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近くの野菜直売所へ行ってみた。スーパーで購入するより見た目は劣るので安値だが何より鮮度が良い。特ににんじんは風味も甘みも深くてわたし好みである。いつか生家の畑で祖母が育てたにんじんを想起する。あの土臭さを幼少の頃は苦手としていたが、いつの頃からか食卓に欠かせない好物となったのだ。ところがスーパーの野菜はにんじんに限らずキレイ過ぎて味気ない。同じ大きさ形ならともかく旬野菜の風味やうまみは消えてしまっている。その事が人々の野菜嫌い解消となっているならやむを得ない。しかし余りに美しすぎて野菜が野菜でなくなってしまっている気がする。さて、しいたけは原木栽培に限る。菌床栽培は日持ちがしないし風味が劣るのだ。わたしの生家は椎茸農家だったから自称だが少々うるさ方なのである。里芋も観察する。里芋は以外に日持ちしにくい。スーパーで購入すれば当たり外れがある野菜ナンバー3に入る。それにいろいろと種類があって料理の幅も広い。石川小芋などの小さなものは塩ゆでしてごま味噌和えが好きだ。出汁で炊くなら赤芋もよい。えび芋もねっとり感がたまらない。などなど。野菜直売所でいろいろと考えながら一周する。主婦の財布とこっそり相談しながら品定めをする。今のわたしにはデパートのウィンドーショッピングより楽しいと言える。
2015年01月31日
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親方が数カ月ぶりに海へ出ている。なにも復活初日に時化日を選ばなくてもよかろうに。だが、思いついたらさぁ…気の変わらぬうちにMさんへ連絡した。Mさんは船長である。亡きじぃじが認めた二代目。今はキンメダイ漁の他にバイ貝も捕っているのだ。このバイ貝が実に美味しい。あんまり美味しくて漁師へ直接小売りの電話が入る。ばぁばを通じて、1キロ、2キロと注文が入るのだ。だがバイ貝漁は人出も必要だ。貝の大きさの選別や袋詰め、貝籠やえさの準備、力仕事には親方が加わると本来ありがたい。以前親方がまだ元気な時は兄弟で船に乗っていた。海に出てお土産に晩のおかずをもってくるとわたしは手をたたいて喜ぶのだ。だが今日は単なるMさんのお荷物でしかない。雨の中、時化の中、親方が海に落ちないだろうかと気が気でないはずだ。親方は足腰が弱っているだろうから、ドスバタと船内を転がっているだろう。転がるくらいは大丈夫。気力が回復する事を望む。転地療養、ここにあり。
2015年01月30日
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久しぶりに海岸に立っている。これから堤防を西に向かって歩くのだ。30分経過するとポケットのタイマーが鳴る仕掛けだ。それまで親方とふたりで松の木の脇を歩く。タイマーが鳴るまでに西の果てに着きたい。ストレッチもしないで無言で歩きだした。いつの間にか頭の中でBGMが流れ始める。ワルツだ。名前はわからないが良く聞く曲である。手ごろな三拍子に合わせて背筋を伸ばす。親方の歩調もだいぶ早くなってきた。散歩を始めた頃はおしゃべりばかりでダラダラとした姿勢だったがだんだん慣れてきたのかな。それよりも駿河湾に漁船が浮かぶ。見渡す限りの海原に数隻の漁船が思い思いの漁をしている。ハマグリやバイ貝、エビなどを捕っているのだ。黒ずんだ海面はうねりがひどく漁船は左右前後に揺れている。転覆しないだろうかと凝視するとそんなわたしの気持ちを笑う様にゆっくりターンしていった。ふと、東の空を見遣る。油絵のような濃い雲間から朝日が差し込む。幾重にも天から落ちてくるまっすぐな線は海に落ちる前に静かに消える。決して晴れているわけではないし空気も冷たい。だが気持ちは高揚している。今日はきっと良い一日になるだろう。そんな気持ちで一歩一歩軽快に進んでいく。わたし達夫婦の進む道。松の枯れ葉が溜まって決して良い足場ではないが、しっかりと進んでいく。大丈夫、病気は回復してきている。少しリハビリのスピードを上げたい気分だが“急がば回れ”。これまでのペースを大切に焦らず、だが確実に前へ進もう。頭の中のワルツに合わせて、進む。
2015年01月29日
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歯ブラシの使い方に苦労している。年齢と共に歯周病のリスクが高くなってきているのだ。毎月歯科衛生士の指導を受けるがなかなか汚れを落とし切れていないようである。すでに歯科衛生士とは顔なじみとなった。最初に会った日にNHK番組の話題で意気投合。あれ以来、歯のメンテナンスに何となく力が入っている。歯ぐきから出血しなくなるまで歯医者通いは続く。
2015年01月28日
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Gとことばの教室へ行ってきた。学校の授業を効果的に受けられるように補足する時間となっている。Gにとってこの1時間は遊び効果が大きいが、わたしにとっては子育て相談所なのである。専門家のT先生はとても頼りがいのある先生だ。わたしの不安を取り除くために的確な指導をしてくださる。字の書き方の注意点を教わった。1.はみださない2.きちんととまる3.きちんとまがる本読みの方法を確認し合った。1.良い姿勢で読む2.普通の声で読む3.ゆっくり読むゆっくりとだが、Gは確実に成長している事を実感した。窓からの光がいつの間にか曇っている。先ほどまでの太陽は厚い雲に隠れてしまった。暖かい空気が一気に冷えて、今にも雨粒が落ちてきそう。今日学校で前歯が抜けたよ!!T先生にもわたしにもGが自慢げに歯を見せてくれた。少し黄ばんだ上顎の前歯は意外に大きい。下顎の前歯に比べれば倍ぐらいの大きさである。昔は上の歯が抜けたら縁の下に投げ入れて「ネズミのような頑丈な歯が生えてきますように」ってお願いしただよ。今の住宅は縁の下がない。野外から歯を投げ入れる小さな穴がないのだ。そんな話を3人でしていたらことばの教室を出て、目の前の体育館に通気口を見つけた。あっ!縁の下!!Gが駆けて行って抜けた歯を投げ入れている。そして神社の境内でいつか教わったように手を合わせなにやら呟いているのだ。幸せなひと時である。
2015年01月27日
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まだ胃が痛い。ハイキング日和の週末を逃して今朝は寝坊したのだ。今日の天気みたいに曇った気持ち。しくしくした内臓が何かを訴えている。でも昨日は一日寝ていた。ポカポカとした窓の外を眺めながらお腹をさすってふとんにくるまる。それだけで日頃の疲れがリセットされたのかもしれない。それともボケっと寝ている余裕はないと自分を奮い立たせる、か。とにかく月曜日は仕事だ。昨日までの自分を忘れて先に進む。溜まった作業を整理して前に進まねばならない。今日はRちゃんと過ごす。ママは焼津市議選挙戦で多忙なスケジュールである。その間自宅で留守を預かるのだ。いつものように掃除係のHさんが来る。いつものように家内掃除の合間に部屋を移動する。Rちゃんのお昼寝を起こさないように移動させるのも慣れた。わたしの腕の中にRちゃんはすっかり馴染んでしまっている。いつの間にか彼女と一体化してしまうのだ。寄り添う事や観察する事をわたしは赤ちゃんから学んでいる。赤ちゃんは必ず応えてくれる。そうしてまた、わたしは元気を取り戻す。やっぱりわたしは人と会うのが好きなのだと実感する。少し雲間が晴れてきた。わたしの心が晴れてきた。
2015年01月26日
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夕方きしむ胃を支えながらハンドルを握る。Mがわたしの生家で週末を過ごしているのだ。小さなstudioは親方の欠勤によりすっかり節約志向に転化した。以前は週末の度に県内外へ出向いていたが今はそうもいかない。増してXmasや年末年始、家族の誕生月なんかが重なると財布の紐はさらに強張ってしまう。一番お手軽なのは実家に帰省する事だ。だが、わたしは親方の病気の手前そうもいかない状況がある。そうでなくともわたしが生家へ行く事を親方は嫌がる性分であった。盆暮れに帰省する度に嫌みの三つや四つを浴びせられる。ゆっくりと食事も済ませたい時はオレの飯はどうなるのだ!と言うから別に小遣いを支度して出掛けた。また、酔っぱらってつぶやきメールが何度も入り、それらに返信しないと離婚すると言い出す。正直、苦しかった。生家でもゆっくりと時間が過ごせない。そんな夫婦の状況になるのも嫌でわたしは自然と帰省するのを我慢するようになった。だが子ども達はそうもいかない。祖父母と過ごす大切な時期をたくさん設けてやりたいと思う。両親もそれを楽しみにしているのである。だからわたしはこまめに送迎する。そして短い時間だが生家でこたつを囲み時を過ごす。今日は素敵な天候だったのに胃痛で休んでいた。だが、Mの喜ぶ姿や両親の話を聞いて元気を取り戻す。ありがとうございます。やっぱりふる里はいいなぁ。
2015年01月25日
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確定申告のシーズンが来る。昨年は医療費が家計を占めた。それにふるさと納税にもチャレンジした。早々と申告する。家計を預かる主婦は、確定申告も楽しむのだ。
2015年01月24日
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お向かいのお宅の庭先で蝋梅がいよいよ見ごろを迎えている。今年の春は早く訪れるのではないかしら?そんな想いを親方の様態と重ね期待を込めて眺めているのだ。主治医診察では久しぶりに笑顔がのぞいた。特に、会社へ出向いても話が出来る。海岸散歩へ行ってすれ違った人々と挨拶を交わす。このようなニュースは関係者に明るい話題となるのだ。睡眠はおおよそ取れているように感じる。日中も昼寝をしたりしてゴロゴロしている。わたしがいる間はずっとしゃべっている。わたしが留守の間はわたしの所に憂鬱内容メールが度々送信される。体重も安定していて変動なし。体力をもっともっとつけたい。漁業にも行くようになった。毎日わたしが付けている『親方観察日記』は振り返ると感慨深い。苦しい時も病める時も夫婦は一体なのだと痛感する。主治医や職場の看護師とも情報を共有している。夫婦は一体であり、決して社会で孤立しているものではないと痛感する。ありがたいことだ。今後は、人と会ってドキドキしたり体が反応する事のないようリハビリのペース配分に注意。少しずつ会社へ行く事に慣れていく段階で良い。リハビリは“このぐらいは良いだろう”と焦らずむしろ慎重になる時期でもある。図書館へ行って活字になれるのも良い。周り(特に会社)に対して申し訳ないというような特別な感情や先の事を考えてしまうようなことはしないように心がけること。春よ早くこい!!
2015年01月23日
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今日は雨が降っている。駐車場の水たまりをバシャバシャと音を立てて歩く。小さな子どもみたいに大げさに歩きたい気分なのだ。荷物が濡れないように傘をさしたが幼児用で小さい。数歩進んだだけで肩も鞄も色を変えてしまった。けれどもちっとも構わない。屋根の下で水を払えば構わない。少しくらい濡れても構わない。それほどわたしの心は高揚している。crocsの長靴はわたしのお気に入りだ。子ども達が幼稚園に通っている時から使っているから随分愛用している。車を降りて体育館へ。主婦のリフレッシュタイムが待っている。
2015年01月22日
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曇り空から今にも雨が降りそうである。風がない分過ごしやすい。室内の体感気温は低いが屋外では割合快適に過ごせるのだ。午後から図書館へ赴いた。秋に開通した高速道路からの環状線沿いに図書館がある。海岸線から山へ向かって片側二車線道路を走っていくとすぐに自然に調和した控えめな建物が目に入る。この町が誇りとして建設した図書館、である。木造風の見た目からして麗々しさはない。苔色の外壁に2階へ届くおおきなガラス窓。太陽の光を時間単位で計算された斬新な形をしている。だから今日のような曇り空でも明るく快適に過ごす事が出来るのだ。わたしはリクエストしていた書籍をついに借りる。時間はかかるが自費で書籍を読まないで済むからありがたい。本屋さんで書籍を購入していたら本を開いてから後悔する事もあろう。だが図書館の蔵書ならそのような心配はないのである。おまけに来週の読み聞かせ絵本も選書するのだ。来週以降は高学年が控えている。しかも担任はわたしの恩師の娘さんで子どもの頃から良く知っている人物だ。恥ずかしい恰好は見せられない。素敵な朝の15分を演出したいものだと密かに意気込んでいる。また6年生のクラスには剣道でお世話になっているSくんがいる。MもGも母がいつかSくんのクラスに行くだろうと楽しみにしている。むこうは恐らく恥ずかしいだろう。嫌がるだろう。だが、オバさんはいよいよ張り切っている。図書館に行くと元気が出る。
2015年01月21日
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Oさんちおばあちゃんが亡くなったそうだ。年末から体調をくずして入院されていたが最期はご自宅で息を引き取った。わたしが初めてOさんとお会いしたのは1年ほど前の事だろうか。築100年ほども経過する古い家屋には縁側がありそこで大根切干を作っていた。小さな背中を更に小さく丸めてまな板に包丁を当てている。トントントントン…という音がゆっくりと丁寧に響く度にわたしは生家を思い出していた。Oさんはわたしの祖母に似ている。穏やかな且つ大正生まれの凛々しい気品が漂う祖母は戦前戦後の苦しいこの国を支えてきた一人だ。土まみれになって働き、貧困をものともしない強い母の姿をそこに感じていた。祖母の手。しわくちゃで骨がごつごつとしてたが優しく大きな手。その手でわたしの体を洗いふくよかな体と一緒にふとんにくるまった。暖かい思い出ばかりである。わたしがOさんのお宅へお邪魔する時はOさんの話し相手もよくさせていただいた。曾孫の託児をするのがわたしの仕事だが、赤ちゃんがお昼寝をする間はOさんからいろいろなお話を伺った。ふるさとの話、海の話、民謡の話、亡きご主人の話…今頃は天国でおじぃちゃんと仲良くやってるかな。恩返しもできないままのお別れでさみしくも悔やみもあるけれど。これからは曾孫さんにお礼をしていきます。Oさんの分まで可愛がるからね。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
2015年01月20日
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今日はRちゃんと留守番だ。ママがお仕事の間はわたしが彼女の相手をする。とはいっても生後4ヶ月。抱っこしてねんねして時間を過ごす。わたしは彼女のぬくもりを感じる。野外の冷たさに手足が冷え切っているのが申し訳ない。早速、湯せんで指先を洗浄し清潔に努める。よろしくお付き合いください!!Rちゃんに畏まってごあいさつ。
2015年01月19日
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親方の自律神経失調症について皆さんが心配をしてくださっている。先日は同じ病気を持つ旦那さんを持ったママ友から「ものみ」の紹介をいただいた。実は小さなstudioからほど近くで「ものみ」をするKさんがいる、そうな。わたしは詳しく知らないが、生年月日や筆跡などによりいろいろと言い当てる事が出来るそうだ。これまで食事面や生活面、薬などいろいろ頼ってきた。だが、いよいよ「ものみ」をなると心理を見つめる事になる。そこまで踏み込んだらいいのかどうか、悩む所である。確かにこの病気の真理は知りたい所でもある。
2015年01月18日
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さざ波の音を受けながら海岸線を歩く。今日は親方の散歩3日目、である。時間のある時はわたしも一緒に海岸散歩するのが新しい日課となった。更に今日は子ども達も一緒だ。わたしの周りを子犬のように行ったり来たり、面白い漂流物や貝殻に一喜一憂して騒いでいる。親方は子ども達の姿に反駁する態度をとるが相手の方が上手だ。巻貝の殻やみる貝の殻、鉄砲の形をした流木などを集めてたちまちポケットがいっぱいになってしまった。享楽的に砂浜を走って父親を無視している。義務感でいっぱいの親方は先に進むわたし達3人にそっぽを向いてしまった。砂浜からずれて堤防に上がろうとしているのだ。仕方がない。われわれも道を逸れて堤防に向かう。子ども達が残念そうにトボトボとわたしの後をついてくる。そもそも元々『道』などなかったのだ。砂浜をただただ歩く、だけなのだ。無心になる事が大事なのに。穏やかなさざ波だけが遠くに聞こえる。先ほどまで歩いていた砂浜から離れてしまった。殻に閉じこもろうとする親方を何とか外出に誘い出す。明日からまた頑張ろう。
2015年01月17日
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昼下がりにOさんちにお邪魔した。Oさんはママ友を集めてお料理教室を開催したいという。そのための資金繰りや楽しい企画を話し合うのだ。とはいっても雑談が多い。主な話は適当の終わらせて互いの家族の話題や町中の情報交換が主な内容になっている。おまけにOさんは子ども達のおやつに凝っている。ナッツとドライフルーツを混ぜたクッキーづくりをわたしも手伝う。オーブンから室内に香ばしい良いにおいが充満する頃、お茶が入る。楽しいおしゃべりの時間はあっという間だ。子ども達が帰ってきた。
2015年01月16日
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思えば最初の症状は血圧、であった。高血圧が気になって帰宅後も5分おきに計測するほどであった。それが後にうつへと繋がる。今日は久しぶりに会社での面談が予定されている。職場は新しい歳の幕開けとともに心機一転、活気を増している頃だろう。一方で親方は抗うつ剤の処方量が増えた。長期にわたる自宅療養で体重も増加し睡眠もとれつつある。最近はイライラした様子も減り、ソファでゴロゴロして時々TV鑑賞をしたりしている。蓄積されたエネルギーは転職に注がれ新聞やサイトで求人情報を確認するのが日課に。ところが、思うように新しい仕事は見つからない。求人作業も、5分とかからない。必死さはなくそれ以上の努力はしようとしないのである。気力が湧かないのだ。ハローワークに出向くことはない。職業訓練や車の運転練習、履歴書を作成したり、友人や親せきを頼るなどの様子が全くない。それどころか、家族が頑張る姿を揶揄したり、クスクスあざけ笑ったり、生活保護が確定していると、諦めている。家中に暗澹たる空気が充満している。この無責任な態度には、わたしも子ども達もうんざりしている。子ども達は父親の声には全く耳を貸さなくなった。それどころか、「くしんぼうのなまけもの」というレッテルを貼り存在そのものを無視することも。 さておき。親方は途方に暮れている様子が窺える。これからの道が決められない状態ではなかろうか。今は、自分の生き方そのものが問われている時だともいえる。リハビリも気分転換も余力がないとできない。余力を溜めるためには心身ともに休むことが大事である。今は自分の人生をよくよく考える事が求められている。反省するべき点は改善し、将来に希望や生きがいを見つけることが優先されなければならないと考える。10年後、15年後自分の人生や家庭はどうありたいのか北極星を見つけることが大切なのだ。
2015年01月15日
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目下のところ圧力鍋を新調したい。ロール白菜を作っていたら何やら取っ手にひびが入り危険な状態。あわてて蒸気を抜き別の鍋に移したのだった。わたしはもう長い事圧力鍋を愛用している。料理の下ごしらえから蒸し物煮込み料理などで、ほぼ毎日使っているのだ。思えば活躍してくれた、この二代目。すっかり小さなstudioに馴染んでいる。三代目はどんなのにしようかな?ティファールも好きなメーカーだが少々値が張る。ワンダーシェフあたりがどうだろう。ネットサーフィンして驚いた。今は蒸気穴がない圧力鍋があるそうな。圧力を二段階に変則できる鍋があるそうな。電気圧力鍋があるそうな。鍋の世界も時代は先を行く。いよいよ目移りしそうだ。
2015年01月14日
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久しぶりにK君のお宅へお邪魔した。K君と遊んだのはいつが最後だろう、そんな事を考えながらハンドルを握る。それにK君のパパにも大変世話になった。じぃじの法要までのバタバタ生活の中でお礼も不十分なまま心苦しく玄関前に立つ。K君はすでに保育園に通っている。まだ3歳には満たないが両親が共稼ぎなのである。しかも今日はママが新幹線に乗って出張だという。世話しない朝の時間に短時間で託児の打ち合わせを行った。わたしの相手はK君の妹、Rちゃんだ。生後3ヶ月。まだ首も据わっているのかおぼつかない状態である。ママが授乳を済ませ、身支度を整えて出掛けていく。Rちゃんは喃語もでるし、良く笑う。手足の動かしてとても健康的である。ただ皮膚のかさつきが気になる年頃だ、沐浴がまだ必要な頃だろうか。予定時間を少し過ぎてミルクを作ってRちゃんの食事。お昼寝と遊ぶ時間と食事時間を繰り返す一日。懐かしさと緊張感が入り混じる複雑な時間を過ごす。ふくよかな赤ちゃんの肌に寄り添うと心が落ち着く。明日からまた頑張ろうという気持ちになる。数分の間に音もなく携帯が震える。何度も何度もエプロンポケットの中でバイブが呼んでいる。親方の憂鬱なメールが浴びせかけられているのだ。今ひと時だけは無視させてもらいたい。Rちゃんに集中させてもらいたい。
2015年01月13日
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新しい歳の予算書を作っている。小さなstudioの経費が年々増しているというのに親方が休職状態。収入がいよいよ削られているのだ。となると、わたしも求人活動が必要になってくる。一体、どれほど稼げば良いのか。親方とばぁばと子ども達とみんなで乗り越えなければならない。まさに小さなstudioは苦しい時を迎えている。
2015年01月12日
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夫婦でハイキングに出かけて少々疲れが溜まっている。親方も子ども達も軽いブランチを済ませ、今日は完全休日である。こたつでゴロゴロTVの番人を決め込んだ。
2015年01月11日
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お世話になっている道場が主催して剣道練成会が行われている。MやGは出場の機会はなく見学組だ。だがこの練習試合は見学するだけでも大きな価値があるのだ。全国の少年剣士トップクラスが集まっている。神奈川県の光龍館。東京都の昭島、上の台、千葉県、神奈川県、福井県、長野県、愛知県、岐阜県などなど。総勢800名。MとGは早々に飽きてしまって折り紙に夢中だ。だがわたしは会場の選手たちに釘付けとなって大変有意義な時間を過ごす事が出来た。小学6年生だというのに怪物のような少年がいるものなのだなぁ。世間は広い。
2015年01月10日
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洗濯物を干して、エアコンの掃除が今日の予定。だがエアコンの掃除はあすに延期だ。親方を誘って石雲院に赴く。龍門山石雲院は静岡空港の開港で一躍有名になった。だが、由緒正しく歴史ある禅寺で毎月一日に座禅会も行われている。わたしはまだ参加した事はないのだが、座禅とはいかずとも幾度か散策する度に心洗われる場所となっている。特に興味深いのは日光東照宮の陽明門を参考にして作られた山門である。美しい彫刻や放射状に広がる屋根裏の欅材はひと時を忘れしばし仰ぎ観ていたい。通勤車両の列を縫うように走り、一路山里へ向かう。古刹を包む深い森の中を散策すると心が落ち着く。参道だけでなく空港デッキや車道を含め上ったり下ったりを繰り返す。急な坂道は息が切れる。いつの間にか二人の息遣いだけが聞こえるようになると、目の前に駐車場が広がるのだ。少しづつ親方を連れ出して気分転換を図る。自然の中に身を置いて今彼は己の生き方そのものを問われている時なのだと理解して欲しい。
2015年01月09日
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午前中は軽快なリズムで汗を流した。じっとりとした脇や背中を感じながら身軽になった自身の事を想う。体重はここ4ヶ月で5kg落ちている。食事量も減らしてダイエットに努めているが何より憂鬱な空気の中での生活が功を奏している。このダイエット方法が健康的かどうかはわからない。しかし確実に体重は減ってウエストもスリムになっている。普段なら年末年始は一年で最も肉付きの良い季節なのだ。美味しいものを食べる機会は多い。食べても食べても腹が減る。運動してもなかなか効果的な代謝を生み出せない。しかしその事が人間と言う動物としての幸福を感じるものとなっていた。年末年始は喪中であった。お祝い事は極力自粛して質素な食生活に徹している。この季節に恒例の旅行は親方の病気のせいで中止。自宅に居ても親方がゴロっとしている。外出しても憂鬱な内容メールが数十件と送られてくる。そういう生活スタイルがダイエットに繋がっているようなのだ。少しは親方に感謝しよう。彼の病気はわたしのダイエットに役立っているのだ、と。
2015年01月08日
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自律神経失調症には転地療養がお薦め、だという。主治医がその言葉を発する度に“天地療養”だと思っていた。親方は小さなstudioに籠ってばかりいるので先ずは外出させ自然に触れさせてみたいと考えていた。人間は自然に触れる事で気分転換をしたり、心機一転目標を持つようになると考えていた。少なくともわたしは天地が療養してくれていると考えている。毎朝、今日は昨日とは違う今日にしたいねと言葉をかけている。そして今日の予定は?と問うのだ。だが相手からの返事はいつも同じ。ナニモ、と言ってソファに横になる。確かに主治医はリハビリ段階に入っても良いと言っているのだ。わたしは睥睨してみせた。そろそろ普段の掃除をさせてもらうよ、もう5ヶ月近くまともな掃除が出来ていない。窓を開放し埃を叩いてぞうきんがけを始めたが今日一日で全てを終える量ではない。親方がゴロゴロしているので掃除機でさえも遠慮がちだった。クリスマスツリーを片づけたのは年明けだった。そろそろいいだろうと、野外へ誘う。親方を誘って千葉山へハイキング。初詣客がいる。とはいっても標高460mほどにある古刹は下界との空気を絶ち静けさに満ちている。茶屋は満席で人々がおでんや甘酒などで長閑に楽しんでいる。前に大スギを観たのはいつだったろう。国の天然記念物に指定されているはずだ。樹齢800年の頼朝杉は既に倒木、現在はその大木で阿弥陀菩薩を作成しているそうな。わたしは喪中で神前に赴く事は赦されないが周辺のハイキングコースを90分ほど満喫した。後ろからついてくる親方を労いながら歩く。一歩一歩、ゆっくりと歩く。時々振り返りながら、わたしが前を歩くなんて珍しいねと言う。大木を見上げ、今はこの杉のあの瘤の辺りだねまだまだ天に伸びていると言う。親方は何を想って歩いているかな。少しは顔を上げるようになったかな。
2015年01月07日
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親方の病状が一向に変化する事無くとうとう年が明けてしまった。この事に一番焦っているのはばぁばである。子を想う親の気持ちがわからない訳ではない。だが、急がば回れで時間をかけて解決する事も必要なのと考える。何せこの後は不眠不休で10年間を過ごす覚悟である。もう二度と自律神経の不調を訴える事無く過ごしたい。だからしっかりと完治させねばならないのだ。けれどもばぁばが主治医を変えてはどうか、と言う。入院させれば早く治るのではないか、と考えているのだ。わたしの同伴ではらちが明かないのでばぁば自身で主治医に話したい、と言うのだ。というわけで今日は始業式を済ませた子ども達も連れて家族総出の通院となった。看護師さんが温かく迎えてくれている。ばぁばが主治医と一対一で話し合いたいと言う事は内諾を得ている。あぁ話題の患者が来た!と言う風な顔して受付カウンターの向こうで微笑んでいる。幸い子ども達はお利口だ。ばぁばと静かに待合席で座っている。まだまだ道のりは長いが、こうしてたくさんの人たちが支えてくれて親方は幸せ者である。
2015年01月06日
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ばぁばが隣町の温泉に出かけた。ステージで大衆劇場があるというから楽しみにしていたのだ。昼過ぎにわたしの携帯が鳴った。演目がとても良いので夜の部も観て帰る、というのだ。結構、結構、わたしは何度も繰り返しばぁばを労う。気兼ねない人たちとのんびりゆっくりしてくれば良い。帰ってから話を聞くと混雑した会場でトラブルがあった、そうな。大衆劇場の客席真中が空いていたので1時間ほど前から座っていたら係員がそこは予約席だと言う。周辺は予約席の札が犇めくように貼ってあったがそこだけ穴が開いていた。平謝りする支配人を相手にばぁば達は踏ん張った。こちらも代金を支払った後だから移動するわけにはいかない、というのだ。気持ちよく温泉につかり体重計に乗る。昨日と今日と変化する事のない数字にいろいろな思いが巡る。女性はかくありて常に美しさを保ちたい本能を備えている。年齢は関係ない。そしてその美しさを保つ方法としてはノンストレス、これに勝るものはない。来場者のほとんどが大衆劇場を目的にしているから浴室はたいして混雑していないのだ。時間帯によっては芋洗い状態となるがそこはストレスには繋がらない。席の確保に少々トラブルが生じてもストレスには繋がらない。お正月はお祭りなのだ。だが支配人の低姿勢と無料鑑賞券に折り合いがついたようだ。隣り合う人たちと友達になって演劇を満喫。山梨県や埼玉県などといった他県からの追っかけファンと共にひと時を楽しんだようだ。女達はたくましい。
2015年01月05日
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歯磨きの習慣が乱れると途端に歯ぐきから出血してしまう。年末年始の帝多楽な生活は不健康極まりないのだ。上の奥歯が疼きだした。奥歯というより、歯ぐきである。まさに歯周病。冬休みに入る前のT医師の言葉を思い出す。歯ぐきから出血がなくなるまで…歯磨きの正しい方法を習得しなくてはならない。母親がこのような調子だと子ども達はもっと悪い。Mは喫煙者のような黄色い歯になってしまっている。親子3人で鏡に向かって見る。似た顔が三つ、こちらを見つめている。同じように大きな口を開いて歯を磨く。新学期が始まる前に生活を整えなくてはならない。へんな顔!といってGが笑う。おい、ふざけるな!!とMがプリプリする。わたしも笑う。へんてこ三人組だ!!みんなで笑う。時計の針は21時を回っている。歯磨き習慣の次は、早寝早起き習慣を戻そう。新学期は近い。
2015年01月04日
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小さなstudioがわずかに普段の生活へ戻ろうとしている。普段の生活がどんなものなのかはわかっている。ネガティブな空気が漂い、それに焦燥感を思いながら銘々が偲び耐えるのだ。年末年始をわたしの生家に出向いていた子ども達が帰宅し、ばぁばはY伯母と温泉に出かけた。親方はいつもの姿勢でソファに横たわっている。それでも昨日とは違う賑わいを感じるのだ。最愛の子ども達がわたしの傍らにいる事。多少面倒でもやっぱりわたしは子ども達と一緒にいたい、と実感する。朝食は雑煮を食べた。小さなstudioの餅つきはすっかり嫁の役割になっている。わたしが昨年末に餅つき機をY伯母から借りた時、ばぁばは墓参に出かけていた。家内の事を任せられる嫁の幸せ、不安、不満を複雑に絡ませながら歳を重ねるのだ。この時期、誰もが同じように歳を重ねるが同じように成長するとは限らない。雑煮の味が毎日変化するように日々研さんを積むのが大事だと考える。久しぶりに子ども達がじゃれあう姿を見て親方が世話を焼く。男親と言うのはじゃれあうのと怠けるのとワガママと甘えるのと見分けがつかないらしい。母の注意を無視する子ども達に我慢しきれず一喝したが、MもGにも効き目がない。いい加減にしろ!本気で怒るぞ!!と親方が叫ぶ。子ども達は終日パジャマで過ごそうと言うのだ。母ちゃんに甘えてないでどんどん着換えろ!!と親方が叫ぶ。ところが直ぐにMが言い返してきた。父ちゃんだって母ちゃんに甘えてるじゃん!人の事言えないよ!!父も負けずに言い負かそうとする。そうだよ、父ちゃんも甘えてるよ!!じゃあ父ちゃんが甘えるの止めたらMも甘えるの止めるよ!!何だかおかしな親子喧嘩になってきた。わたしは黙ってほくそ笑む。大人ではなく子どもらが父を戒めるようになってきたのだ。子ども同士がじゃれあう時は黙っていよう。怠けている時は怠けない姿勢を示そう。ワガママを言う時は飴と鞭の両刀使いになろう。甘える時は今の時だけ、この時を大切に過ごそう。
2015年01月03日
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親方の白米にはなた豆を混ぜている。本人には内緒だ。じぃじが生前の頃はじぃじのご飯に混ぜた。だがじぃじは薬の作用からか僅かななた豆が入ってもにおいが気になったようだ。だからなた豆を混ぜるにはひと苦労したものだった。なた豆は精神抑制効果がある、そうな。最初に提案したのはばぁばである。神経に効果があるのかどうか知らないが良いと言う物は何でも試したい。何かにすがっていないと心が折れてしまいそうである。そんな訳で親方の茶碗の脇にはいつもなた豆の粉末が置いてあるのだ。粉末がなた豆だとバレてはまずい。何しろ親方は、人に何か提案されるのが大嫌いな性分だ。まして提案者が実母となるとバレたらやっかいである。ばぁばの提案で味の素のパンダの瓶に粉末を移し換えてある。これならどうみても調味料、である。炊き立てのご飯、最初に親方の茶碗に盛る。途中でなた豆を振りかける。その上にサンドイッチ状態でご飯を盛る。これなら本人も臭いが気にならないようだ。小さなstudioの女達は必死なのである。
2015年01月02日
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一年の計は元旦にあり。今日一日はポジティブに過ごしたいものである。早速、親方を海岸散歩に連れ出してみた。強風の中二人で堤防を歩く。大した時間が経過したわけではないが2~3言の会話でも空気を保てるのが嬉しい。これが恋人同士ならば立ち位置も散歩ルートも違う物になるであろう。景色だって全く違う風に目に映るであろう。リハビリだと思って散歩してみると漁港に腰掛ける老人達が妙に寂しく映る。みなそれぞれの元日を過ごしている。きっといつもより少しだけど幸せなはずだ。今年は良い一年にしよう!人々がそんな風に前向きになる一日なのである。少し心が温かくなった。強風でウィンドブレーカーのフードがばたついている。何か話しているのだが、強風で互いの声がしっかり届かない。何度も何度も聞き返す。それでも二人でクスクス笑った。
2015年01月01日
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