モラルに体当たり記

モラルに体当たり記

April 5, 2005
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不機嫌なジーンの最終回をみた。

ここからはネタばれになりますが、簡単に説明すると、

主人公の仁子は若手の生物研究者。
担当教官だった南原教授@売れっ子学者と恋仲である。

南原教授は、口では、好きに研究をすればいい、
俺は女を縛り付ける男ではない、と言っているが、
心の中では、自分の妻には家にいて子どもを産み守り育て
自分だけを見ていてほしいと思っている。

南原教授から研究先のオーストラリアについてきてほしいと言われた仁子は、

自分の研究を続けることを選ぶ。

南原教授にとっては、それは賭けでした。最後の選択。
研究を続ける仁子と南原教授は、別れることに。

そして数年後、研究が認められた仁子。
ロンドンの学会に呼ばれることが決まった彼女は、南原教授と街ですれ違う。

教授の隣には、教授の秘書@「私の取り柄は教授を好きなことだけです!」と
かつて言った女が(たぶん現在は妻になっているのだろう)。

「お元気ですか?」「元気でよかった」と声をかけあい、別れる二人。

シーンはロンドンに移り、仁子はタクシーの中で、
トラの保護に関するニュース番組をつけてと頼む。
番組を探している途中、仁子と南原教授の思い出の曲が流れる。


思い出のその曲を聴きながら、涙する仁子。

というところでこのドラマは終わる。


このロンドンのラストシーンがすごすぎ!
すさまじいリアリティ。

今、成功してるから、後悔しないわけじゃない。


戻りたい衝動に駆られながら、それをぐっと我慢して、
切り捨てた道を一生後悔し続けないために、
自分が選んだ道をどうにか進んでいって、それで、今の自分がある。

それでも思い出せばつらい。
少しづつ和らぐことがあっても、普段は思い出さなくても、
ずっとずっと引き連れていくであろう痛みを持った仁子。

でも、仁子は、その痛みがどれほど、悲しくてつらくて苦しくても、
何回その選択の場に戻っても、同じ選択肢を選ぶだろう。
もうどうしようもないことだから、ますます切ないのだ。

ああ、苦しいなあ。辛いよなあ。


年を追うごとに、人を好きになるということ自体が、
楽しくて仕方ないものというだけではなくて、
苦しさや痛みを伴うものになってきている気がする。

「誰かを好きになった!」という話は、
昔はそれだけできゃーきゃー騒げた話だったのに、
今聞くと、微笑ましい・嬉しいことと思う反面、
「ウェルカム・バック・トゥ・修羅の道」と思うもんな(苦笑)。

しかも、年を重ねるごとに、「どうしてそんな難しい恋愛を?」
というような恋に落ちるのかなあ、みんな(嘆息)。

それでも、修羅の向こうには菩薩の道もあるでしょうよ。
がんばろうぜ。乙女ーズ。

ちなみに、不機嫌なジーンのこのロンドンのシーンは、
私の研究テーマに新しい見地をもたらしたのですが、
その話はまたこんど。





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Last updated  April 6, 2005 03:48:22 AM
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