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1.NGC4565銀河とM51銀河 晴れた夜は必ず撮影をしていますが、今は夏野菜の準備に忙しく、データ整理が出来ていません。今回は、銀河の横から眺める形のNGC4565銀河と衝突する銀河として有名な子持ち銀河:M51銀河をライブスタックしながら撮影を行いました。 ライブスタックや撮影の様子を下の動画にまとめています。 NGC4565とM51銀河のライブスタック【写真をクリックで動画へ移ります】 2.NGC4565銀河の最終画像 NGC4565銀河は、細無く見えることからNeedle Galaxyとも呼ばれています。画像処理を行った結果最終画像は下のようになりました。 NGC4565: Needle星雲の最終画像 撮影日:2026/4/8。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。オプションレンズ:専用エクステンダーED1.5X(最終f=1,475mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計42フレーム撮影(総露光時間:3時間30分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, NXT, BXT, CurvesTransformation, ATrouseWaveletTransform)。 3.M51銀河の最終画像 NGC4565銀河に続いて子持ち銀河をライブスタックしながら撮影を続行しました。最終画像は下のようになりました。画角が変則でしたが、フラットと取り直すのが面倒だったので、そのままの画角で撮影を行いました。正規の画角での撮影は後日としました。 M51: 子持ち銀河の最終画像 撮影日:2026/4/8。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。オプションレンズ:専用エクステンダーED1.5X(最終f=1,475mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計30フレーム撮影(総露光時間:2時間30分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, NXT, BXT, CurvesTransformation, ATrouseWaveletTransform)。 4.あとがき 今回、銀河の画像処理の中でwavelet処理を行ってみました。「歌う天文ちゃんねる」のフィトさんのYouTubeで教えていただきました。月や惑星ではおなじみのwavelet処理ですが、銀河への適用は初めてでしたが、特にM51では渦巻構造がより鮮明になりました。フィトさんに感謝です。
April 27, 2026
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1.トールの兜星雲 2年ぶりの撮影です。このトールの兜星雲で初めてのHOO合成撮影をおこなった経緯があります。今回は、口径12㎝の屈折鏡筒TSA-120に1.5倍のエクステンダーを取り付けての拡大撮影です。フィルターはオプトロンのL-eXtremeを使いました。 トールの兜星雲の紹介はAIアシスタントにお願いしました。 Sh2-298あるいはNGC2359はトールの兜星雲という愛称で知られる散光星雲です。おおいぬ座の北東に位置し、その独特な形状からこの名が付けられました。🪐 トールの兜星雲の概要 トールの兜星雲は、北欧神話の雷神トールが被る角のある兜に似ているとされています。 特徴 説明 位置 おおいぬ座の散光星雲 愛称の由来 兜のような形から。 中心星 ウォルフ・ライエ星と呼ばれる高温の巨星 視直径 約10分🔭 観測と撮影 トールの兜星雲は天体望遠鏡で観測でき、口径の大きな望遠鏡ほど見やすくなります。 肉眼観測: 天体望遠鏡を使えば中心部をぼんやり確認できます。 詳細観測: 大口径ドブソニアン望遠鏡にネビュラーフィルターを使用すると、細部まで観測できる可能性があります。 撮影: 小さな星雲のため、冷却CCDカメラなどで細部を狙って撮影されます。ナローバンド撮影を用いると、より鮮明な画像を期待できます。 トールの兜星雲の中心にあるウォルフ・ライエ星は、超新星爆発前の段階にある極めて高温の巨星と考えられています。周辺の大きな分子雲との相互作用により、複雑な形状が形成されたとされています。 【以上、AIアシスタントより】 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 トールの兜星雲の撮影と画像処理【写真をクリックで動画へ移ります】 2.トールの兜星雲の最終画像 最終画像は下のようになりました。 TSA-120 (f=1,475mm) で撮影したトールの兜星雲 撮影日:2026/3/1。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。オプションレンズ:専用エクステンダーED1.5X(最終f=1,475mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Optolong L-eXtreme。ガイド:AstroStreet off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計28フレーム撮影(総露光時間:2時間20分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, BXT, NXT, Curves Transformation)。 2年前に撮影したトールの兜星雲は下の画像です。エクステンダーを取り付けず、焦点距離900mmでの撮影でした。フィルターはZWO社のDuo-band filterを使っていました。画像処理は今回やり直しています。 2年前に撮影したトールの兜星雲 撮影日:2024/1/11。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TSA-120 ( f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 300、冷却:-10℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ ZWO Duo-band フィルター。300秒露光で30フレーム撮影(総露光時間:2時間30分)。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, StarReduction, NXT, Curves Transformation)。 撮影結果は、今回と比較して同等の写りであった。しかし、エクステンダーを取り付けた撮影の方が、迫力ある画像を得ることが出来ました。 3.あとがき 以前にウィザード星雲を撮影した流れから、SHO撮影に入門してしまいましたが、思いがけずその画像処理のムズさに閉口しています。画像全体にノイズが目立ったり、星やバックグランドが赤っぽくなったりで・・・・。これらの画像処理でSXTが欲しくなり導入しましたが、今のPCでは1回の処理に7分くらいかかります。これでは処理しきれないということで、Cudaアクセラレーションを導入することにしました。 これまで使用していたPCに新しいグラフィックボードを取り付けるか、CudaにマッチしたPCを新調するか。迷いましたが、中古PCの導入にしました。新たなPCでのSXT処理は約20秒くらいで、約20倍高速になりました。他のBXTやNXTは3倍程度でした。 ASairの有線接続も道半ばで、周辺環境の整備で忙しい毎日です。
March 19, 2026
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1.メデューサ星雲 2年前にL-eXtremeフィルターを使って撮影しています。その時の鏡筒は、同じくTSA-120を使っていましたが、エクステンダーを取り付けていなかったので焦点距離は900mmでした。今回はエクステンダーを取り付けて焦点距離1,475mmでの拡大撮影を行いました。フィルターは、L-ultimateを使ってみました。 メデューサ星雲の紹介はAIアシスタントにお願いしました。 メデューサ星雲は、ふたご座に位置する惑星状星雲です。ギリシア神話の怪物メデューサの髪に例えられる、複雑な弧状のガスが特徴です。 ■メデューサ星雲の概要 メデューサ星雲は、肉眼では見えにくいほど淡い天体です。しかし、写真に撮るとその特徴的な姿が浮かび上がります。 ■基本情報別名: Sh2-274、PK205+14.1、Abell 21種類: 惑星状星雲位置: ふたご座のはずれ、こいぬ座との境界付近視直径: 比較的大きく、約5分に及ぶ視等級: 15.99から25の間 ■歴史 メデューサ星雲は、1955年にジョージ・エイベル氏によって発見されました。 ■発見と分類 エイベル氏はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の天文学者でした。1970年代初頭までは超新星残骸と考えられていましたが、ソビエト連邦の天文学者がガスの拡散速度などから惑星状星雲であると結論付けました。 ■特徴的な形状 赤く細長いフィラメントがあり、これがメデューサの髪のように見えることが名前の由来です。三日月状に明るく写る部分が特徴的です。 【以上、AIアシスタントより】 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。今回は撮影直後に気温が急激に低下した影響なのでしょう、ピントが急激に甘くなってゆき、それに伴ってオフアキシスガイドも精度が低下するアクシデントに見舞われました。また、ライブスタックを行っていると、子午線反転に伴って画角が反転してしまう不都合を、CAAの自動反転機能を使って元通りの画角に戻す試みも行ってみました。 メデューサ星雲の撮影と画像処理【写真をクリックで動画へ移ります】 2.メデューサ星雲の最終画像 前回のL-eXtremeフィルターを使って撮影した時よりも、今回のL-ultimateフィルターを使った撮影の方がライブスタック像が解像度高く撮影出来た感じがしました。フィルターの違いよりも、ピント合わせやオフアキシスガイドの精度が高かったことに依るものかも知れません。 TSA-120 (f=1,475mm) で撮影したメデューサ星雲 撮影日:2026/2/19。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。オプションレンズ:専用エクステンダーED1.5X(最終f=1,475mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Optolong L-ultimate。ガイド:AstroStreet off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計52フレーム撮影(総露光時間:4時間20分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, BXT, Curves Transformation, NXT)。 2年前にフィルターとしてL-eXtremeを使って撮影したメデューサ星雲は下の画像です。画像処理は今回やり直しをしています。 TSA-120 (f=900mm)で撮影したメデューサ星雲 撮影日:2024/3/14,15。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TSA-120 ( f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 300、冷却:-10℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ Optolong L-eXtreme。420秒露光で40フレーム撮影。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, BXT, Curves Transformation, NXT)。 前回の記事ライオン星雲でもそうであったように、L-eXtremeフィルターの方がL-ultimateに比べてOiii由来の青色が出て、美しく撮影できることがわかりました。何だかL-ultimateの存在意義がだんだんと薄れてきています。 また、エクステンダーを取り付けずに撮影した前回の方が星雲の全体像がより鮮明に撮影出来ています。やはりF値の違いに依るものと考えられます。 3.あとがき 1)過去に撮影した画像と同じ画角にプレートソルビングするASiairの機能 以前、Astroberryと格闘していた頃、画像を基準としてプレートソルビングをする機能がありました。撮影アプリとしてASiairを使い始めて、この機能がASiairでも出来れば良いのにと思い続けていました。ASiairの度重なるバージョンアップによって、いつの間にかこの機能が出来るようになっていることに最近気付きました。 では、CAAと組み合わせれば過去に撮影した画像を基準として、画角も当時と同じ画角のプレートソルビングが可能になることを確かめてみました。結果はマルでした。 第1ステップ USBメモリーに格納されている基準となるFitsファイル画像を開きます。それが下の写真です。 「image manegement」をタップする画面 第2ステップ お好みの画角の画像を選択して開きます。 お好みの画角の画像を選択する画面 第3ステップ お好みの画像をタップしてプレートソルビングを実行し、さらにGoToをタップします。 選択した画像をもとにしたプレートソルビングに次いでCAAが回転する画面 プレートソルビングが完了すると、CAAがお好みの画像の画角まで自動的に回転してくれます。 この一連のステップはライブスタックを実行する際は威力を発揮しますが、画像のためにはフラットを取り直す必要があるため実用的ではありません。2)ASiair PlusとスマホまたはPCとの有線接続は道半ば 冬季になると、それまで順調であったWiFiによるASiair PlusとスマホあるいはPCとの通信が怪しくなってきます。撮影時は常にタブレットの画面を動画キャプチャーして、動画に加工していますが、通信が途絶えると動画キャプチャーも停止してしまいます。幾度か痛い目に会っています。何とかASiair Plusとアンドロイドタブレットの有線接続を試みていますが成功していません。 アンドロイドではなく、iOSやWinPCもトライを続けていましたが、最近やっと両者で成功しました。ネットでも多くの情報があふれていますが、フェイクのものも多く出回っています。 まず成功したのはWin11のPCでした。Win11にBlueStacksをインストールして、その上にASiairアプリをインストールする、いわゆるアンドロイドエミュレータを使う方法です。BlueStacks5はBlueStacks3と違って特殊な母艦をインストールすることなくWin11上で使うことが出来ます。速度もかなり早くなってきています。ただし、Win11PCのスペックが高くないとAndroid11エミュレータがインストール出来ない制限があるようです。続いてiOSで有線接続に成功しました。失敗していた原因は、使用していた有線LAN-ライトニング変換アダプターがまともな機能を果たしていなかったことによるものでした。半年以上も中華性の安物アダプターに踊らされ続けていました。 詳細については、次号で紹介する予定です。
March 4, 2026
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1.ライオン星雲 ライオン星雲は、Sh2-132という散光星雲の愛称です。ケフェウス座ととかげ座の境界近くに位置しています。 特徴 名前の由来 Sh2-132の形が動物のライオンに似ているため、「ライオン星雲」と呼ばれています。特に、東を向いて吠えるライオンの姿に見えると言われます。 構造 赤い「たてがみ」や顔の部分のHα領域と、青い「胴体」や後ろ足の部分のOⅢ領域からなる複合体です。このコントラストは、初期と晩期のウォルフ・ライエ星を取り巻く星雲の特徴が影響している可能性もあります。 観測 淡い光の星雲なので、肉眼で見るのは難しいですが、写真撮影、特にナローバンドフィルターを使った撮影では、その美しい姿を捉えられます。 撮影について ライオン星雲の撮影では、HαとOⅢの光を区別して捉えることが、その特徴的な赤と青の対比を表現する上で重要です。フィルター Hα光とOⅢ光を同時に捉えるL-eXtremeフィルターや、高コントラストで写せるL-ultimateフィルターが有効です。モノクロカメラでHα、OⅢ、S(硫黄)の各波長を個別に撮影し、後で合成するSHO合成やHOO合成も行われます。 レンズ F値が明るい望遠レンズの使用が効果的です。 【以上、AIアシスタントより】 撮影機材は、Quattro 150P鏡筒と、ASi2600MC Proのカメラを使いました。フィルターは当初オプトロンのL-ultimateを使いましたが、ライオン胴体が白く写ったので、本番撮影ではL-eXtremeを使いました。撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 ライオン星雲の撮影と画像処理【写真をクリックで動画へ移ります】 2.ライオン星雲の最終画像 3日間の撮影で52フレームの画像を得ることができました。PixInsightにて画像処理を行って下のような最終画像を得ることが出来ました。 Quattro 150P で撮影したライオン星雲 撮影日:2025/11/3,5,7。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Skywatcher Quattro 150P (f=600mm)。オプションレンズ:専用コマコレクター(最終f=530mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Optolong L-eXtreme。ガイド鏡:EVOGuide 50ED (f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。600秒露光で合計52フレーム撮影(総露光時間:8時間40分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, Star Reduction, Curves Transformation, NXT)。 3.あとがき 撮影当初はフィルターとしてL-ultimateを使用する積りでしたが、予備撮影を行った結果、下のような画像が得られました。ライオン星雲の胴体が白色になっています。理由はわかりませんが、フィルターをL-eXtremeに変えるとどうなるかを検討してみました。 L-Ultemateフィルター で撮影したライオン星雲 撮影日:2025/10/17。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Skywatcher Quattro 150P (f=600mm)。オプションレンズ:専用コマコレクター(最終f=530mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Optolong L-ultimate。ガイド鏡:EVOGuide 50ED (f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。300秒露光で合計30フレーム撮影(総露光時間:2時間30分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, Star Reduction, Curves Transformation, NXT)。 L-eXtremeフィルターを使って撮影した結果、下のような画像が得られました。ライオン星雲の胴体は、青色になっています。 L-eXtremeフィルター で撮影したライオン星雲 撮影日:2025/10/30, 11/1。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Skywatcher Quattro 150P (f=600mm)。オプションレンズ:専用コマコレクター(最終f=530mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Optolong L-eXtreme。ガイド鏡:EVOGuide 50ED (f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。300秒露光で合計65フレーム撮影(総露光時間:5時間25分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, Star Reduction, Curves Transformation, NXT)。
February 19, 2026
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1.ヘッドフォン星雲の位置はどこだ! ヘッドフォン星雲は、やまねこ座に位置する惑星状星雲で、約1600光年離れた場所にあります。正式名称は「PK164+31.1」です。 PK164+31.1という名称は、この惑星状星雲が登録されているカタログと、その天体の位置情報からつけられています。別名として「Jones-Emberson 1」や「ヘッドフォン星雲」という愛称もあります。 「PK」は「Perek and Kohoutek. Catalog of Galactic Planetary Nebulae」というカタログに由来します。このカタログは銀河系の惑星状星雲をまとめたものです。続く数字の「164+31.1」は、銀河座標系における天体の位置を示しています。 164: 銀経(銀河系の中心からの角度)が164度であることを意味します。 +31.1: 銀緯(銀河の平面からの角度)が+31.1度であることを意味します。 宇宙での位置と特徴 距離: 地球から約1600光年離れた場所にあります。 中心星: 16.8等級の青白い中心星を持っています。この中心星は、白色矮星になる前の段階だと考えられています。 色合い: 周辺部が赤色、内側が緑っぽい色合いという特徴があります。これはM27(亜鈴星雲)やM57(環状星雲)など、他の惑星状星雲と共通するパターンです。 観測・撮影 淡い星雲なので、きれいに撮影するには少し露出時間を長くする必要があると言われています。しかし、市街地からでも撮影された例があり、Duoフィルターなどの機材を上手に使うことで、その神秘的な姿を捉えることができます。 【以上、AIアシスタントより】 ヘッドフォン銀河は「PK164+31.1」と数式めいた呼称ですが、プレートソルビングを実行しようとしてこの呼称を入力してもASiairは無反応でした。 撮影は、焦点距離 1,600mmのエクステンダ装着のTSA-120鏡筒、カメラはASi294MC Proを使って行いました。フィルターはオプトロンのL-ultimateを使っています。撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 ヘッドフォン星雲の撮影と画像処理【写真をクリックで動画へ移ります】 2.ヘッドフォン星雲の最終画像 3日間の撮影で91フレームの画像を得ることができました。PixInsightにて画像処理を行って下のような最終画像を得ることが出来ました。 TSA-120 で撮影したヘッドフォン星雲 撮影日:2026/1/14,21,22。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。オプションレンズ:Extender ED1.5X (最終f=1,600mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Optolong L-ultimate。ガイド:AstroStreet Off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計91フレーム撮影(総露光時間:7時間35分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, ImageSolver, SPCC, HT, Curves Transformation, BXT)。 3.あとがき 今回のヘッドフォン星雲の撮影と画像処理の中ではじめて経験したことが2つありました。ひとつは、ASiairを使ってプレートソルビングを行う対象であるヘッドフォン星雲のカタログが不明であり、星雲の座標を入力してGoToを実行したこと。もうひとつは、PixInsightのImageSolverの対象の検索カタログが不明であり、ASiairのスカイアトラスに記載されていたPGC139044という語句を入力すると見事ImageSolverが完結できました。 【ターゲットの座標を入力する】 下の写真は、ピントを合わせるためにカペラを導入しようとしている画面です。赤四角で囲んである場所にカペラの座標が記載されています。ここをタップすると座標の入力画面が現れます。 カペラの座標をクリックしようとしている画面 座標の入力画面が下の写真です。 ターゲットの座標の入力画面 ヘッドフォン星雲の座標を入力した画面が下の写真。 ヘッドフォン星雲の座標を入力しているところ Doneをタップするとヘッドフォン星雲の座標が入ったGoTo画面になりますので、Goをタップしてヘッドフォン星雲を導入します。 ヘッドフォン星雲の座標へGoToしようとするところ 【ImageSolver/PixInsightの検索時の入力カタログ】 ヘッドフォン星雲をPixInsightのImageSolverにかけると検索語句を入力しなければなりません。ところがASiairにおいてもヘッドフォン星雲のカタログ語句は登録されていませんでしたので、仕方なく正式名称の「PK164+31.1」と入力しましたが無反応で検索不可でした。 PlateSolverにPK164+31.1と入力したところ あきらめるところでしたが、ASiairの中の星図スカイアトラスにPGC139044という記載があったことを思い出し、その語句を入力したとことImageSolverが完結できました。 PlateSolverにPGC139044と入力したところ PGCカタログとは、1989年に発行された主要銀河カタログ (Catalogue of Principal Galaxies) の略称だそうです。
February 9, 2026
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1.NGC2403銀河の撮影 NGC 2403は、きりん座にある美しい渦巻銀河です。冬から春にかけて見頃を迎え、その明るさから双眼鏡でも見つけることができます。 概要 NGC 2403は、地球から約980万光年(あるいは1100万〜1200万光年)離れた位置にあります。約9等級の明るさを持ち、メシエ天体には選ばれていないものの、長辺20分程度の立派な大きさがあります。 分類 この銀河は、渦巻銀河と棒渦巻銀河の中間タイプに分類されています。多くの渦巻銀河にある明るい中心突出部(バルジ)があまり目立たず、丸くない少し伸びた形をしています。 活発な星形成 NGC 2403の円盤では、活発に星が作られています。赤い色の星雲(HII領域)や、青く輝く若い星が多く見られ、大量の水素ガスを抱えていることがわかります。腕に沿って星間塵の暗黒帯も多く見られます。 歴史 NGC 2403は、天文学の歴史において重要な役割を果たしてきました。エドウィン・ハッブルが提唱した宇宙膨張を表す「ハッブルの法則」の根拠となった銀河の一つです。また、1788年にウィリアム・ハーシェルによって発見されました。 【以上、AIアシスタントより】 撮影は、焦点距離 1,600mmのTSA-120鏡筒、カメラはASi294MC Proを使って行いました。撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 NGC2403銀河の撮影と画像処理【写真をクリックで動画へ移ります】 2.NGC2403銀河の最終画像 風でオートガイドが振れたり、薄曇りに邪魔されての3日目に、やっと総露光時間4時間45分の57フレームを撮影することができました。 途中、フォーカスの調整で2回、子午線反転で1回の計3回の中断がありましたが、順調に撮影をしながらライブスタックをエンジョイしました。最後の最後にWiFiが切断して、ライブスタック映像が切れてしまいました。 エクステンダー付きのTSA-120鏡筒で撮影したNGC2403銀河の最終画像は、下の写真のようになりました。 TSA-120 で撮影したNGC2403銀河 撮影日:2026/1/24。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。オプションレンズ:Extender ED1.5X (最終f=1,600mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR type2。ガイド:AstroStreet Off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計57フレーム撮影(総露光時間:4時間45分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT, Curves Transformation, NXT)。 厳冬の澄み切った市街地の夜空で、比較的良く撮れたのでないかと満足しています。 3.あとがき 厳冬期になるとAsiair Plus と アンドロイドタブレットのWiFiが切断されることがたまにあります。最初はASiair Plusの不具合と思っていましたが、低温になると一般的にWiFi通信が破綻することを知りました。解決策は有線接続にすることが一番と思いますが、ASiair PlusとアンドロイドタブレットとのLANケーブルによるダイレクト接続は聞いたことも見たこともありません。PCやiOSとのダイレクト接続はネットで少し開示がありますが、トライはするものの未だ成功には至っていません。 今の時期は乾燥が進んでいるので、レンズヒーターを鏡筒やガイド鏡に巻くのではなく、ASiair Plusやタブレットに巻くことがWiFi切断の予防策になるのではないか思っています。
January 31, 2026
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1.バラ星雲を二種類の鏡筒で撮影・比較 前回はオリオン大星雲でしたが、今回は同じく冬の名物であるバラ星雲です。ちょうど1年前にQuattro150Pを使って撮影していたので、Vixen SD81sII と比較してみることにしました。1年前は、デュアルナローバンドフィルターであるL-ultimateを使って撮影していましたので、今回も同じフィルターを使いました。 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 バラ星雲のライブスタックの動画【写真をクリックで動画へ移ります】 2.Quatto150P と SD81sII を使用して撮影したバラ星雲 Quattro150P での撮影は、次のような組み合わせで撮影しました。カメラは共通でASi2600MC Pro です。フィルターは Optolong の L-ultimate を使用しています。露光時間は120秒共通です。 撮影に使用した Quattro150P の機材 Quattro150Pを使用して撮影したバラ星雲の最終画像が下の写真です。 Quattro150P で撮影したバラ星雲 撮影日:2024/12/29。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Quattro150P+専用コマコレクター (f=518mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Optolong L-ultimate。ガイド鏡:EVOGuide 50ED (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。120秒露光で合計63フレーム撮影(総露光時間:2時間6分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT Correct only, NXT)。 SD81sII での撮影機材は、下の写真のとおりです。 撮影に使用した SD81sII 機材 最終画像は、下の写真のようになりました。 SD81sII で撮影したバラ星雲 撮影日:2026/1/6, 7。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SD81sII (f=625mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Optolong L-ultimate。ガイド鏡:EVOGuide 50ED (f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。120秒露光で合計62フレーム撮影(総露光時間:2時間4分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT Correct only, NXT)。 3.あとがき Quattro150P での撮影は、約1年前のものです。Vixen の SD81sII との最終画像を比較すると、一見差が無いよう見受けられますが、詳細にわたって見るとQuattro150P での画像の方が解像度が高いように感じられました。両者を並べたの下の写真です。 皆さんはどのように感じられるでしょうか。 左:SD81sII、右:Quattro150P
January 20, 2026
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1.2026年1月3日の満月から3日間撮影 2026年を迎えましたが、正月は満月期なので撮影は難しいです。しかし、寒い冬の空は透明度が高いのでチャンスは捨てがたい。さて、何を撮るか? QBPIIIフィルターは満月に耐えられるのだろうか。それを確かめるために M42を撮影してみることにしました。振り返ってみると、天文の趣味に入って星雲のモクモク感に感動したのは、M42のライブスタックでした。M42をまともに撮影したことがありませんので、焦点距離900mmで、比較的大きく M42 を撮影してみました。 1月3日が満月(月齢14.4)。お月さまはオリオン座の左側に煌々と照っていました。比較のために、1月4日(月齢15.4)、1月6日(月齢17.4)と連続撮影してみました。 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 ライブスタック撮影と画像処理の動画【写真をクリックで動画へ移ります】 2.M42 の撮影結果 露光時間は、30秒間で充分でしたが、ASiair Plus からタブレットへの画像転送時間が30秒以上かかったので、露光時間は90秒にしました。 3日間の撮影結果は、下の写真のとおりです。 オリオン大星雲(満月:月齢14.4) 撮影日:2026/1/3。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" サイトロンジャパン QBPIII。ガイド:オフアキシスガイド AstroStreet off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。90秒露光で合計35フレーム撮影(総露光時間:70分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT)。 オリオン大星雲(月齢15.4) 撮影日:2026/1/4。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" サイトロンジャパン QBPIII。ガイド:オフアキシスガイド AstroStreet off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。90秒露光で合計41フレーム撮影(総露光時間:82分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT)。 オリオン大星雲(月齢17.4) 撮影日:2026/1/6。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" サイトロンジャパン QBPIII。ガイド:オフアキシスガイド AstroStreet off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。90秒露光で合計39フレーム撮影(総露光時間:78分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT。 3者を比較してみると、あまり違いは判りません。ライブスタック上では、やはり満月の日はランニングマンが少々薄めにしか写っていないように感じました。M42 のように別格に明るい星雲はQBPIIIフィルターを使えば、満月日でもライブスタックが可能であり、撮影もできることがわかりました。 3.あとがき 満月期なので、明るいM42をQBPIIIフィルターを使って撮影してみました。意外にも、M42をまともに撮影したのは初めてでした。結果は、さすがに明るいだけあって、満月日とそれ以降の撮影日との結果は、そんなに違いはありませんでした。 時間が余ったので、デュアルナローバンドフィルターの L-ultimate フィルターでも撮ってみました。結果は下の写真とおりです。 L-ulatimate フィルターでのオリオン大星雲(月齢17.4) 撮影日:2026/1/6。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" オプトロン L-ultimate。ガイド:オフアキシスガイド AstroStreet off-axis guider。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。90秒露光で合計39フレーム撮影(総露光時間:78分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT)。 L-ultimate フィルターでは、M42のモクモク感は増加しましたが、ランニングマンがショボくなってしまいました。
January 9, 2026
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1.スパゲッティ星雲の撮影 この超新星爆発残骸のスパゲッティ星雲は天文撮影の趣味に入ってから常に撮りたいと思っていた対象でした。これまで未消化ながら撮影を試みてきていますが、全体像を1枚にした写真は撮れていませんでした。 撮影は、鏡筒として焦点距離135mmの Samyang F2.0/135 を使い、カメラはASi2600MC Proを、フィルターはデュアルナローバンドフィルターの Optolong の L-Ultimate を使いました。フィルターによる波長のズレを避けるためにレンズの絞りを F=4.0 にしぼりました。 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 撮影と画像処理の動画【写真をクリックで動画へ移ります】 2.スパゲッティ星雲星雲の最終画像 2日間、総露光時間7時間20分の撮影でした。画像処理をして、下のような最終画像が得られました。 スパゲッティ星雲の最終画像 撮影日:2025/12/12,14。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Samyang F2.0/135mm (絞りF=4.0) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Optolong L-Ultimate。ガイドスコープ:Skywatcher EVOGuide 50ED (f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。600秒露光で合計50フレーム撮影(総露光時間:7時間20分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT, NXT, StarReduction, CT, DynamicCrop)。 3.あとがき 1)デュアルナローバンドフィルターによる波長のズレを回避 スパゲッティ星雲は、過去4年間にわたり色々なレンズや鏡筒を使って撮影を試みてきたが、星雲全体を一枚の画像として捉えることは出来ていませんでした。理由は、星雲が大きいことと、淡いこと、そしてフラット画像の良いものが得られなかったこと。 星雲全体が結構大きいので、焦点距離の短いレンズないし鏡筒を使わなければなりません。焦点距離が短いと、自然に口径が小さくなり集光力も弱くなります。口径の大きいカメラレンズを使うと周辺減光が大きくなり、フラットが合わなくなる。 もう一つの難関は、星雲が淡いこと。露光時間10分が必要となります。超新星残骸を捉えるためにデュアルナローバンドフィルターを使いますが、Fナンバーが3.5以下の明るいレンズを使うと波長がずれるという問題も生じてきます。これまでは、Fナンバーが2付近の明るいレンズをL-eXtreme や L-Ulatimate の普通のフィルターを使っていたこともあって、波長のズレが生じて暗い像しか得られなかったのではなかったと振り返っています。今回は、レンズの絞りをF=4.0に絞って使用しましたので、うまく撮影できたのではないかと思っています。 2) フィルタードロワーの迷光の問題 Samyang 135 レンズとカメラとの接続は、EOS-M42変換フィルタードロワーなる便利なアダプターを当初は使用していました。 使用したフィルタードロワー ところが、下の写真のように迷光が写り込んできて困ってしまいました。この迷光は、ドロワー付近を触ると動いてゆくのです。 迷光1 ドロワーを触ると動く迷光。 迷光2 迷光が消えるときもあります。 迷光なし こんな不安定なフィルタードロワーを使ってはいられません。迷光の出ない以前から使っていたEOS-M42変換アダプターに戻して撮影を続けました。 フィルタードロワーに変えて使用したアダプター 迷光の問題は、素人ではどうしようもありません。カメラレンズの末端は金属むき出しの表面になっていますので、どうしても反射の問題が生じてくるのでしょう。
December 31, 2025
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1.ウィザード(魔法使い)星雲の撮影 11月に入ってもクリアーな夜空になかなか巡り合うことはありませんでしたが、新月時期になってやっと撮影できる好天に巡り会えるようになりました。今回は久々に星雲の撮影をおこなってみました。対象は、魔法使い星雲(Wizard Nebula:Sh2-142)です。 撮影は、鏡筒としてTSA-120(最終焦点距離:900mm)、カメラはASi2600MC Proを、フィルターはデュアルナローバンドフィルターのOptolongのL-eXtremeを使いました。 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 撮影と画像処理の動画【写真をクリックで動画へ移ります】 2.ウィザード星雲の最終画像 3日間、総露光時間5時間15分の撮影でした。 ウィザード星雲の最終画像 撮影日:2025/11/24,25,26。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計63フレーム撮影(総露光時間:5時間15分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT, NXT, StarReduction, CT)。 3.ハッブルパレットもどきへの挑戦 ウィザード星雲と言えば、青みを帯びた背景に不気味な黒模様の星雲が浮かぶ画像を思い描きます。ところが今回得られた画像は、真っ赤な焚火のような画像。あまりの違いに少々がっかり。少しでもハッブルパレットに近づようと、NarrowbandNormalization ツールを使って色味を調整してみました。この調整様子は、上記の動画の中にも掲載しています。 NarrowbandNormarization 処理画面 このツールの使用法としては邪道と思いますが、この調整で得られた画像が下の画像です。少々ハッブルパレットに近づけた画像になった気がします。 NarrowbandNormarization 処理後のウィザード星雲の画像 撮影日:2025/11/24,25,26。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計63フレーム撮影(総露光時間:5時間15分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT, NXT, StarReduction, CT, NarrowbandNormalization, CT)、PhotoshopElementsにて強調。 4.あとがき 菜園でのサツマイモの収穫とデブリのツルの処分が完了して、天体に集中できるようになりました。初冬の夜空は、待望のオリオン座がシリウスを引き連れて昇ってくる様が何とも言えず勇壮に感じられます。やはり、冬の空は賑やかで楽しめます。 久々に銀河から離れて星雲の撮影を行いました。Optolong の L-eXtremeフィルターで得られた画像は、まるで鉄の精錬風景のような真っ赤な画像でした。日頃から目ににしている神秘的な魔法使い星雲の様子とはまるで違っていました。少しでもハッブルパレットに近づけようと思い、NarrowbandNormalizationの色調調整レバーをいじくっていたら、それらしい画像が得られました。今後は正真正銘のハッブルパレット撮影(SHO撮影)にも挑戦しようと考えています。
November 30, 2025
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1.2025年サツマイモ生育状況推移 2025年のサツマイモの状況の推移は下の写真のとおりでした。 右側2列は紅はるか、その左がシルクスイートです。右から4列目が安納芋ですが、ほとんどの株は生長していません。昨年同様安納芋はダメです。 2025/5/24 定植完了直後 2025/6/2 2025/6/22 2025/7/2 2025/7/13 2025/8/14 2025/10/7 7月から雨が降らず心配していましたが、8月に入りまとまった雨もあり紅はるか、シルクスイートは元気になりました。10月7日の状況では4畝ともに生育状況が良いように見えますが、一番左側の安納芋の畝は、その右側のシルクスイートのツルが伸びているだけで、ほとんどの株が生育していない結果となりました。今年も安納芋の収穫はほとんどボウズでした。 2.いざ! サツマイモの収穫 10月14日から11月初旬にかけて、少しづつ収穫しました。 結果は、 ・紅はるかは:大豊作。これまでのベストを記録しました。コンテナ8箱分、約180㎏。 ・シルクスイート:紅はるかの1/5程度。コンテナ1.5箱程度。 ・安納芋:コンテナ0.5箱分程度(巨大芋が数個のみ) 10/27 収穫状況1 10/27 収穫状況2 3.さつまいものツルの処理 例年サツマイモのツルは放置し、冬の乾燥風で乾燥させ焼却処分していました。今回、フカフカの土づくりに挑戦ということで、ツルを土にカルスと米ぬかと共に埋め込んでみることにしました。作業は以下のとおりです。 ツルをよける 埋めるための溝堀り ツルを溝の中へ入れる カルス(カルスN-CR 1kg入りを Amazonで購入)を5%程度米ぬかに入れよく混ぜる。 カルスと米ぬかを準備 カルスと米ぬかの混合物をツルの上から撒く。その後、ジョロにて散水。土をかぶせる。 ツルの上にカルスと米ぬかの混合物を撒き、土をかぶせる 来春にはどのような土になっているでしょうか。楽しみです。 4.来年に向けて 2025年のサツマイモづくりの評価(100点満点) ・紅はるか:150点 ・シルクスイート:20点 ・安納芋:0点 今年も安納芋の活着が良くありませんでした。原因はツル苗が良くないことが原因だと考えています。もっと太くて長い苗を準備する必要があります。来年は路地のビニールトンネルで苗づくりしようと考えています。 シルクスイートも活着に時間がかかりました。これもツル苗がひ弱なことが原因と考えています。安納芋と同様、ビニールトンネルでの苗づくりを考えています。 ここ数年、マルチなして生育させていますが、安納芋とシルクはマルチでの栽培も予定しています。
November 14, 2025
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1.NGC6951銀河の撮影 10月に入っても相変わらずクリアーな夜空に巡り合うことはありません。撮影時間は、昨年度と比較して大きく減少しています。今回の記事は、棒状構造が少し見れるNGC6951銀河の撮影です。予備撮影としてL画像をモノクロカメラで撮影しましたが、銀河構造が解像度高く撮影できなかったので、カラーカメラで4日間撮影してみました。 撮影は、フィルター無しで行いました。鏡筒はTSA-120にx1.5のエクステンダーを取り付け(最終焦点距離:約1,590mm)、カメラはASi294MC Proを使いました。 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 撮影と画像処理の動画【写真をクリックで動画へ移ります】 2.NGC6951銀河の最終画像 4日間にわたって総露光時間7時間を超える撮影でした。 StarReductionを施したNGC6951銀河の最終画像 撮影日:2025/9/1,5,15,17。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,590mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計88フレーム撮影(総露光時間:7時間20分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT, StarReduction)。 星がうるさいと思うとき使うStarReduction処理前の画像が下の写真です。この銀河は焦点距離1,590mmでも小さい銀河なので、星がうるさくみえます。 StarReduction処理前のNGC6951銀河の画像 撮影日:2025/9/1,5,15,17。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,590mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計88フレーム撮影(総露光時間:7時間20分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:PixInsight (FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 3.あとがき 1.ついに女性総理大臣が誕生しました。高校のクラスメイトであった菅直人くんが総理大臣になった時以来の感動でした。早苗総理大臣は新鮮さを感じます。なぜか? 大臣が定番に持つ「あ~、う~、え~、お~」を発することなく会話が進むからです。何かやってくれそうな期待感が持てます。それと、野党議員からも発せられることがなかった「再エネ補助金を見直します」が、高石新総理から聞けたのは嬉しかった。2.クマの被害が甚大になりつつあります。これも台風、地震などと同様に自然災害です。やっと環境省が腰を上げましたが、対策としてハンターを地方自治体が雇用するための補助金を出すという、何とつつましやかな対策。クマは人間の生活圏にまで出没して危害を加えているにもかかわらず、国立公園並みの対策でしかありません。自衛隊を出動して、高さ5m以上の強固な柵を構築して、生活圏とクマ生息圏を区分する対策が必要だと思う毎日です。
October 23, 2025
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1.NGC7331銀河の撮影 9月に入っても相変わらず暑さが続いています。今回の記事は、太陽系がある天の川銀河に似ているとされるNGC7331銀河の撮影です。前回ライブスタックツアーでこの銀河を撮影しましたが、余り解像度が良くない結果だったので、腰を据えて撮影することにしました。 撮影方法は、LRGB撮影のフィルターワークは好みではないので、カラーとモノクロ画像を撮影して、それらをLRGB合成をする手法と採りました。鏡筒はTSA-120にx1.5のエクステンダーを取り付け(最終焦点距離:約1,500mm)、カメラはASi294MM Pro とASi294MC Proを使いました。【追記】 撮影の様子や画像処理を下の動画にまとめています。 撮影と画像処理の動画【写真をクリックすると動画へ遷移】 【以上 追記 2025/9/26】 2.NGC7331銀河の最終画像 モノクロ撮影による画像とカラー撮影による画像をLRBG合成して得られた最終画像が下の結果です。 NGC7331銀河のLRGB合成最終画像 撮影日:2025/8/31, 9/5。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,590mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro と ASi294MM Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。画像処理:モノクロとカラー画像をPixInsightのLRGB combination処理。 3.モノクロカメラおよびカラーカメラによる撮影結果 LRBG合成する前のモノクロおよびカラー撮影の結果がそれぞれ下の写真です。 NGC7331銀河のモノクロ撮影の最終画像 撮影日:2025/8/31。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,590mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Bin2、Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計14フレーム撮影(総露光時間:1時間10分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:14フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, HT, BXT, NXT, CT)。 カラー撮影の結果が次の写真です。 NGC7331銀河のカラー撮影の最終画像 撮影日:2025/9/5。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,590mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Bin1、Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計18フレーム撮影(総露光時間:1時間30分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:18フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 4.超新星2025rbs NGC7331銀河について調べてみると、今年に入って銀河の中心核の近くに超新星SN2025rbsが見つかったとの記事が見つかりました。モノクロ画像とカラー画像の明るさを変化させても超新星らしきものは見つかりませんでした。しかし、保存されていたライトフレーム単体を明るくすると下の写真の通り、超新星が写っていました。 モノクロカメラで撮影した1コマ 撮影日:2025/8/31。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,450mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Bin2, Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で撮影。撮影した1コマのfitsファイルをJpeg変換。 写真をクリックして拡大して見ていただくと超新星がくっきりと見えると思います。 5.あとがき 1.撮影結果には満足できていません。L画像に相当するモノクロ撮影の露光時間をもう少し長くとりたかったのですが、天候の関係で後日ということになりました。また恒例の撮影動画のアップロードも遅延していますので、撮影動画についても今回は割愛ということで。2.クマの出没ニュースが後を絶ちません。市民の命にかかわることにもかかわらず国や地方自治体は何も動こうとしません。やはり国や地方自治体は去年のカレンダー通りに動くことが仕事と思っているのでしょう。クマのことだけでなく、外国人問題、再エネ賦課金やガソリンの暫定税率など課題が沸騰しているにもかかわらず、課題や問題の先送りばかりの日本国、だいじょうぶなのでしょうか。
September 11, 2025
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1.8月に入って2度目の撮影 8月に入って2度目の撮影チャンスがやってきました、ベストなシーイングではなかったので、詳細写真撮影はあきらめて天体ツアーを楽しんでみました。鏡筒はTSA-120にx1.5のエクステンダーを取り付け(最終焦点距離:1,450mm)、カメラはASi533MC Proを使いました。 撮影の全貌と画像処理の様子は下の動画にまとめています。 夏の星雲・銀河のライブスタック・ツアー(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.ライブスタック後の画像処理結果 夏の天体ツアーを楽しんたあと、極短い露光時間ですが、画像ファイルをスタックして画像処理をしてみました。結果が以下の写真です。 M16:わし星雲内の創造の柱の最終画像 撮影日:2025/8/26。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,450mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。120秒露光で合計20フレーム撮影(総露光時間:40分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:20フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 亜鈴星雲:M27の最終画像 撮影日:2025/8/26。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,450mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。120秒露光で合計14フレーム撮影(総露光時間:28分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:14フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 花火銀河:NGC6946の最終画像 撮影日:2025/8/26。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,450mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。120秒露光で合計15フレーム撮影(総露光時間:30分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:15フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 NGC7331銀河の最終画像 撮影日:2025/8/26。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,450mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。120秒露光で合計24フレーム撮影(総露光時間:48分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:24フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 リング星雲:M57の最終画像 撮影日:2025/8/26。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,450mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。120秒露光で合計5フレーム撮影(総露光時間:10分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:5フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 連日の猛暑続きでしたが、暑さを忘れて久々の天体ツアーを楽しむことができました。
August 31, 2025
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1.8月に入って最初の撮影 8月に入っても、夜の南関東は雲がなかなか取れません。2025/8/19 に8月に入って初めての撮影チャンスがやってきましたので、急遽機材を設定しました。日にちが空いての撮影なので、イチジクの伸びた枝が邪魔になったりして撮影開始まで三脚周辺の整備がいろいろとありました。撮影対象は、久々のまゆ星雲:IC5146にしました。鏡筒はTSA-120にx1.5のエクステンダーを取り付け(最終焦点距離:1,480mm)、カメラはASi2600MC Proを使いました。 まゆ星雲は、今回で3回目の撮影です。機材も過去の撮影とかぶるものがありますが、最近フィルターを使わない撮影を実行しているので、それに沿った形で撮影をしました。 シーイングはベストに近い良い状態でしたので、露出時間は短めの180秒にしました。ノーフィルターの優位性を証明しようと、フィルター有りの撮影も準備していましたが、約1時間の撮影で急に雲が出てきたので、フィルター有無の比較は後日またの機会に、ということになりました。 撮影の全貌と画像処理の様子は下の動画にまとめています。下の動画は過去に鏡筒としてSkyMAX180を使って撮影したもので、最近アップロードしたものです。撮影手法などは今回と同様です。ライブスタックが今回の撮影よりも解像度が良いので、こちらの動画を選びました。 まゆ星雲の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.まゆ星雲の撮影結果 撮影は、2025/8/19に行いました。 鏡筒は屈折鏡筒のTAKAHASHI TSA-120( f=900mm)に専用エクステンダーED1.5xを使って行ないました(最終 f=1,480mm)。 最終画像が下の写真です。 まゆ星雲の最終画像 撮影日:2025/8/19。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。180秒露光で合計18フレーム撮影(総露光時間:54分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:18フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 画像処理をさらに進めて、うるささ満点の星々を小さくする処理、StarReduction を実行してみました。最大限の星を小さくする処理をした結果、下の写真のようになりました。 StarReducion処理をしたまゆ星雲 撮影日:2025/8/19。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。180秒露光で合計18フレーム撮影(総露光時間:54分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:18フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT, StarReduction)。
August 26, 2025
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1.戦闘銀河:Arp273に再挑戦 今回の記事はBattling galaxy 戦闘銀河:Arp273の再撮影です。3個の銀河が衝突して複雑な形状になった銀河です。華麗な名前もあり、「宇宙のバラ」とも呼ばれています。 鏡筒は焦点距離2,700mmのマクストフ鏡筒である SkyMAX180 を使用し、カメラとしてモノクロ撮影は ASi294MM Pro 、カラー撮影は ASi294MC Pro を使って行いました。 Arpカタログは奇異な形状をした銀河や星雲をアープと言う人物がカタログ化したものです。このカタログの中で最もおかしな形状をした部類に入るArp273銀河の再撮影です。前回の撮影は2年前以上になると思いますが、当時は撮影や画像処理技術も未熟だったので再挑戦してみました。 今回は銀河の解像度を上げる手立てとして高感度であるモノクロ撮影でL画像を得て、その画像とカラー画像をコンポジットしてみました。一応、前回よりも解像度が上がった画像が得られたと思います。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にもまとめています。 Arp273銀河の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.Arp273銀河のモノクロ撮影 モノクロ撮影は、2024/11/28 露出時間5分で実行しました。 Arp273銀河のモノクロ画像 撮影日:2024/11/28。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Bin2, Gain: 200、冷却:-15℃)。フィルター:2" SVBONY L。ガイド:AstroStreet オフアキシスガイダーによるオートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計19コマ撮影(総露光時間:1時間35分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:19コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, DBE, HT, NXT)。 3.Arp273銀河のカラー撮影 カラー撮影は、カメラをASi294MC Pro に変えて、露出時間10分で行いました。 Arp273銀河のカラー画像 撮影日:2024/11/28。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Bin1, Gain: 200、冷却:-15℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet オフアキシスガイダーによるオートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。600秒露光で合計18コマ撮影(総露光時間:3時間)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:18コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, DBE, SPCC, HT, NXT)。 4.カラーとモノクロ画像のコンポジット カラーとモノクロ画像とのコンポジットは、PixInsight の LRGB Combination を使って実行しました。 モノクロとカラー画像をコンポジットしたArp273の最終画像 撮影日:2024/11/28。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。ガイド:AstroStreet オフアキシスガイダーによるオートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。画像処理:PixInsightで処理(StarAlignment, LRGB Combinationにてカラーとモノクロ画像をコンポジット)。
August 16, 2025
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1.サツマイモ栽培の2025/8/14の状況 2025年のサツマイモの状況は下の写真のとおりです。 2025/8/14 現在のサツマイモの状況(右側から2列:紅はるか、シルクスイート、安納芋の順) 7月から雨が降らず心配していましたが、8月に入りまとまった雨もあり紅はるか、シルクスイートは元気になりました。右側2列は紅はるか、その左がシルクスイートです。右から4列目が安納芋ですが、ほとんどの株は生長していません。昨年同様安納芋はダメです。 2.定植後の生育の時間経過 定点から撮影した様子を以下に並べてみました。 2025/5/24 定植完了直後 2025/6/2 2025/6/22 2025/7/2 2025/7/13 2025/8/14
August 16, 2025
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1.Sh2-223とSh2-224の撮影に挑戦 2024年12月に撮影したSh2-223とSh2-224の記事です。昨年末にはAM5赤道儀2台体制で数多く撮影しましたが、データ整理が追いついていません。今回やっとこさ、Sh2-223, Sh2-224の撮影結果をまとめましたのでアップします。 これらの超新星爆発残骸の星雲は淡いことが知られていたので、露光時間10分で撮影しました。フィルターはオプトロンのL-ultimateを使いました。二つの星雲をバランスよく撮影するためにAskar FRA400にF3.9レデューサーを装着し、焦点距離280mmで撮影を行った。 撮影は4日にわたって継続し、合計90コマ、総露光時間15時間の撮影でした。撮影の様子と画像処理(Pixinsiight)の様子は、下の動画にまとめています。 Sh2-223, Sh2-224撮影および画像処理動画【写真クリックで動画へ】 2.Sh2-223, Sh2-224の最終画像 最終画像は下の写真のようになりました。画像処理工程にBXTを入れたためかStarRedutionをかけても霧のような微細な星々が残ってしまう残念な結果になりました。StarReductionをかける時にはBXTは省いた方がよいのかも知れません。 Sh2-223, Sh2-224の最終画像 撮影日:2024/12/5,8,9,10。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 (f=400mm) 。専用レデューサー:F3.9 レデューサー(最終焦点距離=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:Optolong 2" L-ultimate。ガイドスコープ:SVBony SV-165 (f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。600秒露光で合計90フレーム撮影(総露光時間:15時間)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:90フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, CC, HT, BXT, NXT, CT, StarReduction)、Photoshop Elementsで強調処理。 3.あとがき 1.参議院選が終わりました。当初の見込みよりは自民党が議席を多く獲得したせいか、選挙前とは経済情勢は変化ありませんでした。それにしてもトランプ関税に関してはベールで隠されており、まさに問題の先送りと言うか、何も進展していないのが現実でしょう。2.参議院選でも参政党が新しく議席を多く獲得しましたが、正直言って参政党については何も知識を持ち合わせいません。ただ、住んでいる周辺は外国人が異常に多くなっており、特に家庭菜園の周辺には外国人だらけです。その多くは日本へ労働力として入国しているのではなく、親戚や知人のようで、旅行ビザで6か月の滞在を何度も繰り返しているようです。日本語を学ぶことも日本に同化しようとする意志もないようで、日本のルールを無視した行動をとってストレスになっています。外国人で困っている日本人が多くいることで参政党が伸びたのかも知れません。
July 22, 2025
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1.サツマイモ栽培の2025/7/12の状況 2025年のサツマイモの状況は下の写真のとおりです。 2025/7/13 現在のサツマイモの状況(右側から2列:紅はるか、シルクスイート、安納芋の順) 右側2畝の紅はるかは順調に生育しています。右側3畝目がシルクスイートですが、生長点からのツルの生長が見られませんでしたが7月に入ってやっと生長が始まりました。4畝目の安納芋は相変わらず生長していません。昨年も安納芋の生長は遅く、全く生長しない株もありました。 2.定植後の生育の時間経過 定点から撮影した様子を以下に並べてみました。 2025/5/24 定植完了直後 2025/6/2 2025/6/22 2025/7/2 2025/7/13 紅はるかは、ほとんど枯れる株は見られませんでしたが、シルクスイートは5%くらい、安納芋は20%くらい枯れる株が見られたので、その都度補植しています。
July 15, 2025
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1.ASiairアプリの Ver. 2.4 へのアップデート 2025年6月20日にM51を撮影しようとASiairを起動したら、いつもとは異なる画面が出現して戸惑ってしまいました。 起動後に表示される日付、GPSやカメラなどのデータ画面がずいぶんとシンプルになっており、最初はエラーかと思ったほどです。何よりも残念なのは日付表示がなくなったことです。いつも画面録画で記録をとっていますので、日付を確認できなくなることは痛手です。GPSデータも表示されないと、現在位置を確認できなくなります。表示されておれば現在位置はOKと確認がとれます。もちろんマウントをクリックすればGPSデータは表示されますが・・・・・。 Ver. 2.4 へのアップデートにより、どれだけ戸惑いが生じたかを各項目ごとに記載します。 2.起動直後の画面 最初の画面【Ver. 2.4】 最初の画面【Ver. 2.3】 日付、現在位置(GPSデータ)が表示されなくなった。これは不便である。 3.Tonight's Best の画面 Tonight's Best の画面【Ver. 2.4】 Tonight's Best 【Ver. 2.3】 次に、導入するターゲットを探す画面、Tonight’s Best の画面が非常に味気なくなったこと。これまでは惑星や月、星雲や銀河などが美しい画像と共に表示されていたが、それらが全て割愛されてしまい、味気のない角度のみの表示となってしまった。これも最初はエラーかと思ったくらいです。 4.導入ターゲット の画面 導入ターゲットの画面【Ver. 2.4】 導入ターゲットの画面【Ver. 2.3】 導入ターゲットを示す画面も、Tonight's Best と同様に角度だけの表示となり、つまらなくなった。 5.ライブスタックの画面 私は、撮影の際にライブスタックを画面で楽しみながら、裏でライト画像データをデータ保存しています。したがってライブスタック画面は非常に大切にしています。 今回のアップデートによりスタック回数のデータが新たな画面として総露光時間とともに表示されるようになりました。総露光時間が表示されることは良いことですが、わざわざ狭い画面を新たな表示領域を作って表示させる必然性は全く無いと思います。表示がなくとも自明です。 それから、子午線反転時間がこれまでは「Autorun」のところでしが表示されていなかったのが、これもわざわざライブスタック画面で表示されるようになり、画面が大変煩わしくなってしまいました。これまでも子午線反転の時刻を知りたいときは、「Autorun」モードに入って確認していましたので、この表示も不要です。 ライブスタックの画面【Ver. 2.4】 ライブスタックの画面【Ver. 2.3】 6.ライブスタック時にライブスタック画像の前にライト画像が表示される 今回のアップデートでの改悪の極め付けは、ライブスタックを実行している際、ときどきライト画像が表示されることがあります。ライブスタック画像表示の直前に必ず表示されるのならまだしも、表示されない場合もあり、画面を見ていたらライブスタック画像なのかライト画像なのかわからなくなる混乱に陥ります。 ライブスタックの画像の直前に表示されるライト画像 ライト画像の直後に表示されるライブスタック画像 7.あとがき 1.南関東では梅雨は明けたとは言え、夜は雲が多く、湿気も多くて撮影できない日々が続いています。そんな中、多用しているASiairアプリがアップデータされました。戸惑いとともに、今回のアップデートはZWO社の実際に星雲や銀河を撮影していないスタッフによって為されたのではないかと推察しています。こんなに不便になるアップデートは見たことも経験したこともありません。2.このような改悪アップデート、しばらくはAndroid Ver.7 のタブレットを使用してASiair Ver.2.3 を使って撮影しようと思っています。Android Ver.7 タブレットはASiair Ver. 2.4 に対応できず、アップデートがされないからです。
July 7, 2025
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1.2025年の5月6月は天文不作の月 2025年6月に入り暑くなってきました。昼間は良い天気なのに夜になると曇る天文にとっては最悪の月です。5月は1回、6月は2回の撮影に終わる天文不作の月となりました。 多くの撮影データの画像処理が手つかずのまま蓄積されつつあります。理由は昼間の天気が良過ぎて菜園作業に勢いがつき、夜間は睡魔に襲われてご就寝の不甲斐なさ。 今回の記事は、以前から実行したかったモノクロカメラでL-画像を、カラーカメラでRGB画像を撮り、それらをコンポジットしてLRGB画像にし、さらにHa撮影を実行してLRGBに赤ポチを追加する工程です。これらの処理はフィルターホイールとモノクロカメラがあれば簡単に可能な工程です。しかし、自分には2インチフィルターホイールは使えません。あまりにも図体は大き過ぎて鏡筒全体のハンドリングに支障をきたし使いたくないアイテムです。 以前より自動カメラ回転装置があればモノクロカメラとカラーカメラを組み合わせれば簡単にLRGB画像が撮れると思い続けていました。ここに来てZWO社がCAA (Camera Angle Adjuster) を発売したのを機に実行してみました。撮影対象はスターバーストが観られるM81、M82銀河です。 鏡筒は焦点距離900mmのTSA-120、カメラはASi294MM Proと294MC Proを使って撮影を行いました。撮影模様は、下の動画にもまとめています。 M81, M82銀河の撮影模様【写真をクリックすると動画へ飛びます】 2.L画像とHa画像の撮影 モノクロ撮影は、ASi294MM ProとLフィルターを使い、露光時間60秒で実行しました。露光時間はもっと長くしたかったのですが、120秒以上にするとライブスタックにエラーが出るシーイングの状況だったため60秒としました。95フレームを撮影。 M81, M82のモノクロ L-画像 撮影日:2025/6/17, 18。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:SVBony 2" Lフィルター。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。60秒露光で合計95フレーム撮影(総露光時間:1時間35分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:95フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, HT, BXT, NXT, CT)。 Ha撮影は10フレームを撮影し、スタックしました。 M81, M82のモノクロ Ha画像 撮影日:2025/6/17, 18。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:SVBony 2" Haフィルター (5nm)。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。60秒露光で合計10フレーム撮影(総露光時間:10分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:10フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, HT, BXT, NXT, CT)。 3.RGB撮影 カラー撮影はASi294MC Pro とLフィルターを使って実行しました。撮影途中のカメラの交換は面倒ですが、フィルターホイールを使うことを考えれば楽です。ネジの関係でASi294MM Proとは固定角度がどうしてもズレてしまいます。そこでCAAの登場です。 ASiairの上部に表示されるCAAをONにすると、モノクロ撮影の画像を選択して表示される画像の下部右側に【GoTo】が表示されます。これをクリックするとプレートソルビングが開始され、さらにCAAによって角度まで画像に合わせてくれます。 CAAをONにし画像を表示すると【GoTo】が現れる 30コマを撮影して画像処理した画像が下の写真です。 M81, M82のカラー(RGB)画像 撮影日:2025/6/17, 18。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:SVBony 2" Lフィルター。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。60秒露光で合計30フレーム撮影(総露光時間:30分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:30フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, HT, BXT, NXT, CT)。 4.LRGB合成とHaLRGB合成、最終画像 モノクロ画像とカラー画像とをLRGB combination を使ってLRGB画像を合成しました。 M81, M82のLRGB画像撮影日:2025/6/17, 18。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro, ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:2" L, Haフィルター。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。PixInsightのLRGB combination処理。 最後にLRGB画像とHa画像を組み合わせてHaLRGB画像を合成しました。処理はPixInsightのNBRGB combination スクリプトを使いました M81, M82の最終(HaLRGB)画像 撮影日:2025/6/17, 18。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro, ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:0℃)。フィルター:2" L, Haフィルター。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。60秒露光。画像処理:PixInsightでNBRGB combination script使用。 無事、M82銀河のスターバーストの様子を表現することができました。 5.あとがき 1.菜園の畑作業が忙しく、真っ黒状態になっています。テレビのニュースは真夏日、熱中症に注意ばかり。マスメディアもメディアとしての自覚とホコリをもって欲しい。2.最近近所で古古米が登場するようになりました。これまでは自宅の陰で細々と生産者が食していた古古?米が世に登場しはじめました。小泉農相が販売しはじめたことで世に認知され、生産者が食べることが出来るのだと自信をつけ、ちまたに出し始めてきています。口にすると、はっきり言ってマズイの一言。表に出て来て欲しくなかったのだが。
June 29, 2025
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1.モノクロカメラでM51銀河を撮影 2025年の5月は一度切りの撮影でした。しかもモヤ模様のシーイングの良くない夜でした。あまり長時間の撮影は出来ないと判断し、短時間で撮影が終了しそうなモノクロカメラでの撮影を行いました。撮影対象は、最近カラーカメラで撮影していたM51とし、カラーカメラとの感度の違いを比較することにしました。 モノクロ撮影に使用した鏡筒は、カラー撮影と同じTakahashiのTSA-120に1.5xのエクステンダーを装着した。露光時間は、120秒。 最終画像が下の写真です。 M51銀河の最終画像 撮影日:2025/5/20。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Gain: 250、冷却:-5℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。120秒露光で合計24フレーム撮影(総露光時間:48分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:24フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, HT, BXT, NXT, CT)。 露光時間2分で24コマ撮影しました。総露光時間は48分でしたが、さすがモノクロカメラは好感度です。短時間で結構良い結果が得られました。 2.あとがき 5月といえば、露地もののイチゴの季節です。菜園に行けば毎日5㎏以上のイチゴが収穫できます。 容器に満杯のイチゴ我が家では毎年イチゴフェアーなるものを開催しています。目玉は「イチゴケーキ」です。これまでに3回も作ってもらいました。 少々不格好な第2弾のイチゴケーキ イチゴケーキ第3弾
June 4, 2025
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1.サツマイモ栽培の意気込み 2024年のサツマイモの栽培結果をまとめてみると次のようになります。 1)植え付け直後の活着状況が良くなかった。多分、気温が高く晴れ間が多かった。 2)紅はるか苗は勢いのある購入苗でしたが、活着に時間がかかった。 3)自分で調製した安納芋苗は極端に活着に時間がかかった。枯れた苗も多かった。 4)遅く植え付けたシルクスイート苗は暑さと直射日光のため活着せず全滅 5)まともに収穫できたのは紅はるかのみで、安納芋とシルクスイートは収穫ゼロ。 以上のように例年と比べて悲惨な栽培結果でした。なので、今年は少々力(リキ)を入れて頑張ろうと思っています。 2.サツマイモ苗の調製から定植 サツマイモ苗の育苗は、下の写真のように衣料コンテナの中にバークたい肥を20L入れ、その中に種芋を半分埋めました。時期は 2025/2/20 でした。 コンテナで育苗中のサツマイモ苗(左側:シルクスイート、右側:安納芋) 上の写真は、2025/6/2 の苗の状況です。ほとんどの苗は採取済みです。紅はるかは、別の同様のコンテナで育てています。 苗の調製は、次の様にして行い、菜園に定植しています。 1)15~20㎝に生長したら採取し、3日以上水に浸ける。 2)発根した苗を直接斜め植えする。 3)当初は、発根苗を1週間ポットで育苗していましたが、土が悪いのか弱い苗になるので中止した。 右側:採取直後のシルクスイート苗、左側:水浸3日後の紅はるか苗 紅はるかとシルクスイートは水に浸けても元気に発根するが、安納芋はデリケートである。発根後に定植しても水遣りなどに丁寧に扱わないと活着しにくい。 安納芋の苗。右側:採取直後、左側:水浸3日後 定植が全部終了した菜園の様子が下の写真です。マルチは面倒なの省略です。その代わり草取りが大変です。 定植が終わったサツマイモ畝(右側から2列:紅はるか、シルクスイート、安納芋の順)
June 4, 2025
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1.M109銀河の再撮影 5月は五月晴れと言いますが、南関東では今月に入りずっと梅雨空が続いており、撮影がわずか1回きりという寂しい月となりました。その1日の撮影もシーイングが悪く、実質撮影ゼロという初めての経験となりました。 今回は、M109銀河を取り上げました。昨年の同時期に18㎝マクストフ鏡筒で撮影しましたが、子午線反転を過ぎた西側に傾きかけた悪い条件だったことと、ずっと使い続けていたKenko ASTRO LPR Type2フィルターが意外にもかなりの光量を損失していたことが判明した前回のブログ記事の結果もあって、フィルター無しの条件でTSA-120鏡筒での再撮影を試みてみました。 撮影の全貌と画像処理の様子は下の動画にまとめています。 M109銀河の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.M51銀河の撮影結果 撮影は、2025/4/7と4/21に行いました。 鏡筒は屈折鏡筒のTAKAHASHI TSA-120( f=900mm)に専用エクステンダーED1.5xを使って行ないました(最終 f=1,480mm)。 最終画像が下の写真です。 M109銀河の最終画像 撮影日:2025/4/7、4/21。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計43フレーム撮影(総露光時間:3時間35分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:43フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, CC, HT, BXT, NXT, CT)。 露光時間5分で43コマ撮影しました。1年前に焦点距離2,700mmのSkyMAX180を使って撮影した結果に比べて星雲の詳細がより鮮明に撮影できたのでないかと思っています。 2024/5/29, 6/12撮影のM109銀河 撮影日:2024/5/29, 6/12。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で42コマ撮影。画像処理:42コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, ColorCalibration, HT, Star Reduction, NXT, BXT)。
May 30, 2025
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1.メシエ51:子持ち銀河 春は銀河、M51銀河を撮影しなくては終われません。このところ銀河は焦点距離2,700mmのSkyMAX180で撮影していましたが、今回は、焦点距離 1,480mmの鏡筒で撮影を試みてみました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめています。 M51銀河の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.M51銀河の撮影結果 撮影は、2025/4/7に行いました。 鏡筒は屈折鏡筒のTAKAHASHI TSA-120( f=900mm)に専用エクステンダーED1.5xを使って行ないました(最終 f=1,480mm)。シーイングは、お月様が上弦の月を一日越えたところなのであまり良くはありませんでした。 最終画像が下の写真です。 M51銀河の最終画像 撮影日:2025/4/7。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:無し。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計34フレーム撮影(総露光時間:2時間50分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:34フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, CC, HT, BXT, NXT, CT)。 露光時間5分で34コマ撮影しました。結果は、焦点距離2,700mmのSkyMAX180と遜色ない良い結果でした。 3.あとがき 実は、同じ機材を使って2025/3/25に撮影を行っていました。月明かりも無くシーイングも申し分なく何の支障も感じずに撮影を実行できました。ところが、ライブスタックの画像を見ると銀河の姿が何となく薄いのです。ASiairの標準機能である自動保存されているライトフレームを見てみるとやはり銀河が極端に薄くしか写っていません。画像処理後の画像を見るとこれも何となく解像度が良くありません。これが焦点距離1,500mmの鏡筒と1インチセンサーのカメラの実力なのかと納得しようと思いましたが、何か腑に落ちません。昨年18㎝マクストフ鏡筒で撮影した画像の解像度とも差が大きすぎます。 納得できなかったので、上弦の月を越えた月明かりの中で再撮影をおこないました。それが上記の画像であり、2025/3/25撮影の画像は下の画像です。 2025/3/25撮影のM51銀河 撮影日:2025/3/25。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計34フレーム撮影(総露光時間:2時間50分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:34フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, CC, HT, BXT, NXT, CT)。 2025/3/25と、2025/4/07撮影の画像を比べてみると明らかに2025/3/25の画像は貧弱です。では、ライブスタック像とライトフレームの画像の違いはどうなのでしょう。それぞれの比較をおこなってみます。 まずライブスタック画像です。撮影をしながら2025/3/25はライブスタック画像が薄く感じていました。2025/4/07撮影時のライブスタック画像はあきらかに銀河が良く写っています。 2025/3/25と2025/4/7撮影のライブスタック画像の比較 次にライトフレームの写りを比較してみます。 2025/3/25と2025/4/7撮影のライトフレーム画像の比較 2025/3/25撮影のワンショットは銀河が極端に薄くしか映っていません。2025/4/07のものとは大きく差があります。 2025/3/25に撮影を始めた時は北極星も良く確認できたし、空の星々の輝きも通常と思えていました。ところが、ライブスタック像がショボいし、翌日の画像処理画像を見た時はがっかりしました。再撮影をして、TSA-120鏡筒と18㎝マクストフ鏡筒のM51銀河の画像が同等に解像していることが確認できてホッとしています。TSA-120鏡筒を使用する方がガイド星が圧倒的に見つかりやすいので、今後はTSA-120を多用しようと考えています。 撮影を開始する際、撮影にふさわしい空の状態を的確に把握する術を会得することが、今後の課題です。【追記 2025/5/5】 フィルターの装着はフィルタードロワーを使っています。通常はKenko ASTRO LPR Type2の光害カットフィルターを装着していますが、そのフィルターを他の鏡筒で使おうと思いフィルタードロワーを抜いてみると、何とフィルターが無い状態でした。 これで全てが解決しました。2025/3/25 と 2025/4/7 の写りの違いはシーイングの違いではなく、光害カットフィルターの有り、無しの違いであったのです。このことが明らかになりましたので、2025/4/7の撮影の写真の説明の欄は訂正させていただきました。
April 11, 2025
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1.メシエ101:回転花火銀河 4月に入りながら、春はどこに行ったのか、このところの一週間は冬に逆戻りです。しかも梅雨のような雨模様が続きます。地球温暖化のニュースは全く声をひそめています。 おおぐま座の北斗七星の周辺にある銀河の一つ。お馴染みの子持ち銀河M51も近くにあります。昨年の5月にも焦点距離2,700mmのSkyMAX180で撮影しましたが、焦点距離が長過ぎて銀河がはみ出てしまいました。今回は、焦点距離を1,480mmの鏡筒で撮影を試みました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめています。 M101の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.M101銀河の撮影結果 撮影は、2025/3/22, 23に行いました。 鏡筒は屈折鏡筒のTAKAHASHI TSA-120( f=900mm)に専用エクステンダーED1.5xを使って行なった(最終 f=1,480mm)。3/22は、シーイングが抜群に良かったが、3/23は余り良いシーイングでなかったのが残念でした。 M101銀河の最終画像 撮影日:2025/3/22, 23。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計59フレーム撮影(総露光時間:4時間55分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:59フレームのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, CC, HT, BXT, NXT, CT)。 3.あとがき 昨年、2024/5/10に焦点距離2,700mmのSkyMAX180で撮影した画像を下に示します。銀河全体が画角に入らない結果となっています。 昨年撮影のSkyMAX180で撮影したM101銀河 撮影日:2024/5/10。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で31コマ撮影。画像処理:自動保存された31コマをPixInsightで処理(WBPP, ABE, ColorCalibration, HT, NXT, BXT)。 壮大なM101銀河の全体像を捉えることが出来て大満足です。
April 3, 2025
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1.メシエ99銀河 おとめ座銀河団の中にある風車形状の銀河。メシエ99番の銀河でもある。昨年の6月にも焦点距離2,700mmのSkyMAX180で撮影しましたが、西に傾きかけた悪条件で撮影したため再撮影を実行しました。今回は、焦点距離を1,500mmに下げての撮影を試みました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめています。 M99の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.M99の撮影結果 撮影は、2025/3/21に行いました。 鏡筒は屈折鏡筒のTAKAHASHI TSA-120( f=900mm)に専用エクステンダーED1.5xを使って行なった(最終 f=1,480mm)。今回は、M99銀河が東側より天頂に向かって昇っている状況での撮影だったので、解像度が上がることを期待していました。その撮影結果が下の写真です。 M99の最終画像(ダークあり) 撮影日:2025/3/21。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計25コマ撮影(総露光時間:2時間5分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:25コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, CC, HT, BXT, NXT, CT)。 比較のために、昨年の2024/6/19に焦点距離2,700mmのSkyMAX180で撮影した画像を下に示します。 昨年撮影のSkyMAX180でのM99銀河最終画像 撮影日:2024/6/19。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で25コマ撮影。画像処理:25コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, ColorCalibration, HT, NXT, BXT)。 今回と昨年撮影の画像を比較すると、期待どおり今回の撮影の方が解像度が高いように感じられました。 3.あとがき 1)ASi533MC Proは、ダーク減算なしの画像処理で良いか? → ダークは必須 同じアンプグローの出ないASi2600MC Proの場合はダーク減算なしの画像処理をおこなってもバックグランドに異常なホットスポットなどが現れなかったので、ASi533MC Proでもダーク減算なしの処理を行ってみた。結果が下の写真で、拡大してみるとホットスポットが多く出現しています。ASi533MC Proは、ASi2600MC Proに比べてダークノイズが異常に多いことが確認できました。 ダークなしで処理したM99の最終画像 撮影日:2025/3/21。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5x (最終f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計25コマ撮影(総露光時間:2時間5分)。ダーク:なし、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:25コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, CC, HT, BXT, NXT, CT)。2)18cmマクストフ鏡筒とTSA-120鏡筒との解像度の比較 今回の比較では、TSA-120鏡筒の方が解像度は高かった。しかし、この結果は鏡筒の差というよりもシーイングの差の結果であるような気がします。最近、M51:子持ち銀河での比較を行いましたが、明らかに18cmマクストフ鏡筒の方が高い解像度でした。ですので、解像度に関しては結論は持ち越しです。3)TSA-120での撮影はオフアキシスガイドでのガイド星が簡単に指定できる 焦点距離が2,700mmのSkyMAX180では、ガイド星がやっと1個見つかるくらいで、かなり神経を使います。TSA-120だと必ず複数個のガイド星が見つかり、オフアキシスガイドのストレスから解放されるのは撮影を楽しむという観点からは大変大きいことです。4)ライブスタックの画像の比較 SkyMAX180とTSA-120でのライブスタック画像の比較を行ってみると、なぜかTSA-120の方が明らかにライブスタック像がきれいでした。理由は良くわかりません。
March 30, 2025
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1.カニ星雲:M1 これまで天頂付近に輝いていたオリオン座が西に傾いて何となく寂しくなったこの頃です。今年の元日もカニ星雲を撮影していました。これで3年連続元日での撮影です。2年前、デュアルナローバンドフィルターで予備撮影をして解像度が高くなることを確認していましたので、今回正式に撮影を実行し、QBPフィルターとの比較を行ってみました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめています。 M1のL-eXtremeでの撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.M1のL-eXtremeフィルターでの撮影結果 撮影は、2025/1/1と1/5に行いました。 撮影はマクストフ鏡筒のSkyMAX180( f=2,700mm)を使って行なった。その撮影結果が下の写真。 L-eXtremeフィルターでのM1画像 撮影日:2025/1/1, 1/5。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" オプトロン L-eXtreme。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。360秒露光で合計44コマ撮影(総露光時間:4時間24分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:44コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, MGC, HT, BXT, NXT)。 比較のために、2024/12/24にQBP-IIIフィルターで撮影した画像を下に示します。 QBP-IIIフィルターでのM1画像 撮影日:2024/12/24。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm) 。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" QBP-III。ガイド:AstroStreet社オフアキシスガイダー。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。360秒露光で合計25コマ撮影(総露光時間:2時間30分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:25コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, MGC, HT, BXT, NXT)。 3.あとがき デュアルナローバンドフィルターのL-eXtremeで撮影したM1は、QBP-IIIフィルターで撮影したものよりも解像度が高い感じがします。特に星雲の中心付近は霞が取れてフィラメントが鮮明になっているようです。
March 19, 2025
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1.クラゲ星雲(IC443) クラゲ星雲は、超新星が終焉を迎えて爆発した残骸であるらしい。Hα輝線を発して赤色に見える。過去には焦点距離の短い鏡筒で撮影したことがありますが、星雲の姿は小さく詳細は良くわからない状態のものでした。星雲の表層がどういう構造しているかを見たくなり、クローズアップ撮影を試みてみました。 撮影は当初、明るい鏡筒であるQuattro150Pで行いました。星雲表層の詳細を良く観察できる撮影ができましたが、何だか不明なものが写りこんでおり、没写真としました。気を取り直して、屈折鏡筒で撮影の再挑戦をしました。屈折鏡筒では変なものも写り込んでおらず、カメラ感度をより高くしたため表層の構造を良く撮影できたようです。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にまとめています。 クラゲ星雲:IC443の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.クラゲ星雲:IC443の撮影結果 撮影は、当初 2025/2/6 明るい鏡筒での撮影を行おうとして ニュートン反射のQuattro150P(F 3.45, f=518mm)を使って撮影を行なった。その撮影結果が下の写真。 Quattro150Pで撮ったクラゲ星雲 撮影日:2025/2/6。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher Quattro150P (f=600mm) + 専用レデューサーコマコレクター (Final f=518mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Bin1, Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" オプトロン L-eXtreme。ガイド鏡:SVBony SV165 (f=160mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。300秒露光で合計42コマ撮影(総露光時間:3時間30分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:42コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 Quattro150Pの撮影では、矢印の箇所に奇妙な縦模様が写り込んでいました。それが光軸調整の不良なのか、フィルターの影響なのか不明です。 そこで屈折鏡筒であるVixenのSD81SII(f=625mm)をSDレデューサーHDキットと組み合わせて(最終焦点距離=500mm)の撮影を実施しました。カメラは、ASi2600MC Proを使いました。感度をより高くするためゲインをマックスの300に上げ、露出時間を480秒、ノイズを少なくするために冷却を -20℃にしました。 クラゲ星雲:IC443の最終画像 撮影日:2025/2/19-20。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Vixen SD81SII (f=600mm) + HDレデューサーキット (Final f=500mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Bin1, Gain: 300、冷却:-20℃)。フィルター:2" オプトロン L-eXtreme。ガイド鏡:SVBony SV165 (f=160mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。480秒露光で合計54コマ撮影(総露光時間:7時間12分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:54コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 3.あとがき 1)ニュートン反射の撮影が失敗に終わり、久々にVixenのSD81Sの登場となりました。Quattro150Pでの奇妙な縦の棒の出現の原因は不明ですが、もしかしたらL-eXtremeフィルターの影響なのかも知れません。Quattro150PのF値はレデューサーを使っているので 3.45です。フィルターはF2用のものは、F2からF3.3の範囲で使うものとされていますが、今回のフィルターは通常のものなので境界上にあります。【2025/3/8、3/10 追記】 デュアルナローバンドフィルターのL-eXtremeに変えてL-ultimateを使って撮影してみました。撮影当日、最初は透明度ある空でしたが、春先特有のカスミがかかってきて、撮影終盤は月もおぼろ月になる最悪のシーイングでした。やっと15フレームを確保しましたので画像処理してみました。 Quattro150PとL-ultimateフィルターで撮ったクラゲ星雲1 撮影日:2025/3/7。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher Quattro150P (f=600mm) + 専用レデューサーコマコレクター (Final f=518mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Bin1, Gain: 300、冷却:-20℃)。フィルター:2" オプトロン L-ultimate。ガイド鏡:SVBony SV165 (f=160mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。420秒露光で合計15コマ撮影(総露光時間:1時間45分)。ダーク:なし、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:15コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT, CT)。 上の写真のとおり、L-ultimateフィルターを使うとL-eXtremeフィルターの時出ていた縦の線は出なくなりました。また最も明るい星のスパイダー光条の中心のニジミも大きく出ないことも確認できました。【2025/3/10 追記】 2025/3/9 撮り増しを行ないました。撮り増しは25コマです。ノイズも少しマシになりました。 Quattro150PとL-ultimateフィルターで撮ったクラゲ星雲2 撮影日:2025/3/7, 3/9。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher Quattro150P (f=600mm) + 専用レデューサーコマコレクター (Final f=518mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Bin1, Gain: 300、冷却:-20℃)。フィルター:2" オプトロン L-ultimate。ガイド鏡:SVBony SV165 (f=160mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。420秒露光で合計40コマ撮影(総露光時間:4時間40分)。ダーク:なし、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:40コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, SPCC, HT, BXT, NXT)。【以上、追記】2)先週は春の陽気で、毎年恒例のスナップエンドウと絹さやエンドウの植え付けを行いました。今週になり、真冬に舞い戻り、猫のマルとコタツで丸くなっています。 理想的に育ったスナップと絹さやの苗 植え付け前にポット苗を二分割 畑へ定植したエンドウの苗 定植したエンドウ豆の苗たち、この寒さを乗り越えることができるでしょうか。ガンバレ!
March 5, 2025
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1.イルカ星雲(ミルクポット星雲) おおいぬ座にある星雲で、イルカの頭星雲あるいはミルクポット星雲などとも呼ばれている。青いイルカの頭のような形をしており、イルカの目や口に相当する形状も見ることができる。青色のベールの正体は、中心付近にある太陽質量の20倍以上の質量を持つ青色巨星が噴き出すガスが自身の放つ強力な紫外線によって励起された酸素原子によるOIII輝線の発光である。青色の元になるOIII輝線は、水素核融合が進んだヘリウム核融合による酸素の生成が大元になっているのかも知れません。この巨星はまもなく超新星爆発するとか。何だか見かけとは違って怖そうな天体です。 南方向の低い位置での撮影なので、明るい鏡筒とされるQuattro150Pで撮影してみました。淡いと言われているので、露光時間は10分としました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にもまとめています。 イルカ星雲:Sh2-308の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.イルカ星雲:Sh2-308の撮影 撮影は、2024/12/29. 12/30, 2025/1/1の3日間にわたって行いました。空気は乾燥しており、気温が低くても結露は全くありませんでした。助かります。 イルカ星雲:Sh2-308の最終画像 撮影日:2024/12/29, 12/30, 2025/1/1。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher Quattro150P (f=600mm) + 専用レデューサーコマコレクター (Final f=530mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Bin1, Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" オプトロン L-Ultimate。ガイド鏡:SVBony SV165 (f=160mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。600秒露光で合計30コマ撮影(総露光時間:5時間)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:30コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, SPCC, HT, BXT, NXT)。 3.あとがき 1)今回紹介したイルカ星雲は、総露光時間5時間でした。5時間かけたわりには暗めであり、淡い天体であることがわかりました。2)2025/2/7、世界らん展で購入した可憐な胡蝶蘭、購入当時はつぼみが5個ありました。2週間が経過し4個のつぼみは開花し、のこり1個のつぼみになりました。3か月くらい花を楽しむことができるそうです。 つぼみが1個になった胡蝶蘭
February 22, 2025
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1.銀貨(Silver coin )銀河 NGC253銀河 は、ちょうこくしつ座にある銀河で、星々が活発に生まれている銀河である。ちょうこくしつとは、聞いたことのない星座の名前ですが、彫刻家のアトリエを意味する星座であるとか。南方の高度の低い場所にある目立たない星座である。 南方向の低い位置での撮影でしたが、フタを開けてみると意外を鮮明に写っていました。今回、画像処理でPixInsight版のGraXpertを初めて使いましたが、カブリ処理には効果てき面でした。MGCも凄いですが、データベースが結構欠落していて、処理できないことも多くあるのでGraXpertは重宝しそうです。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にもまとめています。 銀貨銀河:NGC253の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.NGC253銀河の撮影 撮影は、2024/12/28. 12/29の2日間にわたって行った。 NGC253銀河の最終画像 撮影日:2024/12/28, 12/29。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 (f=900mm) + エクステンダーED1.5X (Final f=1,350mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Bin1, Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" サイトロンジャパン QBP III。ガイド鏡:SVBony SV165 (f=160mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。360秒露光で合計31コマ撮影(総露光時間:3時間6分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:31コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, GraXpert, BXT(Correct Only), SPCC, HT, CT, BXT, NXT)。 3.あとがき 1)今回紹介したNGC253銀河は、2024/12/28-9の撮影。ストックデータを眺めてみると、昨年の11月下旬から年末にかけて、晴天が続いたため過去一番の撮影頻度でした。まだまだ無処理のデータが残っており、整理に時間がかかりそうです。2)先週の2025/2/7、世界らん展に初めて行ってみました。コロナ前と違って少々こじんまりとした会場ではありましたが迫力ある多くの蘭を愛でることができました。 第35回世界らん展1 第35回世界らん展2 多くの業者のショップも展開されていて、華麗な蘭を格安に入手できました。 入手した胡蝶蘭(沖縄県糸満市 仲里園芸さんより購入)
February 13, 2025
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1.小亜鈴星雲:M76星雲 M76 は、ペルセウス座にある惑星状星雲で、小亜鈴状星雲(Little Dumbbell Nebula)とも呼ばれています。あれ~、確かM27が亜鈴星雲なので、M27の小型版なのか (^^ゞ 撮影前にM76を調べてみると結構淡く小さい惑星状星雲と書かれていたので、詳細な構造は写らないかなと思っていました。撮影2日目はシーイングが良かったので、星雲内部の構造も写っていたのだろう。大満足の年末撮影日となりました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にもまとめています。 小亜鈴星雲:M76の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.M76星雲の撮影 撮影は、2023/12/26. 12/27の2日間に行った。 M76のカラー画像 撮影日:2023/12/26, 12/27。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Bin1, Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" サイトロンジャパン QBP III。ガイド:AstroStreet オフアキシスガイダーによるオフアキシスガイド。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。360秒露光で合計38コマ撮影(総露光時間:3時間48分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:38コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, HT, BXT(Correct Only), NXT)。 3.あとがき 1)昨日2025/1/28、尊敬している森永卓郎さんが逝去された。不屈の精神でガンと戦いながら日本の権力構造の内部に切り込んで発信する姿はまさにジャーナリストの王様であった。2)石破首相の「楽しい日本」のキャッチフレーズが議論を巻き起こしている。かつての「美しい日本」も、そうであったように「違和感」を感じるフレーズである。と、思い込んでいた。ところが、森永卓郎氏が最後に語ったことは、「楽しい日本こそ、大事なことではないか」ともらしていたとか。病状が悪化していた自分の身と対比させての発言だったのかも知れないが、少し考えさせられる話しである。
January 29, 2025
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1.にぎやかな1月の夜空 オリオン座が輝く1月の夜空、1年で一番にぎやかしい星空。加えて木星、赤い火星、そしてベテルギウス・プロキオン・オリオン座を支えるシリウスから成る冬の大三角。カペラも青く輝いています。忘れていました、まん丸のお月様も光々と輝いています。 そんな中で1年2か月ぶりの木星と月の撮影、そして火星を初めての撮影してみました。 撮影の様子を下の動画にまとめています。 木星、火星、月の撮影(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.木星 撮影機材は次のものを使用しました。 鏡筒は18cmマクストフのSkyMAX180(f=2,700mm) カメラは、1/1.2インチセンサーのASi585MC 今回の木星撮影では、幸運にも終始赤色大斑点が見えていて、楽しい撮影になりました。 木星の画像 撮影日:2025/1/11。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi585MC。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。画像処理:AutoStakkert3でスタック、RegiStax 6でWavelet処理。 大斑点は約2時間にわたって観測されました。その間の斑点の動きを撮影してみました。 赤色大斑点の動き 撮影日:2025/1/11。 撮影時間:18:00~20:00にかけて。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi585MC。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。画像処理:AutoStakkert3でスタック、RegiStax 6でWavelet処理。 前回の撮影は、2023/11/23でした。その画像が下の写真。木星そのものが、今回よりも大きく、模様も詳細に写っていました。 1年2か月前の木星 撮影日:2023/11/23。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi585MC。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。画像処理:AutoStakkert3でスタック、RegiStax 6でWavelet処理。 3.火星 夜空の火星は赤く光り、よくよく観察すると気味が悪くなります。そう言えば、ホルスト作曲の惑星組曲の中の火星も不吉な雰囲気の曲になっています。 火星の赤い光 今回、初めての火星撮影を行いましたが、予想通り模様は何も映りませんでした。白い極冠があるような、無いような。 火星の失敗画像 撮影日:2025/1/11。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi585MC。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。画像処理:AutoStakkert3でスタック、RegiStax 6でWavelet処理。 4.月 初めて、高倍率での撮影を行いました。3か所を撮影。 月面1 撮影日:2025/1/11。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi585MC。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。画像処理:AutoStakkert3でスタック、RegiStax 6でWavelet処理。 月面2 撮影日:2025/1/11。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi585MC。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。画像処理:AutoStakkert3でスタック、RegiStax 6でWavelet処理。 月面3 撮影日:2025/1/11。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi585MC。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。画像処理:AutoStakkert3でスタック、RegiStax 6でWavelet処理。 月面の撮影を始めてASiairの動画モードで撮影してみましたが、解像度がMAX 1,080Pなので、物足りない画像となってしまいました。月面撮影は、やはりPCで実行しなければだめであることを再認識しました。
January 16, 2025
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1.幻の銀河と呼ばれたM74銀河 フランスの天文学者ピエール・メシャンにより発見された天体であり、メシエ天体の中では当時かなり淡かったようで「幻の銀河」ファントム銀河とも称されている。現在の機材ではそんなに淡い方ではないと思われます。 凡そ1年前、このM74をカラーカメラで撮影していました。10分露光で小さな銀河を撮影できたが、いまいち迫力のない銀河だったのでお蔵に入れていました。画像処理を勉強していると、モノクロ画像とカラー画像とをコンポジットすることが可能であることを知りました。このコンポジットがLRGB合成と同じ処理になると考え、モノクロカメラでのM74撮影を実行に移しました。 撮影の様子や画像処理などを下の動画にもまとめています。 ファントム銀河:M74の撮影と画像処理(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.M74銀河のカラー撮影 カラー撮影は、2023/12/2. 12/4の2日間に行っていた。 M74のカラー画像 撮影日:2023/12/2, 12/4。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Bin1, Gain: 200、冷却:-10℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet オフアキシスガイダーによるオートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。600秒露光で合計17コマ撮影(総露光時間:2時間50分)。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:17コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, DBE, SPCC, HT, NXT)。 3.M74銀河のモノクロ撮影 今回、銀河を盛るためにモノクロ画像を撮りました。露光時間はカラー撮影の半分の5分で行った。 M74のモノクロ画像 撮影日:2024/11/29。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Bin2, Gain: 200、冷却:-15℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet オフアキシスガイダーによるオートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計36コマ撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:36コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, DBE, HT, BXT, NXT)。 4.カラーとモノクロ画像のコンポジット カラーとモノクロ画像とのコンポジットは、PixInsight の LRGB Combination を使って実行しました。 モノクロとカラー画像をコンポジットしたM74の最終画像 撮影日:モノクロ 2024/11/29、カラー 2023/11。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:AstroStreet オフアキシスガイダーによるオートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。画像処理:PixInsightで処理(StarAlignment, LRGB Combinationにてカラーとモノクロ画像をコンポジット)。 無事、貧弱なカラー銀河が盛られた銀河に変貌しました。
January 8, 2025
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1.2024年の撮り納めは、定番のカニ星雲 このところ年末年始は、鏡筒をかに星雲:M1に向けています。やはり宇宙での星の大爆発を象徴するかのような破裂痕であるフィラメントは見応えがあります。 2024年の元日の夜には、通常使っている光害カットフィルターであるKenko ASTRO LPR Type2を使って撮影した。ASiairがお供であれば、焦点距離2,700mmのマクストフ鏡筒もオフアキシスガイドが順調であれば扱いも楽です。ガイドも順調であったので、露光時間を600秒まで伸ばして撮影を行いました。さぞかしフィラメントが多く見れるのではとワクワクドキドキしながら画像処理しました。結果は、星雲の中心が白く映っており、フィラメントの構造が期待とは裏腹でした。これでは、皆さんには公開できないと、お蔵入りになっていました。 2024年も暮れようとしている2024年12月24日に、クリスタルボール星雲撮影のために新規購入したQBP IIIフィルターを使ってM1の撮影を行ってみました。結果は想像していた以上の解像度でフィラメントが撮影できていました。 撮影の様子なども含めて下の動画にまとめています。 カニ星雲:M1の撮影(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.通常の光害カットフィルターでのM1撮影 通常使用している光害カットフィルターである、Kenko ASTRO LPR Type2フィルターを使用した撮影は、2024/1/1に行っていました。元旦らしく透明度の高い空であり、オフアキシスガイドの調子も良かったので10分露光で撮影を行った。 結果を下に示します。 常用の光害フィルターで撮影したM1 撮影日:2024/1/1。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180(f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。オートガイド:AstroStreet オフアキシスガイダー。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。600秒露光で合計23コマ(総露光時間:3時間50分)撮影。画像処理:PixInsight、MGC/HT/BXT/NXT。 今回初めてMGCを使ってみました。バックグラウンドが簡単に平坦になりました。紹介していただいた丹羽氏に多謝です。 3.QBP IIIフィルターでのM1撮影 QBP IIIフィルターでの撮影結果を下に示します。 QBPIIIフィルターを使用して撮影したM1 撮影日:2024/1/1。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180(f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Sightron JPN QBP III。オートガイド:AstroStreet オフアキシスガイダー。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。360秒露光で25コマ(総露光時間:2時間30分)撮影。画像処理:PixInsightにて、MGC/HT/BXT/NXT。 Kenko LPR Type2 と QBP III フィルターとの画像を並べてみました。 QBPIIIフィルターとLPR Type2 との比較 QBP IIIフィルターの方が、明らかに解像度が高くなっています。 4.あとがき 1)PixInsightのバージョンが1.9にアップデートしました。売りは究極のカブリ取りのMGC機能だと謳っていました。通常は便利機能があっても敷居が高く、なかなか使いこなせません。ところが、今回は丹羽氏がタイムリーにYouTube上で解説されましたので使いこなすことができました。丹羽氏に感謝です。2)PixInsightのアップデートもよいところばかりではありません。アップデートするたびにオプションでいれている機能を再インストールしなければなりません。それがたいそう面倒。それと、今回のアップデートでマスターバイアス、マスターフラット、マスターダークにFitsファイルが使えなくなっていました。ヨーロッパ系のソフトは気が利かないようです。ASiairのLiveで一挙にマスターファイルを作成しているのでFitsファイルになってしまいます。ファイル変換のひと手間が必要になり、不便になりました。3)2024年は大変な年でした。人生初めての手術、しかも頭。でも復帰できました。 2024年も暮れようとしています。何もなかったかのように。 来年の目標は、 菜園:初心に戻ってまじめに、手を抜かず野菜つくりをする。 PC:そろそろWin11にしますか? 天文:・・・・・・・・モザイク撮影のマスター
December 31, 2024
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1.スパゲッティ星雲のHa, OIIIフィルター撮影 天文の趣味に入門して驚いたもののひとつは、この超新星が爆発して残された残骸の姿でした。いつかは撮影してみたいと、3年前からトライし続けて来た対象です。残骸が鳥の巣やスパゲッティに似ていることからスパゲッティ星雲とも呼ばれています。 撮影の困難さの一つは淡さです。10分以上の露光が必要のようです。二つめは星雲の大きさです。全体像を撮るにはフルサイズのカメラが求められます。一応、EOS6Dを持ってはいますが、何度挑戦してもショボく撮れて撃沈の連続でした。古いせいか感度と解像度が足りないのです。フルサイズでなければAPS-Cカメラでと思いますが、そうなると焦点距離が200mm以下の鏡筒あるいはレンズが必要になります。200mm以下の鏡筒となると、口径が小さくなり集光力が不足して、淡さを克服できません。 試行錯誤の結果、APS-Cで星雲がはみ出てしまうならばモザイクでゆこう。集光力が足りないのであれば口径の大きいカメラレンズとモノクロCMOSカメラの組み合わせでゆこうと決めました。今回は、後者の明るいカメラレンズとモノクロカメラとの組み合わせでのスパゲッティ星雲撮影のレポートです。 撮影の様子や画像処理は、下の動画にもまとめています。 HOO合成によるスパゲッティ星雲(写真をクリックすると動画へ飛びます) 1-1)Haフィルターでの撮影 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/30, 12/2 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭 ・鏡筒:カメラレンズ Canon EF200mm F2.8L(f=200mm) ・カメラ:ASi294MM Pro (Gain: 250, 冷却:-15℃) ・露光時間:600秒 ・赤道儀:ZWO AM5 ・フィルター:2" Ha, または OIIIフィルター(SVBony 5nm) ・ガイドスコープ:SVBony SV165 (f=160mm) ・ガイドカメラ:ASi120MM Mini ・ガイドおよびマウント制御:ASiair Plus 露光時間:10分で撮影した16フレームをスタックした画像は下のとおりです。 Sh2-240 の Ha 撮影画像 撮影日:2024/11/30。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Canon EF200mm F2.8L(f=200mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Bin2, Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Ha (SVBony 5nm)。ガイドスコープ:SVBony SV165 (f=160mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。600秒露光で合計16コマ(2時間40分)撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:16コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, DBE, HT, NXT)。 1-2)OIIIフィルター撮影 フィルターをOIIIフィルターに交換して、露光時間:10分で撮影した24フレームをスタックし、画像処理したカラー画像は下のとおりです。 Sh2-240 の OIII 撮影画像 撮影日:2024/12/2。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Canon EF200mm F2.8L(f=200mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Bin2, Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" OIII (SVBony 5nm)。ガイドスコープ:SVBony SV165 (f=160mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。600秒露光で合計24コマ(4時間00分)撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:24コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, DBE, HT, NXT)。 2.HOO合成したスパゲッティ星雲 Ha画像とOIII画像から PixInsightのChannelCombinationを使ってHOO合成を行いました。 HOO合成した Sh2-240 撮影日:2024/11/30, 12/2。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Canon EF200mm F2.8L(f=200mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Bin2, Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Ha, OIII (SVBony 5nm)。ガイドスコープ:SVBony SV165 (f=160mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。600秒露光でHaフィルターで合計16コマ、OIIIフィルターで24コマ(総露光時間:6時間40分)撮影。画像処理:PixInsightでHOO合成処理(ChannelCombination)、StarReduction, PhotoshopElement。 撮影に時間を使いましたが、無事スパゲッティ星の全景を撮ることができました。 3.あとがき 1.ASiairバージョン2.3は、アンドロイド8では動作しない。 前回のブログにもアンドロイドタブレットにインストールしているASiairアプリが不安定であったことを記しました。2024/12/22 にバージョンが 2.2 から 2.3 へアップデートしました。いつもの通りアップデートを実行をしたらば、ASiairアプリがプツンプッツンと切れてしまい、使い物にならなくなりました。スマホやもう一つのタブレットは何ら影響はありません。常用している好みのタブレットのアンドロイドバージョンは8です。バージョンの問題であることは、この常用タブレットにASiairのバージョン2.1をインストールしてみると、快適に作動したころから証明できました。ZWO社には、アップデートする際は動作情報を周知するようにしていただきたい。 思い返せば、ASiairアプリが不安定になったのはバージョンが2.2からでした。「Enter device」をタップしても応答がにぶかった現象、それはタブレットのアンドロイドバージョンの問題だったわけです。2.画像処理PCの中にはスパゲッティ星雲を撮影したファイルの残骸がいっぱい スパゲッティ星雲に挑戦しはじめたのは3年前くらいからでした。その間、この星雲を撮るためにレンズやカメラをとっかえひっかえ、散々散財してしまいました。撮れてしまえば何でもなかったのように平常に戻るこの世界ですが、画像処理PCの中には200GB以上の撮影Fitファイルの残骸が残っています。いつかは日の目を見ると思って残していたのです。
December 24, 2024
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1.モノクロカメラとカラーカメラによるNGC2336銀河の撮影 南関東では晴れが続いています。嬉しい悲鳴を挙げています。毎夜、午前様になってしまい体調はいまいちになっています。この季節では、湿度が低く結露の心配をする必要がないのも大変ありがたいことです。 今回は、北極星の近くにあるNGC2336銀河の撮影に挑みました。最初の撮影では、あまりにも淡いので、これは無理だとあきらめかけたターゲットでした。テスト撮影したものを画像処理してみると、意外にも銀河の派手さが浮かび上がるような気もしたので、再挑戦した次第です。 最初の撮影はカラーカメラを使用して撮影しましたが、画像処理してみると銀河の広がりがあまりにも少ないことがわかり、2度目の撮影はモノクロカメラでの撮影を行い、それらをLRGB合成、いわゆるコンポジットしてみることにしました。 1)NGC2336銀河のカラー撮影 鏡筒は口径18㎝、使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/12/8 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭 ・鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180(f=2,700mm) ・カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250, 冷却:-15℃) ・露光時間:360秒 ・赤道儀:ZWO AM5 ・フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2 ・ガイド:Astro Street社のオフアキシスガイダー ・ガイドカメラ:ASi220MM Mini ・ガイドおよびマウント制御:ASiair Plus 撮影の様子や画像処理は、下の動画にもまとめています。 SkyMAX180によるNGC2336銀河(写真をクリックすると動画へ飛びます) 露光時間:6分で撮影した43フレームをスタックし、画像処理したカラー画像は下のとおりです。 NGC2336銀河のカラー画像 撮影日:2024/12/8。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180(f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。オートガイド:AstroStreet社のオフアキシスガイダー。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。360秒露光で合計43コマ(4時間18分)撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:43コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE,DBE, SPCC, HT, NXT, BXT)。 2)NGC2336銀河のモノクロ撮影 カラー撮影のカメラをASi294MM Proに交換して、同様の撮影を実行しました。露光時間:6分で撮影した59フレームをスタックし、画像処理したカラー画像は下のとおりです。 NGC2336銀河のモノクロ画像 撮影日:2024/12/9, 12/10。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180(f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Bin2, Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。オートガイド:AstroStreet社のオフアキシスガイダー。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。360秒露光で合計59コマ(5時間54分)撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:59コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE,DBE, HT, NXT, BXT)。 モノクロ撮影では、カラー画像に比して銀河の広がりが大きく撮影できました。モノクロ画像をカラー画像とコンポジットすればLRGB合成と同じことができるのではないかと思い、LRGBCombination処理を行いました。 3.LRGBコンポジット カラー画像に銀河の広がりを盛るためにモノクロ画像をLRGBコンビネーション処理を実行してみました。カメラの位置がずれていますので、クロップを余儀なくされました。 モノクロ画像とカラー画像をコンポジットとしたNGC2336銀河 撮影日:2024/12/8, 12/9, 12/10。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180(f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Bin1, Gain: 250、冷却:-15℃)、ASi294MM Pro (Bin2, Gain: 250、冷却:-15℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。オートガイド:AstroStreet社のオフアキシスガイダー。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。360秒露光でカラー43コマ、モノクロ59コマ撮影したものをPixInsightのLRGBCombination処理後、DynamicCropにてクロップ。 4.あとがき この3か月間、撮影時に使用していたアンドロイドタブレットとガイドカメラAsi220MM Miniの不調に悩まされていました。1)アンドロイド端末の不調 ASiair Plusとアンドロイド端末をWiFiで接続する際、下の写真に示す「Enter Device」をタップしますが、何度タップしても接続できない不調です。 ASiair Plusとアンドロイド端末を接続する際の「Enter Device」 20秒から30秒後に下の写真のようにエラーメッセージが出るのです。 ASiair Plusとアンドロイド端末を接続する際のエラーメッセージ この不調のあいだ、原因は端末の不具合であり、そろそろ買い替えの時期かなと思い続けていました。ふと思い立ち、Asiairアプリをクリーンインストールしてみました。すると何事もなかったようにAsiair Plusと端末との接続がスムーズに進行するようになりました。アップデートを繰り返しながら使い続けるとアプリは不具合を引き起こすことを経験しました。2)ガイドカメラASi220MM Miniの不調 このガイドカメラも以前より接続が切れたりしていましたが、最近オフアキシスガイド時にガイド星がみつかりにくくなっていました。具体的には、ガイド星が見つかった場合、バックグラウンドが急に暗くなって、コントラストが上昇する仕掛けがあるようです。その仕掛けはガイドカメラのシャッターや絞りにあるものと思い込んでいました。 本来のガイド星の見え方(背景が暗くなる) このところのガイドエラーが生じるときは、下の写真のようにガイド星が明らかに存在してもバックグラウンドが暗くならずに低いコントラストのままでした。 ガイドエラー時のガイド星の見え方(背景が暗くならない) 信頼のおける天文ショップであるスターベース社の優秀なスタッフに相談したところ、「バックグラウンドが暗くなりコントラストを上昇させる仕掛けはAsiairアプリにある」との教示を受けました。 それでは、Asiairアプリをクリーンインストールしたのだから、オートガイドも元通りになっているかも知れないと、昨夜(2024/12/12)オートガイドの試験をしてみました。すると見事にバックグラウンドが暗くなり、ガイドの立ち上がりがスムーズになりました。撮影の不調はハードウェアにあると思いがちですが、最近の撮影はアプリまかせになっており、そこらあたりに注意を払わなければと再認識しました。3)Asi120MM MiniはAsi220MM Miniに比して感度がかなり低い 昨夜、重要なことがわかりました。 この2つのガイドカメラは画角が違うのみと思い込んでいましたが、220の不調を120のカメラを比較しながら精査している際、220のカメラで見えているガイド星が120のカメラでは全く見えていない、ことに気付きました。カメラの購入ガイドでは言われていないことです。SkyMAX180を使ってオフアキシスガイドを頻繁に行っていますが、もしもガイドカメラにAsi120MM Miniを使っていれば、ほとんどのケースでガイド星を見つけるのに苦労していただろう、と思うとゾッとしてしまいます。
December 13, 2024
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1.ウメぼしのような「まゆ星雲」 はくちょう座にある、まゆ星雲にTSA-120鏡筒を向けました。ライブスタックを行って観望を楽しみ、画像処理をおこなってみました。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/27 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭 ・鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 + エクステンダーED1.5x(最終 f=1,386mm) ・カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250, 冷却:-10℃) ・露光時間:300秒 ・赤道儀:ZWO AM5 ・フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2 ・ガイド:ASiairによるオートガイド ・ガイドスコープ:SkyWatcher EVOGuide EDII (f=240mm) ・ガイドカメラ:ASi120MM Mini ・ガイドおよびマウント制御:ASiair Plus 撮影の様子は、下の動画にもまとめています。 TSA-120による、まゆ星雲(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.まゆ星雲のライブスタックと画像処理 ライブスタックは想定していた以上の解像度で観望できた。何度観てもウメボシの色と姿です。 25回スタック後のライブスタック像 画像処理後の画像は下の様になりました。 まゆ星雲の最終画像 撮影日:2024/11/27。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TSA-120 (f=900mm)+エクステンダーED1.5x (最終f=1,390mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド鏡:EVOGuide EDII(f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。300秒露光で合計26コマ撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:26コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, SPCC, HT, NXT, BXT)。 3.あとがき 昨年2023年12月にも、まゆ星雲を撮影していました。その時の鏡筒は18㎝のマクストフ鏡筒でした。この鏡筒の焦点距離は2,700mmで、まゆ星雲には少々大きすぎる感じです。 18㎝マクストフ鏡筒による「まゆ星雲」 撮影日:2023/12/25 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド:オフアキシスガイド。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi220MM Mini。300秒露光で合計80コマ撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:80コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, SPCC, HT, NXT, BXT)。 このマクストフ鏡筒でのライブスタックと撮影画像は、追ってまとめる予定です。
December 4, 2024
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1.超新星が多く生まれる花火銀河を観望し撮影する 今回は、ケフェウス座にある、いかにも活火山のように「活発に活動している」ように見える銀河である花火銀河(NGC6946)をライブスタックで観望し、裏で撮影しました。ライブスタックは、5分間露光と長めの露光です。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/8, 11/11 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭 ・鏡筒:SkyWatcher SkyMAX180(最終 f=2,700mm) ・カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 280, 冷却:-15℃) ・露光時間:300秒 ・赤道儀:ZWO AM5 ・フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2 ・ガイドス:AstroStreet オフアキシスガイダー ・ガイドカメラ:ASi220MM Mini ・ガイドおよびマウント制御:ASiair Plus 撮影の様子は、下の動画にもまとめています。 花火銀河のライブスタックと撮影(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.花火銀河のライブスタックと画像処理 ライブスタックは期待以上の解像度の良い観望ができた。ASiairでのライブスタックは、バイアスを加えると赤味が強くなる傾向にあります。ASi294MC Proではアンプグローが強く、ライブスタック時にはダークを引く必要があり、ダークを入れるとバイアスが必須となるため、赤味の画像は避けられません。 41回スタック後のライブスタック像 画像処理後の画像は下の様になりました。 花火銀河の最終画像 撮影日:2024/11/8, 11/11。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 280、冷却:-15℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド鏡:EVOGuide EDII(f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。300秒露光で合計82コマ撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:82コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, SPCC, HT, NXT, BXT)。 あまり進化が感じられません。 3.あとがき 2023年11月にも花火銀河を撮影していました。その時の機材や条件はほぼ同じ。異なる点は、冷却が -10℃ → -15℃、フレーム数が 41 → 82、Gain が 200 → 280 のみが異なっています。 前回撮影の花火銀河 撮影日:2023/11/19 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。フィルター:2" Kenko ASTRO LPR Type2。ガイド鏡:EDII(f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。300秒露光で合計41コマ撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:41コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, CC, HT, NXT, BXT)。
November 22, 2024
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1.美しい惑星状星雲と言われるクリスタルボール星雲 おうし座の端っこにある惑星状星雲であるクリスタルボール星雲(NGC1514)を撮影してみました。その青い輝きから「クリスタルボール星雲」の愛称があります。通常の撮影では面白くないので、フィルターを変化させての撮影を行ってみました。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/11/3 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭 ・鏡筒:TSA-120 + x1.5ED エクステンダー(最終 f=1,480mm) ・カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250, 冷却:-10℃) ・露光時間:180秒 ・赤道儀:ZWO AM5 ・フィルター:なし、2" Kenko ASTRO LPR Type2、 クアッドバンドパス(QBP)フィルター Optolong L-eXtreme、L-Ultimate ・ガイドスコープ:SVBony 口径40mmガイド鏡(f=160mm) ・ガイドカメラ:ASi120MM Mini ・マウント制御:ASiair Plus 撮影の様子は、下の動画にもまとめています。 クリスタルボール星雲の撮影(写真をクリックすると動画へ飛びます) 2.フィルターの変えてのクリスタルボール星雲の撮影結果 撮影に使用するフィルターには何が良いのかが不明だったので、フィルターをいろいろ試してみました。フィルターなし、各フィルター共に、ダーク5コマ、フラット20コマ、バイアス50コマ。 フィルターなしも含めて、共通の条件で撮影を行いました。露光時間3分(180秒)で10フレームを撮影した結果が下の写真です。 フィルターなしでの撮影では、星雲の写りは悪い結果だった。 フィルターなし 公害カットフィルター(Kenko ASTRO LPR Type2)では撮影は可能であったが、解像度は良くない結果であった。 光害カットフィルター QBPフィルターでは比較的鮮明な画像が得られたが、青緑の星雲の広がりはL-eXtremeやL-Ultimateフィルターよりは狭かった。 QBPフィルター L-eXtremeフィルターでの撮影では、鮮明な星雲像が得られた。 デュアルナローバンドフィルター:L-eXtreme L-Ultimateフィルターでの撮影では、L-eXtremeよりも優れた像を期待していましたが、同程度の画像が得られた。色合いなどを含めた全体の写り具合は、L-eXtremeの方が優れている感じもした。 デュアルナローバンドフィルター:L-Ultimate 3.クリスタルボール星雲の最終画像 L-Ultimateフィルター、露光時間:180秒、20フレームを画像処理した結果を下に示します。 クリスタルボール星雲の最終画像 撮影日:2024/11/3 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:TAKAHASHI TSA-120 + x1.5ED エクステンダー (final f=1,480mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi533MC Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:2" Optolong L-Ultimate。ガイド鏡:SVBony 口径40mmガイド鏡(f=160mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。180秒露光で合計20コマ撮影。ダーク:5コマ、フラット:20コマ、バイアス:50コマ。画像処理:20コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, CC, HT, NXT, BXT)。 撮影フレームが20コマでは、ノイズの多い画像しか得られませんでした。次回はコマ数を増やしたい。 4.あとがき 1.久々に美しい輝きを持った星雲を見ることができました。今回は時間不足でQBPフィルターでの撮影はできなかったのが心残りです。機会をみてアップデートする予定です(2024/11/22 update済み)。2.最終画像は20フレームと少ないフレームからの画像処理だったので、次回はもっと総露光時間を増やしでの画像を取得したいと思っています。
November 16, 2024
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1.F3.9鏡筒とL-Ultimateフィルターでダイオウイカに挑戦 9月に続き、10月も前線の停滞により関東地方は曇り空が続いています。ナローバンドフィルターのOIIIとHαフィルターでダイオウイカ星雲の撮影を続行していますが、長期間の冗長な撮影に飽き飽きしてしまっています。そんな中、たまにはカラー撮影がしてみたいと思い立ち、明るい鏡筒を使い、L-Ultimateフィルターでダイオウイカが釣れるのか、を試してみることにしました。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/10/2, 10/10, 10/12 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭 ・鏡筒:Askar FRA400 + 専用レデューサー(最終 f=280mm, F=3.9) ・カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 200, 冷却:0℃) ・露光時間:420秒 ・赤道儀:ZWO AM5 ・フィルター:2" Optolong L-Ultimate ・ガイドスコープ:Skywatcher Evoguide 50ED(f=240mm) ・ガイドカメラ:ASi120MM Mini ・マウント制御:ASiair Plus 使用した機材 2.L-Ultimateフィルターでのダイオウイカ撮影結果 ネットではL-Ultimateフィルターでダイオウイカが写るのではないか、という記載が多くあります。しかし、実際に撮影結果に巡り会えたことは一度もありません。Sh2-240:スパゲッティ星雲は撮影できていますが、ダイオウイカはフィフティ・フィフティと予想。 露光時間7分(420秒)で3日かけて75フレーム(総露光時間:8時間45分)の結果が下の写真です。 L-Ultimateフィルターで撮影したダイオウイカ星雲 撮影日:2024/10/2, 10, 12 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 + 専用レデューサー ( f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 200、冷却:0℃)。フィルター:2インチ Optolong L-Ultimate。ガイド鏡:Skywatcher EVOGuide 50ED(f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。420秒露光で合計75コマ撮影。画像処理:75コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, HT, NXT)。 ダイオウイカ星雲は8時間45分の撮影でかすかに写っている程度でした。この結果からL-Ultimateフィルターを使っても、市街地での撮影は無理のようです。 3.あとがき 残念ながら、L-Ultimateではダイオウイカ星雲の姿を明確に見ることは出来ませんでした。このままでは、つまらないので同じ鏡筒でOIIIフィルターを使って撮影したダイオウイカとL-Ultimateの画像を合体してみました。 下の画像は、同じ鏡筒:FRA400+専用レデューサーでOIIIフィルターを装着してのモノクロ撮影の画像です。 同じ鏡筒でOIIIフィルターとAsi294MM Proで撮影したダイオウイカ星雲 撮影日:2024/10/20 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 + 専用レデューサー ( f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Gain: 250、冷却:-10℃)。フィルター:SVBONY OIIIフィルター (2”, 5nm)。ガイド鏡:Skywatcher EVOGuide 50ED(f=240mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。420秒露光で合計46コマ撮影 (総露光時間:5時間22分)。画像処理:46コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, HT, NXT)。 上のOIIIフィルターでの画像をUltimateフィルターの画像とをPixInsightのStarAlignmentを使って星の位置を同期させ、OIII画像のStarless画像とPixelMathを使って合体させた。OIII 画像は、カメラがASi294MM Proであり、Ultimate画像は、カメラがASi2600MC Proと異なるカメラでの画像でしたが、StarAlignment処理は、異なるカメラでも正常に処理できた。 L-Ultimateで撮影した画像とOIIIで撮影した画像を合体 撮影日:2024/10/2, 10, 12, 20。 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 + 専用レデューサー ( f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:L-Ultimateフィルターの場合、ASi2600MC Pro (Gain: 200、冷却:0℃)。カメラ:OIIIフィルターの場合、ASi294MM Pro(Gain:250、冷却:-10℃)。画像の合体:PixInsightにて実行(StarAlign, StarNet2, PixelMath (計算式:Ultimate +0.5*OIII)。
October 25, 2024
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1.ダイオウイカ釣りに挑む 9月に入り曇り空が続きます。そんな中、無謀にもダイオウイカ星雲の撮影に挑戦してみることにしました。挑戦と言っても 1)淡い対象と言われているがどの程度の淡さなのか、2)画角はどの程度になるのか、などの当たりを付けるための予備撮影です。撮影はまだ完了していませんので、途中までの報告になります。 ダイオウイカ星雲は非常に淡いと言われているので、明るく、集光力の高い Quattro 150P + 専用レデューサー(最終焦点距離 f=518mm, F=3.45)の鏡筒を使うことにしました。焦点距離が大きいので、ダイオウイカ星雲が画角にきちんと収まるかも予備撮影の目的でもあります。 使用した機材や、撮影条件は次の通りです。 ・撮影日時:2024/9/6, 7, 20 ・撮影場所:南関東市街地・自宅庭 ・鏡筒:SkyWatcher Quattro 150P + 専用レデューサー(最終 f=518mm) ・カメラ:ASi294MM Pro (Gain: 300, 冷却:0℃) ・露光時間:420秒 ・赤道儀:ZWO AM5 ・フィルター:SVBONY OIII (5nm) ・ガイドスコープ:SVBONY SV165(f=120mm) ・ガイドカメラ:ASi120MM Mini ・マウント制御:ASiair Plus 使用した機材 2.総露光時間と釣果の関係 3日間の撮影で得られたライトフレームを、総露光時間の違いによってダイオウイカの姿がどの程度異なるかを調べたのが下の写真です。写真は、かなり強調しています。 総露光時間に違いによるダイオウイカの解像度 10時間くらいの露光が必要であることがわかりました。 3.約13時間露光でのダイオウイカの画像 3日間での撮影を画像処理したものが下の写真です。 OIIIフィルターでのダイオウイカ星雲 撮影日:2024/9/6, 7, 20 撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Quattro 150P + 専用レデューサー ( f=518mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MM Pro (Gain: 300、冷却:0℃)。フィルター:2インチ SVBONY OIII (5nm)。ガイド鏡:SVBony SV165(f=120mm)。オートガイド:ASiair Plusを使用。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。420秒露光で合計113コマ撮影。画像処理:113コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, HT, NXT, BXT)。 4.あとがき 1.何とかダイオウイカの姿を見ることができました。やはり淡くて10時間くらいの露光が必要であることがわかりました。2.ASi294MM Pro を使う場合、焦点距離が500mmの鏡筒ではダイオウイカ星雲の全体像を捉えるのは難しいこともわかりました。焦点距離は、150-250mmくらいが良さそうです。
September 29, 2024
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1.SkyMAX180でM99銀河をライブスタック 記事が空いてしまいました。理由は想定外の手術入院のためです。2か月前、雨の日のゴミ出しの際、滑って転んで頭を打ちました。自覚症状は何もありませんでしたが、念のために近くのクリニックでCT検査をしたのですが、医師の検査結果は緊急な状況ではないとの診断で胸を撫でおろしたところでした。家族の者が会計を終えた直後救急車で近隣の基幹病院に運ばれ、いきなり頭の手術です。病院との間で入院手術の同意を交わしたこともありませんでした。不可解で理不尽な手続きと手術で、退院後もずっと頭がモヤモヤしています。 7月、8月の間、天候や上記の理由で撮影は出来ていませんので、これまでに撮影したものの整理を含めて、今回は、M99のライブスタックと処理画像をアップしました。そして長焦点(焦点距離=2,700mm)ならでのプレートソルビングの不安定さを解決するひとつの手法について経験談を記します。 ライブスタックと画像処理、および長焦点でのプレートソルビングを成功に導く手法について下の動画にまとめています。 M99のライブスタック動画【写真クリックで動画へゆきます】 使用した機材や、撮影条件は下の通りです。 使用した機材・条件 2.長焦点でのプレートソルビングの不安定さの解決法について Asiairを使ってプレートソルビングをする際、長焦点(2,700mm)の鏡筒を使うと、撮影対象周辺の星が少なかったり、暗い星だったりするとプレートソルビングに失敗することがあります。その際は次のような対処をしていました。 1.露光時間を10秒から20秒に伸ばす 2.ゲインを200から300に増やす 3.何度も「Retry」を繰り返す しかし、今回は「Retry」を繰り返してもプレートソルビングがうまくゆきません。 プレートソルビングの失敗 最後の手段として明るい星のアークトゥルスを導入した後、アライメントを実行してから再度M99のプレートソルビングを実行してみました。 アークトゥルスの導入はプレートソルビングを実行すれば成功しますが、ときどき最後までソルビングが進行せず中途半端に終わる場合があります。中途半端に終わっても大概の場合、ど真ん中でなくともカメラの視野に入っています。ど真ん中でない場合、方向キーを使ってカメラの真ん中に持ってゆきます。 明るいアークトゥルスの導入 明るい星がど真ん中に導入できたら、Sky-Atlasをクリックします。 アークトゥルスの導入後のSky-Atlasの立ち上げ 次に「Sync」をクリックしてアライメントを実行する準備をします。 Syncをクリック 「Sync」をクリックしてアライメントを完了します。 Syncの実行 そしてM99のプレートソルビングを実行しますと成功します。 M99のプレートソルビングの成功 3.M99銀河の最終画像 合計25 コマのライトフレームを使って画像処理を行いました。今回もスタック処理はPixInsightのFBPPを使いました。 M99銀河最終画像 撮影日:2024/6/19。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で25コマ撮影。画像処理:25コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, ColorCalibration, HT, NXT, BXT)。 4.あとがき 1.M99銀河の撮影も子午線反転後の西に傾いた条件での撮影であったためか、解像度があまり宜しくない結果となりました。ライブスタックでは8回目のスタックの途中でオフアキシスガイドのガイド星を見失ってしまい7回のスタックで終了せざるを得なくなった。M99、M109、M100と中途半端な撮影に終わってしまいましたが、来期はこの経験を活かしてより良い撮影をしたいと思っています。2.7月の悪天候と入院と静養で撮影が出来ないまま2か月が経過しました。これまで入院の経験がないのでショックが後を引いています。9月になれば撮影などの気力が回復すれば、と念じています。
August 29, 2024
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1.SkyMAX180でM109銀河をライブスタック 今回のお題は、マイナーな銀河ですが迫力ある姿をしているM109銀河です。なぜか真空掃除機(Vaccum cleaner)銀河という名前が付いています。鏡筒は口径18㎝のマクストフカセグレンのSkyMAX180を使っています。いつも通り、ライブスタックを楽しみ、自動保存されてゆくライトフレームを翌日画像処理する、いつものパターンです。オフアキシスガイドでの撮影ですが、ガイド星は簡単に見つかりました。天頂から西に傾いた位置から撮影を開始し、300秒露光で3時間余り経つと西に沈み過ぎているためか不鮮明なぼんやりとした像になってしまいます。 ライブスタックと画像処理の様子は下の動画にまとめています。 M109のライブスタック動画【写真クリックで動画へゆきます】 使用した機材や、撮影条件は下の通りです。 使用した機材・条件 2.オフアキシスガイドとライブスタックの様子 M109銀河では、オフアキシスガイド星はガイドカメラをゆっくりと回転させることにより比較的簡単に見つかった。 ただちにオードガイドのキャリブレーションを実行し、ガイド精度を見てガイド精度は、おおむね 0.5秒 付近を維持できていた。 オフアキシスガイドの様子 下の写真は、ライブスタックが順調に進行しているときのスナップです。 ライブスタックの様子 3.M109銀河の最終画像 合計42 コマのライトフレームを使って画像処理を行いました。撮影終盤時のM109銀河の高度はかなり低くなっていたせいなのか、ライトフレームの画像のノイズが多く、WBPPのスタックにおいて3コマくらいの脱落フレームが出た。今回もスタック処理はてFBPPを使った。 M109銀河最終画像 撮影日:2024/5/29, 6/12。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で42コマ撮影。画像処理:42コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, ColorCalibration, HT, Star Reduction, NXT, BXT)。 4.あとがき 1.暑い日が続きます。昨年ほどではありませんが雨の少ない梅雨でした。雨が少ないので菜園のトマトは写真のとおり大豊作です。大玉トマトは、桃太郎と大型福寿、ミニトマトはフルティカ赤とフルティカ黄を例年育てています。ピーマンは4年前からカインズホームセンターの苗を使い始めて、例年大きく大量の収穫が続いています。本年初めての白ナスも大きく育ってくれました。高級ハンペンのような柔らかい食感を楽しんでいます。 2024/7/24菜園の収穫物2.7月に入り撮影は一度も出来ていません。6月29日以来ご無沙汰しております。しばらくは、撮りためて整理できていないSkyMAX180のライブスタックの記事をまとめることにします。3.最近話題の兵庫県の県庁、そのおぞましい人事権の乱用と職場モラルの破滅状況はひどいものです。戦前の軍国主義そのものが組織の中にまかり通っています。現役の頃の民間人事課の理不尽な二枚舌人事を思い出しました。その当時有休の取得率が芳しくないので人事課が盛んに有休を取りましょうとキャンペーンを張っていました。ところが、ある人が優秀で実績を挙げているので評価を上げるように人事に折衝したところ、有休を限度近く取得しているのでケシカランと断られました。このように表と裏の二枚舌人事がまかり通る世界は理不尽そのものです。公益通報者を犯人捜しの如く突き止め、パソコン内の個人情報を公開すると脅しをかけ続け、生きる心をコッパみじんに砕いて生きる望みを失くさせる兵庫県庁の人事裁定などの一連の処置、およびそれに共振する職場風土は日本の人事実態を如実に表しており、かなり悪質な犯罪になると思っています。
July 27, 2024
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1.SkyMAX180でM100をライブスタック 今回も口径18㎝のマクストフカセグレン鏡筒のSkyMAX180を使ってのM100のライブスタックと画像処理のはなしです。M100は、端正な渦巻銀河であり、以前より撮影してみたいと思っていた対象のひとつでした。今回のトライは3回目のトライであって、過去はオフアキシスガイドでのガイド星が見つからず失敗の連続でした。今回は、時間の余裕があったので、時間をかけて主鏡をマニュアルで少しづつ動かして、ガイド星を探してみました。すると見事にガイドに適した星を見つけることが出来、ライブスタックと撮影を実行することができました。 ガイド星のサーチやライブスタックと画像処理の様子は下の動画にまとめています。 M100のライブスタック動画【写真クリックで動画へゆきます】 使用した機材や、撮影条件は下の通りです。 使用した機材・条件 2.ガイド星を探す M100は、焦点距離2,700mmではガイド星がなかなか見つからなかった。通常、ガイドの星が見つからない場合は、ガイドカメラを回転させるとガイド星が見つかることが多いが、M100の場合は、どうしても見つからなかった。 ガイドカメラのモニター(ガイド星が無い) 過去2回のトライでは、主鏡をASIAirの方向キーで少しづつ動かしてガイド星を探したがダメであった。今回は、時間に余裕があったので、腰を据えて主鏡を動かしてみた。 ASIAirの方向キーで主鏡を動かしている画面 M100をプレートソルビングした後、方向キーで主鏡を右側と下側方向に動かして、やっと下の写真のようにガイド星が見つかりました。 ガイド星が見つかった時の画面 ただちにオードガイドのキャリブレーションを実行し、ガイド精度を見てみた。ガイド精度は、おおむね 0.5秒 付近を維持できていた。 オフアキシスガイドの様子 3.M100:ミラー銀河の最終画像 合計16 コマのライトフレームを使って画像処理を行いました。撮影時のM100の高度が低くなっていたせいなのか、ライトフレームの画像のノイズが多く、WBPPのスタックにおいて6コマくらいの脱落者が出た。今回、初めてFBPPを使ってみたが、脱落コマはWBPPより少なかった。尚、ASiDeepStackやDSSではスタックが出来なかった。画像の質が良くないようであった。 M100:ミラー銀河最終画像 撮影日:2024/6/29。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で16コマ撮影。画像処理:16コマのライトフレームをPixInsightで処理(FBPP, ABE, ColorCalibration, HT, NXT, BXT)。 4.あとがき 1.3回目の挑戦で、やっとオフアキシスガイドのガイド星が見つかり、無事M100の撮影ができた。しかし、M100は西に傾きかけた低高度の状態であり、ライブスタック映像やライトフレームの画像の質はあまり良いものではありませんでした。また、来年高度が高い季節に再挑戦したいと思っています。2.今回、PixInsightで画像処理をしようとすると多くのアップデート項目があったので指示に従いアップデートを実行した。いつもの様に画像を処理をしていると、次の致命的なエラーが発生した。 1)ScriptのStarReductionにおいてStarNet2が効かなくなっていた。 2)BlurXTerminatorをいつものように実行するとエラーが出て実行できない。 いずれもPixInsight本体のアップデートによる関連アプリの欠落によるものらしい。StarNet2を再インストールし、BlurXTerminatorのbinフォルダーある tensorflow.dll を新たにダウンロードしたdllを上書きし、さらにtensorflow.libをペーストすることにより回復した。いろいろなアプリを総合して使うPixInsight、ここにきてそのデメリットを経験することとなりました。安定的に使えているときは、むやみにアップデートしない方がよいのかも。
July 8, 2024
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1.SkyMAX180で黒眼銀河:M64をライブスタック 星の少ない今の時期、天頂付近に目立って輝くアークトゥルス近辺のかみのけ座にある黒眼銀河:M64をマクストフ18cmでライブスタックしてみました。M63と同様に渦巻銀河ながら星雲と暗黒帯が混在する独特の風貌がどこまで見られるかがキーポイントです。露光時間は300秒。この銀河もオフアキシスのガイド星は何もしなくても楽に見つかりました。 使用した鏡筒:SkyMAX180 ライブスタックと画像処理の様子は下の動画にまとめています。 黒眼:M64のライブスタック動画【写真クリックで動画へゆきます】 使用した機材や、撮影条件は下の通りです。 使用した機材・条件 2.M64:黒眼銀河の最終画像 合計30コマのライトフレームを使って画像処理を行いました。 M64:黒眼銀河最終画像 撮影日:2024/5/17。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で30コマ撮影。画像処理:30コマのライトフレームをPixInsightで処理(WBPP, ABE, ColorCalibration, HT, NXT, BXT)。 3.あとがき 1.M64の銀河の特徴は、黒眼の部分をどれだけ解像できるかがポイントでしたが、今回の撮影で黒眼の部分にモヤモヤした星雲と暗黒帯が混在していることが撮影でき満足しています。この黒眼の部分と周囲に広がる白い雲のような部分、何とお互いが逆の方向に回転しているとか。前回はりょうけん座のM63を撮影しましたが、このかみのけ座と隣り合わせるりょうけん座付近は、太陽系がある天の川から遠く離れており、多くの銀河が観測される場所であるそうです。2.ASiairのアップデートで起動時の煩雑さが解消してホットしていましたが、今度はGPSの位置情報が起動時にこれまでとは異なった値になっていることに気づきました。操作ミスをしたのかと思いきや、またもやバージョン2.1.4のバグだったようです。何だかZWO社に踊らされている感じがしないでもない複雑な思いを抱くようになってきました。アプリの改善はいいことですが、安定したバージョンを安心してゆったりと使うことが出来るオプションもあっても良いのではないだろうかと、思う次第です。
June 17, 2024
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1.SkyMAX180でひまわり銀河:M63をライブスタック 今回は、ひまわり銀河:M63をマクストフ18cmでライブスタックしてみました。渦巻銀河ながら星雲と暗黒帯が混在する独特の風貌がどこまで見られるかがキーポイントです。露光時間は300秒。この銀河もオフアキシスのガイド星は何もしなくても楽に見つかりました。 使用した鏡筒:SkyMAX180 ライブスタックの様子は下の動画にまとめています。 ひまわり銀河:M63のライブスタック動画【写真クリックで動画へゆきます】 使用した機材や、撮影条件は下の通り。 使用した機材・条件 2.オフアキシスガイドの様子 オフアキシスガイドのカメラは1/1.8インチのASi220MM Miniを使っています。ASiair上でのガイドカメラが下の写真。星が矢印のとおり2個見えています。 ガイド星 ASiairのガイド条件は下のとおりに設定しています。 ASiairのガイド設定画面 3.M63:ひまわり銀河の最終画像 ライブスタックは、11回のスタックで終了しましたが、別の日に12コマのライトフレームを撮影し、合計23コマのライトフレームを使って画像処理を行いました。 ライトフレーム23フレームからのM63:ひまわり銀河最終画像 撮影日:2024/5/11,17。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で23コマ撮影。画像処理:23コマのライトフレームをPixInsightで処理(WBPP, ABE, ColorCalibration, HT, NXT, BXT)。 4.あとがき 1.M63の銀河の模様は、他の渦巻銀河とは少し異なっており、渦巻の中に暗黒帯が点在しているようです。この奇妙な模様をどれだけ詳細に捉えることができるかが撮影のポイントだと思いますが、物足りない結果となりました。解像度を上げるには18cmマクストフでは無理なのか?シーイングが良い時に再挑戦したいと思います。2.ASiair Plus起動時に「Checking data integrity データの整合性をチェック中」や「Decompressing data データを解凍中」などのメッセージが出てきて、起動にかなり時間がかかるようになったVersion 2.1.2だが、使用するタブレットによっては時間がかからないものもある不思議な現象でした。メインに使用しているタブレットは起動するたびに約2分くらい待たされていた。最近アップデートで 2.1.4 になり、この冗長な待機現象が解消されホットしてます。
May 28, 2024
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1.マクストフ鏡筒SkyMAX180で回転花火銀河:M101をライブスタック M51と共に定番となっている春の銀河M101をマクストフ18cmでライブスタックしてみました。露光時間は300秒。M101は銀河内に多くの星があるので、オフアキのガイド星は何もしなくても楽に見つかりました。 オフアキシス・ガイダーを取り付けたSkyMAX180 焦点距離2,700mmのライブスタックは、さすがに迫力ある回転花火銀河を堪能することができました。この日も21時から22時にかけて北から頻繁に飛行機が飛来してきて視界に入りはしないかとヒヤヒヤしながらライブスタックをしていました。この焦点距離だと大丈夫だと思った24回目のライブスタックで残念ながら飛行機のライトを見事に捉えてしまいました。つくづく夜間のフライトは緊急時以外はやめて欲しいと感じました。 ライブスタックの様子は下の動画にまとめています。 M101のライブスタック動画【写真クリックで動画へゆきます】 使用した機材や、撮影条件は下の通り。 使用した機材・条件 23回スタックして自動保存されたライブスタック画像が下の写真です。 自動保存されたライブスタック画像 24回目のライブスタックの際、飛行機のライトを捉えたフレームが下の写真。 飛行機のライトを捉えた画像 夜間のフライト、しかも連続するものは止めて欲しいものです。 2.M101の最終画像 飛行機のライトにより中断したライブスタックの後は、ライトフレーム取得のために撮影を子午線反転まで続け、合計31コマのライトフレームを取得できた。 ライトフレーム31コマでのM101最終画像 撮影日:2024/5/10。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で31コマ撮影。画像処理:自動保存された31コマをPixInsightで処理(WBPP, ABE, ColorCalibration, HT, NXT, BXT)。 3.あとがき 今回のM101のライブスタック、迷惑飛行機のために途中で中止のライブスタックとなりました。ライブスタックは再開したものの、まもなく子午線反転のために再び中止。子午線反転後も反転前との位置合わせをトライしましたが、微妙にずれてしまいました。子午線反転後のライトフレームを含めた41コマを使っての画像処理も並行して行いました。それが下の写真です。位置がずれていますので、多少のクロップを行っています。 子午線反転後は、シーイングが良くなり、プラス10フレームでも少々明るい画像が撮れました。見返りとしてクロップを余儀なくされ、全体像が微妙にあふれてしまいました。 子午線反転後の10コマを含めた計41コマでのM101の最終画像 撮影日:2024/5/10。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。300秒露光で31コマ撮影。画像処理:自動保存された41コマをPixInsightで処理(WBPP, ABE, ColorCalibration, HT, NXT, BXT)。
May 16, 2024
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1.マクストフ鏡筒SkyMAX180で子持ち銀河M51をライブスタック 4月はM51が定番となっていますが、今年の4月はまるで梅雨時のような天気で一度もチャンスはありませんでした。2024年5月の3日、子供の日は非常にクリアーな空に恵まれました。当初はマスクトフのSkyMAX180とASi533MC Proとの組み合わせを計画していましたが、前日の予備撮影でプレートソルビングが不調だったので急遽カメラをASi294MC Proに取り替えました。最近のASiairのアップデートでプレートソルビングの調子が以前に比べて良くない感じがします。 ガイド鏡によるオートガイドを使うと各フレームが動いて行く現象が起きます。それを避けるためにオフアキシスガイドを使いました。オフアキシスガイダーはアストロストリート製のものを使っています。カメラは少しでも視野を広くするためにASi220MM Miniを使っています。 オフアキシス・ガイダーを取り付けたSkyMAX180 ライブスタックの様子は下の動画にまとめています。 M51のライブスタック動画【写真クリックで動画へゆきます】 30回スタックして自動保存されたライブスタック画像が下の写真です。全体的に赤っぽくなっています。おそらくバイアスが合っていないことに起因していると思われます。 自動保存されたライブスタック画像 2.M51の画像処理におけるフラット補正 画像処理は、現在PixInsightを特訓中です。今回もスタックをWBPPを使ったのですが、通常のフラット画像ではフラットが合わない結果となりました。フラット画像は、B4版LEDトレース台を使ってASiairにて20~50msecを10フレーム撮って自動スタックさせてマスターフラットとして画像処理に供しています。 ZWO社のASiStudioの中のASiDeepStackでのスタックではいつも通りフラットが合っていました。 PixInsightでのフラット補正スタックが下の結果です。 10msec露光でのマスターフラットを使ったフラット補正 20msec露光でのマスターフラットを使ったフラット補正 50msec露光でのマスターフラットを使ったフラット補正 100msec露光でのマスターフラットを使ったフラット補正 200msec露光でのマスターフラットを使ったフラット補正 50msecまでの短い露光ではフラット補正が合わないことがわかりました。100msec以上の露光ではうまくフラット補正が進行しています。 一方、ASiDeepStackでの20msecマスターフラットでのフラット補正スタック画像が下の写真です。20msecでもフラット補正が効いています。 20msec露光でのマスターフラットを使ったASiDeepStackでのフラット補正スタック 3.M51の最終画像 今回の撮影では、シーイングが良好であったので星雲のあぶり出しには苦労しませんでした。最終的には BlurXterminator を使って銀河の詳細をいかに表現するかが課題となりましたが、パラメーターをデフォルト値にすると、かなり不自然な画像となりましたので、弱めの値にしました。それにしてもBXTは怖いツールです。 M51の最終画像 撮影日:2024/5/3。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:SkyMAX180 ( f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (Gain: 200、冷却:-10℃)。極軸合わせ用ガイド鏡:EVOGuide 50EDII(f=240mm)+ ASi120MM Mini。オートガイド:アストロストリート製オフアキシスガイダー + ASi220MM Mini。極軸合わせ、オートガイド、ライブスタック共にASiair Plusを使用。フィルター:2インチ Kenko ASTRO LPR Type2。180秒露光で30コマ撮影。画像処理:自動保存された30コマをPixInsightで処理(WBPP, ABE, ColorCalibration, HT, BXT, NXT)。 4.あとがき ・4月には何も成果がありませんでしたが、5月3日~4日は非常にクリアーな星空に恵まれて、期待以上のM51撮影ができました。不慣れだったオフアキシスガイドにもだいぶ慣れてきましたが、相変わらず焦点距離2700mmではガイド星を探すのに苦労します。・この口径18㎝のマクストフ鏡筒は2023年9月9日に光軸調整したのち、多くの星雲や銀河を撮影していますが、殆どデータ整理が手つかずに放置したままになっています。理由はスパゲッティ星雲の撮影にほとんどの時間が盗られてしまったからです。これから少しづつマクストフ鏡筒SkyMAX180の撮影データをまとめてゆきたいと考えています。
May 7, 2024
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1.ずっと晴れません この時期に関東地方でこれほど晴れない日が続いたことはないのではないだろうか。梅雨でもないのに天体撮影ができない日が続くのは珍しい。少し晴れた日も1日ありましたが、運悪く黄砂が。お蔭で睡眠時間はバッチリ。連日家庭菜園に精を出しています。 菜園の様子 菜園は、上の写真のとおり、夏野菜の植え付けがほぼ終了し、行燈だらけです。風をいやがる野菜の苗には、行燈は欠かせません。 2.安納芋の苗作りから定植まで サツマイモは毎年、安納芋と紅はるかを育てています。約15mの畝に2畝づつ植え付けています。1畝に約50株植えています。サツマイモの苗は、自前のものを準備しますが、まともに苗が採れたことはありません。しかし、今年は安納芋だけは自前の苗で何とかなりそうです。 苗づくりは、2月中旬に押し入れコンテナに昨年収穫したサツマイモを並べ、バーク堆肥を被せます。冬はずっと家の中で、12℃を下回らないように管理します。安納芋の生育の状態は順調で、これまで30%くらい畑への定植を完了しています。 コンテナでの安納芋の苗の生育状況が下の写真です。 安納芋の苗づくりの様子 葉の数が10枚くらいに伸びたツルをカットし、3枚の葉を残して全ての葉をカットします。カットしたツルを下の写真のとおり、籾殻を50%くらい混ぜた土を入れたポットに水平に6本、互い違いに植え付けます。 カットした6本の苗を植えるポット 約4日後、この状態で発根させたツルの状態が下の写真。 植え付けて4日後の安納芋 約1週間後、畑へ定植します。 畑へ定植した安納芋の苗 3.紅はるかの場合 紅はるかの場合は、種芋を植え付けてからなかなか発芽が確認されませんでした。2カ月以上経過した状態が下の写真です。まだ1本も苗を採取できていません。 紅はるかの苗の生育状況 このままでは100本の苗を5月中に揃えるのは難しいと判断して、昨年購入した鉾田市のJAサングリーン旭まで購入しに行きました。往復150㎞以上のドライブになります。 昨年同様50本束が1000円でした。活きの良いベスト苗でした。 昨年も同様の苗を購入した翌日、畑へ定植しましたが、活着が良くありませんでした。YouTubeなどを調べてみると、少なくとも3日間水に漬けておいた後に定植すると良いとあります。今回は、安納芋と同様に籾殻を混ぜた土に約5日間、置いていました。 5日後の状態が下のとおりです。水平に置いておいた苗の先端が上を向いています。 紅はるかの苗の生育状況 掘り返して観察してみると、5節の内、3か所から新しい根が出ていました。良く見てみると2カ所の節にも根らしきものが見てとれます。 購入した苗を籾殻土で5日後の発根状況 紅はるか苗を畑へ定植した状態が下の写真です。水平に近い斜め植えをしています。マルチは面倒なので敷いていません。 畑へ定植した紅はるか苗
April 29, 2024
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