれる上司は、パワハラ上司とは少しニュアンスが違う点です。
怖い上司というと、かつて部下を自殺に追いやった上司や秘書に対する暴言で話題になった議員みたいな人をイメージする人が多いかもしれません。そんな怖い上司の下で、ビクビクしながら働くのは、誰も望むわけがない、と…。
本書では、これらパワハラ上司と怖い上司の間に、一線を画することとします。パワハラ上司と怖い上司の大きな違いは、いくら我慢して仕えても、部下にとって何のメリットも生まれない点です。その違いについては、本文で詳しく触れたいと思います。
最初に、どちらの上司を選びますかと聞きましたが、普通の会社では、部下が上司を選ぶことはできません。怖い上司、やさしい上司に当たるかどうかは、まさに時の運。ただ、やさしい上司に当たったとしても、あとで述べるように、素直に喜べない側面もあります。前にも述べたように、社会人としての経験が長くなればなるほど、簡単に二者択一では選べないぞと思う人が増えてくるのです。
ここまで書くと、読者の皆さんは、厳しい上司の下で、耐え忍んで働けば、明るい未来が見えてくるという筋書きをイメージされるのではないでしょうか。初めに言っておきますが、私は、怖い上司の支持者ではありません。
社会人になってから、数人のきびしい上司の下で仕事をしたことがあります。毎日、胃が痛くなるようなプレッシャーの中で仕事をする苦しみは、経験したことのある人でなければわからないでしょう。個人的には、ずっとやさしい上司の下で、自由に伸び伸びと仕事がしたかった。その意味では、やさしい上司の支持者と言ってもいいと思います。
しかし、怖い上司のもとで仕事をしてから数十年経ち、あらためて振り返ってみると、あの苦しかった日々が、なぜか懐かしい思い出に変わっているのです。怖い上司は、時が経つに従い記憶が熟成されてくると、やさしい上司にはないメリットに気づくことがあります。
怖い上司とやさしい上司には、それぞれメリットとデメリットがあります。特に怖い上司には、「良薬口に苦し」の一面があると言われます。若い頃にうまく服用すれば、社会人として生きていくうえで、大きな武器やアイテムを手にすることができるのです。
現在、一人前の社会人として活躍している人の多くは、怖い上司を糧として成長したといっても過言ではありません。本書は、それら怖い上司の効能を生かしながら、その強烈な苦味を抑えるノウハウも考えてみました。現在、怖い上司のもとで、過酷な日々を送っている人は、本書を読んで、少しでも未来に光明を見出していただければ幸いです。
それに対して、やさしい上司は、部下の気持ち次第で薬にも毒になるので、取り扱いは難しいかもしれません。その難しさを克服し、自分にとってプラスにするノウハウについても触れたいと思います。それでは、さまざまなタイプの上司との付き合い方について、一緒に考えてみましょう。
第一章 過去になれば懐かしい怖い上司
1.もっとも注目を集めた「怖い先生と優しい先生」の記事
怖い上司が、自分にとって有益かどうかは、部下として働いているときはなかなか気づかないものです。私も経験がありますが、毎日、上司に振り回され続け、有益かどうか考える暇がないというのが本音ではないでしょうか。
怖い上司とやさしい上司のどちらが得かを考える前に、それを検討するのに役立つ事例を紹介したいと思います。
それは、私が子供の頃に体験したものです。もちろん、子供に上司はいませんが、私が小学校時代を過ごした昭和四十年代には、怖い上司とも言える先生の存在がありました。当時の先生は、現在なら新聞の記事になるような体罰も普通に行われることが少なくなかったのです。
(以下、「 怖い上司とやさしい上司 どっちがお得? -会社を辞めたくなる超怖い上司に対処する法- 」に続く。
このあと、自分の経験から、怖い先生とやさしい先生のどちらが、自分にとって得だったか、具体例を挙げながら検証していきます。
これと似たテーマの文章をかつてブログにアップしたのですが、そのページのアクセス数が 14,000 件と断トツの人気でした。
人の能力を引き出すのは、厳しさとやさしさのどちらか、今も昔も注目を集めるのかも。
若手社員にとって、上司も先生なのかもしれませぬ。
続きは、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。
「 怖い上司とやさしい上司 どっちがお得? -会社を辞めたくなる超怖い上司に対処する法- 」

(参考)
◆目次より◆
はじめに
第1章 過去になれば懐かしい怖い上司
►1.もっとも注目を集めた「怖い先生とやさしい先生」の記事
►2.時間が経つと人気が無くなっていったやさしい先生
►3.怖い上司とやさしい上司、どちらが社員をやる気にさせるのか?
第2章 怖い上司とパワハラ上司の違い
►1.パワハラの範囲とは
►2.厳しい指導とパワハラは紙一重
►3.パワハラの判定基準
►4.名経営者も、今だったらパワハラ上司?
►5.仕事ができすぎる上司が陥りやすいパワハラの罠
►6.上司のパワハラには、どう対処すべきか
第3章 怖い上司とやさしい上司の損得
►1.やさしい上司のメリット
⑴ 解放感は、部下の成長のファクターになる
⑵ 部下のチャレンジ精神を損なわない
⑶ 現代の若者に合った、ほめて育てる指導法が自然にできる
►2.やさしい上司のデメリット
⑴ 部下をほめすぎるとこんな弊害が
⑵ やさしさが、上司の甘さの隠れ蓑になっている場合も
⑶ 部下の社内の評価や職場環境に悪影響を及ぼすことも
►3.怖い上司のメリット
⑴ 自分の成長が実感できる
⑵ 生きていく上で欠かせない粘り強さが養われる
⑶ 厳しい分、頑張ればそれだけ高く評価してくれることが多い
►4.怖い上司のデメリット
⑴ 部下の創造力や独自のチャレンジを阻害することも
⑵ 行き過ぎるとパワハラになる
⑶ 厳しい指導法に慣れていない若者にはハードルが高い
►5.結局、怖い上司とやさしい上司、どっちに軍配?
⑴ 表面上だけやさしい上司と怖くても実はやさしい上司の違い
⑵ 「時をかける上司」の評価は、過去形と現在進行形で違う
第4章 怖くても、ついて行きたくなる上司とは
►1.かつては、怖くても好かれる上司が大勢いた
►2.怖くても好かれる上司はどこが違う?
►3.怖い上司でも、部下がついて行きたいと思うとき
►4.怖い上司のやる気にさせるほめ方
第5章 超怖い上司対処法
►1.上司に叱られやすい部下、叱られにくい部下
►2.叱られやすい部下には理由がある
►3.史上もっとも怖い上司・信長を黙らせた秀吉の謝罪法
►4.追い詰められたら、怖い上司の懐に飛び込むのも一法
►5.上司から叱られにくい話し方
►6.怖い上司の立場に立って考えてみよう
►7.上司を、頭に中で、怖いけど面白いキャラクターに変えてみる
おわりに
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