活き活きPC&園芸三昧

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September 11, 2021
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カテゴリ: 天文
 1.経緯 



  ASIカメラのFitsファイルの画像処理の話題、前回の記事から、かなりの時間が経過しました。その間、ステライメージ(SI9)をあれこれさわりましたが、依然として進歩しません。それに反して、海外のフリーソフトは直感的に使用でき、画像処理も少しずつ進歩してきたような気がします。

  今回の話題は、3月から4月にかけてライブスタックを実行して得られたM42のホットピクセルを除去する話題です。

  ライブスタックを実行すると、アプリが星の位置を計算して自動的にスタックしてくれるが、CMOS受光素子で発生するホットピクセルは同じ位置に発生するので、スタック画面上ではホットピクセルがスジ状になって写るわけです。


  74回のスタックでのモニター上の画面が下の写真。結構鮮明に映し出されています。


                   スタック74回時のモニター画面



 2.ライブスタックの機材、条件 

  鏡筒:Vixen SD81s(f=625mm)
  赤道儀:EQM35Pro (ノータッチガイド)
  カメラ:ASi294MC Pro
  フィルター:ケンコー Astro LPR Type2
  場所、日時:南関東自宅2階屋内、2021年4月2日 19:30
  気温:15℃
  露出:10秒
  スタック回数:74回(22回スタック失敗)
  保存フレーム:96枚
  導入:ASiairのPlateSolving機能
  ライブスタックアプリ:ASIStudio内のASiLive
  PC:Lenovo G580 Core i5 (8GB)
  モニター:Kogoda K1501-G(1080P) PCとHDMIで接続
  ライブスタック動画キャプチャー:Corel VideoStudio 2021






 3.DSSアプリのホットピクセル除去の効果 


  ライブスタックで興味が湧く事項は、モニターで映し出された画面、自動で保存されるライブスタック画像、そして逐次保存される個別のフレームファイルをスタックした画像の比較である。


                   ASIStackアプリで自動保存されるファイル


  モニター上で映し出されるライブスタック画像は上に示した通りです。結構、きれいな画像が得られています。スタック回数は、74回です。使用しているPCは、フルハイビジョンではありませんが、フルハイビジョンのモニターをHDMI接続すればフルハイビジョンの映像キャプチャーが可能です。


  今回のM42のライブスタックで自動保存されたライブスタック画像を拡大すると下の写真のとおりで、ホットピクセルのスジ軌跡は写っていませんでした。おそらく、ASiLive内のホットピクセル除去機能が働いたことと、ライブスタックを実行した時期が4月上旬で気温は、15℃と低かったせいでしょうか。


                  拡大した自動保存されたライブスタック画像



  Singleframe には96個のFitsファイルが保存されていました。これらを DeepSkyStacker (DSS)でスタックした画像を拡大したものが下の写真です。ホットピクセルによる赤や青の軌跡が見られます。


                 ライブスタック時、ホットピクセルで出来た軌跡


  DSSアプリでは、このホットピクセルを消去する機能があります。そのパラメーター設定画面が下の画面です。
   1.Filter:1pix~5pix
   2.Threshold:99%~1% (数値が小さいほど強い処理)

  下の画像をクリックすると各条件でのホットピクセル除去の結果がスライドショーで見れます。スライドショーは【F11】をクリックすると全画面になり見やすいです。もう一度【F11】をクリックすると元に戻ります。


​ ​         写真をクリックするとDSSの各条件でスタックした結果のスライドショーが開始




  種々の条件下でスタックした結果、ホットピクセル除去の効果は、

1.Filter=1 pix、Threshold=75% でホットピクセルは除去できた。
2.Filter=1 pix、Threshold=90% で赤色、青色のホットピクセルはなくなるが、緑色のホットピクセルが残存した。
3.Filter=1 pix、Threshold=1% にすると、画面が極端に暗くなる。
4.Filter=2 Pix以上にするに連れて、星に「団子」が描かれる状態になる。3~4 Pix にすると星が団子になる。



 4.自動保存画像とDSSによるスタック画像の比較 

  自動保存されたオートスタック画像は人工衛星などの軌跡も含まれた画像である。当初より、保存された各フレームの良い物だけを選択してスタックした画像は、自動保存オートスタック画像よりも、より良い画像が得られると目論んでいました。実際に比較したものが、下の2枚の写真です。

  下の写真は、ASiLiveによるライブスタックで10秒、74回スタックし自動保存されたFitsファイルを、ASiFitsViewのヒストグラムのスライダーで調整した画像です。

              ライブスタックで自動保存されたautosave_stacked.fit 画像



  DSSでホットピクセル除去条件で73枚をスタックし、ASiFitsViewにて上のautosave_stackedのFitsファイルと同じヒストグラム条件で調整した画像が下の写真です。

            DSSでホットピクセル除去(1pix、75%Threshold)条件下でスタックした画像



  二つの画像を比較してみます。下の写真をクリックすると詳細に比較できます。


       M42の自動スタック画像とスタック処理した画像との比較【写真クリックで比較スライドに移動】





 5.まとめ 


  ・モニター上の画像は、自動で保存されるautosave_stack.fit画像と遜色ないくらい鮮明である。

  ・SingleframeのFitsファイルをスタックした画像は、さすがにモニター上の画像やautosave_stacked.fit画像よりは鮮明に星雲のモクモク感が再現される。

  ・15℃の気温であれば、DSS上で1pix、75%Threshold条件でのスタックでホットピクセルが除去できる。










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Last updated  September 16, 2021 06:47:26 AM
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