全30件 (30件中 1-30件目)
1
目覚まし時計よりも早く起きたのは久しぶりだ。しかもMもGも予定より早く起きた。何となく気持ちが落ち着かない証拠である。今日は東へ高速を飛ばしていく。1年に1度のお楽しみ。MもGもそわそわとしている。ポップコーン入れるの持った!?海賊の帽子と剣とティアラも持った!?先ほどから持ち物のチェックも余念がない。西風がいつもより強く感じる。天候は落ち着いて欲しいと祈っている。
2014年01月31日
コメント(0)
久しぶりに雨が降っている。午後からの降り始めと安心して洗濯物を野外に出してきた主婦たちは内心慌てているようだ。表情は笑顔だが脱いだシューズをバッグに無理やり押し込んで足早に体育館を去って行ってしまった。午前中1時間は汗を流すために体育館に来ている。自宅を出るときは上空に太陽の光が射していた。1時間くらいならば大丈夫と安心していたようだ。体操の終了間近で窓ガラスを濡らす雨が降ってきた。わたしも体を冷やさぬようにベージュの綿入りコートを羽織る。コートの首回りは軽いファーが取り付けてあり何とも気持ちが良い。車に乗ると雨足は次第に強まっていく。小さなstudio近くでは津波避難タワーが工事中だ。普段なら雨の日はとても静かなのに今日に限っては工事現場の喧々たる雰囲気が感じられる。いつ来るかもわからない地震津波のために全国でもいち早く津波避難タワーが建設されている。この町に全部で15基、500m以内の住民がいつでも駆け付けられるよう計算されたタワーである。着替えを済ませて本を開いてみた。体操の後はカロリー消化が良いそうだ。空腹を我慢して読書に耽る。雨の日は本を開くのがお薦めである。疲れないし太らないし気持ちが落ち着く。
2014年01月30日
コメント(0)

先週の読み聞かせボランティアはインフルエンザ流行のため中止になってしまった。だからかな今日のスタッフは時間より早く登校し力が入っている印象だ。だれもが絵本を入れた袋をかかえ寒くて手がかじかんでも笑顔で過ごそうと努力しているようだ。わたしはいつものようにGと共に教室へすすんだ。早朝の学校は窓が開け放たれ風が強く通り抜ける。教室は窓を閉めてあるが廊下はガタガタ震えるほどに。わたしもGも厚手のコートや手袋を身につけているが小学生は半そで短パンの運動着姿の子もいる。観ているだけでこちらが凍りつきそうである。それでも薄着の児童ほど元気が良い。おはようございます!!などと向こうから声をかけてくれる。しずかなおはなし作:サムイル・マルシャーク / 絵:ウラジミル・レーベデフ / 訳:内田 莉莎子出版社:福音館書店1年3組は学年主任のクラスだ。中には知っている顔もある。Gをみつけて声をかけてくれる子もいる。最初は少々笑いの出る絵本を紹介したがこの後の授業をかんがみて、しずかに2冊目を開いてみた。子ども達は活き活きと絵本に集中している。1冊目で声をあげた子もしずかに息をのんでいる。しずかな夜の森の中で繰り広げられるものがたりが教室に広がっているのだ。絵本を閉じてから2~3秒の静けさがたまらない。野外の冷たい空気と教室の暖かな空気が一瞬入り混じって、その音が聞こえるようだ。たまらず担任が拍手をした。それに続いて子ども達が拍手をした。それに続いて空気が動き、今週の短い10分が終わりとなった。
2014年01月29日
コメント(0)
助手席にばぁばを乗せて西へ向かう。車窓の向こうは海岸が広がりそのすぐ近くに新しい道路が建設されている。この道ができれば小さなstudioは賑やかになるだろう。僅か10m先に環状線道路が通るのだ。R150の近道としてトラックが往来するに違いない。さて助手席のばぁばはリラックスしている。ばぁばは正義感が強く志は常に高層だ。今日に限っては、わたしの運転に身を預け車窓の景色を楽しみながらおしゃべりをしている。自身の想いをぶつけるべくT氏に会いに行くのだ。T氏とは数年来の付き合いである。小さなstudioの大切な時期にいつもT氏にお世話になっている。いわゆる神道気学学会にならってT氏がお話を聞かせてくれる。天地大自然の巡りに従った、運勢・方位・家相の正しい道を研究されておられるT氏のお話はいつも興味深い。こちらが相談したい事も真摯に受け止めわかりやすく啓示してくれるのだ。たまには気学の話も良い。まして嫁と姑が仲良くドライブするのは、良い事である。
2014年01月28日
コメント(0)

今日は26日、フロの日だそうな。レストランのメニュー、ラーメンが260円に。それ以外にもいくつかの特典があるのだ。それらが目的と言うわけでもないがR150をひたすら西へ走ってみた。MとGと3人で水着に着替える。バーデゾーンが今日の目的である。野外は海からの強風が吹き付けるが室内プールは快適だ。昼飯食べるのも忘れてたっぷり3時間半も遊んでしまった。温泉を楽しんだ後はパフェをいただく。期間限定地元産『紅ほっぺ』のいちごパフェ380円、である。
2014年01月26日
コメント(0)
神道には拝み詞(おがみことば)というのがある。教会によってその内容は少しずつ変わっているようだ。今日は富士山頂に本山をおく丸山教の告別式が行われている。先日伯父が亡くなった。老衰で大変静かなる最期だったそうな。その遺言から賑やかに送ってくれ、というわけで酒が振る舞われ親族が笑顔で一日を過ごした。その席で、年寄りたちは伯父のように死ねれば本望だと口々に言う。そして次は俺だその次はお前だなどと揶揄し合いながら杯を交わしている。神道の葬儀は仏式より長い。拝み詞を祭祀が述べる間は参拝者も畏まっていなければならない。特に丸山教の祭祀奏上は仏教がお経を唱えるようなリズムで述べるので1時間近くかかるのだ。告別式会場の一角に思い出の写真が設けてある。若かりし伯父の姿だけでなく、結婚式の仲人役など親族もご近所仲間も一緒に写真に収まっている。わたしの知っている顔も多い。写真を目に留めながら拝み詞のその意味に想いを寄せる。テンメイカイテン、テンメイカイテン、テンメイカイテン・・・先ほどから繰り返し祭祀が叫んでいる。本来はここで松明を焚くそうだ。伯父の冥福を祈る。
2014年01月25日
コメント(0)
最初に腕時計をしたのはいつだろう。高校受験に合わせて祖母からおさがりを頂戴した。CASIOのシックな腕時計は祖母が肌身離さず愛用していたものだ。それをお守りのようにして受験会場に向かった記憶がある。わたしが通った中学校は授業開始などのベルがなかった。生徒自身が自らの時間を管理するのが教育方針の一つでその時からいつでもどこでも時計を確認する習慣がついた。今でも小さなstudioに一歩入ればいつでもどこでも時刻を確認する事ができる。腕時計をする習慣はないが時間を気にして生活することには変わりない。祖母から頂いた腕時計は高校を卒業しても大切に使っていた。今でもベルトは4代めに変わったが金色の鈍い光をだして大切に引き出しへしまってある。最初のベルトが切れたのは高校時代の部活動をしていた頃だろう。汗や水道水であっという間にベルトは古臭くなってしまった。友人と学校帰りに時計店に寄り込んで交換してもらった記憶がある。3代目のベルトは時計と同色の金色のチェーンだった。その頃は他にもいくつか腕時計を持っていてお洒落な風にしたためた思い出がある。現在のベルトは最初に祖母から頂戴した時と同じ風に作ってある。電池はないから動いてはいない。しかしいつかその時を刻む日が来るだろうと考えている。今は時々祖母の事を思い出すように手に取るだけだが確実にそこにあることを見届けわたしは安心するのだ。子育てをするうえで親は子の踏み切り台になればよいというのがある。跳び越えたら思い出さなくて良い。振り返らずにまっすぐ走っていけばよい、というのだ。祖母もまたわたしの人生においてはよき理解者応援者であった。祖母に支えられ助けられてわたしの今がある。だが決して祖母の事を忘れることはない。様々な場面でわたしの踏み切り台になりわたしは跳び箱を越えてきたのだ。その場面を忘れないよう腕時計はいつでも手の届くところにある。祖母は近くにいるのだ。
2014年01月24日
コメント(0)
初詣の効果があってか運気の流れがしっかりしている。物事が良い方向へ流れていて自分の思う様に進展し充実している。運勢は気の持ちようとも考えられるが小さなstudioの中に吹く風は穏やかである。仕事もリフレッシュも順調のように思える。しかし口内ヘルペスが再発してしまった。急ぎ皮膚科へ向かわなくてはならない。思えば忙しく日々過ぎて行く。主婦にルーチン作業はないようなものだ。連日仕事が降って湧いてくるのだ。緊急の物もあればそうでないものもある。その見極めが主婦には求められる。今月は緊急の用事が多くそれでもなんとか凌いできた。その疲れが出てきたようである。家族の期待以上に応えることが主婦には求められる。それが主婦業である。だけど、過労に注意。焦ると転ぶ恐れあり。
2014年01月23日
コメント(0)

冬の季節ばんざい。海の幸ばんざい。小さいが甘エビである。刺身でちびりちびり味わってみた。今年はバイ貝を煮てみた。ばぁばの漁師レシピである。わたしも少しずつその味を引きついでいこうと覚悟している。意外にも上手く調理できたので親方が知人にふるまっていた。わたしはバイ貝初心者だがすでに17kgほどを煮て喜ばれている。これからも楽しく主婦の研さんを積むのだ。
2014年01月22日
コメント(0)

せんたくかあちゃん作・絵:さとう わきこ出版社:福音館書店毎晩Gに絵本を読み聞かせている。わたしの習慣は6年以上続いていて最近ではおふとんのうえで3人好き勝手に絵本を読む時間ができた。わざわざわたしが促さなくても子ども達は就寝前の10分間読書に勤しむのだ。そしてわたしも絵本を開く。その読書の時間の後にわたしがGに絵本を読み聞かせている。Mは長いお話を読むので気が向けばわたしの隣に潜りこんでくるが、たいていはGに聞かせている絵本の批評をしている。目下Gのお気に入りはせんたくかあちゃんである。家じゅうの物に限らず子どもや犬の咥えていたソーセージ、空から降ってきた雷さままで洗濯してしまう。そんな突拍子もない話の展開にGは声をあげて喜んでいる。森の中いっぱいに洗濯物が広がっているとどこに何があるのか目を凝らして探している。ところがMはせんたくかあちゃんが大嫌いだという。わたしが絵本を開くと吐き気がしてイライラするそうな。わたしはへそ曲がりにもほどがある、とMを諭す。もっと素直に人生を楽しみたまえ、と言いたいのだ。それとも、Gに絵本を開いている母の姿が羨ましいのかな。Mにいわせるとせんたくかあちゃんは虐待をしている、そうな。裸でロープに釣らされている子ども達の姿が痛々しい、そうな。普段見ているTVニュースやドラマが印象深く心に刻まれているようだ。へそ曲がりでもなく、素直なMなのだと考えた。
2014年01月21日
コメント(0)
何度となくKくんのアパートへ通っている。ママがお仕事の間、二人で留守番をするのだ。今日は野外活動には少々肌寒い。上着を羽織ってアパートの駐車場で過ごす程度である。おまけにKくんは風邪気味だそうな。だから児童館ではなくご自宅で待ち合わせる事になったのだ。ご自宅に籠るのは大変な気を使う。乳幼児にとっては安心安全な場であるだろうができればなるべく野外に出たい。託児とは別の問題が出てからでは遅いのだ。乳幼児にとって安心な場であってもわたしにとっては違うのだ。それに乳幼児にとっても気分転換が必要だと考える。まして風邪気味だったならここのところ野外の空気を吸ってはいまい。体調によっては気分転換が一番の妙薬とも考える。ママと相談して託児プログラムを決定する。お留守の間の生活リズムや場合によっては躾なども承るのだ。そしてわたしはいつも野外活動を勧める。Kくんの体力免疫力の面でもお日さまに当たるのはよろしい。そんな訳でご近所の花屋さんまで散歩した。時に抱きかかえ、時に三輪車で。そしてずっとずっと歌を歌う。おしゃべりも歌にして伝える。Kくんはまだ歩かない。おしゃべりも少ない。けれどもキャッキャッと声を上げて喜んでいる。鼻水も咳も出ない。穏やかに時が過ごせそうだ。ホッとしてドッと疲れる。
2014年01月20日
コメント(0)
家移り、という言葉が通じない。とはいっても若い夫婦ではない。教えてくれる人が人生の今までなかったせいだ。だから周りの大人が悪かったのだろうか。子育て世帯だからだろう、雑誌の切り抜きのような家が完成した。こちらはお祝いを持ってお呼ばれする。子ども達には靴下を履かせてくれぐれも言い聞かせる。新しいお家だから走らないぶつけない触らない事!!玄関に入ったら上も下も真っ白だ。だが漆喰のような美しさとは違う。白い壁紙に白いテーブル。天井から垂れるライトのオレンジや真っ赤な棚がクレヨンのように映えている。キャンバスは階段から2階へ続き、その先におもちゃが溢れている。階段を登り切った所に本格的なエレクトーンが設置されていて『ルパン三世のテーマ』楽譜が置いてある。長男が3歳から始めているヤマハ音楽教室の集大成が花開いているのだ。後日、礼状を啓上させていただいた。拝啓皆さまへ先日は大変ご馳走様でした。素敵なお宅を拝見し、よい気分転換ができました。二人ともこれからの新生活を益々充実させてください。特にM(実弟)は活動的で充実した一年になりそうですが何事も猪突猛進せずに一歩一歩足元を固めて歩んでください。初心を忘れずにうぬぼれず謙虚にお願いします。さて、わたしが持参いたした貝ですが『バイ貝』といってこちらでは『つぼ』と言う名でスーパーで売っています。シラス漁が休みシーズンになると同じ場所で貝籠を海底に沈めて捕るのです。調理方法は少々不安でしたが美味しく食べていただき嬉しく思います。わたくしも姑に習って段々と漁師のレシピが増えてきました。これからも少しずつですが精進していきたいものです。最後に子ども達風邪をひかぬ様大事にしてください。まずはお礼まで。いくつになっても弟と姉の関係である。
2014年01月19日
コメント(0)
木のおもちゃ展が行われている今日はMやGと3人で児童館へ行ってみた。木製玩具が乳幼児にとってとても良い事は知れている。香りや柔らかさだけでなく自然からの恩寵を受けた暖かさを感じる。けれども今日は幼稚園児や小学生も多い。主催者が木片を大量に支度して工作コーナーが設けられた。何を作ろうかな?こうなると大人も夢中になって作業に取り組むようになる。作業に飽きた小さな子ども達は児童館へ散漫していくが最後まで残るのは大人たちである。わたしはキッチンで使う『お玉置き』をつくってみた。MやGは木片の形をいろいろとくっつけてみて享楽的に楽しんでいる。木のおもちゃはそれから作られた玩具だけでなく、木に親しんで生まる場の雰囲気も素敵だと想う。
2014年01月18日
コメント(0)
カルニチン6錠を服用し体育館へ向かう。体調管理のために始めた教室で3年目週2回の午前中はすっきりと汗を流すのだ。体脂肪を燃すためには代謝の良い体をつくらなければならない。回を重ねるたびに体質が改善してきた事を意識する。しかし中高年になるととたんに別の意識が体に働く。ワケのわからぬ脂肪がくっついてこれがなかなか離れないのだ。周りの諸先輩に伺うと、そうそうそうなのだとはやし立てる。決して大喰いをしているつもりはない。毎食茶碗の計量をしてごはん120g以上は食べないようにもしてみた。肉も魚も腹八分目を意識している“つもり”である。あぁそれなのに体が言う事を聞かないのだ。体重計がもしや壊れているのかと思うほどに・・・誕生月と共にわたしの体は重くなった。今年度の教室が終盤を迎えている。トランポリンの上を踏みならす、歩く歩く。ラストスパートに必死さが加わりバネが軋んでいる。
2014年01月17日
コメント(0)
寒い日が続いている。日中は柔らかな日が射して風がなければ静かな一日である。ガラス越しに日向ぼっこをしているとそのまま冬眠したくなってしまう。今シーズンの貝漁が始まった。今朝は先日75歳の誕生日を迎えたばかりのじぃじが息巻いて出港している。貝漁は二人三脚の作業が求められる。手伝いはYさん。Yさんはじぃじの荒い人使いにもじっと耐えられる大人しい性格の人物である。昨シーズンはじぃじの舵持ちで足元がふらつきうっかり海に落ちてしまった。じぃじは慌ててYさんのフードをひっかけて船に引っ張り上げたが危うく殺人騒動が起きるところだったのだ。ばぁばがその事をひっそりわたしに話してくれたのを昨日のことのように想起する。だが一番怖くてびっくりしたのはYさん本人だったろう。後からばぁばがYさん宅へお詫びに伺っている。それでもYさんはじぃじに付き合ってくれる。Yさんには恐縮至極なのである。漁師は皆、命を張って仕事をしている。だが、じぃじの場合は仕事ではなく趣味である。趣味の世界で命を落とす事のないように…欲をかいて命を削らないように…わたしもばぁばもじぃじにうるさく言って聞かせる。何せ抗がん剤と狭心症の薬など毎食後に9錠ほど薬を服用している75歳の老体なのだ。じぃじは海で死ぬのは本望だと息巻くがYさんはそうではないはずだ。わたしがそんな話をするとYさんはニヤニヤ笑うだけだがやっぱりじぃじの船で死にたくはないだろう。とにかく安全航海を祈念している。じぃじの事を考えるとわたしは冬眠している場合ではないと奮い立たされる。心機一転主婦業に精を出すのだ。
2014年01月16日
コメント(0)
隣町のその向こうへ40分ほど車を走らせた。御前崎の灯台が目の前で遠州空っ風が叩くように山へ吹き上げる。その山の麓にMくんのお宅がある。Mくん生後10ヶ月のママはピアノの先生だ。今日は自己研さんのために藤枝市まで勉強に向かうそうな。その間Mくんと留守番である。ところが全くのふたりぼっちではない。Mくんの祖父母と祖祖母もいる。大きいばぁちゃんは90歳を超える。今日はこの地区檀家の集会があるそうな。小さいじぃちゃんは体が不自由だ。今日もリハビリへ通う。そんな訳で人の出入りが激しい。Mくんの祖母がそれぞれ送迎をするので、家の中をバタバタ走り回っている。その合間にMくんの離乳食をしたくしたり着替えをせっせと運んでくれた。Mくんの祖母は働き者だ。臙脂と白のはげた割烹着と丸い眼鏡が良く似合うおばぁちゃん。動きが素早くて姿勢がとても良い。間違いなくこの家をきりもりしている貫禄が窺える。人の人生は様々だ。いろいろな苦境があるはずだ。けれどもそれらにくじける事無くあきらめず付き合っていく。辛抱強い人柄が禿げた割烹着から学びとれる。わたしもかくありたい。
2014年01月15日
コメント(0)
隣町の総合病院へ出向いた。ばぁばが9時半からMRI検査の予約をしてあるのだ。原因不明の痛みが続いてもう1ヶ月が経過した。彼女の坐骨神経痛は原因がはっきりしない。痛み止めも効かず昼夜苦しんでいる。年齢のせいだと、みなが言う。医学が進歩したと言っても歳には勝てないのだと。けれどもばぁばにはやりたい事がまだ残っている。花の手入れに日本舞踊、カラオケに通うのだって日課になっているのだ。1日も早く元気になって欲しい。開業医からの紹介でMRIに来る人が受付前に佇んでいる。薄桃色の長椅子に4人。誰もが空(くう)をみつめているようだ。物珍しそうに掲示物を眺めている人もいる。頭上に液晶TVがついていて何かのドラマが放映されている。ばぁばもわたしも無意識に何かを見つめてみるがとても集中はできない。ココは地下1階のはずだ。けれども背もたれの後ろ、窓の外からは太陽の光が差し込んでとても明るい。坪庭がほどよい効果を生んでいるようだ。廊下が坪庭をぐるっと囲みエレベーターを降りると右へ回っても左へ回ってもMRIへ通じるようになっている。山の傾斜に這うように立てられた総合病院は効果的に設計されている。そして病室からの景色もきっとよいはずだ。付き添いがいる者は少ない。患者の年齢はさまざまだが誰もが慣れない様子で緊張感が漂っている。たかがMRIの撮影だけではあるが話し相手がいるだけでも気分は違うだろう。そう思ってわたしはばぁばに付き添ってきた。静かに順番を待つ。待ち遠しいが掲示物やMRIの案内をみてみるととても興味深い。すごいねぇ、すごいねぇをばぁばと連発しながら長椅子で待つ。ひたすら待つ。野外の光がゆるやかに薄桃色の長椅子を暖めている。
2014年01月14日
コメント(0)
この半年で6kgほど太ってしまった。何が、という原因はない。ホルモンバランスにより月の半分は腹が減り月の半分は一日2食で保つ。太った原因はストレスだ。わたしだけがそう確信している。汗をにじませ好奇心で脳を刺激させることよりも周りの人が笑顔で過ごせる事の方が大事だ。何か気持ちが乱れイライラすると腹が減る。浜名湖ガーデンパークは穏やかな空気に包まれている。次の春には国際花博覧会が控えているそうだがまだまだ遠州灘の吹き荒れる風が強い。子ども達のサイクリングにジョギングで付き合った。浜名湖のあさり漁を横目で確認しながら走る走る走る。オバサン体型はなかなか修正がきかないことを痛感する。悔しかったり情けなかったり、心の中を整理させて走る走る走る。灌漑された公園が潤うようにわたしの心も満たされたい。
2014年01月13日
コメント(0)
家族の誕生月が続いている。小さなstudioは全員B型。誕生月とはいっても協調性はないのだ。自分が主役となる日は自己主張してみせるが、そうでない日は全く忘れてしまっている。じぃじが急に肉を食べたいと言い出した。それもケンタッキーフライドチキン、である。しかも千円札を3枚、Mに託している。野菜以外なら何でも食うからケンタで買って来いと言うのだ。突然の申し出にわたしは躊躇した。むろん漁師町にケンタはない。車で5分ほど行った隣町へ行かねばならない。じぃじにはケンタを好む習慣はない。これは事件か!?何かの胸騒ぎか!?と勘繰った。そうだ!!今日はじぃじの誕生日だ。忘れてた!!そんなワケで笑いでごまかしながらMにはじぃじにお金を返してもらい、ケンタへ走る。MとGにせがまれてハンバーガーやポテトやパフェも追加購入した。子ども達は上手い具合にじぃじの誕生日に便乗しているのだ。わたしは何も支度していない自分を恥じながらいつも以上に普段通りを心がける。お誕生日おめでとう。肉でも食べて力をつけてください。じぃじはパフェをほおばる孫たちに囲まれて自分は食べるでもなくニヤついている。じぃじはいじらしいのか寂しいのか甘えているのか、何なんだ。
2014年01月12日
コメント(0)
御殿場IC近くにある手打ちそば『金太郎』に度々来ている。ココの蕎麦はつなぎに水を一切用いていない、そうな。蕎麦のつなぎには箱根外輪山の大自然が育んだ、山芋を使用している。地元の行きつけ蕎麦庵と比較すると少々太いが以外にのど越しが良い。そば殻を含んだもりそばを二枚注文した。目の前で親方が生ビールを呑んでいる。わたしも車の運転がなければ日本酒を注文したいくらいだ。サクッと音をたてて天ぷらを頬張りながら呻吟してやった。エビ天も野菜天もすごく美味しい。奥座敷まで考えると相当な広さだが店内はほぼ満席である。注文する者は隣の席のテーブルを何となく観察している。蕎麦を無心に口へ運ぶ者。大声をあげて雑談する者はいない、みな行儀よく過ごしている。年季の入った古民家風の館内には有名人のサイン色紙も数多く陳列されている。芸能人が見せるわざとらしいコメントは必要なし。とにかく蕎麦は美味しい。黙って黙々と蕎麦をすする。更に3枚追加注文した。
2014年01月11日
コメント(0)
強い寒気の南下状態が続く。この町は風が強いから雨雲はかからないが、今日のような日は日陰の水たまりは日中も氷が張っている。朝からキンメの開きを作ってみた。天日干しにはもってこいの天候である。全部で15匹を捌いたらすっかり時間が経過して10時からの体操教室に遅刻してしまった。魚臭いまま、正月太りに鞭を打ったら午後は体が痛い。そんな訳で天日干しのキンメをすっかり忘れてしまった。時計の針は13時を過ぎている。来客中だったばぁばの居室が賑わしい。バタバタと足音が聞こえる。お客さんにもドヤドヤと騒ぎ立てている。そのうち、ばぁばが居室からわたしを呼んでいる。何事かと駆け付けたら野良猫がキンメを咥えていったそうな。しかも2枚の天日干しが無くなっていた。まぁまぁ美味しい物を手に入れるためには多少のリスクはつきものだ。そんな話をしたらばぁばが独りで怒っている。地団太踏んで怒っている。直ぐに姿をくらました野良猫に怒っている。一瞬だが坐骨神経痛を忘れたそうな。野良猫を追いかけたらばぁばは、自分が坐骨神経痛であることを忘れたそうだ。最後は二人でゲラゲラ笑った。
2014年01月10日
コメント(0)
明け方近くまでまとまった雨が降っていた。夢うつつ窓をたたく雨音を記憶している。雨上がりの朝はそうでない朝と比べて数倍空気が澄んでいる気がする。空気は相変わらず身を刺すようだが肺に一杯吸い込むと脳味噌が奮い立たされる。直射日光をあびてわずかな上昇気流を感じるといよいよ夜が明けて気分が高揚するのだ。今日は西風が吹き荒れて冬型気圧配置となっている。洗濯物が真横になびいている。海は時化となりむろん休漁である。冬休みが明けて今日から体操教室が再開された。皆が皆太った太ったと話しながら苦笑いがこぼれている。今年こそは痩せてみせます!と月並みの抱負を述べている。それにまた笑いが起こって大海のうねりのようなものが何度も教室内の空気を震わせる。30名ほどのオバさん達。独りで正月料理を支度して独りで食べ続ける。餅をついても家族が食べるのは元日だけ、次の日からは自分たちで少しずつわが身の肥やしとするのだ。それでも不思議なほど元気が良い。やれ運動不足で筋肉痛だとか、痩せるのが大変だとか言う割に、とても明るく元気が良い。元気で明るい波に乗って怖いもの知らずで沖に出る。今年も波乗りを楽しむつもりだ。
2014年01月09日
コメント(0)
冷たい雨が降っている。野外はとても静かで冷えた空気が体の芯まで突き刺さってくるようだ。こんな日には部屋を暖かくして読書をしたい。香ばしいお茶を入れて一日読書に耽りたいと思う。伊吹有喜著『四十九日のレシピ(2010)』は雨の日の読書にお薦めだ。小さな笹舟がサラサラと流れる川原はあの世とこの世の境目。そんな瀬音を想起しながら窓の外の雨空に心を寄せたい。読み進むうちにどこかで聞いた話だと思ったら2011年にNHKでドラマ放送をしていた。伊東四朗の父親役がいじらしくて、和久井映見の娘役がはかなくて。渡部豪太はホントの外国人だと思い込んでいた。とても感動した素敵なドラマだった。現実には日常の家事に性を出す。雨の日はお料理に時間を費やしたくなる。朝から夕ご飯の仕込みをしてみんなの好みの食卓を演出したい。著者のいう“レシピ=処方箋”というのがとても好きだ。美味しいものを囲んで家族それぞれの疲れを癒してあげられればなぁと考える。
2014年01月08日
コメント(0)

わたしが起床する時刻にはとっくにエアコンが唸っている。親方が早起きなのでカーペットやらの暖房器具がフル回転しているのだ。そうでなくても湿度計は30%を満たさず空気がパリパリと音を立てている。寝起きの脳を動かしてふと気がつく。音を立てているのはわたしの素肌のようだ?!居間に入るととたんに肌がヒリヒリと痛みだす。おはようございます、と言って夫婦が顔を合わせるとわたしは魚を想起する。先日親方が出港した際の水揚げだ。そうすれば早朝から気分が良い。ブリやサワラがつまったコンテナを思い出す。水揚げの一部分が小さなstudioのおかずになるのだ。サワラについては切り身に捌いて味噌づけを仕込んである。漁船への水揚げ中に目の前でサメに喰われたサワラである。魚体の半分がジャンプした3mほどのサメにガブリとやられたそうな。市場では売り物にならないので親方がMさんから頂戴したのだ。そうした事を考えながら「おはようございます」を言う。するといつもと変わらぬ言葉をしゃべってはいるのだが感謝の気持ちが伝わるようだ。なんと、今朝は親方から朝の挨拶が帰ってきた。しかも「酒も少しに抑えれば睡眠薬を飲んでいても目覚めがいいな」などと一言付け加えられている!!ここに夫婦の会話がなりたった。今朝は良い滑り出しである。弁当作りにも力と愛がこもる。
2014年01月07日
コメント(0)
風もなく静かな一日である。空気は相変わらず冬の冷たさが頬を突く。今朝はサラリーマンも幼稚園も小学校も仕事はじめとなっている。おまけにわたしもPTA交通安全作業日。初日から旗振り当番だなんてラッキーな仕事はじめだなと考えた。朝7時頃から町の中で黄色の旗を手に笑顔で挨拶を振りまく。子ども達も元気だ。半分以上の児童が挨拶を返してくれる。中には声の小さい児童もいるが既に今年度の半分を過ぎた、今の時期はみんなにゆとりが感じられる。小さなstudioの窓越しから優しく差し込む太陽光は心の中まで暖めてくれる。頬がほてって喉が渇いてきた。空気が乾燥しているのだ。野外から帰宅した時はうがいをする。大きなサイズのうがい薬を新調してインフルエンザに対処している。ばぁばの居室から聞こえてくるラジオ。伊勢神宮のことが話題に出ている。昨年の参拝者100万人をすでに突破している、そうな。わたしもその内の一人である。先日初詣を済ませ1000円でお守りを購入してきたのだ。これは遷宮効果か?とラジオで謳っている。否、この国が本来の姿に戻ってきている、そうな。昨日の東京築地市場では本マグロが初競り736万円だった。一昨年は1億5000万円だったが、本来の価格に戻ったそうな。わたしも本来の姿に戻ろう。授かった健康を大切にしようと思う。
2014年01月06日
コメント(0)
ばぁばがYさんと隣町へ出かけている。ばぁばは先月中旬から坐骨神経痛を患っているのだ。一時期悪い時はふとんから出てこられなかった。内科や整形外科、整体治療院や鍼灸治療院などいくつかの医院を回ってみたが長年の苦労が体に染み付いてしまったようだ。骨の異常も内臓の異常もみられなくコレといって原因がつかめない。そんな訳で苦々しい年末年始を迎えている。ご近所のYさんは頼りがいのあるオバさんである。ばぁばが苦しんでいる話を聞いて気功施術を勧めてくれた。もちろんYさんご夫婦も通院していて、今日はばぁばを連れて行ってくれたのだ。ばぁばもわたしも半信半疑だが医学的な原因がわからない時は気功施術も良いのかもしれない。一日も早く回復して欲しいものだ。アンチエイジングなる言葉もとっくに流布している世の中だがやっぱり年齢はどこかで感じるものだと思う。少しでも長く元気に若々しく過ごすために日々の気配りを怠らないように心がけたい。ばぁばもまだまだこれからやりたい事がたくさんあるだろう。健やかな日々を祈念している。
2014年01月05日
コメント(0)
親方が初めての漁に出ている。正確にはMさんの漁船に便乗して海へ出ているのだ。Mさんは本物。親方はサラリーマンである。親方は“兄弟船”はとても楽しい、そうな。大海の揺りかごに身を委ねどこにいるより熟睡ができる、そうな。むろんMさんは寝ている暇はない。初出港の成績は芳しくなかったが気分は爽快。うれしい一日を過ごしたようだ。黒ムツや赤ムツ、カサゴ。まだまだ美味しい冬の味覚を楽しめる季節である。むろんわたしの口には入らない。Mさんの生活の肥やしのために初競りへ水揚げされる。せめて今年初めてだもの、高値の取り引きを祈念する。
2014年01月04日
コメント(0)

もう一度あのホテルへ泊った。宿泊先は親方のリクエストである。今回は料理長おすすめの献立に舌鼓を打つ。蛸の柔らか煮は特に感激した。国産牛の網炙りもよろし。焼酎をロックでいただく。海鮮食材は小さなstudioにかなわないが、味付けと見た目はやっぱりプロである。伊勢エビの炊き込みご飯美味しかったな。温泉は真珠エキスが入っているそうで、キラキラ輝いていた。写真に収められなくて残念!!潮路亭、また行きたいな。 http://www.shiojitei.jp/
2014年01月03日
コメント(0)
お正月三が日に『さんじゃ参り』というのを聞いた事がある。元旦から3日までに三か所の初詣をすませる、という習わしだ。わたしも毎年さんじゃ参りを心がけている。氏神様や日頃信仰する社寺に新年の幸福を祈るのは良い事だ。身を清めさい銭を投げ入れて首を垂れる習わしに神事深さを感じている。ところが今年は“ろくしゃ参り”になっている。愛知県豊川稲荷参拝もしたからもっと多く神頼みしたはずだ。豊川稲荷は寺院の敷地に毘沙門天や大黒天などたくさんの神々が祀られている。そしてその足で三重県伊勢神宮を参拝した。きちんと外宮から回って内宮をも参拝した。これだけたくさんの神さんに会ったのだから今年は良い一年になるだろうと考える。一年間コツコツ貯めた5円玉貯金も二日で終わってしまった。明日からまたコツコツ貯金を始める事にする。
2014年01月02日
コメント(0)
海岸へ初日の出を拝みに行く。Mはまだ寝ている。わたしの枕を横取りして寝息を立てている。じぃじはTVを観ている。昨晩は鰆を捕りに元日から出港すると豪語していたが案の定口約束に留まった。最近さみしさが募ったのか口約束が多い。というより話し相手を探しているのだ。出港すると言うのもただの方弁である事は理解しているつもりだった。じぃじは話し相手が欲しいのだ。時計の針は5時45分。小さなstudio周辺は真っ暗だったが水平線には日の出が近い空気が流れる。初日の出を見に行くと言ったらGがついてきた。Gにコートを着せタイツや厚手の靴下を支度する。二人で海岸の小石を踏みしめていたらGが暑いと言いだした。わたしはGの脱いだ衣類を抱えそれでも水平線に注目する。キレイなのが出てくるよ!!とGに叫んでみたが、本人はとっくに流木集めに夢中である。初日の出はそれはそれは美しかった。朝靄はかかるもののその輝きを遮る雲はなし。駿河湾はべた凪である。燃える太陽が顔を出すととたんに空気が暖かくなってくる。太陽までの平均距離は1億5千万キロ。光の速さでも8分かかる。今年は自分の本分を誠実に全うする事を大切にしたいと考えた。目の前の太陽のようにじっくりゆっくりと真面目に真心込めて行動しようと思う。本年もよろしくお願いします。振る舞われた甘酒をすすりながら大きな松明に背を向ける。尻のあたりがポカポカと暖かい。心機一転良い年明けを迎え小さなstudioに車を走らせた。Gと一緒に清々しい顔をしているわたしを想像しニヤリとした。
2014年01月01日
コメント(0)
全30件 (30件中 1-30件目)
1

![]()
