サッカー日本代表「Samurai Blue」応援 & ラリホッ!moto-Life

サッカー日本代表「Samurai Blue」応援 & ラリホッ!moto-Life

2008年06月14日
XML
カテゴリ: サムライ・ブルー
前半で2点をリードした日本代表だ。

だが、これは第一の要因は、相手のタイ代表が引いてくれたおかげで、日本代表の得意のセットプレーのチャンスを多くくれたこと。ある意味、タイ代表は日本代表を過大評価してくれたことには感謝したい。

また、第2の要因は、審判が比較的流さず、ファールのたびに止めてくれたおかげで、この暑い気候の中、日本代表にとっては、休み休みのプレーができた。

第3の要因は、タイ代表は、非常にフェアプレーで、日本代表へも敬意をはらった綺麗なプレーをしてくれたおかげだ。特に中村俊輔には負担が軽くなった。


 以上を反面から見ると、第1の要因については、前半の2点を取られた後、また後半戦の積極的なプレーをタイ代表が開始すると、途端に日本代表はペースが作れなかったことからも明らかだ。

第2の要因については、正に右足負傷の中村俊輔が、前半から後半の途中までプレーをさせてもらえるほどだった。他の選手も同様。

第3の要因については、ご覧になったとおり、イエローカード自体はタイ代表が多いが、これは力の差だ。
何の力の差かというと、それはタイ代表の守備での未熟さにある。タイ代表の課題は、守備力を高めること。攻撃力に関しては、日本代表を翻弄できるテクニックとスタミナを持っている。

まぁ結局、総合すれば、日本代表の総合力がやや上ということだ。




これは、個々の代表選手のレベルでみれば、まずはFWのレベルの低さだ。

つまり、今日の玉田の1TOPにあるように、岡田監督に信頼のあるFWは、玉田と大久保だけというのが、先発陣の3-2-4-1とうスタメンからも伺えた。

今日の試合は大事な試合なので、このMF4人というアイディアは、ピッタリとタイ代表の守備的スタートとも、日本にとってはマッチした。タイ代表としては、セオリーを守ったのだが・・・。

まず、FWの欠点としては、サブのNo.16の矢野のポジショニングを見たら明らかだ。
これは矢野だけではない。巻もそう、大方のFW選手にもMFの選手に言える。皮肉にも、相手ゴール前で、ポジショニングが良いのはDFの中澤と闘利王の2人だけだな(笑)。

FW陣には、Gマウス前でのポジショニングに考えがないこと。
※ 例えば、後半、玉田がゴール左側奥のギリギリまで、得意のドリブルで持ち込んで、シュートできるポジションにはなく、センタリングしかない場面での矢野選手のポジショニングだ。

この時、矢野選手はゴールマウスの右3mほど手前で、センタリングを待っていた。しかもノーマークでだ。が、これでは得点は望めない。

案の定、玉田のセンタリングは矢野の前を通過して、右サイドラインを割ってしまった。

欧州や南米の一流FWや選手は、必ずゴールマウスの距離と、ボールを持っている選手との角度、オフサイドラインを感覚的に意識したポジショニングをする。つまり、常によりゴールを生み易いポジションに入るか、飛び込める位置にいるということだ。

矢野の場合は、この時オフサイドの心配もなかった。



矢野は、もっと相手DFの背中越しで、玉田のセンタリングを受けるポジショニング取りすれば、容易に3点目が取れたはずである。

また、後半、キーパーと1対1に、矢野がなった時にも、キーパーを交わせない程度の未熟なドリブルしかないから、自信がなくシュートを打ち急ぐ、もう1回切り返せる程度の冷静さは欲しい。

欧州の一流FWは、あの場面では絶対に決める。それが、我らのFWとしての決定力という信頼感につながるんだ。

FWの良いお手本は、くしくもセットプレー時の中澤である。中澤は、下積み時代にもともとFWの経験がある。その高く、強いヘッドと同時に、DFを交わす技術も一流である。少なくとも、欧州の背の高い一般のDF選手と互角に競える。

中澤のヘッドの強さは、DFとしてアジア一流に成長する過程で生み出されたものではないだろうか。つまりは、自陣ゴール前で最終ラインとして、必死に中東や韓国、欧州の強いFWと競ってきた結果、鍛えあげられてきたとも言える。


スーパー・ユーティリティ・プレーヤーになるから、一石二鳥だ。
これは、逆に中澤や闘利王にも言えるかな。(笑)

セオリー1 -背の高いFWはポジショニング取り一つでゴール生むチャンスに有利である-
       ※ 同じFWでも、玉田や大久保に求めれるものとは、違う動きでアピール
        する必要がある。

過去世界のFW陣でも、ゴール前でのポジショニングのお手本は、何と言っても、セリエAの連続得点王時代の全盛期の元アルゼンチン代表「バティストゥータ」だろう。


また、アジア予選は、地理的に広い。気候の変動も激しい、土地の高低さもある。

グランドのピッチの悪さは、アフリカよりもマシな程度だ。
質の良い日本国内のスタジアムの芝生は、質の高いプレーには有効だが、荒れた芝生やぬかるんだピッチでは、実力どおりのプレーがし憎いだろう。

だが、それは当然の話。アジアでプレーする以上は、この点でも相手と互角以上の反復練習が必要だ。

セオリー2 -どのようなグラウンドでも、日本でするプレーができること-
      どんなピッチでも、日本と同じパススピードや柔らかいトラップによるボールコ
      ントーロールやドリブルが要求される。


もう一つは、相手の早いプレスに弱い。
逃げるように苦し紛れにパスミスをする。これは、パスを出す前に、見方のパスを受ける動きが、欧州の選手に比較して、極端に少ない。

また、パス出しの前に、見方のポジションを頭の中にインプットする、いわゆる残像イメージが必要だ。

このお手本は、現役時代の中田英寿だ。彼は、セリエAでプレーをしていた時は、良く常に周りの味方と敵選手の位置を小まめに確認して、顔とは反対向きにパスをだした。ロナウジーニョの専売特許ではないのだ。一流選手といわれるクレバーな選手は共通、おなじだ。

セオリー3 -早いプレスに動揺しない、技術力を鍛えること-
      パスを出す相手を先に把握し、パスを出す。パスをもらいたい選手は、より早い
      動きだしをして、ボールを持っている選手をサポートする。スペースを広げる動
      きだけでは、パスは生きない。またパスを生かすには、適度のドリブルを交える
      のが効果的だということ。

最後に、今日の後半も、日本代表はバテていた。完全にスタミナ不足だ。これでは、ドイツW杯のオーストラリア戦の二の舞になる。もう一つの日本代表の弱点は、スタミナの無さだ。

セオリー4 -世界に通用するスタミナを選手につけることー

以上だ。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年06月14日 23時22分49秒
コメントを書く
[サムライ・ブルー] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

バックナンバー

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: