麻薬性というよりも、何かしら懐かしささえ感じる人懐っこいケレンみのない叙情性に魅かれ、魅了されてしまった者は同業者(ミュージシャン)にも数知れず。特に ROLLING STONES
のキース・リチャーズは親交が深くお互いの作品の中でフィーチャーされた楽曲がある。
最新作『 Real Gone
』では最も得意としている楽器であるピアノを一切使わないという実験作と思ったものの、今までのアルバムとなんら代わりの無いブルージーな世界観を演出している。 6曲目の「 Shake It
※ 両方を知っている人間なら納得してくれると思う。
一昔前のBarやPubには『 Closing Time
(1973)』やら『 Heart of Saturday Night
(1974)』なんかのジャケットが飾ってあったりした(今も?)がヤハリ、酒や煙草の似合う男なのではないか。
実際、親交の深い映画監督であるジム・ジャームッシュの最近の映画である『 Coffee and Cigarettes
(2003) 』というオムニバス形式の映画があるが、全ての話の中にタバコとコーヒー(と、それぞれに合った異なるBGM)が出てくるという変わったものでちゃんとしたストーリーになっている話もあれば、特にストーリーもなく進行していく話もあり、普段ハリウッド映画しか見てない人には一風変わった視点で見れるかも。
その一つの話にはナ、ナント!パンク&グラムの神様とも言われる イギー・ポップ
とトムの2人だけによる話(下記のYoutube参照)も収められている。 (※ 別の話には WHITE STRIPES
のメグとジャックの話も)
実は、トムは特にジャームッシュ作品(コッポラも)には頻繁に顔を出している。 Down by Law
(1986) 』は有名だが、音楽だけの参加作品『 Night on Earth
(1992)』(これもオムニバス形式の映画。ウィノナ・ライダー等出演)や、ラジオのDJという声のみの出演として『 Mystery Train
(1989)』(※ 若かりし日の永瀬正敏と工藤夕貴も出演している。見てないFanは見るべし!)等もある。
♪Tom Waits - Hold On ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=WPnOEiehONQ
♪Tom Waits - Big In Japan (live) ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=rMt5t1dG2cg ※「本国では無名のクセに日本ではBIGアーティスト」と一部のミュージシャンを小バカにした曲。 チョットだけムッとするがそれを許せてしまうくらいにファンキーでカッコイイ曲だ。
(MOVIE-SCENE)Tom Waits In "DOMINO" ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=1rgHYp99hYs&feature=related
(MOVIE-SCENE)Tom Waits & Iggy Pop - "Coffee and Cigarettes" ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=K6Mw6b1T50U&feature=related ※ タイトル:「カリフォルニアのどこかで」 (SOMEWHERE IN CALIFORNIA)
(オマケ) (MOVIE-SCENE)The White Stripes in "Coffee and Cigarettes" ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=jhfq7DAnoh4 ※ 「ジャック、メグにテスラコイルを見せる」 (JACK SHOWS MEG HIS TESLA COIL)