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BIOHAZARD前列中央の半裸の男がEvan(Ba&Vo)、右側の腕組みをしてラグランシャツ着てるのがBilly(Gt&Vo)。その他のメンバーは流動的。バイオハザードというと映画化もされた某Gameの方が有名になってしまったが...orz結成は、88年にNYのブルックリンでエヴァン・セインフェルド(Ba&Vo)とビリー・グラジアディ(Gt&Vo)を中心に結成。BIOHAZARDの"音"や"歌詞"からは、ほとんどが"怒り"によって成り立っているサウンドのように思える。それほどに訴えかける"熱い"メーッセージが込められているからだ。インタビュー時のエヴァンの発言によると、「全ての歌詞が心の中から生まれたものだ。オレ達が実際に目にし、体験した事を歌っている。」と語っている。NYのブルックリンという治安の悪い場所で生まれた時から既にハードコアに根付いたライフスタイルを強いられた彼ならではの重みのある発言だが「聞いた人それぞれが自分なりの解釈をして欲しい」と言い、彼らの曲は決して押し付けがましいものではなく、音楽は本来自由なものだということを強調している。デモ音源の好評を得て、90年にMaze Recordsよりリリースした1st「BIOHAZARD」当時はモロにHardcoreなサウンドそのものズバリという感じだったが、続く2nd「Urban Discipline」はメタル・レーベルの老舗であるRoadrunner Recordsからリリースされ、レコーディング及びジャケットにも金が掛けられ(苦笑)サウンドのクオリティや、何より1stでの自信を付けた彼らの楽曲や演奏力が向上した。メロディの中にもThrash Metalっぽいノリの良さが見え隠れするにくいセンス、エヴァンの低いVoにビリーのやや声質の高い音域でのRap系でアジるVoによるシンガロングもタイトでこの頃に既にBIOHAZARDのサウンドが定義付けられたように思える。更に人気を高めた彼らはメジャーのワーナーと契約し、3rd「STAE OF THE WORLD ADDRESS」をリリース。ちょうどこの頃だと思うが、HIP HOPとメタルバンドとのクロスオーバーしたサウンドトラック「JUDGENMENT NIGHT」が話題を集め、この中でBIOHAZARDはONYXとタイトルトラックを共演した。また3rdではゲストとしてCYPLESS HILL等メンバーも参加していた。その後、コンスタントにアルバムをリリースし続けるも2002年9月には7htアルバムをリリースする予定だったが、その直後にアメリカの9.11事件が怒ってしまい、元々のタイトル「NEVER FORGIVE,NEVER FORGET」だったが意味深過ぎるために、「KILL OR BE KILLED」に変更した経緯があるが、余計に何かを連想させるような意味有りげなタイトルではないかと思うが...。ちなみに2003年頃にエヴァンはPorn Starのテラ・パトリックと結婚しているらしい。♪Biohazard - These Eyes (live '02)⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=BuP1fR4S8kQ&feature=related♪Biohazard - Five Blocks to the Subway(PV)⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=2jjqtZHz9yk&feature=related※3rd収録曲のPV。♪Biohazard - Tales From the Hard Side (Live in Spain 97)⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=vUwW-oW6yPI&feature=related※3rd収録曲の'97年のスペインでのLive。♪Biohazard - Shades of Grey (Live in Germany 99)⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=VLk3UsXLSgc&feature=related※2nd収録曲の'99年、ドイツでのLive。ちなみにリードGtは元HELMETのロブ・エチェベリア。♪Biohazard - Hold My Own (Hellfest 2003)⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=IwBogrrcW4Q&feature=related♪Biohazard - Sellout (PV)⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=TJTayAiygRo&feature=related※6th「Uncivilization」収録曲のPV。♪Biohazard-Kill or be Killed⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=ISYWinvpUzQ&feature=related♪Biohazard - After Forever (origined by BLACK SABBATH)⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=uUsqQnxg9K0&feature=related♪Biohazard & Onyx - Judgement Night ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=bukKh-c4hnY&feature=related♪Onyx & Biohazard - Slam (Hardcore Version) ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=Ng0KjDyfnvg
2008/08/07
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チョット(カナリ?)古いDoping Pandaのアチ写 [LtoR]:Yutaka Furukawa(Vo&Gt),Taro Houjou(Ba),Hayato(Dr)いやぁ~まさかタモリ司会の歌番組にFurukawa"Rock-Star"Yutakaが見れるとは…DOPING PANDAは、2000年に4曲入りミニ・アルバム(シングル?)『Dream Is Not Over』でインディーズ・デビューして以来、2004年にNiw Recordsからリリースした『WE IN MUSIC』が爆発的なヒットを飛ばし、1年待たずしてSony傘下のgr8! Recordsに移ってMaxi『High Fidelity』出した時点でメジャー意識は強いとは思っていたが...。ドーパンの売りはなんと言っても"メロの良さ"とてもキャッチーでポップでそれでいて、切ないメロも入れてきたりと売れないわけが無いと。自分はMiniアルバム『PINK PaNK』(この頃からドラム・ループ等のディスコ・ビート系のダンサブルなアレンジが目立つ)の頃に彼らを知ったのだが、最初聞いたときはもう収録曲全てが耳に入ってきた瞬間に「ナニっコレ?…いいじゃん!」ってなぐあいで、もう聞きまくってしまった。もう朝聞いたら、もう他にどんな曲聞こうが一日中頭から離れないんだよ。古川のあまり上手くもないハズの英詞を歌っている声なのに!昨年の"ROCK IN JAPAN"フェスでの観客最多動員数記録を塗り変えた!とかいう話も聞いて、シングル出すたびに「こいつ等、ソロソロ来るんじゃないの…!」とか思いつつ、中々TV等メディアには出ないしなぁ…と思っていたがヤッパリ出た!メイニア(ドーパンのFan)はそれぞれ思うところがあってインディーズの頃の方が良かったとかいろいろ言うだろうけど、自分の中では今日までの道のりはむしろ遅過ぎたと思っている。エイベックスから出ている『MOSH PIT ON DISNEY』、『DIVE INTO DISNEY』は、なんとDISNEY公認の国内外アーティストが興じるディズニー名曲の数々のカヴァーも一聴の価値あり。この中でもドーパンのアレンジ「GO THE DISTANCE(ヘラクレス)」「UNDER THE SEA(リトル・マーメイド)」は突出したものがある。チャーベ氏のプロジェクト、CUBISMO GRAFICO FIVEの1st『CINQ』にもGtとして参加しているがココでは古川"Rock-Star"の手腕があまり活かされていないように感じる。ドーパン以外に自分の好きなインディーズ系のメロディック・バンドとしては、the band apartやASPARAGUSもこれくらいに露出してきても良いんじゃないか?とか思ったりして。いずれにせよ、もっと活躍していい曲出してほしいものだ。
2007/06/15
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ALICE iN CHAINSMembers are...(L to R)↓Sean Kinney(Dr),Mike Starr(Ba),Layne Staley(Vo),Jerry Cantrell(Gt&Vo)<My Favorite Band:その5>ALICE IN CHAINSは1987年にアメリカのシアトルでレインとジェリーを中心に結成。91年にNIRVANAのGeffin移籍後のメジャー・デビュー作『Nevermind』を起爆剤としたGrunge~Alternative Rockムーヴメントの立役者とされるバンドの一つ。その他のSOUNDGARDEN,PEARL JAMなどとの決定的な音楽性の違いの一つとして、自らのバンドのルーツにPunk Bandを通過してこなかった点が挙げられる。中心人物であり、ほとんどの曲を書いているジェリーのGt(主にG&LのRampageを使用)から紡ぎ出される粘着質の湿り気とノイズを纏ったメロディやリフだけを聞くとHM/HRから影響が強く表れているが、他のHMバンドとも、グランジバンドと明らかに違う存在へと高めているものはレイン・ステイリーの情感の入りまくった唯一無二のVocalに他ならない。ただ、レインだけではなく、元々は別のバンドでVoも兼任していたジェリーのコーラスもA.I.C.のサウンドにも大きく作用している。最初に1st『FACELIFT』を聞いたときは全く光の差し込まない闇の中を彷徨っているようなひたすらに暗く、聞きとおすと自殺したくなりそうな感覚にも囚われたが、決して不快な音楽ではなく、それどころかまた聞きたくなるとても不思議なHMバンドだった。(※当時はまだオルタナとかグランジという言葉が定着していなかったように思う)NIRVANAの誰でも知っている代表曲「Smells Like Teen Spirit」のサビで韻を踏んだ歌詞、「Hello,Hello,Hello,How Low?」というのがあったが、A.I.C.「Sea of Sorrow」でも、「I Live Tomorrow,You I'll Not Follow As You Wallow,In A Sea of Sorrow.」とより重い内容で韻を踏んでいる。この頃に、A.I.C.の音楽への表現ではなかったが、BURRN!誌レビュー内で某氏が言った、「口ずさめる憂鬱音楽」というオルタナ~グランジへの表現としてはこれ以上に無いくらいに的確に示した名言があったが、この言葉は、正に自分が感じたものを表すのに相応しい言葉だ。まだ10代だった自分が、Doom Metal~Stoner Rockよりも早く出会い、のめり込み、酒も、○○○も無しで“酔える音楽”それがA.I.C.。続く、2nd『DIRT』ではパーソナルな感情表現によるものだけではなく、ジェリーの父親がベトナム戦争での体験を元にした「Rooster」、レインのVoが気持ち悪いぐらいに聞く者の神経を逆撫でる「Godsmack」、サウンドの激しさも増し、恨み節で歌う「Angry Chair」など、歌唱力、演奏力共に格段にレベルアップした“病んだ音楽”が地面から湧いてくるようなサウンドだった。その後のA.I.C.は、というよりレインはドラッグ癖が悪化の一路を辿って行き、アコースティック作を2枚(『SAP』と『Jar of Flies』)をリリースしたものの、ライヴもちゃんとできないような状況に陥ってしまい、伝説のロックフェスの再来と言われた'94 Woodstockへの出演まで突然キャンセルせざるを得なくなったというニュースにはとてもガッカリした。ジェリーの提案でしばらく休業(休業中でレインとPeal JamのGt、マイク・マクレディのサイドプロジェクト、MAD SEASONの活動もあり)した後、リリースされたのが3rd『Alice in Chains』。シングル「AGAIN」は非常にカッコイイ曲だが、PVを見る限り逆にレインの動きが痙攣を起こしているかのような不自然な動きでまるでヤク中患者がマイクにしがみ付いているようにしか見えなかった。更にはジャケットに使われた3本足の犬と裏の3本足の男性の写真が身障者への配慮に欠ける表現だとして、日本でのリリース(結局は白地にバンド名のみというシンプルなものに)が大幅に遅れたという事もあった。その後はまた長いブランクがあり、その間にレコード会社はアンプラグド・ライヴ、ベスト・アルバム、ライヴ・アルバム等をリリースし、ファンの気持ちを何とか繋ぎとめようとし、ファンもまたバンドの活動再開を期待して待っていた。ところが、そんな期待もむなしく2002年4月に亡くなった彼の姿が発見された。シアトルにある自分のアパートでヘロインとコカインを同時にやるスピードボールのOverdose(過剰摂取)により死亡。発見時には既に死後2週間が経過しており、4月の暖かい陽気のせいで死体が腐敗し、その異臭に気付いた隣人が警察に通報したという。不謹慎な表現かもしれないが、まるでレインがA.I.C.で歌ってきた世界観をそのままに死に急いだような最期だった。しかも、レインの命日である4月5日は死亡日を司法解剖を行った上で、日を逆算して分かったのだが、その8年前の1994年4月5日には、NIRVANAのカート・コバーンが猟銃を口の中に突っ込み引き金を引き自殺している。しかも生まれた年は2人とも同じ1967年生まれである。ちなみにカートは享年27歳、レインは34歳だった。一体の何の因果か、レインが計算して死んだとも思えないが不思議な偶然だ。今年は自分もレインの死んだ時と同じ年齢になるが、自分は彼の分まで生きて、A.I.C.の音楽を聞き、いろんな人に聞かせ、伝える事でレインの生きてきた証をみんなの記憶に残していきたいと思う。A.I.C. Discography: Facelift (1990) 1st Dirt (1992) 2nd Sap (1992) Mini-Al Jar of Flies (1994) Mini-Al Alice In Chains (1995) 3rd Unpluged (1996) MTV-Unplugged Live (2000) Live-Al♪Alice In Chains - Love, Hate, Love ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=l9jX1KAKp78&NR=1 ※地元シアトルでのLive。モノクロ映像だが、「オレも学校まで6マイルも歩いて通ってたんだぜ... そう、坂道を登ってね!」とレインがファンとのフレンドリーなやり取りもしている。♪Alice In Chains-Man In The Box ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=ZFWkPVHKwCY&feature=related♪Guitar Hero 2 - Man in the Box by Alice in Chains ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=hi5JxtjSLfE&feature=related♪Guitar Hero 2- Them Bones 100% Expert ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=LD-FEh2KMDI&feature=related ※話題のGuitar HeroIIにもA.I.C.からこの2曲が使用されている。♪Alice In Chains with Phil Anselmo - Would? (2006) March 10, 2006 ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=lygKHgboZVw&feature=related ※A.I.C.の最も有名な曲「Would?」をPantera~DownのVo、Phil Anselmoが熱唱(!)し、 G N'R~Velvet RevolverのDuffもGtで参加。♪Alice In Chains - Would? Live Rock Am Ring 2006 ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=n_cZ60v9YdM ※同曲をMetallicaのJamesがVo&Gtで参加!
2008/03/24
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